甘味と辛味の共通点

甘味と辛味の共通点を考えてみます。わかりやすい共通点はどちらも物を食べた際に感じる味覚です。味覚の中でも苦味や旨味とは異なる共通点があります。

甘味と辛味の共通点とは依存性です。依存性と言っても薬物依存のような病的で危険な依存性とは異なります。わかりやすい言葉で言えば『病み付き』になってしまうということです。

甘い食べ物、辛い食べ物に対して依存してしまうことでどうしても食べたくなってしまうということです。病気としての依存は診断基準がありますが、ここでの依存性とは嗜好の範疇ながら人々の行動に影響を与えるという意味合いです。

ただつい食べてしまうというようにやめられなくなって、『病み付き』になってしまうのです。

甘味依存には甘い食べ物に対して依存するという狭義の甘味依存と、食べているとほのかに甘味を感じる糖質に対する依存である糖質依存も含める広義の甘味依存があります(糖質依存の中に甘味依存があるのか、甘味依存に糖質依存が含まれるのかは、まだ私にはわかりません)。糖質依存に関しては、明らかに病的な状態である肥満や2型糖尿病などの糖質依存症を伴うこともあります。甘味依存に糖質依存症のような甘味依存症が存在するかどうかはまだわかりません。糖質依存と甘味依存が合併している場合も考えられますので、そう考えると糖質依存の亜型が甘味依存と考えることが出来るのかも知れません。

辛味依存には2種類あります。辛味の種類による分類で、塩分依存唐辛子依存をはじめとする香辛料依存です。塩分は人が生きていく上で必要な物ですから適度に食べると美味しく感じるように人間の身体が進化しています。美味しく感じるという快楽刺激に対して依存してしまうと塩分依存となり、その結果として高血圧になってしまった場合は塩分依存症なのだと思います(全ての高血圧が塩分の摂り過ぎかどうかはわかりませんが、もしかしたら人によっては塩としてわざわざ塩分をとらなくても肉や魚本来の塩気だけで十分な人もいるのかも知れません)。唐辛子をはじめとする香辛料は必ずしも人間の身体に必要なものではありませんから本来塩気のように美味しいという感覚を与えることはありません。むしろ香辛料を食べると脳に強い不快な刺激を与えます。この不快な刺激を打ち消すために脳内麻薬が分泌されるのですが、この脳内麻薬の虜になってしまうのです。幸い香辛料の依存はあっても、高血圧の塩分依存症に相当する香辛料の依存症はなさそうです。

甘味依存や辛味依存の概念を持つことで、お店で美味しいと感じる理由を考えてみると良いと思います。

お店で美味しいと思う多くは、砂糖と塩気で味付けされています。焼き鳥やウナギのタレは砂糖と醤油で味付けされていますし、美味しいと感じる焼肉のタレも砂糖と醤油が中心となって味付けされています。これらが美味しいことを否定したい訳ではありませんが、甘味依存や辛味依存の観点からみると食べ過ぎを助長する少しズルい味付けのようにも思います。

依存によって食べ過ぎていないか、立ち止まって少し考えても良いのかも知れません。

ちなみに糖質依存や甘味依存、辛味依存に陥っているとそれらをやめることが想像できないかもしれません。

選挙権が18歳なら18歳で成人?

選挙権が18歳から認められることになるようです。お酒・タバコは20歳のままのようですが、一番の良識が求められる選挙権が18歳なら近い将来18歳を成人として認める時期が来るのかも知れません。

そうなると移行期には18歳、19歳、20歳の3学年同時に成人式となることも予想されます。もしかしたら混乱を避けるために移行期間として20歳と19歳が成人式、翌年は19歳と18歳が成人式という事態になるのかも知れません。

それとも選挙権は18歳からだけど、20歳までは未成年という不思議な状態で落ち着くのでしょうか?結婚も18歳から出来ることを考えると、20歳が成人という考え方に無理があると思います。

本人の自己責任と考えるとお酒やタバコも18歳から認められても良いのではないかと思います。私個人はどちらも嗜まないので、全て禁止されても構いませんが、むしろ年齢によって法律で禁止しなくても良いのではないかとさえ思います。

