ニキビ痕の赤みの治し方

ニキビ(尋常性ざ瘡)の痕は赤くなり、なかなか治りません。
ニキビ痕の赤みは少し前までは美容皮膚科でレーザーで血管を焼灼するしかありませんでした。

今では糖質の食べ方に気を付けるだけで簡単に治すことができます。
考え方としては糖質回避です。
ニキビ痕の病態はケロイドや肥厚性瘢痕と同じようです。傷が治る際の創傷治癒細胞に対する自己免疫反応のようです。他の多くの自己免疫疾患同様が糖質回避により改善が期待できます。逆に言えば糖質を摂り過ぎているから治らないようです。糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種なのか、一度に限らず糖質摂取を頻回に繰り返すことで発症するのかはまだわかりません。少なくとも糖質を控えなければ何年も赤いままであることは紛れもない事実のようです。
恐らく一度に一定量の糖質を摂ることで自己免疫反応のスイッチが入るため、糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種だとは思います。ただしアトピー性皮膚炎やニキビのように一度だけの糖質の摂り過ぎで発症する、狭義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とは異なり、一度に糖質を摂り過ぎることの繰り返しで起こる広義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とでもいうべき疾患のようです。
病態を考えると、血糖値の一時的な上昇により自己免疫反応の引き金を引くようです。血糖値の一時的な上昇がなくなることで、自己免疫反応が引き起こされなくなり、既に起こってしまっている自己免疫反応が収まると赤みがひいてくるようです。
自己免疫反応を避ける食べ方は、病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

ニキビ痕が治るまでの期間

ニキビ痕が盛り上がりのない多少の赤み程度であれば数週間の糖質回避で改善が期待できますが、盛り上がる程の強い炎症であれば数か月の時間を要すこともあります。
盛り上がる程のニキビ痕であれば、盛り上がりがなくなり赤みがなくなるまで主食をやめてしまう方が早くよくなってお得だと思います。
今でも糖質回避によりニキビ痕が改善することを知らなければ、レーザー治療しか治す手段がないと思われている人も多いでしょう。保険適応のないレーザー治療に何万円ものお金を支払うことを考えれば、何万円分かの糖質の我慢と考えればお得だと私は思います。
おまけで痩せることもできます

2・3週間経ってもニキビ痕の赤みが改善しないのであれば、まだ糖質が多い可能性があります。少なくともニキビが新生しているのであれば、糖質を一度に食べる量が多い警告を身体がしてくれているのです。ニキビ痕の前にニキビの出来ない糖質量に控えることをお勧めします。

小さいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ注意報、大きいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ警報です。注意報や警報が出ている状態ではニキビ痕も治りません。病気を避ける理想の食べ方を参考に、出来れば主食をやめるようにしてみましょう。ただし既に糖尿病で治療中あるいは腎臓疾患、肝臓疾患にて食事制限のある方は食べ方に注意が必要です。主治医の先生に相談してみてください。

 

糖質一度に食べ過ぎ症候群の病態(仮説)

先日発表した糖質一度に食べ過ぎ症候群の病態、病気の起こるメカニズムの仮説を考えてみました。基本的には約2年前に書いた糖化産物による免疫機能の異常が原因だと考えています。その後様々な情報が蓄積できましたが、やはり糖化産物によるものと考えて矛盾しない状況です。糖化産物とは糖とタンパク質が不可逆的に結合するものです。熱を介して糖とタンパク質の結合はメイラード反応と言われ、食べ物を焼くと色が変わる反応です。例えばパンに焼き目がつくのも、肉が焼けるのもメイラード反応の一種です。熱の有無に関わらず糖とタンパク質が結合する反応が糖化反応で、糖化産物の生成量は糖の濃度に依存すると考えられます。血糖値が上昇することで糖化産物が多く作られるはずです。多数作られた糖化産物の中で免疫に働きかけ、人体に害をもたらす反応が起きている可能性を考えています。
もしかしたら糖そのものが免疫細胞に働きかけるメカニズムがある可能性は否定できません。いずれにしても糖が原因であり、一時的な血糖値の上昇が引き金・トリガーになっていることは間違いなさそうです。糖化産物が絡んでいるかどうかはいずれ解明されると思いますが、現在ではまだわかりません。

繰り返し血糖値が上昇した結果生じる2型糖尿病も糖質一度に食べ過ぎ症候群に含めても良いのかもしれません。一度に糖質を食べなければ血糖値が上昇しないからです。3食ではなく6食あるいは9食など小分けで食べるのであれば、2型糖尿病すら治る可能性が考えられます。

糖質一度に食べ過ぎ症候群を引き起こす血糖値以外のもう一つの病態を考えています。ここで書く糖化産物はブドウ糖がタンパク質に結合する糖化産物を想定し、ブドウ糖濃度である血糖値が目安になると考えています。しかし砂糖(ショ糖)を多く含むものや果糖を多く含む果物を食べた際に、ニキビなどを生じることが多いようです。砂糖はブドウ糖と果糖の結合したものです。つまり体に入るとブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖の血中濃度は血糖値と言われます。血中の果糖の濃度は通常問題にされることはありません。何故なら果糖はブドウ糖の約10倍糖化反応を引き起こしやすく生体への毒性が高いため、肝臓でブドウ糖よりも優先して代謝されます。そのため血糖値のように血液中に絶えず存在する訳ではないためです。果糖の摂り過ぎによる病気が糖質一度に摂り過ぎ症候群の中に隠れている可能性が否定できません。通常の糖質と果糖の摂り過ぎの違いにより病気が異なるかどうかを見極めるためにはもう少し時間がかかりそうです。

