糖質回避・糖質制限を否定する人達

  • 糖質・炭水化物だけが直接血糖値を上げる
  • 2型糖尿病は血糖値が下がらなくなる病気である
  • 炭水化物をやめるとアレルギーがおさまる人がいる

これらの事実・状況証拠から糖質に問題があることは明らかです。

受け入れるか受け入れないかは各個人の問題です。私は是非ではなく、いつ受け入れるか時間の問題だと思います。何故なら状況証拠を集めれば集めるほど糖質の摂り過ぎの問題が明らかになるからです。

そして明らかに問題がある糖質・炭水化物を避ける糖質回避・糖質制限を受け入れないだけでなく否定する人達がいます。
特に糖尿病の治療をしている先生たちは、もしかしたら専門家だけに受け入れにくいのかもしれません。

受け入れることを拒絶するのは受け入れると損をする医師、製薬会社、テレビ局です。

糖質の害を受け入れられない

俗に頭が固いと言われる人は新しいことを受け入れる素養がないようです。
血糖値を直接上げる食べ物は糖質だけという事実を積み上げれば糖質の害は明らかだとは思うのですが、受け入れられない人にとっては信じられないようです。
特にこれまで糖尿病の誤った治療(これまではわからなかったのですから、間違っていても仕方がありません)をしていた人は、治療が間違っていたことから受け入れなければならないので心理的に大きな抵抗があるようです。

糖質回避を受け入れると都合が悪い人達

糖質の害を受け入れると、糖尿病の治療方針そのものが根底から変わってしまいます。
そもそも患者さんが糖質を避けることができれば、病院に行く必要がなくなるかもしれないのです。患者さんがいなくなってしまうと考えると、糖質の害を受け入れたくないのもわかる気がします。自分たちの都合が悪いため受け入れないのです。

自分達の存在意義を失うので受け入れない可能性があるのです。

糖質回避を受け入れないのは誰の為?

2型糖尿病で糖質を食べると血糖値が上がり、糖質を食べないと血糖値が上がらないのは確かです。信じられない方はネットで調べられれば出てくると思います。

糖尿病の第一選択の治療は炭水化物を避けることだと思います。
食べ物を選べば薬はいらないのです。(2型糖尿病が薬無しで治りましたをご参照)

これらは間違いありませんが、その糖質回避を受け入れないとすれば誰のためでしょうか?
糖尿病の治療をしている先生の目的が、お金だと絶対受け入れないことでしょう。
先生の目的が患者さんの幸せであれば、即座に受け入れることでしょう。受け入れないまでも、必死で情報を集められると思います。
糖尿病の先生に糖質回避のことを尋ねられて、即答で拒絶されたらもしかしたら先生の目的はお金かもしれません。(そんなことはないと思いたいですが)

糖質回避が広まると都合の悪い企業

糖尿病のお医者さんも都合が悪いと考える方もおられるも知れませんが、糖尿病の治療薬を売っている製薬会社にとっては非常に都合が悪いと思います。糖尿病治療薬は年間3000億円以上の市場だそうです。その何割かでも無くなると考えると倒産はしないまでも、経営に打撃があるのは間違いありません。

もしかしたら製薬会社はスポンサーとしてテレビ局に圧力をかけて、糖質制限に関して放送しないように仕向けているかも知れません。ダイエットとしては視聴率を稼ぐために放送しても、糖尿病の食事療法として大々的に放送しないのはスポンサーの意向が働いているのではないかと思います。

そういう意味ではテレビ局もスポンサーの経営が傾いて、スポンサーを撤退するかも知れない糖質と糖尿病の関係の放送は都合が悪いのでしないようです。

真実はインターネットで広めるしかないのかも知れません。このサイトのように。

糖質回避でアトピー性皮膚炎が改善する(仮説)

