社員旅行・団体旅行が減った理由

バス会社や旅行会社が企画するバス旅行などはあるものの、最近では社員旅行や団体旅行が減っています。ふとその理由に気付いたので書いてみます。

旅行は娯楽

かつてはテレビや映画など娯楽が少なかったため、旅行は恰好の娯楽でした。しかし旅行を計画・企画するのは大変なため、会社ぐるみで企画したり、団体で企画したりしていました。誰かが企画してくれさえすれば、他に大してすることもないので旅行に参加していました。また娯楽の1つであるお酒を飲む口実にもなりました。

かつて旅行の計画が大変だったのは、自分で宿泊施設に連絡し、交通機関の手配が必要でした。旅行をしようと思うと情報を集めること自体が大変でした。旅行代理店がその役割をしてくれるようになりましたが、旅行代理店が手間を省いてくれる分割高になりました。バブル時代など景気の良かった時には割高な旅行でもみんなが喜んで参加していました。この頃からインターネットが広がりはじめ、情報収集が容易になりはじめました。

企画してくれる人がいたので個人で旅行を企画する煩わしさがありませんし、他に大した娯楽がないこともあり、喜んで参加していたのです。個人で旅行するよりは割安で旅行出来るのでお得でした。

社員旅行・団体旅行の目的

上記の娯楽という側面と、社員旅行・団体旅行の目的の1つはいつも一緒にいる職場や団体のお互いを良く知ることでした。日頃の話題を増やすこと、つまり親睦を深めることを目的の1つとしていました。

娯楽の多様化

技術の進歩、インターネットのおかげで様々な娯楽が生まれました。しかもお金のかからない娯楽も多く生まれました。娯楽の多様化によりわざわざ社員旅行・団体旅行という形で娯楽を消費する必要がなくなりました。

またインターネットのおかげで情報が広まったこともあり、個人の好みの旅先も多様化してしまいました。これまでは全国的に知られた観光地に行くのが自然でしたが、今では個人個人が好みにより穴場とも言えるような場所に行くことも稀ではなくなりました。

実は娯楽だけでなく、旅先も多様化したので、社員旅行や団体旅行を企画しても賛同してもらいにくくなってしまったのです。結果としてせっかく企画しても参加人数が集まらないことになるのです。

旅先で初めて見るものでも、今ではテレビで見たもこを追体験するようになりました。見たことないものを見るのと比較すると、テレビとはいえ見たことのあるものを直接みても感動が薄まっているのかもしれません。

人間関係の多様化

親睦を深めるという意味でも、休みの日まで一緒にいたくないという思いが参加を遠ざけるようになりました。SNSなどにより仲の良い人同士でつながることが出来るので、わざわざ職場や団体の人同士がお互いを良く知る必要がなくなってきているのです。

少し前までは友達とコミュニケーションを取ろうと思えば、わざわざ会うか電話をするしかありませんでした。お互いの時間を合わせる必要があったため、毎日という訳にはいきませんでした。生活時間が元々揃っている職場の人や同じ団体の人同士とコミュニケーションを取ることが多かったのです。そのため旅行というのはコミュニケーションする話題を深める格好の話題作り・コンテンツだったのです。

今ではSNSで学生時代の友人達と毎日好きな時間にコミュニケーションが取れるので、無理に職場や団体の人とコミュニケーションを取る必要がなくなりました。というよりもむしろSNSに時間を割きたいので、職場や団体の人との日頃のコミュニケーションすら無駄だと思うようになりました。だから飲み会なども参加しなくなりつつあるのです。飲み会すら参加したくないので旅行には絶対行かないのです。

旅行の企画が簡単になった

以前は旅行の企画そのものが大変だったため、誰かが計画してくれた企画に参加するのがお手軽でお得な旅行でした。自分で企画するのが大変だったからです。

今ではインターネットのおかげで、宿泊施設の値段や設備はもちろん情報空き状況を探すのも容易で、そのまま宿泊予約まで出来ます。交通機関もインターネットで予約・購入出来るため、家にいながら簡単に旅行を企画することが出来ます。急な予定変更も個人単位なので簡単です。突然のキャンセルということになったとしても、キャンセル料を支払うことで貸借りなしです。社員旅行や団体旅行では他人に迷惑がかかるということを気にしなければなりません。

