Amazonと楽天の違い

Amazonと楽天には違いがあります。

Amazonは欲しい物を探すには便利です。余分な情報は極力削ぎ落としてあります。あくまでも消費者にとって有益な情報を最低限提案するだけです。無駄が省かれているので、価格も安く対応も速やかです。お客さんに便利で良い物を提供しようとしています。利益の確保は事業を継続するためです。決して利益が目的ではないようです。私の提唱する『利益は企業のためならず』に近い考え方で運営されているようです。

楽天は欲しい物を探すには不向きで、買い物自体を楽しむことが好きな人には向いていると思います。検索をすると購買意欲を駆り立てるように様々な情報が散りばめられています。目的は衝動買いをしてもらうことです。更に付け加えると会社の利益を上げることが目的です。お客さんの買い物を手助けする視点が欠落しています。店舗は楽天を向き、楽天は利益を向いているようです。誤解させてでも売り上げが上がれば良いと考えているようで、ランキング1位が続出しています。在庫有りで検索しても、在庫のない商品の宣伝を見せるのは辟易します。目的を持って買い物しようとしても「衝動買いの心理」の心理を刺激し、ついで買いをしてもらうことで成り立つビジネスモデルです。衝動買いを繰り返していればいずれお金が無くなります。ふと我に返って楽天から離れてしまいます。

先日書いた損得主義で考えるとAmazonと楽天では得だと考える対象が異なるのです。お客さんの満足してもらうことが得だと考えるかお客さんからお金を引き出すのが得と考えるのかの違いから、売り上げの差は開くばかりだと私は思います。私としては日本の企業に頑張って欲しいのですが…。お金に目が眩んでいると物事の本質は見えないのかも知れませんね。

私は楽天で買い物することは無いので全く私の生活には関係無いのですが、ネット店舗という業態がいつまで持ちこたえるか個人的に興味があります。上記のことに気付いて方針を変えるのか、変わることなく淘汰されるのかに興味があります。

損得主義

人の行動を表す考え方に性善説や性悪説という考え方があります。その性善説や性悪説をこえる新しくて古い考え方『損得主義』を提唱したいと思います。そもそも善悪自体が抽象的で相対的な概念であり、多数派が善で少数派を悪と決めているにすぎません。性善説や性悪説に意味がありません。多数派が善だとすれば、人殺しすら善とされてしまいます。その人殺しを善とする結果が戦争なのです。具体的には今では平和な日本でさえも、ほんの数十年前には多くの敵兵を殺すことでほめられていたのです。今でも戦争をしている国では、多くの人を殺すことが善と考えられることでしょう。今の日本人からすれば絶対悪である殺しでさえも、人類全体でみれば善悪がつけられないのです。ましてや人が生まれつき善であるか悪となることがあるのかは一概に言うことは出来ないはずです。自分が多数派の考え方か少数派の考え方かで、他人から善や悪にされるのです。

善悪が一概に言えないのですから性善説や性悪説と分類することに大した意味はありません。人には善の一面もあれば悪の部分も潜んでいるのです。その意味合いでは性悪説の方が人間の本質に近い考え方かもしれません。性悪説は人間の本性が悪であり犯罪を犯すのは当然であるという訳ではありません。

善悪が一概に決められなければ、どのように人の行動を理解するかを考えてみると人は損得により行動すると考えるとわかりやすくなります。

損得主義

誰にでも当てはまる考え方が損得主義です。何故なら人は自分が得する行動は好んで行い、損する行動は避けるからです。この考え方はほとんどの人に当てまります。人だけでなく動物でさえも当てはまります。美味しそうなものがあれば食べますが、叩かれることがわかっていれば食べません。大人はもちろん子供でも叩かれるとわかっていれば食べないでしょう。犬や猫でさえ、叩かれるとわかっていれば食べないでしょう。少なくとも叩かれないように気をつけるはずです。叩かれてでも食べるのか、叩かれないように食べるのを諦めるのか、無意識のうちに損得を考えているのです。知恵が備われば備わる程、先々の損得を考えることが出来るようになります。逆に動物のように先々を考える知恵が無ければ、目先の得に振り回されるのです。