糖質回避でアトピー性皮膚炎は改善する可能性が十分あります。
2型糖尿病のように病気自体が治るもしくは失くなるかどうかはまだ不明ですが、アトピー性皮膚炎は糖質回避により改善しそうです。

現時点で4人の患者さんが改善しておられます。
症状はまだあるものの、薬の量を減らすことができているようです。
今後の経過次第ですが、もしかしたら2型糖尿病のように病気自体が失くなるかもしれません。

現時点でわかっていることです。

  • 糖質を大量に食べると翌日にアトピー性皮膚炎が悪化する患者さんがおられる
  • 野菜の後にご飯を食べるようにするとアトピー性皮膚炎は改善し、先にご飯を食べるとアトピー性皮膚炎が悪化した患者さんがおられる
  • 炭水化物を控えるとアトピー性皮膚炎が改善する患者さんが4名おられる
糖化産物が一定量生じるとアトピー性皮膚炎を引き起こす(仮説)
糖化産物が一定量生じるとアトピー性皮膚炎を引き起こす(仮説)

仮説(事実から推測できること)

ブドウ糖とタンパク質が結合して生じる糖化産物が一定量生じることで、免疫機能に影響を与え過剰に働きすぎるようになり、様々なアレルギーを引き起こす。皮膚に対してアレルギー反応を起こすとアトピー性皮膚炎を生じる。
糖質を食べ過ぎると翌日アトピー性皮膚炎が悪化する患者さんがおられることより、糖化産物が原因だとすれば日常の糖質がぎりぎり許容範囲で、食べ過ぎると糖化産物がアトピー性皮膚炎を悪化させる一定量をこえてしまう可能性が考えられる。
日頃から許容量をこえている患者さんはアトピー性皮膚炎が重症である可能性が考えられる。

確認方法(間接的な証明)

糖化産物が原因であることの直接の証明は困難ですが、糖質を控えることで改善することがわかれば、仮説が正しい可能性が示唆されます。
アトピー性皮膚炎の患者さんに糖質を控えてみてもらう。もしくは糖質をやめてもらうことで改善するかどうかを確認していただく方法です。

更に踏み込んで確認するのであれば、糖質を食べたとしても血糖値の上がりにくい食べ方(たんぱく質・脂質を食べた後で糖質を食べる等)をすることでアトピー性皮膚炎が改善することが他の患者さんでも確認されれば、糖質が問題なのではなく血糖値の上昇が原因であることが証明されます。

糖質回避・糖質制限が広まらない理由

糖質回避・糖質制限が広まらない理由を考えてみました。

考えついた理由は2つです。一つは伝達手段の大人の都合、もう一つは受け入れてもらえない

伝達手段

情報が広まるには情報が拡散されることが重要です。一番の情報拡散ツールは今のところまだテレビです。インターネットはプル型(引き出し型)に対してテレビはプッシュ型(押し出し型)の情報伝達手段です。欲しい情報がわかっている人にとっては、インターネットは欲しい情報を取り出す最適のツールです。テレビはただつけておくと情報を垂れ流します。何を知れば良いのかわからない人にとってはある程度有意義な情報を垂れ流してくれるテレビはありがたい存在です。

問題はテレビの情報は偏りがあることです。テレビで放送する目的が正しいことを伝えることではありません。(私はそうだと思いと思っていますが、現時点では残念ながら違います。)

テレビの放送する目的

テレビの目的は利益のようです。資本主義ですからある意味では仕方が無いとは思います。利益が目的のためスポンサーが一番大切であり、次に視聴率が大切です。視聴者は利益を確保する手段であり、満足してもらうことが目的ではありません。

スポンサーと視聴率には逆らえない

糖質回避・糖質制限で痩せることが出来るとダイエット関連スポンサーは困ります。糖質回避・糖質制限を放送するとダイエット関連企業は多少難色を示すでしょう。スポンサーが減っている昨今、糖質関連の放送するとスポンサーをやめるというやり取りは容易に想像できる話です。