これからの旅行

テレビやインターネット、ブログやSNSで写真や動画を見ることで満足してわざわざ旅行をしない人も増えるでしょう。

逆にブログやSNSでその地に行ってみたいという人もいるかもしれません。ブログやSNSにアップするために旅行する人もいるかもしれません。

いずれにしても、今以上に旅行に関して多様化するということです。社員旅行や団体旅行が増えることは残念ながらないでしょう。

これからは自分の目的にあった旅行を自分で企画するのが当たり前の時代になるとおもいます。

ということは生き残ることの出来る宿泊施設は限られてしまうでしょう。

人生は気付きを探す旅 気付きが人生を豊かにする

人生は気付きを探す旅のようなものです。1つのことに気付くだけで考え方が変わり、生活そのものが変わってしまうことがあります。例えばお得な何かに気付いててしまえば、損する行動をわざわざすることはありません。人が生きることははお得な気付きを探す旅をしていると考えることが出来ます。

何事も早く気付いた人は得をすることが出来ます。気付くことが出来ない人は、損していることすら気付くことが出来ないのです。

先人の天才が成し遂げた様々な発見も一種の気付きであると言えると思います。例えば太古の昔から誰でも見ている重力の本質にニュートンが気付いたことで、多くの人が体系立てて理解することが出来るようになりました。

物事の多くのことがわかっていると誤解している人もいますが、わからないことは山ほどあります。例えば宇宙の仕組みや地球の内部、病気のメカニズムなどほとんどわかっていません。人間の身体の仕組みも各臓器の大まかな働きはわかるものの、細胞レベルの働きはほとんどわかっていないのが現状です。

糖質による害

糖質による害は気付きについて考える良い教材です。国民のほとんどの人が糖質依存に陥っているため、糖質を冷静に見つめることが出来ません。そのため簡単には糖質による害に気付くことが出来ないのです。

私の患者さんのように糖質による害に気付いた人は、生活そのものが変わります。何年も治らなかったアトピー性皮膚炎が2、3週間で薬がいらなくなったり、治らないことが常識だった2型糖尿病が失くなったことで人生が変わった人までいます。何故なら糖質による害に気付くことで、糖質を避ける知恵を身につけ、病気を避けることが出来るのです。

ちょっとした気付きが人生そのものを変えてしまうかもしれないのです。

野菜は隣のスーパーの方が安いというのも気付きですし、太る原因は糖質だと知ることも気付きです。

気付きが生活を豊かで便利にしてくれます。気付かなければ損していることすら理解出来ません。

人生は気付きを探す旅

私は様々な気付きを得ました。しかしまだまだ知らないことは山ほどあります。次はどんな気付きが待っているのか楽しみです。様々なことに気付くためには、絶えず疑問や矛盾など考えていなければいけません。しかし気付きが人生を豊かにしてくれるので、いつも気付きを探して、周囲に目を向けていることさえも楽しく感じます。

人生は気付きを探す旅、そんな視点で周りを見てみると楽しみが増えるかもしれませんね。もしかしたら、ちょっとした気付きが世界を変えるような大発見につながるかもしれません。

相手の代わりに考える勧め

これから様々な仕事が人工知能に置き換わるはずです。人工知能に置き換わりにくいのが相手の代わりに考えてあげることです。先回りして考えると言い換えることも出来ると思います。

今の機械は人が選択肢から選ぶことで、機械が判断してくれるところまできています。しかし選択肢の中に答えが無いと今の機械には判断が出来ません。その機械には判断出来ない、選択肢以外の答えを代わりに考えてあげるという話です。

例えば商品を買う場合、性能重視か価格重視かという選択肢から選んでもらえばある程度商品を提案できるのが今の機械です。ネットなどで簡単に探すことが出来るでしょう。しかし本人にもわからないが選択肢の中に欲しい商品が無い場合に対応出来ません。相手の代わりに考えてあげるとは、相手自身も気付いていないかもしれない新たな選択肢や希望を見つけてあげることだと思います。例えばデザイン性とかです。選択肢にはない拘りがある場合には、今のところ自分で解決策を見つけるしかありません。その解決策、折り合いをつけることを代わりに考えてあげることが、人工知能に負けない能力だと思います。

具体的に車を選ぶことを想定してみます。価格や性能、デザイン性などはホームページから選ぶことが出来ます。ただの人の移動手段と考えれば、これらのことだけで十分な情報です。しかし家族構成によっては、近い将来子供用の自転車も運びたくなるかもしれません。若い夫婦なら子供も生まれてくるかもしれません。予想される将来の使い方も考えてあげて提案することは今のところ機械には出来ません(私が知らないだけで既に実現しているかもしれませんが)。できるだけ大きい車を売りたいという売り手側の思惑ではなく、あくまでも相手の代わりに考えてあげるということです。

実は様々な状況を想定することは試験という形でトレーニングされています。教科書を覚えて、その教科書の内容を様々な形で問題を読み解く事が試されているのです。しかし相手の代わりに考えるという発想がないため、そういった考え方に慣れていないのです。