糖により免疫機能異常が引き起こされる

糖質一度に食べ過ぎ症候群は免疫機能障害が病気の本態のようです。免疫機能障害には二つ起こります。一つは免疫不全、一つは自己免疫です。免疫不全は本来働くべき免疫が働かないものです。自己免疫とは本来働いてはいけないはずの自己細胞に対する免疫障害です。身体をウイルスや細菌感染、癌細胞から守ってくれる免疫は無数の敵に対応するため、すべての組み合わせを作ってから自分の身体の細胞の分のスイッチだけ切る仕組みが採用されています。自分の身体の細胞の免疫スイッチを切り忘れたのが自己免疫です。
スイッチのオンとオフと考えるとわかりやすいと思います。本来は働かなければならないものが切れている(オフ・免疫不全)ものと、本来働いてはいけないものが働いている(オン・自己免疫)のです。本来働くべきスイッチのオンとオフが入れ替わっているのです。一見関係のなさそうな病気の本質が実は免疫の働き方の表と裏なのです。

自己免疫性疾患

例えばアトピー性皮膚炎では本来切れているべき皮膚細胞に対して自己免疫が働いてしまいます。皮膚細胞が攻撃され傷んでいるので汗が刺激になり悪化します。汗は悪化因子に過ぎません。花粉症では鼻や目の粘膜の細胞に対して自己免疫が働いてしまいます。粘膜細胞が攻撃され傷んでいるため、花粉に対して反応してしまうのです。花粉は悪化因子にすぎません。悪化因子ですから汗や花粉により症状は悪化します。仮に原因だとすると、汗や花粉がある限り治るはずがありません。しかし現実には糖質を控えることで症状は出なくなります。何故なら糖質による自己免疫に過ぎないからです。この病態からすると自己免疫性疾患も俗にいわれるアレルギーも病態は全く同じで、自己免疫のターゲットが外界に接する細胞か否かというだけのことです。外界に接する細胞は刺激を受けているため、悪化因子と反応しますがその悪化因子をアレルゲンとして原因のように錯覚しているに過ぎません。病気の正体は糖質です。

免疫不全

免疫不全の一つはウイルス感染によるイボ(尋常性疣贅)です。無数にある免疫の中でウイルスに対する免疫だけがピンポイントで免疫不全を引き起こした結果イボを発症するようです。糖による本来ピンポイントの免疫不全の数が増えて易感染性として認識されるようになるのが、糖尿病における免疫不全の病態のようです。
ピンポイントの免疫不全が癌細胞に対して起こってしまえば癌を発症するのです。幸い癌は様々な免疫の組み合わせにより阻止するため簡単には発症しませんが、偶然免疫不全がいくつも組み合わさってしまうと発症してしまうようです。逆に考えれば糖質を控えることで免疫不全が重なる可能性が低くなるため、癌を発症しにくくなるはずです。糖質を摂ると発症頻度が上がるのは、糖質を摂り過ぎた結果発症する2型糖尿病の患者さんに癌の頻度が高いことが示唆しています。癌についての仮説は改めて詳しく書きたいと思います。

糖質一度に食べ過ぎ症候群の根底にあるもの

糖質一度に食べ過ぎ症候群は糖質依存の一症状、つまり糖質依存症の一種なのかもしれません。糖質依存のため自己抑制がでず、糖質を一度に食べ過ぎるのです。自分ではコントロールできなくなることが特徴です。病気になるとわかっていてもやめられないのが依存の心理の怖いところです。糖質依存は禁断症状まであるのが特徴です。我満出来ない強い空腹感が禁断症状なのです。強い空腹感を我慢しているとピークを越えるのが禁断症状である証拠です。
出来るだけ糖質を回避するという考え方、糖質回避という考え方がお勧めです。無理に人に勧めるようなものではありませんが、糖質回避を信じてくださった方は健康になっていきます。病院に行かなくてすむようになったため人生が変わった人も何人かおられます。

糖質依存を抜け出し方は糖質を少しずつ減らすのではなく、食べるか食べないかです。糖質を少し食べると余計食べたくなるため、3食の糖質を少しずつ減らすと我慢の度合いが強くなります。3食のうち1食・2食と糖質を食べないようにし、おかずだけ食べるようにするのが糖質依存から抜け出しやすくなります。

糖質一度に摂り過ぎ症候群

少し幼稚な命名かとは思いますが、患者さんにわかりやすい表現のため糖質一度に食べ過ぎ症候群という症候群を提唱したいと思います。糖質一度に食べ過ぎ症候群とは原因を埋め込んだ命名で、糖質を一度に食べ過ぎることで発症する病気すべてを含む幅広い疾患概念です。まだわかっていないものも含めて無数にあると私は考えています。もしかしたら病気と認識されているものの7割~8割は糖質一度に食べ過ぎ症候群なのではないかと考えています。既に患者さんには説明に使っています。(通常病名は医者同士で情報交換するために使われますが、糖質一度に食べ過ぎ症候群は、患者さんに受け入れてもらって食べ方を工夫するだけで改善が期待できるため医者と情報交換する必要はないと考えています。)