糖質をやめることで2型糖尿病が治る事実も不都合な会社があります。糖尿病の薬を販売している製薬会社です。製薬会社は有力なテレビスポンサーなので、糖質と糖尿病の関係も正確にテレビを通じて伝えられる可能性は低そうです。

唯一スポンサーの縛りが無い放送局がありますが、残念ながら視聴率を気にしているのが現状です。視聴率が取れそうな見込みがなければ、放送されないのです。

スポンサーと視聴率でテレビが動いている時点で、質関連の放送は期待できないようです。

かつての薬害問題も利益優先で人命や健康が置き去りにされていました。

今回もそれに近い状況だと私は思います。糖尿病薬メーカーの都合で、糖質の害を報道しないようです。

国民のためには報道するべきだと思うのですが、世の中は正義ではなくお金で動いているのですね。つくづく実感します。

ちなみに盲腸(虫垂炎)で死ぬことがあっても内科の先生が手術を否定していた時代、手術を広めたのは当時最新のメディア新聞だったそうです。(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)

受け入れてもらえない

人は常識を元に考えて快適な生活しています。その常識を遥かにこえる話は非常識なこととして検討に値しないととして、最初から拒絶するのです。常識に外れたものは無駄なものとした取り除くように頭の使い方が慣れています。(常識について)

食べ物で糖尿病が治るとかアレルギーが治るとか、これまでの常識では理解不能です。

もしかしたらあり得る?

もしかしたらあり得るかも知れないと考えることです。拒絶してしまえばそこで終わりです。もしかしたらと考えることです。

百聞は一見にしかず

事実は事実です。その事実をどのように解釈するかは各個人の問題です。太陽が地球の周りを回るようにみえますが、地球が動いていると解釈するのか太陽が動いていると解釈するのかは各個人の問題です。

事実からもしかしたら?と考えて、自分の常識の殻を破ることをお勧めします。

常識の入れ替え方は詳しくは常識革命をご覧ください

最後のダイエット リバウンドがないから最後

にほんブログ村に登録してみました。
ブログ村に登録する際に面白いカテゴリーを見つけました。
ダイエットの項目を探していたのですが、面白いカテゴリーとは最後のダイエットというカテゴリーです。

何故ならきちんと糖質回避をすれば、ダイエットは成功する上に、リバウンドがないので最後のダイエットという表現は適切だと思います。(痩せにくい方はおられるとは思いますが、少し運動を加えることで成功すると思います)

太る理由・原因

元々太る理由・原因が糖質を食べることで、糖質に騙されてしまって食べ過ぎてしまうことです。様々なダイエットがありますが、元々の原因が糖質を食べ過ぎることなので、糖質を食べながらダイエットをするというのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んで止まらないと言って困っているようなものです。止まれないのはアクセルを踏んでいるからと同じで、太るのは糖質を食べるからです。確かにダイエットに成功する方法もあるとは思いますが、糖質を食べながらダイエットするのは効率が悪いと思います。何しろアクセルを踏みながら止まろうとしているのと同じですから。

生き物には恒常性が備わっているため通常太ることはありません。
野生動物を見てもらっても太っているものはいないはずです。
何故なら太ってしまうとエサが取れないかエサになってしまうからです。
ペットは太ってしまうことがありますが、糖質を食べさせることで太っているはずです。

糖質回避のすすめ

糖質制限という言葉がはやっていますが、私は制限というのは制限速度のように人にされるものだと思いますので、自分で糖質を避けるのは糖質回避という考え方が適切だと思います。
そして糖質を忌み嫌うのではなく、できれば避ける。たまに楽しむというのが無理なく楽しくダイエットできると思います。信じる者は救われるという意味で糖質回避教という論理的宗教を提案しています。

太った理由の一つに糖質依存(糖質中毒)という考え方があります。
依存といっても病的なものではなく、糖質に騙されているという意味です。
少し食べると余計食べたくなる
食べたくて食べたくて仕方がないが、しばらく我慢するとピークを越える。(禁断症状
糖質依存だと受け入れるとメリットもあります。

糖質回避教は常にお腹いっぱい食べているのでリバウンドも起こりません。
私は16Kg痩せました。リバウンドがないので最後のダイエットです。
貴方も糖質回避教に入信し、最後のダイエットに挑戦しませんか?