人類は手探りで解決策を探している

人々は多くのことを知っていると考えています。人類は物事のほとんどを知り尽くしていると誤解している人すらいます。
しかし人類は多くのことが未だ手探り状態です。

例えば人が集まると争いが起こりますが、世界を見回してみると争いを起こらないようにする手立てはまだ見つかっていません。過去に学んで手探り状態で争いを避ける方法を模索しています。もしかしたら人間が欲を持つ限り争いは無くならないのかも知れませんし、争う必要の無くなる方法を探し当てることが出来るかも知れません。少なくとも現時点で分かっていることは、争いを避ける方法は未だ手探り状態だということです。

政治体制に関しても手探り状態です。過去の歴史を紐解くと、独裁政治や社会主義、民主主義など様々な体制がありますが政治体制も手探り状態です。政治体制が破綻すれば革命となひます。中でも民主主義が手探りで辿り着いた最善の政治体制でこれ以上改善しようがないと考えている人もいるかも知れませんが、多くの問題を含んでいます。最適な答えが見つからないため、仕方なく次善の策として多数決で決めているだけのことです。いわば手探りで辿り着いた政治体制と言えるのかも知れません。これも人間、特に政治家や役人に私利私欲があるうちは民主主義が最善の方法なのかも知れません。実現するかどうかは別にして理想の政治体制は、私利私欲のない人間による独裁政治だと思います。もしかしたら私利私欲のない政治家が現れるまでの手探りなのかも知れません。

手探り状態の例え話は他にも、人類にとって食べ物は何が最適なのかはまだ答えは出ていません。主食としての糖質を中心にバランスよくと言われてはいますが、これだけの糖質の害が明らかになっていることを考慮するとどうやら主食という概念そのものに問題がありそうです。これから手探りで最適な食べ物や最適な食べ方がわかってくるのではないかと思います。少なくとも現時点で糖質を毎食ガッツリ食べるのはやめておく方が無難なようです。

人類が手探り状態から解放されるのは、新たな知見が発見され物事が理論的に調整出来るようになった場合です。例えば重力の概念を発見したことで、様々な物事が理論的に解決しましたし、目に見えない空気という概念の発見が様々なことの理解に役立ちました。それまでは全て手探りだったのです。

人類は進化の歴史において手探りで、様々なことを学んできました。時には間違ってしまうと命を落とすという文字通り命を懸けて、より良いものを探してきました。現在もまだ様々な分野において手探りの状態に置かれているのです。ただ人々は現時点で分かっていることだけを見ているので、手探り状態であることを余り理解していないだけのことです。

日本の人や物が世界で信頼される理由

日本の人や物が世界で信頼されています。かつて日本製は信頼出来ない物の代名詞だった時代もあったようですが、今では世界トップクラスの信頼を表すブランドになっています。日本で売れたということが、日本の市場に受け入れられたというブランドにすらなりつつある程の信頼感があるようです。今回ふと思いついた日本の人と物が世界で信頼されている理由を考えてみました。

当然日本人全てが信頼出来る良い人な訳ではありませんが、成功している日本人の多くが共通した考え方をしていると思います。相手のことを思い遣ることが出来るということです。

日本の人や物が世界で信頼されるのは、買った後のことも考えて物を売るからだと思います。日本人は人と長年に渡りより良い関係を築くことを目的として商売をしています。日本は歴史的にみると政治体制が長年安定し、人々が同じ場所で生活することが多かったのです。多くは農家で農業に従事していましたので、引っ越すことが出来なかったのです。商売人もわざわざ引っ越す必要が無かったので長年同じ場所で商売するのが基本でした。粗悪品を騙して売ったとしても長くは続けられません。長く商売するつもりなら、相手のためにもなる商売をするのです。買った後で相手が後悔すると信用を失い、例え利益が出たとしても良しとしないのです。そのため買ってもらった後でわかった不具合も、後悔させないために出来るだけの対応をするのです。あらかじめ不具合を生じないようにするのはもちろん、不具合がわかれば改善策を考えます。相手が困ることを避けるためです。未知の不具合にも備えるために、どうしても価格が高くなってしまいます。高い価格は信用代のようなものです。