何故一度に食べ過ぎかというと小分けで食べれば症状が出にくいからです。一度に糖質を沢山食べた際に症状が翌日には出てしまいます。因果関係が理解しやすい病態のものを糖質一度に食べ過ぎ症候群として定義したいと思います。
現時点で因果関係がはっきりしているのは、アトピー性皮膚炎とニキビです。全員に当てはまる病態かどうかは検討の余地がありますが、これらの多くは間違いなく糖質一度に食べ過ぎ症候群です。糖質を一度にたくさん食べると遅くとも翌日、早ければ2・3時間で症状が出現します。これまでみんなが気付かなかったことが不思議なほどほどはっきりとした因果関係があるのです。糖質を一度に沢山食べて、4・5日と少し遅れて出る乾燥肌も糖質一度に食べ過ぎ症候群の一つです。

病態は似ていると考えられる、糖質による他の病気も糖質一度に食べ過ぎ症候群に入れることができると思います。例えば花粉症などのアレルギー性疾患も糖質一度に食べ過ぎ症候群としても良いのではないかと考えています。他にも食べ過ぎたことですぐに発症するわけではない円形脱毛症や尋常性白斑などの自己免疫性疾患イボや水いぼなどの慢性感染症なども、糖質を一度に食べ過ぎることを繰り返す結果生じていることが考えられます。糖質を食べ過ぎないことで改善している人たちがいることがその状況証拠です。もしかしたらこれらの疾患は糖質の一回量ではなく、トータルの量に影響があるのかもしれません。現時点では糖質一度に食べ過ぎ症候群なのか糖質食べ過ぎ症候群なのか確かなことは言えませんが、私は血糖値の急上昇による糖化産物により病気が引き起こされる仮説を考えているため、これらの疾患も糖質一度に食べ過ぎ症候群なのではないかと考えています。

実は糖質を控えることで改善する2型糖尿病も糖質一度に食べ過ぎ症候群に入れても良いのではないかと思います。何故なら糖質を一度にたくさん食べることで血糖値が急上昇し、血糖値の急上昇を繰り返すことで結果として血糖値が下げられなくなる病態だからです。少しずつ小分けにして何回にも分けて糖質を食べることで血糖値が上がりにくくなるため、2型糖尿病を発症しにくくなると考えます。つまり3食で食べる食事を1回量を減らして回数を増やす、具体的には半量にし6回食で食べるようにしてしまうのです。3食を6食が難しいといっても、デザートを食べていればそのデザート分を時間をあけて食べるだけで一度にデザートも食べていた3食が、通常の食事3食プラスデザートを時間を空けて食べる3食で計6食にすることができます。これだけで血糖値の急上昇が抑えられ、2型糖尿病にはなりにくくなるはずです。

糖質一度に食べ過ぎ症候群は糖質に関わる病気すべてを含む症候群で、後天的(生まれつきではない)な免疫に関わる病気全てに当てはまる可能性のある限りなく壮大な症候群だと私は考えています。
もしかしたら癌すら糖質一度に食べ過ぎ症候群の一種かもしれません。突拍子もない発想ですが、前癌病変である異形成は2人程糖質の食べ方で改善していますから、あながち全くの出鱈目ではないと考えています。前癌病変に効果があるのであれば、より免疫が働くはずのガンでも効果が期待できると私は考えています。
現時点でアトピー性皮膚炎は糖質を一度に食べ過ぎると数時間で痒くなり(糖質一度に食べ過ぎ注意報)、翌日には赤くなります(糖質一度に食べ過ぎ警報)。ニキビは糖質を一度に食べ過ぎると早ければ数時間遅くとも翌日には赤くなります。糖質を一度に少し食べ過ぎると小さいニキビ、糖質を一度に多く食べ過ぎると大きなニキビになります。乾燥肌は糖質を一度に食べ過ぎると4・5日してから乾燥するようです。ちょうど日焼けの後時間差で皮が剥けてくるのと同じ病態のようです。

糖質一度に食べ過ぎ症候群という病気の捉え方。もしよかったら受け入れてみてください。様々な病気を避けることが出来るようになるかもしれません。

ちなみに糖質を一度に食べ過ぎてしまう理由は糖質依存により自己抑制できない状態の可能性があります。多くの人が糖質に依存状態で、立派な禁断症状まであるのです。良かったら自分自身が糖質依存状態ではないか考えてみてください。もし糖質依存の状態であれば糖質回避という考え方で糖質依存から抜け出す方がお得だと私は考えています。

2017.7.17追記
既にカテゴリ名は変更していましたが、タイトルを糖質一度に摂り過ぎ症候群に変更しました。変更の目的は食べ物だけではなく糖質を含む飲み物でも発症する可能性があるからです。そのため食べ物・飲み物すべてを含む表現として糖質一度に摂り過ぎ症候群と名称を変更しました。