糖質を少しだけ食べると余計お腹がすく理由

糖質を少し食べると余計食べたくなることがあります。
止まらなくなるのです。

糖質依存の抑制の消失

実は糖質依存の症状の一つです。
自分でコントロールできないという依存の一つです。
依存といっても病気というわけではなく、糖質に脳が騙されて錯覚に陥っていると思っていください。
少し食べたことで脳が更なるドーパミンを期待して、期待を増大させる状態に陥っています。
ちょうど衝動買いの心理と同じです。ほしいと思うと買わないといけないと思い込んでしまうため、ついl買ってしまうのと同じです。
少し食べたことで勢いがついたような錯覚に陥り、余計食べたくて仕方がなくなるのです。

糖質の血中濃度低下

糖質の血中濃度を考えてみると理解できます。
少し食べると脳が更に血糖値が上昇することを予想して、条件反射でインスリンを分泌します。
ちょうどパブロフの犬がエサを見るとヨダレをたらすようなものです。
条件反射で分泌されたインスリンにより食べる前よりも糖質の血中濃度が下がってしまいます。
ちょうど強烈な空腹感を感じるのと同じ状態に陥るのです。
少し食べたことで禁断症状が誘発されたような状態です。
そのため少し食べたら余計お腹がすくという不思議な現象が起きてしまいます。

太る原因 糖質?カロリー?

太る原因を考えてみます。
糖質でしょうか?カロリーでしょうか?どちらも理屈の上では間違ってはいないはずなのに、糖質回避の方が痩せやすいのはなぜでしょうか?理由は簡単です

太る原因は糖質だからです。

糖質で太る原因は二つあります。
炭水化物は優先的に脂肪になることと、糖質依存です。

炭水化物は優先的に脂肪になる?

炭水化物が消化されブドウ糖として吸収されます。
このブドウ糖が実はエネルギー効率が悪いそうです。
しかも高濃度になる高血糖の状態になると身体にトラブルを起こす毒になるのです。
エネルギー効率が悪くて、毒にもなるブドウ糖。
大量にあればできるだけ速やかに使うのが合理的なはずです。
余るようなら脂肪として蓄えるのです。

身体にとって炭水化物・タンパク質・脂質は同等ではなく、炭水化物は効率が悪い上に害があるので、優先的に使うのが合理的です。余ればそのままでは高血糖で害になるので、飢餓に備えて脂肪として蓄えるのです。
たんぱく質を取りすぎても、脂肪に変換して蓄えるのは効率が悪すぎるので簡単には太れません。すべての動物は食べ物を探すことに困っていたので、効率の悪いエネルギーの保存方法だと淘汰され子孫が残せません。
現時点で種として存続できるのは効率を最善にしたからこそ生き残れたと思います。
調べたわけではありませんが、進化の歴史を考えれば、たんぱく質を食べて脂肪として蓄えることはしないと思います。

糖質依存の考え方。

もう一つの問題は糖質依存の考え方です。
詳しくは糖質依存という新しい概念をご覧ください。

糖質に騙されてしまって食べ過ぎてしまうことで、太ってしまうということです。
食べ物全体を多く食べてしまった結果が肥満だと考えがちですが、糖質を食べ過ぎてしまった結果が肥満です。
糖質がどのように人を騙すかは自分が自分を騙す、依存のメカニズムをご覧ください。