今後は相手の代わりに考えるという考え方の出来る人が有利になると思います。人工知能に負けないためには相手の代わりに考えることが出来るようになるしか無いと私は思います。他に人工知能に負けない選択肢は今のところ私には思いつきません。

営業マンを信用して買っていた時代

かつては営業マンを信用して買っていた時代がありました。少し大袈裟に言えば昭和の営業と言えるのかも知れません。
当時は情報が乏しかったので、判断を信頼できる営業マンに任せていたのです。そして営業マンに求められていたのは、如何に売り上げを上げるかです。信用してもらうことが出来れば買ってもらえるので、営業マンの仕事は信用してもらうことでした。営業マンには話が上手な人が多かったのはこのような理由からでした。

情報を得ることが苦手な人は今でも営業マンに頼るかも知れませんが、簡単に必要な情報が手に入るようになればなるほど営業マンの存在する価値は下がります。例えば薬の営業マンであるMRさんは、インターネットにとって代わられつつあります。何故なら医者が欲しい情報は好きな時間にインターネットで探すことが出来るからです。更にインターネットだと薬を使って下さいという説得マンとしての煩わしい営業トークを聞かされることがありません。MRさんは自分達の都合で訪れますが、インターネットは医者の都合でアクセスできます。どっちが医者にとって都合が良いかは明らかです。

他の例えであれば、車の営業マンの話を考えてみましょう。車の性能や乗り心地・価格など様々な違いがあるため比較・検討するのが素人には難しい一面がありました。しかし現在ではインターネットで車の性能を比較することは容易です。少なくともカタログにある内容は家にいながら確認することが出来ます。以前のようにカタログをもらうために販売店を訪れ営業マンと話す必要がなくなりました。

自分で情報を整理して理解出来る人にとっては、わざわざ判断を迷わせるあるいは説得されるかもしれない営業マンと話す必要が無くなったのです。しかも最近では情報を整理してくれるサイトまであるので、理解が容易になりつつあります。

情報を整理して理解することの出来ない人は、今でも営業マンに自分の必要な情報を整理してもらう必要があります。しかしスマホのおかげで既に整理された情報を手軽に手に入れることが出来るようになってきています。スマホが広まれば広まる程営業マンの需要が減っていると私は思います。

今五十代の営業マンは自分を信用して買ってもらっていた昭和の営業全盛だったと思います。会社によっては定年で逃げ切れるかも知れませんが、会社によってはインターネットにとって代わられてリストラにあうかも知れません。営業マンにとって大変な時代ですね。しかしまだ過渡期なので、これから変化がドンドン加速すると思います。

少なくとも相手の代わりに考えてあげることの出来る人以外は生き残ることは難しいでしょう。この言葉の意味がわかる人は生き残ることが出来るかも知れませんが、この言葉の意味が理解出来ないようであれば生き残ることは難しいかも知れません。相手の代わりに考えてあげるという意味を考えてみて下さい。

試食販売の本当の目的

以前は車販売店や家電量販店が粗品を配る理由を書きました。タダという繋がりで試食販売のことを考えてみます。

試食販売はお試しで食べてもらい美味しさをアピールすることが目的だと考えられています。
買う人はもちろん、売る人さえも美味しさをアピールすることだけが目的だと誤解しています。食べても買ってもらえければ意味がないと考えてしまうのです。

試食してもらい、買ってもらうことが目的の場合、販売員は歩合制で評価されます。買ってくれそうにない人には試食を勧めたりはしません。サクラのように人を呼び寄せてくれるという意味合いはあっても、収入には繋がらないからです。

歩合制で評価している時点で試食の別の意味を知らないのです。

試食販売の本当の目的

試食の別の意味とは、試食をすると少し食べると余計お腹が空くという不思議な現象を誘発します。試食が撒き餌のように働くのです。お腹が空くので「衝動買いの心理」が誘発されるため、ついつい買いすぎてしまうのです。実は少し食べると余計お腹が空くのは、糖質依存の一症状です。逆に言えば、私のように糖質回避により、糖質依存から抜け出した人間には試食の撒き餌の罠は関係ありません。ただ現時点では自覚できるか出来ないかは別にして、

現時点で日本人のほとんどの方が糖質依存だと思います。だから試食をしてもらうことに意味があるのです。

試食により食欲が刺激され、「衝動買いの心理」が働きやすくすることが試食の本当の意味です。そのことを知っている経営者は、試食してもらった数で販売員を評価します。その場で買ってもらうことは目先の利益を追い求めているに過ぎません。本当の意味を知っていれば食べてもらうだけで、目的は達成されるのです。

逆に言えばお客さんの立場からすれば、買い物は食事の後に行くべきです。試食したとしても食欲が刺激される可能性が低いからです。お客さんの立場からすれば、試食をしても買わなければ得だと思いがちですが、食べてしまった時点で撒き餌の罠に絡め取られてしまっているのかも知れません。これら一連のことを理解した上で試食は食べてみることをお勧めします。