一方国の体制が何度も変わり、隣人が何度も変わるのが前提の国々では日本人のような発想は理解できません。騙された方が知恵が足らない分、間抜けだと思われるのです。お金と物を交換した時点で終わりです。不具合が後で分かっても、買う時点で見抜けなかった買い手の落ち度だと考えるようです。苦情を言ったとしても納得してお金を支払ったのだから、筋違いだとされるようです。連絡先のわからない露天や行商人、訪問販売での一度きりの商売のような関係性です。

わかりやすく言えば、日本人は後々のことを考えて落ち度なく万全な商品を売るのに対して、他国は安くする分お金を受け取った時点で終わり、売った切りです。何度も購入する商品であれば、次から購入しなければ良いのですが、船や列車など長年使うものはこの違いを良く理解しておくべきです。そして理解されているからこそ日本の人や物が世界で信頼されているのだと思います。

日本人にとっては当たり前の相手の信頼を得ることを、無駄だと考える人々がいることを知っておくと商品の売り方が変わると思います。信頼に対する考え方の違いが理解されないと製品の価格だけで判断されてしまうことになります。

全ての元になるのが、日本人は「和」を大切に考えているからだと思います。周りの人達と仲良くすることを島国の中で長年かけて培った日本人にとって何より大切なのは、お互いより良い関係を築くことです。だから日本語は相手の顔色によって語尾を変えることが出来るのです。日本語の仕組みは諍いを避ける目的に、語尾によって簡単に意味を反対に出来るのです。外国人から日本語が曖昧だと言われるのは、日本語の言葉をそのまま翻訳するからです。日本語の言い回しを翻訳するから曖昧に聞こえるだけで、日本人同士ははっきりと意思の疎通がはかれています。翻訳の齟齬により曖昧な印象をなだけです。

私は日本の人や物が世界で信頼されているのは、「和」を輸出しているからではないかと思います。

アトピー性皮膚炎が治らない理由

以前記載したようにアトピー性皮膚炎は治ります。しかし世間一般では治らないと考えられています。

今回は治らない理由を考えてみます。

アトピー性皮膚炎が治らない理由

まず結論を書くと、糖質を食べ過ぎているからです。糖質を食べ過ぎた結果アトピー性皮膚炎を発症しているので、糖質を食べ過ぎている限りせっかく治療しても湧き上がるだけのことです。

世間一般ではアトピー性皮膚炎は治らないと考えられています。医者の中にはアトピー性皮膚炎は薬を使えば治ると考えている人もいますが、それは治る訳ではありません。薬で抑えているだけです。患者さんの求めている「治る」を勘違いしています(参考:患者さんの治ると医師の治るのすれ違い)。患者さんの求める病気が治るとは治療が必要なくなる状態のことです。2度と症状が出なくてはじめて治ると感じるのです。

アトピー性皮膚炎の治療法はステロイド剤を塗ることだと誤解していることが治らない原因です。糖質を控えるだけで症状が改善することを知らないのです。

糖質という原因を食べ過ぎながら、治療しても治らないというのは、あたかも糖質を食べるというアクセルを全開に踏みながら、治療であるブレーキを工夫しても車が止まらないと困っているようなものです。アクセルを緩めれば自然と止まるのにそのことを知らないのです。

糖質を食べ過ぎた結果として何らかの免疫異常を来し、皮膚に対する自己免疫が働き、皮膚に炎症が起きているだけのことです(仮説)。炎症が起きた状態の皮膚に対して容易に触れるダニ・ホコリ・汗に感作しただけのことです。原因は糖質の食べ過ぎ、悪化因子がダニ・ホコリ・汗などです。そのため悪化因子を取り除いても他の物質に感作されれば再び症状を起こしてしまいます。

糖質を避けるという知恵

表現の仕方を変えると、アトピー性皮膚炎が治らないのは糖質を避けるという知恵を知らないからです。

それ以上でもそれ以下でもありません。アトピー性皮膚炎を治したいと思われたらまず糖質を減らす食事療法を試してみてください。どの程度減らせば良いのかは個人差があるので一概には言えません。一つの目安として振り返り法がお勧めです。検査で糖質を控えると治るかどうかわかりませんか?という質問を受けますが、ありません。糖質回避を行って改善するかどうか回避試験をしてみるしか今のところ確かめる方法はありません。