糖質に騙されている証拠は禁断症状があることです。
禁断症状とは強い空腹感です。強い空腹感を我慢しているとピークを越えた状態になることを経験されたことがあると思いますが、ピークを越えたのが禁断症状を脱出した状態です。

少し食べると余計食べたくなるのも依存の証拠です。
依存でなければ、少し食べれば少し満腹感が得られるはずです。
現実には少し食べれば余計おなかがすきます。

糖質依存の影響で本来は10で満腹になるはずが、12・13と余分に食べることができるのです。2・3割分脳が騙されるのです。
糖質をやめて食べる量が減ることが多いのですが、胃が小さくなったと表現されます。
糖質の騙しがなくなって本来の大きさに戻っただけのことです。

優先的に糖質が使われ余ると脂肪になる。
糖質依存で糖質を食べ過ぎてしまう
この2点が糖質が太る原因です。

カロリー制限説

カロリー制限とは摂取カロリーを計算し、食べる総量を抑えることで痩せようというものです。
身体に入ってくるエネルギーと出ていくエネルギーで、出ていく方が多ければ痩せる。入ってくる方が多ければ太るという考え方です。
一見理屈は間違っていないように思います。
食べる量が多ければ太るし食べる量が少なければ痩せる。
当たり前といえば当たり前の理屈です。

しかし問題点があります。
本当にタンパク質・脂質・炭水化物がいわれている通りのカロリーとして体内で使われているかどうかです。
どうも怪しそうです。(参考文献:夏井睦氏炭水化物が人類を滅ぼす
カロリー説では炭水化物もタンパク質も脂質も同等に扱われ、特に脂質はカロリーが高いので避けるように推奨されています。

実はカロリー計算が正しいかどうかわからない

実はカロリー計算通りに食べ物が体の中でエネルギーとして使われているかどうかわかりません。本当に燃やした時に出るエネルギーから想像しているだけだそうです。(参考文献:夏井睦氏炭水化物が人類を滅ぼす

元々理屈が正しいかどうかはわからないのです。食べる総量が多ければ太る、少なければ痩せるのは間違いありませんが、脂肪が太りやすく炭水化物とタンパク質が同等というのはわからないのです。

間違っているかどうかもわかりませんが、私は脂肪分を好んで食べていますが痩せていきます。それが答えではないかと思います。

人間が糖質依存を起こさず、機械のように決めたことをきちんと守ることができればカロリー制限説でも痩せることができるのかもしれません。
しかし人間が自分で考えて、自分の好みで食べるものを選ぶことができる現状では糖質回避でのダイエットが合理的だと思います。

たんぱく質を食べても簡単には太れない

タンパク質は消化されるとアミノ酸になり、体に吸収されます。
太るのは脂肪が増えることです。たんぱく質を食べることで脂肪が増えるためには、アミノ酸として吸収され、一度ブドウ糖に作り変えられてから脂肪を作り出すというかなりの回り道をする必要があります。たんぱく質の食べ過ぎでアミノ酸が余ったら、たんぱく質に合成して筋肉として蓄える方が合理的だと思います。

ブドウ糖が足らないときに仕方なくアミノ酸からブドウ糖を作り出す仕組みなので、ブドウ糖が余ったら作る脂肪にはわざわざしないと思います。蓄える際、たんぱく質に合成するエネルギーと一旦ブドウ糖にしてから脂肪に作り変えるエネルギーを考えると、エネルギーロスが多過ぎてわざわざ脂肪にはしないと思います。理論上はたんぱく質を脂肪にして蓄えることは可能ではあります。

進化の過程において無駄なことをすると生き残る確率は下がります。
これだけのエネルギーの無駄をしてまで脂肪として蓄えるメリットがありませんので、たんぱく質を食べることで太るのはかなり無理があると思います。

たんぱく質をたくさん食べたとしてもエネルギーロスが多いのでわざわざ脂肪として蓄える可能性は低そうです。
その上糖質依存での食べ過ぎの要素がなければ、身体の恒常性を保つ働きがあるため、そもそも蓄えるほど食べ過ぎることができる可能性は低そうです。