通常人が盗みをしないのは、損得で言えばトータルで損をするからです。捕まれば犯罪者となることはもちろん、これまで積み上げてきた信頼を失うことになるから損なのです。盗みで手に入れる物と、発覚することで失うものともバランスを考えると、盗まない方が大半の人にとってはるかに得なのです。

絶対バレない、発覚しない場合には損得が変わってきます。絶対バレないと思ってももし万が一バレることを考えると、損だと思う人は盗りません。盗られた相手が傷つくことを知っている場合にも、自分が得をするとは思えないので盗りません。

法律の限界

人は損得を考えて行動しています。目先のことしか考えられない人と先々のことを考えることが出来る人がいるだけなのです。損得主義の視点から見ると、法律に限界があることもわかります。法律とは決まりである法を守らなければ、律である罰則を与えることで犯罪を抑止します。罰則を与えられてでも、法を犯して手に入れた方が得だと考える輩が犯罪を犯すのです。

例えば脱税は税金を故意に誤魔化すことですが、見つからなければ丸儲けです。もし見つかったとしても罰金と追徴課税で済むので、損得主義に基づきお得だと考え脱税する者が後を絶たないのです。見つかっても損するのは追徴課税分と犯罪による刑罰です。これらを差し引いてもお得だと考える者は犯罪を犯す方がお得だと考えるのです。刑罰を受けるのが絶対嫌だと考える人達が法律を設計しているのですが、犯罪者が損得を考えるまでは思いもしないのです。もし損得主義に基づき法律を組み直すとすれば、脱税すると損する仕組みにすることです。脱税をして見つかれば損をするのであれば、馬鹿らしくなって誰も脱税等しなくなります。具体的には脱税額は全て没収する仕組みにするのです。更に罰金や追徴課税を課すのです。脱税は故意に誤魔化すのですですから、過失によるものとは明確に区別するべきです。もしかしたら法律を作っている人達が自分も脱税で捕まるかも知れないことを想定して、罰則を手加減しているのかもしれません。

別の視点で損得主義を考えると、土地の立ち退きも理解しやすくなります。立ち退き問題で拗れることが多いのですが、立ち退きに抵抗すればする程金銭的に得をするのです。抵抗すればする程金銭的に得をするのですから、様々な言い訳を考えて立ち退きに抵抗するのです。目的は金銭的に得をすることで、思い入れは言い訳に過ぎません。確かに思い入れがあるため立ち退きしたくない人もいるかも知れませんが、金銭が目的の人達と区別することが出来ません。損得主義の視点からは、立ち退きに抵抗すると損をする仕組みを作るのです。例えば期限までに立ち退きしてもらえたら、時間的なメリットが得られるので余分に支払うのです。逆に期限をこえて立ち退きをしなければ、時間的な損害を生じるので減額していくのです。この損得主義に基づく考え方をすれば、本当に思い入れがある人は金銭的な損失を被ってででも立ち退きに抵抗するでしょう。逆に金銭的な目的で抵抗する人はいなくなるでしょう。何故なら抵抗しても金銭的に損をする仕組みだからです。

利他主義は?

一見すると自分が損するような行動(利他主義)に見えても、自尊心が満たされるとか自己満足出来るなど他人には推し量ることの出来ない得することが潜んでいるのです。他人には理解しにくい得を見つけていると解釈するとわかりやすいかもしれません。

他人にも理解しやすいのは、金銭的な得がある場合です。逆に金銭的にメリットが得られない場合には、他人にメリットがわかりにくいだけで、何らかの得する部分があるのです。

損得主義で読み解く

脱税の話をしましたが、他の犯罪も損得主義で読み解くことが出来ます。普通の人は罰則を受けたくないため犯罪を犯すことはありません。犯罪を犯す人は犯罪を犯す方が得すると考えているのです。

嘘をつくのも損得主義で読み解くことが出来ます。普通の人は嘘をつくと信用を無くすため、嘘をつきません。しかし極一部の人は嘘をつくと得をすることを知ってしまい、平気で嘘をつくことが出来るのです。嘘をつく人がいれば、その人は嘘をつくことで得をしてきたのだと解釈すると良いと思います。