病気を避ける理想の食べ方

病気を避けるための理想の食べ方の提案です。(この食べ方は2017年版なので、最新の血糖値の上がりにくい食べ方は血糖値の上がりにくい食べ方2018年版をご覧下さい)
血糖値が一時的に上昇することで様々な問題が起こるようです。
糖質によって上昇した血糖値が下がらなくなるのは糖尿病ですが、一時的に上昇するだけでも様々な問題が起こるようです。糖質回避という食べ方を提唱し始めた当初は、糖質依存から抜け出すことを目的に糖質を食べるか食べないかの2択しかないと考えていました。しかし現実には糖質を食べながら病気を避ける方法があることがわかってきました。糖質依存のままでも病気を避けることができるようなのです。
そこで病気を避けるために血糖値の上昇しにくい食べ方を提案します。主に2つです。糖質の量を控えるか糖質の急速な吸収を抑えるかです。

理想の食べ方の理屈

血糖値の上昇しにくい食べ方の理想は糖質を食べないことです。何故なら糖質だけが直接血糖値を押し上げるから、その糖質を食べなければ血糖値が上昇しないという非常に簡単な理屈です。世間で言われている糖質制限ではなく、私は糖質回避という考え方を提案しています。何故なら自分の意思で糖質を避けることを制限とは言わないからです。自分の意思で避けるので他人から制御される制限という言い方ではなく、回避という表現が適切だと考えます。糖尿病治療中や腎機能障害や肝機能障害などで食事制限がある人以外は、糖質を食べないことを理想とします。糖質さえ食べなければ、タンパク質や脂質はお腹いっぱい食べることが出来るので、我慢する必要のない食べ方です。そもそも糖質を食べなければ、糖質の食べ方を気にする必要は全くありません。ただし長期的にみると動物性タンパク質や動物性脂質を多く摂りすぎると、問題が起こる可能性が指摘されてはいます。植物性タンパク質や植物性脂質ではそのような指摘が今のところないため長期間糖質を食べないのであれば、植物性タンパク質や脂質を中心に摂るようにする方が無難なようです。糖質制限(私の主張する糖質回避)をすると食べる量を我満することなく、食べるものを選ぶだけで痩せることができるため、ダイエット法として最適です。そもそも人間が太る原因が糖質依存による糖質の過量摂取なのですから、糖質回避により体重が減るのは当たり前といえば当たり前です。

ここまでは糖質を食べなければ病気になりにくいと書きましたが、必ずしも糖質をゼロにしなければ病気が治らない訳ではないこともわかってきました。そこで糖質を食べる場合の食べ方を提案したいと思います。

糖質による病気は血糖値の上昇が何らかの関わりがありそうなので、以下の血糖値の上がりにくい食べ方により改善が期待出来ます。糖尿病の改善も期待出来ると思います。

糖質の食べ方

糖質だけが直接血糖値を押し上げます。糖質の食べ方により血糖値の上がり方には違いが出ます。

糖質の吸収を抑えるか、糖質そのものの摂取を抑え血中濃度の上昇を抑えるかです。

糖質以外(オカズ)のものから食べる

野菜から食べることを勧める人がいますが、惜しい考え方です。何故なら糖質と糖質以外で分けて考えるべきであり、野菜にこだわる必要がないからです。その根拠は糖質が血糖値を上げるのですから、糖質の吸収を邪魔してくれれば必ずしも野菜でなくても肉でも魚でも良いはずです。極端な話をすれば、理屈の上ではナッツ類などの脂肪分でも血糖値の上昇は抑えられるはずです。

つまり食事の際は糖質以外のオカズから食べるのが正解だと思います。

オカズなしでいきなり糖質を食べることの出来る、パンや麺類は食べ方の注意が必要です。糖質の吸収を邪魔してくれるオカズなしでいきなり糖質を食べるため、血糖値が急上昇する可能性があります。出来ればサラダや唐揚げなどを食べてから糖質を食べることがお勧めです。

お子さんの場合、オカズを食卓に並べ、オカズを一品食べた時点で御飯をついであげるようにするだけで自然とオカズから食べるように制御出来ます。

お菓子の場合もオカズから食べることがお勧めです。お菓子の場合オカズがないので、オカズ代わりにゆで卵やチーズ、ソーセージ、枝豆、ナッツ類など糖質以外のものを食べてからお菓子を食べるルールにすることです。

もしチョコレートを食べるのであれば、砂糖ゼロのチョコレートがお勧めです。

一度にたくさん糖質を食べない

一度に食べた糖質が足し算されてしまいます。一度に食べた糖質が消化され血糖値を押し上げるのです。一時的に上昇した血糖値が引き金となり病気を引き起こすようです。お米もパンも麺も果物などのデザートも一度に食べれば全て足し算されてしまうのです。つまり一度の食事量を減らし食事回数を増やす方が、トータルで食べる量が増えても血糖値は上昇しにくくなります。逆に食べる量が同じでも食事回数を減らして一度にたくさん食べると血糖値が急上昇してしまいます。極端な話をすれば、同じ量を3食ではなく6食にわけて食べると血糖値が上がりにくいため、症状が出にくくなるのです。

たとえ話をするとラーメン・チャーハンセットを食べると症状が悪化する場合でも、お昼にラーメンを食べて時間をあけてオヤツにチャーハンを食べると症状が悪化しない場合があるのです。別の例えをあげると一度に大盛りを食べると症状が悪化しますが、小盛りを二回に分けて食べると症状が悪化しない可能性があるのです。

日頃三食食べている人が、忙しくて一食食べ損なって次の食事で一度にたくさん食べると症状が悪化するのです。お昼忙しくて夜ドカ食いしてしまうと症状が悪化します。お昼を食べ損なっても、夜ドカ食いせずいつも通り食べるようにしましょう。どうしても食べたければ、時間をあけて追加で食べるようにしましょう。もしくはオカズをドカ食いするようにしましょう。決して糖質をドカ食いしないことです。