わざわざ実験してみる価値があるかどうかはわかりませんが、やるとすれば動物実験で、タンパク質を過剰に食べさせることで太るか試してみるのも一つかもしれません。

健康被害のあるものには課税されている

タバコやお酒は健康被害がわかっても禁止されてはいませんが、課税することである程度過剰摂取を抑制しています。(実際にアメリカではお酒を禁止する法律、禁酒法が制定され混乱の時代だったようです)
本来はタバコやお酒による健康被害による医療費の負担は、受益者負担の原則からタバコやお酒を嗜む人が負担するべきだと思います。脳が騙されて依存状態になっているとはいえ、嗜むと決めたのは自分自身だからです。嗜む嗜まないの選択の結果、嗜む人だけが健康被害になるのだから、それ嗜まない人に金銭的な負担を強いるのは平等の原則に反するという考え方です。

一説によりますとタバコの健康被害は年間3兆円、税収は年間1兆円。元々は税収を得るためにタバコを認めたのに、割にあいません。2兆円も余分にかかっています。
本来この2兆円分は喫煙者が負担するのが、公平だと思います。タバコを吸わない人にタバコの吸った人の医療費を負担してもらうのはおかしな話です。

糖質も依存性があり健康被害が明らか(肥満、2型糖尿病、生活習慣病)なので将来的には課税するべきではないでしょうか?一部では砂糖への課税が検討されましたが、砂糖が問題なのではなく糖質が問題だという本質の捉え間違いからきたことです。糖質に課税する方が合理的だと思います。(食べ物による健康被害、現代の脚気?はこちら)
ただし現状では嗜む嗜まないの選択肢が存在しなかった(糖質の害の『知識』がなかった)ので、糖質の影響が知れ渡り、嗜む嗜まないの選択が出来るようになるまでの時間を要するとは思います。

考え方としては糖尿病や高血圧が糖質の摂り過ぎによるものですから、糖質による健康被害として糖質摂取者に医療費の負担をお願いするのです。現実問題の解決策としては糖質による疾患の医療費分に相当する課税が妥当ではないかと思います。
安いから糖質でお腹を膨らませている一因があり、その結果として医療費の負担をしているのです。糖質を相応の値段にし、医療費を減らしてみんなが健康になるのは理想的な世の中だと思います。

糖質を食べることで生じる健康被害の分を糖質を食べる人が負担するという合理的な考え方です。

タバコによる健康被害の医療費分をタバコ代に2兆円分上乗せする方が先だとは思います。

ある人は100年かかると言っていました。
私は30年で実現できれば良いなと考えています。

衝動買いのメカニズムとその対策

ついつい勢いで買ってしまう衝動買いですが、そのメカニズムを考えてみます。

生残りのための仕組み

衝動買いのメカニズムは、元々は生き残りのための仕組みでした。
欲しいものを実際よりも魅力的に感じる錯覚させる仕組みが原因のようです。

大昔の人類を思い浮かべてみてください。
川の向こう岸に美味しそうな果物を見つけました。
溺れるかもしれないので泳いで渡るか躊躇しています。
脳は無理してでも食べた方が生き残りに有利なため、自分自身を騙します。
美味しそうな果物を見た目以上に大きく魅力的に感じる魔法をかけるのです。
(一種の錯覚、勘違い。自己暗示のようなものだと思ってください)
大きな果物で食べないといけない・食べるしかないと思うようになってしまうのです。
そこで川に飛び込んで果物を食べることに成功します。
川に飛び込まない人類の子孫は食糧不足により死に絶えました。
私たちはこのようにして、川の向こうの果物を食べることの出来た人類の子孫なのです。食糧難の時代には役立ったこの仕組みが、物が簡単に手に入る今の私たちを苦しめます。