糖質回避によるアトピー性皮膚炎の改善率は95%をこえていますので、お試しください。

もう一つのアトピー性皮膚炎の治らない理由

アトピー性皮膚炎が治らないブラックな理由を一つ記載します。アトピー性皮膚炎は治るのに医者から治る話が教えてもらえない理由についてです。恐らく糖質が原因だと知らないのだとは思いますが、知っていても患者さんに教えようとしないかも知れないのです。その理由がブラックなのです。

一言で表すと治らないのではなく、医者の都合でアトピー性皮膚炎を治さないのかも知れないというブラックな話です。

糖質回避でアトピー性皮膚炎が治ることを患者さんに伝えると次々患者さんが治るため患者さんが減ってしまいます。倒産を恐れて教えてくれないかも知れないのです。または糖質を控えるだけで薬が要らなくなるため、医者の存在意義が無くなるため教えてくれない可能性があるのです。恐らくほとんどの医者はまだ糖質回避で治るという知恵を知らないだけだと思いますが・・・

強い空腹感を感じるのは糖質依存の禁断症状

空腹感は誰もが感じる生理的な感覚です。
しかし強い空腹感は糖質依存の禁断症状です。
以前は仮説として強い空腹感は糖質依存の禁断症状かもしれないとして書きましたが、他の感覚と比較することで間違いないと確信しました。

尿意と比較してみる

他の感覚との比較とは排尿したいという感覚、尿意と比較するとよくわかります。
尿意は排尿しない限り次第に強まっていきます。
どうしても我慢しなければいけない環境に長くさらされると、多少は弱まることはありますが排尿しなくてすむようになることは通常はありません。
これが禁断症状ではない生理的欲求です。
空腹感が禁断症状ではないと仮定すると、尿意と同じように食べない限りは空腹感がやわらぐことはないはずです。しかし実際には空腹感を我慢していると突然ピークをこえるように感じ、強い空腹感を感じていたとき程は食べられなくなります。これこそが糖質依存の禁断症状である証拠です。

強い空腹感が生理的なものだと仮定すると

それでも強い空腹感が糖質依存の禁断症状ではなく生理的なものだと仮定すると、矛盾するおかしな点がいくつか存在します。

  • 糖質を避けている(糖質回避)と強い空腹感を感じにくくなること(空腹に慣れるような印象です)
  • 人類が農耕を始める前の狩猟採集を行っていた時代にも強い空腹感を感じていたとすれば、狩猟採集活動に支障を来したと思います。つまり強い空腹感を生理的に感じていれば、狩猟採集がうまく出来ず子孫を残すことが出来なかったはずです。

これらの事からも強い空腹感は糖質依存の禁断症状だと思います。

強い空腹感が糖質依存の禁断症状からわかること

強い空腹感が糖質依存の禁断症状だということがわかることで利点があります。
禁断症状がなくなることを目安に糖質回避を行うことが出来ることです。
強い空腹感を感じればまだ糖質依存状態ですし、強い空腹感をあまり感じなくなれば糖質依存状態から抜け出したことがわかります。

糖質制限をされている人達が糖質制限をしばらくしていると、あまり空腹感を感じなくなったとおっしゃるのは、糖質依存から抜けだし禁断症状を感じなくなったことに起因します。
ちなみに糖質制限をしていると胃が小さくなったと感じるのも糖質依存のせいで自己抑制が利かない状態を表しています。

強い空腹感から抜け出すと、食に対するこだわりが減ります。
食に対するこだわりが全く無くなる訳ではありませんが、わざわざ行列に並んでまで食事をしようという感覚は薄れますし、高いお金を払ってまでとにかく美味しい物を食べようという感覚も減ります。糖質依存の状態の方から見ると人生の楽しみが減るような印象を感じられるようですが、むしろ時間とお金に余裕ができるので豊かな生活を送ることが出来るようになります。
このことはニコチン依存の方がタバコをやめることが想像できないことに似ています。
糖質依存から抜け出すことで初めてわかる感覚が味わえます。

良かったら強い空腹感を感じなくなるまで糖質を控えてみて下さい。
個人差があるようですが、私は2週間で強い空腹感がなくなりました。つまり2週間糖質を回避することで糖質依存から抜け出すことができました。人によっては3週間で抜け出せた場合もありますし、早い方は3日で依存から抜け出すことができたそうです。
良かったらお試しください。