食後に果物や甘い物を食べるデザートという食べ方も良くないようです。何故なら食事で食べた糖質にデザートの糖質が足し算になるからです。食事の糖質により上昇した血糖値が下がってから、改めて食べる方が良いので、果物や甘い物を食べる際には食事から時間をあけて食べる方が良いはずです。

デザートを時間をあけて食べるようにすれば、3食の食事がデザートの分食事回数が増えて、身体にとっては4食になるのです。

果物・お菓子を食べる場合

果物・お菓子は食べないことが一番の理想ですが、上記のルール通り果物・お菓子を食べる場合もオカズから食べることと一度にたくさん食べないことです。詳しくは果物・お菓子の理想の食べ方をご参照ください。

ジュースを飲む場合

ジュースは飲まないことが理想ですが、飲む場合には砂糖・糖分・糖質の含まれていないものを選びましょう。詳しくはジュースの選び方をご参照ください。

まとめ

糖質は食べないで済むなら食べないことが理想です。食べるなら食べ方には注意が必要です。何故なら糖質は依存性があるため、知らず知らずのうちに糖質依存に陥ってしまうからです。

糖質は美味しい反面依存性のある言わば禁断の食べ物です。美味しさに引き込まれて無防備に食べるのではなく、その危険性を理解した上で上手な食べ方を身につけましょう。

上記のように糖質以外の物から食べること、一度にたくさん食べないこと、この2点を気をつけるだけで病気になりにくいはずです。私は免疫が関わる病気の多くが糖質のせいだと考えています。糖質の食べ方を気をつけるだけで、世の中の病気の大半がなくせると考えています。良かったら実践してみて下さい。私の食べ方を実践して人生が変わった人が大勢おられますよ。

参考リンク

食後血糖値一覧

おにぎり1個とおにぎり2個の血糖値の違い (1個でも2個でも変わらない)
おにぎり2個と唐揚げの食後血糖値 (唐揚げにより血糖値が下がる)
おにぎり2個と特保コーラの食後血糖値 (特保コーラを飲んでも上昇)
おにぎり2個とお茶の関係 (驚くべきことにお茶を飲むと血糖値が上昇)
お茶と特保コーラの血糖値の違い (お茶と比べると特保コーラは上がらない)
たまごサンドイッチの食後血糖値 (たまごサンドイッチは血糖値が上がらない)
おにぎりと牛丼特盛の食後血糖値の関係 (牛丼特盛の方が血糖値が上がらない)
食パンとたまごサンドイッチの食後血糖値の関係 (食パンは血糖値が上昇する)
おにぎりと食パンの食後血糖値の関係 (おにぎりも食パンも同じような上昇)
アイスクリーム2個の食後血糖値 (おにぎり1個程は上がらない)
カップラーメン ビッグの食後血糖値 (血糖値は206mg/dlまで上昇)
ツインハンバーグ ライスとパンの血糖値の違い (ライスの方が高い)
ジョイフルとガストのランチの食後血糖値の違い (何故かガストの方が低い)
尾道ラーメンとカップラーメンの食後血糖値の違い (カップラーメンが高い)
鎌倉パスタと食パンの食後血糖値の違い  (食パンの方が高い)
ガストで糖質回避の食後血糖値  (糖質回避の食事では血糖値は上がらない)

ニキビは青春のシンボルというのは時代遅れ

ニキビ(尋常性ざ瘡)はかつて青春のシンボルと言われていた時代がありました。しかし21世紀では青春のシンボルでもなんでもありません。何故なら糖質回避により簡単に避けることが出来るからです。かと言って糖質をゼロにしなければいけない訳ではありません。

糖質を一食でも食べ過ぎるとニキビが新しく出来てしまいます。その際糖質の許容量をオーバーしてしまったのです。ニキビが新しく出来た時点で食べ過ぎと理解するのです。各個人で異なる、糖質を食べてもニキビを生じない糖質の許容量を見極めることです。

ニキビは青春のシンボルと言われたのは、中学生や高校生の青春時代に出ることが多いから言われたことでしょう。まさか糖質の食べ過ぎでニキビが出来るとは思いません。ちょうど成長期で御飯を食べる量が増えるため、中学生や高校生にニキビが増えるのでしょう。

ニキビは青春のシンボルと言われれば、仕方ないと諦めるしかないかもしれませんが、糖質回避という知恵一つで簡単に避けることが出来ます。

夜勤をするとニキビが出来る理由

夜勤をするとニキビが出来る方がおられました。夜勤が良くないから仕方ないと思われていました。

良く聞いてみると夜勤では必ずカップラーメンを食べておられました。この方の場合、夜勤の際のカップラーメンがニキビの原因でした。お湯だけで手軽に食べることが出来るのが夜勤の際の食事に重宝されているようです。

今回はカップラーメンですが、おにぎりでも同じことです。糖質を食べ過ぎると翌日にニキビが出来るのですから、サンドイッチでも同じことです。

夜勤をするとニキビが出来る方は、夜勤の際の食事に注目してみてください。もしかしたら夜勤の際に食べる糖質が原因かもしれません。夜勤の際の食事に糖質を食べていなくてもニキビが出来るのであれば、睡眠不足自体でのニキビの新生かもしれません。睡眠不足が原因であれば、ゆっくり眠るしか対策はありませんが、夜勤の際の糖質であれば意識して避けることが出来ます。

良かったらお試しください。

もしどうしても糖質が避けられないのであれば、サラダやゆで卵やチーズやソーセージなどを食べてから糖質を食べるようにしてみるだけでもニキビは出来にくくなると思います。

夜勤をするとニキビが出来るのは、夜勤が原因ではなく、夜勤の食事が原因かもしれません。良かったら一度工夫してみてください。

 

糖質を食べ過ぎると… 糖質食べ過ぎ症候群?

