一時期の私は糖質に対する依存の診断基準を完全に満たしていました。
自分が太っていたのは依存なんだと知ると非常に衝撃を受けました。
昨年11月に本を読んでいて気づきました。
幸い日常生活に支障をきたすほどの病的な依存ではありませんでした。
学生時代は依存という概念自体知りませんでしたし、依存しているなどと思いもしませんでした。ただ楽しいから行動しているだけだと思っていました。今考えるといつからか、やらないといけないという強迫観念に追いまわされていたと思います。
その時は自分自身で気づくことはできませんでした。
働き出してからアルコールに対して依存しているか自分で疑ったことはありますが、仕事の合間に飲み始めるほどではなかったため違うだろうと楽観的に自己判断していました。今当時の自分のことを診断基準に照らし合わせるとアルコール依存だったことがわかります。幸い私は仕事に支障をきたすほどの病的な依存にまでは陥りませんでしたが、仕事に支障をきたすほどだと入院の適応なのかもしれません。
ただ楽しんでいるだけだと思っていました。一度はまると一つことにのめり込むなとは思っていましたが、今振り返るとゲームもパチンコも買い物や外食も依存状態でした。
依存が引き起こされる理由
自分が陥ったので反省を込めて、最近得た『知恵』を使って振り返ってみました。
溺れるかもしれないので泳いで渡るか躊躇しています。
脳は無理してでも食べた方がお腹いっぱいになれるため、自分自身を騙します。
美味しそうな果物を見た目以上に大きく魅力的に感じる魔法をかけるのです。
(一種の錯覚、勘違い。自己暗示のようなものだと思ってください)
そこで川に飛び込んで果物を食べることに成功します。
衝動買いのメカニズム
一目見て欲しくなります。
頭の中で魅力が駆け巡ります。
どんどん魅力が増大するドーパミンの魔法がかかります。
冷静な判断は無理です。
何しろ昔は溺れるかもしれない程の命がけでも、川を渡るほどの魔法なのですから。
結果として何故買ったかわからないものが家にいくつもある状態に陥るのです。
一度欲求が膨らんで手に入れたものや経験は、忘れられません。
そして一度経験したことは慣れてしまうので、同じ喜び・ドーパミンを得るために欲求がエスカレートしてしまうのです。
ゲームにはまっていましたが、はまるという現象は今振り返れば依存だったのだと思います。
パチンコはお金を得ることもありますが、大半が失うことになります。冷静に考えれば誰にでもわかることですが、
今振り返ればわくわくするドーパミンを放出する仕掛けがあちこちに散りばめてあります。
冷静に考えればただの娯楽なのですが、やらないといけないと自分自身で思い込んでしまう強迫観念にかられるのも自分自身の脳が騙しているのだと思います。
依存の対策
スイッチを切り替えることができる方法をさがします。
今ならゲームやパチンコをしても脳が騙されるだけであり、時間がつぶれる以外得るものがないので最初からしないのが一番だと理解しています。
気分転換という意味はあるとは思います。
一度はまってしまっているとすれば、10分我慢すれば欲求が減るらしいので10分をやり過ごすために、気を紛らわせる方法を探します。