アトピー性皮膚炎を治す食事療法(振り返り法)

アトピー性皮膚炎を治すことが出来るのは以前お伝えした通りです。

アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)を実践し、症状が良くなるまで減らしてしまえば理論的には完治します。しかしどの程度糖質を減らすと良いのか判断に困る場合があります。
そこで提案するのが振り返り法です。

アトピー性皮膚炎において、糖質を食べ過ぎてから症状が悪化するまでの期間が短いことを利用します。アトピー性皮膚炎では糖質を食べ過ぎると数時間のうちに痒くなって、それ以上食べ過ぎると翌日には赤みがでるようです。
そこで痒くなったり赤くなったりした時点で食べたものを『振り返る』のです。

アトピー性皮膚炎の食事療法:振り返り法

具体的な方法を提案します。
判断がしやすくなりますので、ステロイドで炎症を抑えた後で振り返り法を試すことがお勧めです。何故なら炎症がある間に糖質を控えても、以前の炎症の影響か今回食べたものの影響か判断しにくいためです。

まず出来る範囲で構いませんので糖質を控えてみていただきます。
痒みや赤みなど症状が出なければ糖質の食べた量は許容範囲内です。そのままの量で様子をみましょう。
痒みや赤みが出れば糖質を食べ過ぎのサインです。
痒みが出た場合は直前の食事が原因の可能性が高く、赤みが出た場合には1日の間に食べた食事が原因の可能性が高いと考えられます。
ここで食べたものや食べた量を『振り返る』のです。

いつもより食べた量が多ければ、それが食べ過ぎのサインだと考えます。つまり許容量を超えてしまった証拠です。
この量を覚えておいて、次から食べ過ぎないように気をつけるのです。
もし食べ過ぎに思い当たらなければ、気にしないようにしましょう。
何度も繰り返しているうちに許容量が分かるようになってきます。

振り返り法の目的は自分の許容量を把握すること

振り返り法の目的は、最終的に自分自身の食べても大丈夫な糖質の許容量を把握することです。許容量を把握していれば、食べ過ぎて症状を悪化させないように気をつけることができます。場合によっては痒くなるとか赤くなると予測することが出来るようになります。予測出来れば痒みに対しては前もって内服することができますし、赤みが出る場所が決まっていれば前もって外用することで症状を出ないように抑えることができます。

これまでは原因がよくわからない疾患であったアトピー性皮膚炎が、糖質を食べ過ぎれば出る疾患で、糖質を控えると症状が出ない自己調節出来る疾患になります。

20世紀のアトピー性皮膚炎の治療はステロイドで抑えることしか出来ませんでした。薬を塗らなければ再発するのが当たり前でした。原因が糖質の取り過ぎなのですから、次々症状がわき上がるのは仕方のないことでした。あたかも糖質というアクセルを踏みながら、治療というブレーキを工夫してみても車が止まらないと言っているようなものです。当時は何も分からず手探りだったので仕方がありませんが、糖質の知識を得た今となっては残念な治療法です。
21世紀のアトピー性皮膚炎の治療は糖質回避で根治することが出来るようになりました。
良かったらお試し下さい。

アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)

昨日書いたアトピー性皮膚炎は治るですが、今日は治す方法である食事療法(糖質回避法)を提案します。

一言で表せばアトピー性皮膚炎の症状がおさまるまで糖質を減らす(糖質回避)だけのことです。恐らく糖質を完全回避すれば簡単に治りますが、糖質を食べながらでもアトピー性皮膚炎は治ります。その食べ方を提案します。

アトピー性皮膚炎は糖質を食べ過ぎた結果発症するようです。ダニ・ホコリ・汗は原因ではなく悪化因子のようです。ダニ・ホコリ・汗は避けることが難しいので糖質を控えることで治癒を目指します。

一度症状が出てしまったアトピー性皮膚炎は食事療法だけで改善するには二、三週間かかります。脱ステロイド療法をされたいのであれば、時間をかけて糖質を控えると良いと思います。早く治したいのであれば、まずステロイド剤外用で症状を落ち着けることがお勧めです。食事療法は症状の再発を抑えてくれますのでお試しください。