糖質食べ過ぎ症候群とは2つの意味があります。糖質を食べ過ぎること自体が病気である糖質依存という意味と、糖質を食べ過ぎた結果症状を起こす糖質依存症としての意味の2つです。

ここでは糖質を食べ過ぎた結果症状を起こす意味で糖質食べ過ぎ症候群として捉えます。糖質を食べ過ぎるとどうなるか考えてみます。糖質の食べ過ぎという概念はありませんが、一般的に考えつくのは肥満くらいでしょう。ちなみに肥満糖質依存によって引き起こされる状態です。

糖質は主食である米小麦など炭水化物の主成分(炭水化物のうち食物繊維を除いたものが糖質です)です。実は肥満以外にも糖質の食べ過ぎによって起こる病気があります。つまり主食を食べ過ぎると発症する病気があります。これまで主食は多く食べることが推奨されていました。食べ過ぎると病気を引き起こすという発想自体がないため、糖質を控えるという対処法は広まってはいません。病気自体は知られていますが、糖質が原因だと今の所認識されていない病気もあります。

糖質の食べ過ぎが直接を引き起こす疾患は2型糖尿病です。2型糖尿病は血糖値が下がらなくなる疾患ですが、食べ物で直接血糖値を上げるのは糖質だけです。耐糖能をこえて糖質を食べ過ぎた結果2型糖尿病を発症します。そもそも糖質を食べなければ理屈の上では2型糖尿病にはなりません。また2型糖尿病を発症していても自分のインスリンの働きが残っていれば、糖質を食べないようにすることで血糖値がそれ以上上がることはなくなり、インスリンの働きにより各細胞で糖が使われることで次第に血糖値は下がります(参考:2型糖尿病が治りました)。ちなみに耐糖能には個人差があるため、同じ量の糖質を食べ続けても発症する人と発症しない人がいます。特に耐糖能の程度は遺伝性があるので、2型糖尿病の家族歴がある場合には、若い頃から糖質を控える方がお得だと思います。

他にもいくつか糖質を食べ過ぎたことで発症する、いわば糖質食べ過ぎ症候群とでも言うべき疾患が多々あります。少なくともアトピー性皮膚炎ニキビ(尋常性ざ瘡)は間違いありません。大勢の方々が糖質を控えることで改善し、糖質を多く食べ過ぎること(負荷試験)で症状が再現されています。

糖質回避により改善する多くの疾患全てが糖質食べ過ぎ症候群なのではないかと思います。例えば花粉症をはじめとする各種アレルギー、自己免疫性疾患なども改善例があるのでこれらは全て糖質食べ過ぎ症候群なのではないかと思います。食べ過ぎると誰でも必ず発症する肥満とは異なり、人によって食べ過ぎで起こる症状が違うことが人々の理解を妨げました。糖質の食べ過ぎでどうやら何らかの免疫異常を引き起こすようです。免疫が本来なら働かない自己細胞に対して過剰に働くとアレルギーや自己免疫性疾患を引き起こし、本来なら働くべき免疫が抑制されるとニキビなどの感染症を発症するようです。

高血圧も糖質食べ過ぎに伴う塩分過剰摂取によって発症する、糖質食べ過ぎ症候群の一種なのかもしれません。糖質依存だけでなく、塩分依存にも陥る共依存の関係で、高血圧を発症している可能性があります。

高脂血症も糖質食べ過ぎに伴い栄養の過剰摂取が原因かもしれません。そもそも高脂血症の薬での治療は必要ない上に、薬のせいで様々な病気を引き起こしているという話もあるため、糖質を控えて様子をみるのがお勧めです。

ここでは病態の説明は省きますが、一部の癌も糖質食べ過ぎ症候群の一種ではないかと考えています。

これから糖質食べ過ぎ症候群がまだまだ判明してくると思います。

そろそろ糖質との付き合い方を見つめ直す時期なのかもしれません。もしかしたら近い将来二・三十年もすると、「主食なんて食べ方をしてたんだって」「信じられない!病気になるのは当たり前じゃない!」と言われる時代が来るかもしれません。かつてビタミンの知識が無かったために多くの人々が脚気になって命を落としてしまったように、糖質の食べ過ぎの知識が無いために多くの病気に悩まされているようなものですから。糖質食べ過ぎ症候群は現代の脚気のようなものかもしれません。

