様々な病気が治らなかった理由は主食という伝統的な食べ方です。
国も6割は炭水化物(糖質+食物繊維)を食べるように推奨していますが、これこそが様々な病気が治らなかった理由です。過剰な糖質が糖質依存を招き、その糖質が様々な病気を引き起こすのですが、その元となるのが国が推奨する主食という食べ方です。
国が糖質を食べることを推奨し、国民を糖質依存に陥らせることで、病気を引き起こしているのです。かつての食料不足の時代には穀物は重要な食料でした。比較的容易に増やすことが出来る上に備蓄もきくからです。国が人々を養うためには穀物を推奨するのはやむを得ない対策でした。その結果主食という食べ方が当たり前になったのです。昔から食べていたという理由で穀物が人間の身体に適切かどうかの検証がなされませんでした。
今では医療費が増大して国の財政を圧迫しているため、医療費削減が叫ばれています。しかし糖質が病気を引き起こす理屈がわかっている人達にとっては、国が困るのは自業自得のように思うのです。自らぎマッチで火をつけ、自らがポンプで火を消すマッチポンプのような話です。ただ自分が知らないうちに火をつけてしまったことを未だに知らないのです。
かつて税収を増やすために国がタバコを推奨していたことに似ています。一説によるとタバコによる税収は1兆円でタバコによる健康被害に対する医療費は2兆円なので採算が合わないことがわかっています。タバコは禁止する方が合理的な判断ですが、かつてアメリカでアルコールが禁止された禁酒法時代に世の中が混乱したことから、禁止ではなく税額をあげるのが現実的です。少なくともタバコが病気を引き起こすことがわかった今となっては税収のために国がタバコを推奨することはなくなりました。
国が炭水化物を食べることを推奨しているのは、かつてタバコの害を知らない時と似ています。まだ国が糖質が引き起こす病気を知らないのです。もしかしたら糖質の害には気付いていても、農家の反発が怖くて言い出せないのかも知れません。もしかしたら糖質を食べなくなると多くの病気が失くなるので、製薬会社が困ることに遠慮しているのかも知れません。言い出せないのも遠慮しているのも本当だとすれば政治家です。政治献金をもらっている手前本当のことが言い出せないのかも知れません。本来なら給料をもらうのは税金ですから税金を支払う国民の健康を第一に考えるべきですが、そのような私利私欲のない政治家はいないのかも知れません。
別の視点で見てみると、健康被害を引き起こすことを知らなかった時には麻薬が薬局で売られていました。麻薬の依存性や健康被害が知られている今では考えられないことですが、誰も害があると知らなかった時には全く規制されていなかったのです。
害があることが広く知られるまでは、対策が取れなくても仕方がないのです。
これだけ糖質が様々な病気を引き起こすことを考えると、主食という食べ方そのものに問題があるようです。主食という食べ方をやめるだけで、医療費は何割も削減出来るでしょう。医療費が高騰しているの問題は解決出来ますし、削減出来た医療費を糖質回避では治らない病気の新薬に使うことが出来るのです。
国はまだ知らないのですから今のところ仕方がありませんが、いつになったら炭水化物を6割も食べることを推奨するのをやめるのか私は個人的に興味があります。米農家の問題など新たな問題は起こりますが、医療費の問題が解決し、何より国民が健康になるのですから出来る限り早く主食という食べ方はやめるべきだと私は思います。