アトピー性皮膚炎の正体

既にアトピー性皮膚炎の症状がある場合、糖質の食べ過ぎが原因だと考えられます。糖質を食べても大丈夫な量は人によって異なります。一食につきお茶碗1杯で症状が出る人もいれば、丼飯3杯食べても大丈夫な人もいます。現在食べている量が人と比べて多い少ないではなく、アトピー性皮膚炎を発症している時点でその人の身体にとっては許容量を超えた結果なのです。お茶碗一杯しか食べていないのにアトピー性皮膚炎を発症しているのであれば、許容量はお茶碗半分なのかも知れません。少なくとも許容量を超えていることを表すようです。主食は少なくても、間食で甘い物を食べている場合、間食をやめるだけでアトピー性皮膚炎が治る人もいます。

人にはそれぞれ糖質の許容量がある

人にはそれぞれ糖質の許容量があるようです。アトピー性皮膚炎での許容量もあれば、花粉症や太り過ぎない許容量もあるようです。

1人の方の具体的な許容量を示します。お茶碗一杯までは何も症状がありません。お茶碗2杯食べると数時間後に痒くなります。お茶碗3倍食べると翌日皮膚に赤みが出ます。つまり許容量はお茶碗一杯です。

理想的なのは皆さんがアトピー性皮膚炎を発症しない糖質の許容量を知ることだと思います。許容量を知ることで糖質を楽しみながらアトピー性皮膚炎を避けることが出来るようになると思います。

アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)

糖質を控えることです。現実よりも糖質を減らすことでステロイド剤を外用しても次から次に湧き上がるようなアトピー性皮膚炎の症状を抑えることが出来ます。どの程度減らすと症状がおさまるかは人によって異なります。糖尿病で内服治療中や腎臓病や肝臓病で加療中でなければ、主食をやめてみるのも一つの選択肢です。主食をやめるのが難しいようなら、これまでの半分の量に控えるようにしてみると良いと思います。

食べる順番

アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)において画期的な考え方です。

先にタンパク質や脂質を食べてから糖質を食べるようにするとアトピー性皮膚炎の症状が出にくいようです。同じ物を食べても食べる順番で症状の出方が違うようなので、その違いを考えてみると食べ物の成分(糖質そのもの)ではなく血糖値が何らかの影響を与えているようです。血糖値を上げるのは糖質のみなのでタンパク質や脂質が糖質の吸収を邪魔することで血糖値が上がりにくいことが考えられます。そしてブドウ糖(血糖値とはブドウ糖の血中濃度のこと)がタンパク質に結合した糖化産物が原因である仮説に符合する結果です。

イメージとしては先にタンパク質や脂質を食べて胃の中に浮かべ、後で食べた糖質の吸収を邪魔するようにすると良いと思います。

具体的には先にオカズをある程度食べてからご飯を食べたり、サラダを食べてからパスタを食べるようにすると良いと思います。

特にお子さんの場合、まず順番を試してみることをお勧めします。アトピー性皮膚炎が改善しなければ、糖質の量を減らすと良いと思います。

アトピー性皮膚炎は治る

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、これまで治らないのが常識でした。
少なくともアトピー性皮膚炎は非常に簡単な方法で治ります。

糖質回避による病気の改善率からもわかるようにアトピー性皮膚炎の原因は糖質の摂り過ぎです。ダニ・ホコリ・汗が原因だと説明する医師もいますが、恐らく間違っています。何故なら糖質を控える(糖質回避)だけでステロイド剤が必要なくなります。つまりアトピー性皮膚炎が治る患者さんがおられるからです。ダニ・ホコリ・汗が原因であれば、それらの原因が取り除かれない限り治らないはずです。しかし実際には糖質を控えるだけで治るのです。ではダニ・ホコリ・汗は無関係かというと無関係ではありません。悪化因子としてアトピー性皮膚炎に関わっているようです。糖質と悪化因子が組み合わさるとアトピー性皮膚炎を発症します。ダニ・ホコリ・汗以外にも様々な悪化因子が考えられますが、全てに共通するのは糖質です。糖質があたかもマスターキーのように振る舞い、悪化因子との組み合わさることでアトピー性皮膚炎の症状を引き起こします。