損得主義の活用法

犯罪を抑止するためにはこれまでのように罰則だけでは限界があります。罰則・刑罰を受けてでも犯罪を犯す輩が一定数いるからです。

犯罪を犯した人間がどのように得だと考えたかを聞き出して、犯罪を抑止するのです。見つからないと考えて行動しただけなのかも知れませんし、犯罪で得られる物が大きく罰則が軽いと考えて行動したかも知れないのです。

理解しにくい行動を取る人も、損得主義で読み解くと理解出来る可能性があります。わざとゆっくり仕事する人も実はゆっくり仕事をする方が得なのです。ゆっくり仕事をすることで得をした経験が、再びゆっくり仕事をさせるのです。ゆっくり仕事をしていると周囲の人が痺れを切らして代わりに仕事を片付けてくれるのです。ゆっくり仕事をしても困らない仕組みのため、ゆっくり仕事をする方が得なのです。急いだところで給料が変わるわけでもなく、仕事が終われば次の仕事を言い付けられるだけなのでわざとゆっくり仕事をしてしまうのです。

人の行動にどんなお得が潜んでいるのか考えてみて下さい。人の行動が違った景色で見えるようになるかも知れませんよ。

人が言葉を話す『意味』

人は当たり前に言葉を話しますが、言葉を使う『意味』を考えてみます。

人が言葉を話す目的は情報交換です。必要な情報をやり取りするために人間は言葉を話すようになりました。

人類と共通の祖先であるお猿さんを見てみると言葉の歴史を垣間見ることが出来ます。お猿さんは敵が来たら逃げるように合図を送ります。警戒信号とでも言うべき声を上げながら逃げるのです。敵に気付いた自分だけではなく、仲間も助けるために合図を送るのです。この合図が複雑化し言葉になりました。ちなみに進化したお猿さんは嘘をつくことが出来ます。しかしその嘘を見破ることはできません。

人類の歴史において複雑な言葉を話すようになった過程において、獲物を捕らえる狩りが重要だとされています。大きな動物を捕らえるためには大勢が一斉に襲いかかる必要がありました。最初は襲いかかる開始だけ合図すれば事足りましたが、相手が大物だとなかなか上手くはいきません。そこで狩りの手順を話し合うために言葉が発達したと言われています。

農耕が始まると狩りのために言葉を使う必要がなくなりました。次に農耕のために言葉が使われるようになりました。言葉が画期的なのは抽象的な概念を扱うことが出来るようになったことです。この抽象的な概念こそが人間が様々なことをやり遂げるのに役立っています。

人が言葉を話す『意味』

人が言葉を話す『意味』・目的は情報交換です。必要な情報は興味が湧きますし知りたいと思うのです。

情報交換ですから出来るだけ手短に終える必要方がお得です。一言で伝えることの出来る情報を伝達するために1時間もの時間を要するのは時間の無駄です。逆に膨大な情報を伝達するためにはそれなりの時間が必要です。

説明が上手な人は相手に伝わるように情報を整理し、圧縮した状態で伝えることが出来ます。話をまとめるという作業です。とにかく短時間で情報を伝える必要に迫られた人は、自然と会話の無駄な部分を削ぎ落として情報を伝えることが出来るようになります。後で振り返ってみると整理し圧縮しているとわかるのです。

回りくどい話し方をする人は、急いで情報交換した経験が少ないのかもしれません。話すこと自体を楽しんでいる側面すらあるのかもしれません。時間に追われて情報交換をした経験が乏しいのかもしれません。あたかも永遠の命を手に入れた人の振る舞いのようです。永遠の命を手に入れた人は急ぐことはありません。死なないので時間は無限にあるのです。早く行動してしまうと、次にすることをわざわざ考える必要があるのでゆっくり行動するはずです。時間を短縮する発想に乏しいのかもしれません。

人の持つ時間には限りがあります。だから時間を短縮することに意味があるのです。同じ情報交換をするのであれば、出来るだけ短い時間で行う方がお得なのです。そのためには話し手が情報を整理し、相手が受け取れるように的確に情報を伝えることが重要です。