ニキビ(尋常性ざ瘡)の原因は糖質の食べ過ぎ

ニキビと糖質の関係で書きましたが、ニキビの原因の大部分は糖質の食べ過ぎのようです。

先日書いた糖質の許容量をこえると1日か2日でニキビを発症します。
新たに出来たニキビは糖質の許容量をこえてしまった結果なのです。

糖質の許容量の概念が理解できると、ニキビ(尋常性ざ瘡)と糖質の関係が容易に理解出来るようになります。

人によってそれぞれ糖質を食べても症状が出ない糖質の許容量があるのですが、いつも許容量が一定ではないことが許容量の概念をわかりにくいものにしていました。
ニキビの場合、生理前や寝不足、強いストレスによって悪化することが言われます。
逆に考えればどのような機序かはまだ不明ですが、生理前や寝不足・強いストレスがあると一時的に許容量が少なくなるようです。もしかしたら寝不足や強いストレスがあるとストレスホルモンによって血糖値が上がるため、血糖値が何らかの影響を与えている可能性が示唆されます。

一度でも糖質を食べ過ぎると症状が出るので、もしかしたら一時的に血糖値が上昇すると即座に何らかの免疫抑制が働く可能性が示唆されます。従来言われている脂質代謝異常が原因であれば、糖質を食べ過ぎて1日か2日ではニキビが新生することは考えにくいと思います。かといって高血糖に伴って即座に反応する免疫抑制もこれまでの概念には当てはまらないので、今後の研究結果を待ちたいと思います。

中学生、高校生の多くがニキビで悩まされるのは、丁度その頃第二次性徴と体の成長に伴い食べる量が増える際に糖質依存に陥り、大量に糖質を食べる結果生じるようです。実際中学生、高校生でも糖質を食べる量を控えることでニキビの新生が収まる人が多くおられます。

糖質をこれまでと同じように食べながら、ニキビの治療を行うのはアクセルを踏みながらブレーキを踏んで止まらないと言って困っているのと同じです。まずはアクセルである糖質を食べる量を減らすことです。

治療は抗生物質の内服、外用ですが、予防は糖質回避です。その具体的な方法は食べ過ぎると1日か2日で症状が出ることを利用したアトピー性皮膚炎の振り返り法と同じで糖質の許容量を見極めて糖質を食べ過ぎないように気をつけることです。

ニキビは治す時代からニキビを予防する時代になりました。
ただ単に糖質を加減するだけの簡単な理屈です。

糖質の許容量

糖質には人それぞれに食べても大丈夫な許容量があるようです。

様々な病気に対して人それぞれの糖質の許容量があるようです。その許容量をこえることで様々な病気を発症するようです。肥満のように長期間にわたる糖質の食べ過ぎ結果発症するものから、アトピー性皮膚炎やニキビのように1回の許容量をこえた食べ過ぎで発症するものまで様々なようです。花粉症も糖質を控えることで改善が期待出来ますので、許容量をこえて食べ過ぎているのだと思いますが、どのくらいの期間で発症するのかまだわかりません(アトピー性皮膚炎やニキビのように振り返り法が花粉症にも当てはまるのかはまだわかりません)。

許容量は人によって異なります。丼で3杯食べても発症しない人もいれば普通のお茶碗1杯でも許容量をこえてしまう人がいます。症状が出ている時点で、許容量をこえてしまっているようです。許容量をこえることが時折なのか、毎日なのかによって症状の程度が異なります。毎日こえていれば症状は次第に蓄積して激しくなりますし、時折であれば症状は軽いままです。つまり症状が激しい人は許容量を毎日こえている可能性が高く、症状が軽い人は許容量を時折こえているだけの可能性が高いと考えられます。

糖質の許容量とは?

糖質の許容量とは、食べても症状を発症しない量のことです。興味深いのは、食べる順番を変えるだけで許容量が変わることです。少なくともアトピー性皮膚炎では食べる順番を変えるだけで症状が出にくくなります。小さいお子さんのアトピー性皮膚炎では食べる順番を変えるだけで症状が出なくなったお子さんもおられます。つまり食べる順番だけでアトピー性皮膚炎が治ってしまいました(実際には治った訳ではありません。病気の原因を取り除いただけです)。おにぎりやうどんなど糖質だけ食べると発症しやすく、先にタンパク質や脂質などのおかずを先に食べると発症しにくくなります。あたかも許容量が増えるかの印象です。このことから食べ方で変わるのは食べ物の要素ではなく濃度が関与している可能性が高いと考えられます。素直に考えれば血糖値が関与している可能性が高く、一時的に一定値(閾値)をこえることで症状を引き起こしている可能性を示唆します。

可能であれば血糖値と症状の関連も検討したいと思います。そして今後の報告を待ちたいと思います。

自分自身の許容量を知る

糖質の許容量をこえないようにするのは、血糖値を上げないように食べ方を工夫すると良いようです。特に自分の許容量を知ることが、症状を出にくくする一番の近道です。何故なら自分で許容量をこえないように食べる量を自己調節することで、症状をコントロール出来るようになるからです。

許容量の把握はアトピー性皮膚炎の食事療法:振り返り法が役立つと思います。許容量をこえた際にアトピー性皮膚炎は1日、ニキビは1日か2日で症状が出ます。このことを振り返るのです。症状が出た際にアトピー性皮膚炎であれば1日振り返り、ニキビであれば1日か2日振り返って許容量をこえたことを確認するのです。症状が出た時点で許容量はこえているので、多くの場合には食べ過ぎに気付くことが出来ます。その食べ過ぎた量は許容量をこえているので、許容量はそれ以下だとわかります。今後は症状が出た食べた量をこえないように気をつけるようにするのです。もし食べ過ぎに心当たりが無ければ、深く考えず次の機会を待ちましょう。