多くの医者はダニ・ホコリ・汗が原因だと勘違いしているので、取り除くことが困難なため、アトピー性皮膚炎は治らないと誤解しているのです。確かにダニ・ホコリ・汗は避けることは出来ませんが、全てに共通する糖質は意図的に控えることが出来ます。

糖質を控えるだけでアトピー性皮膚炎の多くはは治ります。逆にアトピー性皮膚炎が良くなるまで糖質を減らすのです。治らなければ糖質の減らし方が足らないと考えれば良いのです。

これまでアトピー性皮膚炎が治らないのが常識でした。それは誰もが糖質による症状だとは考えなかったからです。糖質を控えるという発想が無かったのです。いわば車のアクセルを全開に踏みながら、ブレーキを工夫しても止まらないと嘆いているようなものです。本当に車でそんなことをしていれば、運転手の資質を疑うことでしょう。しかしアトピー性皮膚炎の治療では、糖質の食べ過ぎが原因にも関わらず、原因はそのままにステロイド剤で止めようとしても症状が止まらないとしているのです。数年もすれば今の治療法が時代遅れになることを私は祈っています。

もしかしたら一部の医師は糖質が原因だと知っていても、病気を治してしまうと患者さんがいなくなることを恐れて教えようとしないのかも知れません。

ちなみにダニ・ホコリのアレルギー検査とされる特異的IgEは、皮膚でダニ・ホコリが感作された結果を見ているだけで皮膚の悪化状態に比例して数値が高くなります。その理由は糖質を食べ過ぎた結果として皮膚が炎症を起こした状態で、ダニ・ホコリが皮膚に付着することで感作されるのです。皮膚の炎症が強ければ強い程、皮膚のバリア機能が低下しているため感作されやすくなります。一番の対策は糖質を控えることです。次善の策が皮膚の炎症を抑え保湿することで皮膚のバリア機能を保つことです。

具体的な食事方法などは改めて書きたいと思います。

花粉症も治るようなのでアレルギー全てが糖質による疾患であり、糖質回避により治るのかも知れません。

価値観の違う人の心理は理解できない

人は価値観の違う人の心理を理解することは出来ません。

実は知っていれば当たり前のことですが、このことを知らない人は会話が成り立たないことを不思議に思います。

例えばお金が全てだと思い込んでいる人は、お金の他に目的があって行動している人のことは理解出来ません。お金のためだけに働いている人は、もらえるお金の多寡により行動が変わります。お金を多くもらえるなら行動しても、お金がそれほどもらえなければ行動しません。やりがいなどのお金以外の価値観を元に行動する人は、お金のためだけに働いている人にとっては理解出来ません。逆にやりがいを求める人にとっては、お金の多い少ないにこだわる人の心理は理解出来ません。世の中がうまくまわっているのは様々な価値観の人達が、自分の価値観にそって無理なく出来ることをしているからです。無理をしている人は、何らかのトラブルを起こしたりトラブルに巻き込まれてしまいます。

他の例えで考えてみると、仕事が何より大切と考える人もいます。何事よりも仕事を優先します。他の選択肢は仕事を優先させた上で余裕がある場合にのみ考えることになります。一方で家族が何より大切という価値観の人もいます。仕事は休んででも出来る限り家族のことを優先します。しかし仕事が一番だと考えている人からみると理解が出来ません。家族を言い訳にして仕事をサボりたいだけだとさえ思ってしまいます。逆に家族が一番の人にとっては、仕事を一番と考える人の心理は理解出来ません。家族が嫌いなのだろうか?と不思議に思います。仕事が一番だと考える人は、家族を養うために仕事をしているという自負はあるのかも知れません。しかし仕事を一番にする時点で本来なら家族を養う手段である仕事が、生きる目的になっているのかも知れません。家族を一番に考える人の心理は、仕事が嫌なだけで仕事を避ける口実に家族を利用しているのかも知れません。

価値観が同じ、あるいは似ている場合には相手の心理が理解出来るため所謂気があう仲となります。人は自然と価値観の合う人達が集うようになるのは、お互いの心理がわかるからトラブルになりにくいからです。

人には様々な価値観があり得ます。中には価値観が人とは大きく異なり驚くような考え方をする人もいます。そして価値観が異なるとその相手の心理を理解することが困難なことを知っておくべきだと私は思います。