回りくどい話し方をすると、話す方も聞く方もお互い時間が勿体無いのです。

出来るだけ手短に必要な情報を交換するために、どんな情報のやり取りするのか事前に考えて、整理し相手に伝わるように話すことが重要です。

ちなみに私は人が言葉を話すのは、魔法のようなものだと思います。他の動物から見たら言葉は魔法以外の何物でもありません。もしかしたら人間は魔法を使う神に近付いているのかもしれません。言葉が争いを終わらせることが出来、戦争をなくすことが出来る世の中になれば面白いですね。

話が回りくどいと言われた時の対処法

人から話が回りくどいと言われても、どのように対処すれば良いのかわからず途方に暮れることがありま。その対処法を考えてみます。

はっきりと物を言わない人の心理に書きましたが、大きくわけて2つ理由があります。1つのは理解出来ていないのではっきり出来ないのです。もう1つははっきり説明すると都合が悪いので、はっきりさせないのです。はっきりさせない人の対処法は上記リンクに書きましたので、今回ははっきり出来ない人について書いてみます。

話が回りくどい理由

話す内容を理解し、客観視出来ないことが原因です。物事の核心をつかんでいないため、物事の周辺を回りくどく説明し、相手に本質を読み取ってもらおうとするのです。

物事の本質を理解出来る程深く物事を考えたくない怠慢か、その能力の欠落かは人によって異なります。

話が回りくどい理由の一つに、話を物語りにしてしまう人がいます。そして話している最中に何を話しているのか忘れてしまうのです。何を話すか余り考えないまま話し始め、何を話しているのかわからなくなるのです。恐らくこれまで人と意味のある情報の交換を言葉で行ってこなかったのでしょう。会話は時間を埋めるもので、情報をやり取りするものではなかったのかもしれません。

話が回りくどい理由の一つに頭の中で理解出来ておらず、整理されていないため伝えるべき必要な情報と伝える必要のない情報が区別出来ていないのです。

対処法

頭の中を整理することが一番です。頭の整理の仕方の一つの方法として、話す内容を一言にまとめることです。少なくとも一行にまとめるのです。イメージとしてはメールのタイトルをつける要領です。話す内容を一言で伝えるのです。相手もこれから話す内容がイメージ出来るので、情報伝達がスムーズになります。一言にまとめるためには、物事の本質を理解するしかありません。

話す内容のタイトルを意識するだけで回りくどい話し方は、少しずつ改善していくと思います。

例えば『○○に関する質問です』、『○○に関する報告です』、『○○に関する相談です』などとタイトルを先に伝えるのです。

質問に対する答えであれば、『その答は○○です。何故なら〜〜〜です』のように答えます。まず一言で答えるのです。

恐らく考えをまとめる前に話し始める癖があるのだと思います。深く考える前に話し始める目的は、話を誤魔化したいのか、深く考えたくないのかどちらかだと思います。深く考えるようにしない限り、回りくどい話し方は改善出来ないと思います。

良かったら試してみてください。

糖質を使う発想

糖質は食べないに越したことはないようです。何故なら様々な害を引き起こすからです。肥満はもちろん2型糖尿病各種アレルギー、自己免疫性疾患や慢性感染症なども引き起こすようです。その証拠に糖質を控えるだけで簡単に症状が失くなります。

糖質を食べることで問題を引き起こすメカニズムはまだわかりませんが、状況証拠から考えると血糖値が関与していることは間違いなさそうです。血糖値が下がらなくなることが問題の糖尿病はもちろんですが、他の病気も血糖値が関与しているようです。

血糖値は糖質を食べることで上昇します。逆に糖質を食べなければ必要以上に上昇することはありません。かといって糖質を食べないことで血糖値が下がれば、タンパク質を消化したアミノ酸から糖を生み出すことが出来るので問題ありません。これが糖質を無理に食べる必要がない根拠です。

糖質を食べなければ通常なら血糖値は上昇しないはずですが、強いストレスや悩みごとなどがあるとストレスホルモンの影響で血糖値が上昇してしまうことが考えられます。糖質を食べないのに血糖値が上昇してしまうのです。生理前にニキビが出来やすいことを考えると、女性の方の場合生理前には血糖値が上昇している可能性が考えられます。

糖質を食べなければ血糖値は上がりませんが、下げることが出来ません。血糖値を下げるためには糖を使うしかありません。激しい運動をする必要はありません。歩くだけでも良いはずです。