衝動買いのメカニズム

同じことが衝動買いでも起こります。
一目見て欲しくなります。頭の中で魅力が駆け巡ります。
どんどん魅力が増大するドーパミンの魔法がかかります
冷静な判断は無理です。
何しろ昔は溺れるかもしれない程の命がけでも、川を渡るほどの魔法なのですから。
財布の中身が減るということはあるものの、命を危険にさらすことなくほしいものを手に入れるのです。
結果として何故買ったかわからないものが家にいくつもある状態に陥るのです。
ちなみに様々な依存では、この魔法の繰り返しが起こってしまうのです。
一度欲求が膨らんで手に入れたものや経験は、忘れられません。
そして一度経験したことは慣れてしまうので、同じ喜び・ドーパミンを得るために欲求がエスカレートしてしまうのです。

衝動買いの対策

欲しいものを魅力的に見せつけるドーパミンの魔法がかかるのは約10分です。
10分間我慢して乗り切ると、魔法が解けます。
ただし10分間ほしいものを眺めて考え続けていると、脳に魔法をかけるドーパミンが減りはしますが、出続けるのでお勧めしません。
考えてはいけないと打ち消そうとすることが、脳にとって一番ストレスになるそうです
10分間他のことを考えるか、他の売り場に行くことをお勧めします。
それでもほしければ衝動買いではないのかもしれません。
別の対処法は、買ったものの具体的な使用法を想像してみることです。冷静に値段に見合った価値があるか検討してみるのです。
実は買い物がしたいだけで、物がほしいわけではないかもしれないのです。

参考文献:
脳内麻薬 快楽物質ドーパミンの正体
スタンフォードの自分を変える教室

炭水化物・糖質を食べる理由は何ですか?

これまでの常識や先入観を全て忘れて冷静に考えてみて下さい。

炭水化物を食べる理由は何ですか?

私が炭水化物を普通に食べていた頃、食べていた理由を考えてみました。

  • 子供の頃から当たり前に食べていたから
  • 食事といえば炭水化物が基本だから
  • 好きだから
  • 美味しいから
  • 安いから
  • 主食とされているから
  • 腹持ちがいいと思っていたから
  • おかずだけではお腹がいっぱいにならない気がするから
    • 食事した気がしないから
  • 手軽に食べることが出来るから
    • パンやおにぎりなど

考えてみるとこんなところです。簡単に言えば子供の頃からの刷り込みです。

他の選択肢を知らなかったことも当たり前に炭水化物を食べていた理由です。

炭水化物を食べる意味

炭水化物を食べることで少なくとも肥満という実害があることを知らなかったのも、平気で食べていた理由です。

栄養学は始まった時点で、みんな当たり前に炭水化物を食べているから、本当に身体に必要かどうかは検討せず、炭水化物を食べるものと定義したようです。

炭水化物は消化さらブドウ糖とし吸収されるだけです。アミノ酸からもブドウ糖は作り出すことができるので食べ物として無理に食べる必要はありません。

何故炭水化物を食べるのか、一度じっくり考えてみてもよいかもしれませんね。

他に食べるものが無かった時代とは異なり、飽食の今となっては栄養という意味はあまりないようです。

肥満、生活習慣病という炭水化物の食べ過ぎで起こる病気のリスクを知った上でも、ただ美味しいという楽しさの追求を続けるのかどうか。

リスクを知った上で炭水化物を食べられるのは全く問題がありません。タバコの害を知った上でもタバコを吸われる方と同じです。将来困る本人だけの問題だからです(誰の問題論)。ただ危険性を知らずに食べ続けるのは勿体無いと思います。

主食として当たり前に毎日食べるよりも、本来の炭水化物の役割・たまに見つけたご褒美として食べるラッキー食材の地位に戻してあげるのが良いのかもしれません。

決して炭水化物はやめなきゃダメなどと人に強要することなく、こんな考え方があることを教えてあげてください。