様々な病気も糖質を控えること(糖質回避)で症状が改善します。例えば花粉症や気管支喘息などです。恐らく糖質の許容量があると思います。ただし食べ過ぎた際にどのくらいの期間で症状が悪化するのかわからないため、振り返り法が今のところ使えません。もし悪化期間がわかれば振り返り法が使えますので御自分で悪化期間を考えてみて下さい(もしかしたら症状がなくなるまで糖質回避をした後で、悪化期間を確認しないと悪化期間はわからないのかもしれません)。

許容量以内であれば食べても大丈夫

許容量を把握する最大のメリットは、許容量以内であれば糖質を食べても大丈夫だということです。糖質を食べ過ぎて症状で悩まされることがなくなり、自己調節することが出来ます。

糖質の食べ過ぎが原因の、アトピー性皮膚炎やニキビなどが自分で症状をコントロール出来るようになります。対症療法しかなかったアトピー性皮膚炎やニキビの治療が、食事を調節するだけで簡単に行えるようになりました。

許容量は変動する

人それぞれによって異なる糖質の許容量が、状況により変動します。
例えばアトピー性皮膚炎であれば、季節によって汗や乾燥、ダニ・ホコリなどの外的因子により糖質の許容量が増減します。人によっても異なりますが夏や冬に悪化する人は、その際に許容量が下がっている可能性があります。反面春と秋は比較的許容量が高めになるため、症状が落ち着く人が多くなります。

ニキビでも許容量が変動します。
ニキビでの許容量を変動させる要因はストレスや寝不足、女性の場合は生理に伴うホルモンバランスのようです。ストレスや寝不足、生理前にはニキビに対する糖質の許容量が減少してしまうため、同じ量の糖質を食べているとニキビが新生してしまうようです。

糖質に対する許容量が下がって症状が出てしまうので、許容量をこえないように食べる量を減らすことで症状で悩まされなくなります。
この場合には許容量が変動することを踏まえて、振り返り法で対応することがお勧めです。

肥満における糖質の許容量

アトピー性皮膚炎やニキビに関して糖質の許容量を書きましたが、肥満における糖質の許容量があります。肥満における糖質の許容量は糖質依存に陥らないことです。糖質依存に陥らない範囲であれば糖質は食べても大丈夫です。逆に糖質依存から抜け出さない限り、なかなか肥満は治りません。痩せてもリバウンドするのは糖質依存から抜け出しても、油断した際に再び糖質依存に陥るからです。ちなみに糖質依存には禁断症状まであります。逆に禁断症状である強い空腹感を感じるのであれば糖質依存の可能性が高いと思います。

糖質の許容量という概念を考えてみて下さい。

ニキビ痕にも糖質回避は有効!?

ニキビ(尋常性ざ瘡)は糖質回避で改善するのは間違いなさそうです。全員が改善するのかどうかはまだわかりませんが、糖質回避を試された9割の人が改善していますので効果を議論する必要はなさそうです。ニキビをはじめとした糖質回避による病気の改善率はこちらをご参照ください。

今回はニキビ痕に対しても糖質回避が効果がある可能性についてです。これまでニキビ痕に対して有効な治療法は自費診療のレーザー治療を除いてほとんどありませんでした。ある種のニキビ痕には糖質回避が効果があるかもしれません。ニキビ痕には赤くなるタイプと陥凹するタイプがありますが、効果が期待できるのは、赤くなるニキビ痕です。陥凹しているニキビ痕はレーザー治療が最善の治療法だと思います。

明らかな感染はおさまったにも関わらず、赤いニキビ痕として残ることがありました。創傷治癒の過程で皮膚の浅い部分に血管が迷入したまま治る機序を考えていました。もしくは何らかの原因で血管が拡張したままになることで赤みが持続するのだと考えていました。そのためレーザーで血管を焼くことでニキビ痕が改善するのだと理解していました。

ニキビの方が糖質回避をすることでニキビは改善するのですが、ニキビ痕も改善することに気づきました。ケロイド(肥厚性瘢痕)も糖質回避により改善することから一つの仮説を立てました。

ニキビ痕の赤みは肥厚性瘢痕と同じような機序で生じているのではないかと思います。肥厚性瘢痕やニキビ痕は、線維芽細胞などの創傷治癒に関わる細胞に対して自己免疫が働いている可能性を考えます。治癒過程にあると治癒に関わる細胞が自己免疫により攻撃され、攻撃されていると細胞が損傷されるので、治癒過程が継続する可能性が考えられます。この反応が軽度なら赤みを伴うニキビ痕の状態であり、反応しすぎると肥厚性瘢痕やケロイドになるのではないかと思います。治癒に関わる細胞に対する自己免疫の引き金が、糖質の摂り過ぎによる高血糖による糖化産物なのではないかという仮説です。何れにしても、糖質を避けることでニキビだけでなくニキビ痕にも効果が期待できる可能性があります。

薬を使う治療とは異なり、糖尿病や腎機能障害などの基礎疾患がなければ糖質回避は害がないので、リスクを負うことなくニキビやニキビ痕を治すことが出来るかもしれません。糖質回避を第一選択として試してみても良いと私は思います。