食べ方と運動の勧め

糖質による害でお悩みの方は糖質回避がお勧めですが、上手くいかない場合には歩くことをお勧めします。運くことにより糖を消費することを考えますと、朝昼は糖質を多少食べても糖が使われる分血糖値の上昇は抑えられるはずです。逆に夕食を食べた後で動かないため、糖が消費されず朝昼に比較して血糖値が上昇してしまう可能性が考えられます。

糖質を食べないに越したことはありませんが、糖質を食べるのであれば動くことで多少でも消費される朝昼に食べる方が夕食で食べるよりお得なようです。糖質を食べるのであれば、歩くだけで良いので運動することだと思います。暑くも寒くもないショッピングモール内をお散歩することがお勧めです。

うつ病の人に提案

動くことで糖を使うという発想は知人からうつ病の人がいて悩んでいる相談から生まれました。糖質回避は以前からお伝えしていましたが、症状が良くないことから運動により糖を使うことを提案してみました。

一説によるとうつ病は小麦のタンパク質グルテンが原因の一つだそうです。私は糖質が原因だと思います。引き金は糖質を食べることで血糖値が上昇し、ストレスにより血糖値が下がらなくなることが考えられます。血糖値は血中のブドウ糖濃度のことですが、血中のブドウ糖が多くなるとタンパク質と結合し糖化産物というものが出来ます。この糖化産物が脳内で産生されてしまうことで脳の働きが妨げられるようです。ノイズ・雑音のように考る邪魔をしてしまうのです。私は糖質を食べると考えがまとまらなくなるので、平日は糖質を食べないようにしています。うつ病の原因が血糖値だと仮定すると、歩くだけでも病状が改善するかもしれません。

ストレスホルモンにより糖質を食べなくても血糖値が下がらなくなるので、改善しない可能性があります。そこで糖を使うという発想で歩くことで糖を消費し、血糖値を下げて症状の改善をはかるのです。

まだお一人試してもらっているだけですが、これまでは仮説通りに改善する方が多いので、運くことで糖を使う発想で改善が期待出来るのではないかと思います。軽い運動による害は考えにくいのでダメ元で試してみる価値はあると思います。

ダイエットで糖質回避をしてもなかなか体重が落ちない人も、少しずつで良いので歩いてみることをお勧めします。良かったらお試しください。

理由を聞くから嘘をつく

日常生活において理由を求められる場面がよくあります。

新たに行動する場面でもあえて行動しない場面でも、何故と良く聞かれます。多くの人が理由を求めるのです。

理由を聞いても意味がない

理由を聞いても、判断した根拠ではなくて相手が受け入れてくれそうな理由を探すだけなのです。つまり言い訳を探すだけです。適当な言い訳が見つからないとバレない程度の嘘をつくのです。理由を言っても解決されてしまうと、別の理由を持ち出します。正に言い訳に過ぎない証拠です。

理由・原因を聞くことに意味がないもう一つの理由は、人間は機械ではないからです。機械であれば人間が作り出したものですから、上手く機能しない原因を探すことに意味があります。人間は自らが作り出したものではないので、原因や理由を探しても意味がないのです。その場その場の様々な状況やちょっとした感情により理由や原因は簡単に変わるのです。

理由ではなくて目的を聞く

理由を聞いても本当の根拠と、後付けで探した言い訳との区別が困難です。根拠を聞くことに意味はありますが、言い訳を聞いても意味がありません。そこで行動の目的を聞くのです。

人の行動には必ず目的があります(目的論)。その目的を明確にすれば言い訳出来ません。理由のようにすり替えることが出来ないのです。

最低賃金の引き上げよりも得な仕組みを

最低賃金を引き上げることが一部で叫ばれています。最低賃金が上がれば企業の合理的判断が起こり、機械化が進むだけだと私は思います。賃金に見合うだけの仕事ではないと企業が判断すれば、最低賃金が上がっても仕事が無くなるのです。

最低賃金が時給1500円程度に設定されている国や地域がありますが、人件費が高いと判断されれば機械化が急速に進むと思います。

最低賃金を引き上げると労働生産性の高い業種も労働生産性の低い業種も関係なく全ての労働者の賃金を上げることになります。労働生産性が低い業種にとっては酷な仕組みです。

