一説によると人工甘味料を摂ることでかえって太ってしまう人がいるそうです。
私が読んだのは人工甘味料を含むジュースを飲むとかえって太ってしまうという話です。その話には理由や解釈は書いてはありませんでしたが、人工甘味料入りのジュースによる太るという事実が書いてありました。
にわかには信じがたい事実ですが、事実だとすればと考えてみました。理屈自体は人工甘味料のジュースにより太る理由(仮)に書きました。恐らく人工甘味料により太る人と太らない人がいると思われるため、その違いを考えてみたいと思います。
詳しくは人工甘味料のジュースにより太る理由(仮)に書きましたが、人工甘味料では理論上は太らないはずです。何故なら人工甘味料は人間の身体には栄養にならないからです。人工甘味料を摂ることで太ることが事実だとすれば、何らかの太ってしまう仕組みが働くはずです。そもそも人類が太ってしまうのは糖質依存による糖質の過剰摂取です。であれば、その糖質の過剰摂取の引き金を人工甘味料が引いてしまうと仮定する人工甘味料によって太る可能性も理解できます。であれば、太る人は糖質依存の人で、しかも人工甘味料によって糖質の過剰摂取が引き起こされる人のようです。
糖質依存
糖質依存とは糖質中毒のことで、糖質を食べることに依存してしまう状態です。自分で摂取量をコントロールすることが出来ない状態のことです。糖質に騙されてしまうことで、糖質を食べすぎてしまうと理解しやすいようです。ちなみにみんなが気づいていないだけで糖質依存・糖質中毒には強い空腹感という禁断症状まであります。禁断症状の証拠は、空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚を経験することです。禁断症状でないと仮定すれば、食事をするまで空腹感は持続するはずです。時間の経過とともに空腹感が軽減することが禁断症状の証拠です。
糖質の過剰摂取
人は自分の意思で行動しています。しかし様々な物事に操られていることがあるのです。その一つが依存という心理状態です。依存対象によって操られてしまっているような状態です。元々は人類が生き延びるために有利に働いた衝動買いを引き起こす心理が、先人の知恵の結集により生存することに困らなくなった現代社会において様々な依存という問題を引き起こすようになったのです。その糖質依存の心理が糖質による過剰摂取を引き起こしてしまいます。元々は食べ物を得ることが困難だった太古の昔、次にいつ食べることができるかわからなかったことから、無理をしてでも今食べるように脳が促すのです。糖質依存の状態では、胃の中に物理的に入りきらなくなるまで食べ過ぎてしまうのです。
人工甘味料を摂ることで糖質を摂りすぎる理屈
日頃から甘い砂糖を摂るこのに慣れている人は、甘いものを摂取した時点で条件反射により血糖値を前もって下げるようにインスリンが分泌されるのかもしれません。ちょうど日頃糖質を食べることに慣れていると、糖質を少量食べると続いて大量に食べると脳が錯覚してインスリンにより血糖値をあらかじめ下げようとする、糖質を少量食べると余計お腹が空く仕組みと似たような仕組みが働くのかもしれません。
日頃甘いものを食べている人は人工甘味料を脳が錯覚し、条件反射によりインスリンを分泌してしまうのかもしれません。この仮説の一番の証明は人工甘味料を摂ることで血糖値が下がるかどうかの確認ですが、今のところまだ確認できてはいません。次善の策としては、人工甘味料を摂ることでお腹が空くかどうかです。禁断症状が誘発されるようであれば状況証拠としては十分でしょう。
血糖値の関連ははっきりとはわかりませんが、もしかしたら人工甘味料を甘味として感じたにも関わらず、身体に糖が入ってこなければ反動で余計食べたくなる心理状態が引き起こされてしまうのかもしれません。
人工甘味料で太る人
・糖質依存の人
・日頃から砂糖を多く摂っている人(糖分依存)
もしかしたら糖質依存だけでは人工甘味料を摂っても太らないかもしれません。日頃から甘いものを食べている糖分依存の人が人工甘味料を摂ると、満足できず結果として本物の糖質を食べすぎてしまうのかもしれません。
人工甘味料で太らない人
・糖質依存ではない人(禁断症状である強い空腹感を感じない人)
・日頃甘いものを食べない人
あくまでも私の頭の中で仮説なので現実には糖質依存や糖分依存でなくても、太る人がいるかもしれません。いずれにしても食べ方には注意しましょう。少なくとも日頃糖質を摂らなければ、人工甘味料を摂っても太るとは思えません。
そして害があるかどうかはわかりませんが人工甘味料に依存しないように注意しましょう。