果物とお菓子の関係

果物とお菓子の関係を考えてみます。一言で言えばどちらも時折楽しむご褒美のようなものです。

果物は本来は自然の恵みでした。その自然の恵みに人間の知恵が加わることで、甘くて美味しい果物が出来ました。資本主義の世の中では売れない果物も作っても意味がないのですから、売れるために美味しい果物を栽培するのは当然といえば当然です。自然の恵みだった果物が資本主義の世の中で売れるように進化した結果、甘くて美味しい果物だけが流通するようになっています。ビタミンを補うことを言われますが、現代において健康の問題になる程ビタミンが不足することは考えにくいと思います。

お菓子は基本的に甘みか塩気を伴う食べ物です。砂糖や塩という密かに依存性を伴う食べ物が、資本主義の世の中で売れるように進化した結果です。今あるお菓子は多くの人達に好んで食べてもらえるように研ぎ澄まされています。

本来であれば時折楽しむご褒美のはずが、美味しいがために日常生活の一部になってしまっています。特に果物は美容と健康に良いはずと考えられ、推奨されているようです。現実には果物の食べ過ぎにより健康を害することもあるのですから、時折楽しむ程度の、ご褒美と考えるのが良いのではないかと思います。

投稿者:

呉からの風

呉の医師です。 糖質回避教の推奨者です。 様々な分野で気づいたことを掲載していきます。 怒る必要のない子育てを掲載予定です。