一つの提案ですが最低賃金の引き上げよりも、労働者に賃金を支払う方が得な仕組みを考えてみてはいかがでしょうか?別に今でも労働者に最低賃金をこえていればいくら賃金を支払っても良いはずです。しかし企業が賃金の支払いを抑えるのは、賃金を支払うと利益が減るからです。それなら賃金を支払うと企業の利益が増える仕組みを作り出せば、最低賃金を引き上げるより効果的だと思います。つまり労働者に賃金を多く支払う方がお得な仕組みを作り出すのです。

具体的には、労働者に支払った賃金の倍額とか3倍額の経費を認めるなどです。現実的には抜け道を塞ぐ必要はありますが、労働者に賃金を多く支払うと得する仕組みを作り出せば多くの問題が解決する可能性があります。労働者思いの会社が得する仕組みは、理にかなっていると思います。

税金を多く支払うくらいなら労働者に還元しようという考え方です。最低賃金を引き上げるよりも面白い仕組みだと私は思います。

糖質の怖さ 美味しさという甘い罠

糖質の怖さについて考えてみます。怖さには人間の身体に害を与えることと美味しさ故にやめられないという2つの意味があります。

糖質による害

私は日頃糖質は食べないようにしています。当初の目的はダイエットでした。体重が落ち標準体重になった時点で糖質を食べても良いはずですが、ダイエット以外にもメリットがあることに気づきました。

睡眠の質が良くなるのです。逆に言えば糖質、特に甘いものを食べると寝付きにくくなります。糖質を食べて眠れないことを何度か繰り返していたので、控えていました。しかし最近では糖質を食べても眠れることもあるので油断していました。昨日糖質を大量に食べると眠れなくなりました。疲れ過ぎていたのもあるかもしれませんが、何時もなら数分で眠るのになかなか寝つけませんでした。結局朝方まで寝つけませんでした。不眠の原因の一つだと私は思います。少なくとも私の場合間違いありません。

糖質の害は他にも多々あります。各種アレルギーや自己免疫性疾患、2型糖尿病や高血圧などの病気を引き起こすことです。

糖質の美味しい罠

糖質の怖さは、糖質依存ではなくても、美味しさ故に一旦食べ始めると止まらないことです。何故なら美味しいからです。美味しさそのものが魅力的で食べ過ぎるように誘惑するのです。増してや糖質依存であれば、強い空腹感という禁断症状があるのでそもそも食べないことが困難です。糖質の怖さの本質はその依存性です。更に怖いのはその病的なまでの依存性を多くの人がまだ知らない知らないことです。

糖質は嗜好品と考える

糖質を必需品と考えている人は、糖質を控えるように伝えてもなかなか理解してもらえません。成長において糖質依存により糖質を大量に食べる方が体格の面で有利な可能性はあるものの、少なくとも生きる上での栄養の面では無理に糖質を食べる必要は無さそうです。であるならば、糖質は主食ではなく嗜好品と考えると身体の害を避けることが出来ます。

たまに食べる贅沢なご褒美だと考えましょう。贅沢なものを毎日食べると病気になるのは当たり前のことかも知れません。

そろそろ人類は食べ方を考えるべき時に差し掛かっていると思います。糖質回避という考え方がお勧めです。少なくとも先進国では糖質を主食として大量に食べるともったいないと私は思います。もったいない理由は改めて書きたいと思います。

騙される人と騙されない人の違い

騙される人と騙されない人の違いを考えてみます。

騙される人と騙されない人の違い

騙される人は物事を知らないのです。少なくとも正確な知識が足らないのです。そして欲のある人です。騙されない人は物事を知っています。そして欲が無ければ騙されません。

騙そうとする人は知識の曖昧なところをついてきます。そして欲と絡めて騙すのです。

騙される人

基本的に騙される人は知識が足らず、欲がある人ですが、自分は騙されないと思い込んでいる人も騙されることがあります。自分はしっかりしていると思い込んでいるのです。

騙されるのは正確な知識が足らないことをつかれるのですが、自分と知識が足らないことを知っている人は騙されないのです。自分は知識があると錯覚している人が騙されるのです。特に最近はネットで簡単に調べるこもが出来るので、知識が足らないことを認識出来ない人も多いようです。

物事の真偽を見極めるための知識が足らない人が騙されるのです。厄介なのは知識が足らない自覚がない人が多いことです。

欲がある人が騙されやすいのは、欲により真偽を見極める目が曇るからです。得をしたいがために多少のリスクをとってでも行動してしまうのです。欲により何かを手に入れようとして、詳しく知らないことに手を出してしまうのです。この時利用されることが多いのが「衝動買いの心理」です。今手に入れないと損だと思い込まされるのです。欲に振り回されることが無ければ、騙されにくくなります。

騙されない人

騙されない人は物事の仕組みを理解している人です。騙そうとして騙す仕組みを考えてあっても、余程頭の回る人でなければ何処かに矛盾点があるものです。理にかなわない部分があるはずなのです。

例えば儲かるから教えてあげると言われても、人に教えた時点でその人の儲けが減るはずなのでわざわざ善意で教えるはずがありません。教える目的は別のところにあるはずです。

お金の動く理由がわからない場合には、手を出さない方が無難です。例えば無料ゲームの儲けが出る仕組みを知らないと、いつの間にか課金額が膨れ上がることになるのです。

欲のない人も騙されることは少ないでしょう。損をしても別に良いと思っている人は、得や損を引き合いに出されても心が動かないのです。だから騙される可能性は低いでしょう。

騙されないために

とにかく物事の仕組みを知ることです。例え行動しないことで損をするとしても、仕組みのわからないことには手を出さないことです。騙そうとする人は得や損を引き合いに出して、不安を煽ることで冷静な判断する余裕を奪います。仕組みを知ってから行動を変えても遅くはありません。仕組みを知る前に行動してしまうと、取り返しのつかないことになるかも知れません。

騙そうとする人は時間を区切って焦らせます。目的は冷静な判断する余裕を奪うことと、「衝動買いの心理」を刺激することです。

一つの有力な対策は人に相談することです。相手が前もって人に相談をさせないように仕向けていると、騙そうとしている可能性が高いと思います。何故なら騙そうとしていなければ、人に相談されても問題ないはずたからです。相談されると騙しにくくなるので嫌がるのです。

前もって知っておくに越したことはありませんが、知識が少しでも足らないと思えば、第三者に相談することだと思います。このことに気をつけるだけで、格段に騙されにくくなると思います。

様々なブームの起こる理由

様々な物事でブームが起こります。お金の使い方のブームがバブル経済を引き起こしましたし、健康ブームが偏った消費を引き起こし品切れを起こしました。

何故ブームは起こるのでしょうか?ブームの起こる理由は「衝動買いの心理」が関係ありそうです。衝動買いの心理とは、商品の価値を本来の魅力以上に錯覚してしまい、今買わないと手に入らないと焦ってしまうことでつい買ってしまうのです。ブームが起こるのはこの「衝動買いの心理」がみんなに起こることで、慌てて行動してしまうのです。「衝動買いの心理」の際に問題となるのは、錯覚と思い込みにより冷静な判断が出来なくなることです。ブームも錯覚と思い込みにより冷静に判断される前に行動してしまうことが原因です。

ブームの元は、今行動しないと損をするという思い込みの連鎖により起こります。ブームに乗って行動して後で後悔するのは、冷静な判断をしていないからです。「衝動買いの心理」から抜け出し冷静に判断すると、何故ブームに乗ったのかわからないため後悔するのです。考えて行動したつもりで、「衝動買いの心理」により錯覚に陥っていたのです。

安易にブームに乗らないために冷静に判断することが大切です。簡単な対策は「衝動買いの心理」の対策と同じで、行動を決める前に10分待ってから改めて考えることです。魔法が解けたように10分経つと冷静に考えることが出来ます。10分間は別のことを考えることをお勧めします。考え続けて10分経っても錯覚から抜け出すことが出来ないからです。

人々がブームに踊らされないために、「衝動買いの心理」の対策を広めると良いと私は思います。衝動買いが全く無くなると景気は一時的に悪くなるかも知れませんが、無駄が無くなるためお金の使い方が上手になってみんなが幸せになると私は思います。