お店の経営者の視点からすると、とにかく食べてもらうことです。食べてもらうことで食欲が刺激され、「衝動買い」により売り上げが上がります。特に糖質の試食が空腹感を刺激するのでより効果的です。試食の販売員は、試食の売り上げを上げるより食べてもらう数の多い人を評価するべきです。試食による売り上げ増加の仕組みを知ると面白いと思います。

試食による売り上げ増加の詳しい話は、参考文献スタンフォードの自分を変える教室をご参照ください。

世の中知らない間に頭の良い人に操られているようです。みんなで知恵をつけないと損をしますね。

車販売店や家電量販店が粗品を配る理由

車販売店や家電量販店でお得意さんに来店記念として粗品を配ることがあります。わざわざ来てくれた善意のお礼なのでしょうか?実は経営上車販売店や家電量販店が粗品を配る方が得なのです。つまり自分達が得をするためにわざわざ粗品を配るのです。

粗品を配るのは案内葉書を持参した人に対してです。案内葉書無しでも来てくれるお客さんに粗品はプレゼントしません。そのことから来店してくれたただの善意のお礼という意味ではないことがわかります。何故なら案内葉書を持参した人と持参していない人を区別しているからです。

ついで買いをしてもらうことが目的だと知っている人もおられるかも知れません。車販売店ではオイル交換、家電量販店では電池などの消耗品のついでを狙うというものです。しかし本当の目的はもっと奥深いものなのです。

粗品を配る目的

案内葉書を持参してくれた人に粗品を配るのは、明確な目的があります。会社の利益をあげることです。粗品を配ることが会社の利益に繋がるのです。その理屈をみていきます。

案内葉書で粗品を配る第一の目的は来店してもらうことです。いわば粗品は撒き餌のようなものです。エビで鯛を釣るという諺がありますが、粗品で物を売ることが目的です。

お客さんの立場からすれば、車販売店や家電量販店は物を購入する目的で来店するものです。何も買わないのにわざわざ店に行くことはありません。本来なら店に行くことのない人を呼び込むために粗品を配るのです。

お客さんは車販売店では新車や他の車を見ることで、家電量販店では新製品や他の電気製品を見ることで購買意欲が刺激されます。この購買意欲の刺激こそが、わざわざ粗品を配ってでも来店を促す目的なのです。

来店してもらう本当の目的

そして最大の目的は購買意欲の刺激から更に「衝動買いの心理」を刺激することで、購入に繋げたいのです。「衝動買いの心理」は今しか手に入らないとか、手に入れないと後悔すると脳が錯覚することによって起こります。「衝動買いの心理ま」を刺激するためにお店は、期間限定のキャンペーンを行います。先程の撒き餌に対して網を張っているようなものです。網にかかるとお店の思惑通り、まんまとお買い上げとなります。

対策は簡単です。一つは商品を見ないことです。もう一つの対策はもし欲しいと思っても「衝動買いの心理」なので、10分別のことを考えてみることです。10分頭を冷やすと考えても良いでしょう。「衝動買いの心理」は10分で弱まるのです。10分買うか買わないかを考えるのではなく、全く違うことを考えてみるのが一番です。10分後に買うか買わないかを改めて考えることをお勧めします。更に付け加えるなら、買った後実際に使うことを想像してみることです。その商品を買うことで何が変わるか、その対価である価格は自分にとって適切かを考えるのです。ローンを組んででも買いたいと思うのは網に絡め取られているように思います。もう一度商品により何が変わるのか考えてみましょう。

衝動買いの確認

「衝動買いの心理」による衝動買いをしてしまったかどうかは、買った後でわかります。後悔するかどうかです。後悔したら「衝動買いの心理」による買い物をしてしまったということです。次は賢く買い物をしましょう。

粗品の考え方

粗品は「衝動買い」を誘う撒き餌です。そこには「衝動買いの心理」を刺激する針がついているのです。まんまと釣り上げられないように気をつけましょう。

本当に欲しい物を買うのであれば問題ありませんが、「衝動買い」であれば勿体無いと私は思います。買い物自体が好きで、買うことが娯楽のように感じられる人には「衝動買い」も楽しみの一つなのかも知れません。撒き餌をまいてもらえるのは、楽しみが増える感覚で嬉しいかも知れません。

買い物自体が目的ではない、物を手に入れることが目的の人は「衝動買い」は避ける方が良いと思います。粗品をもらう際には気をつけましょう。

車販売店や家電量販店は表向きは見返りを求めてはいないので、遠慮なく粗品をもらいましょう。購入したら差し上げますといった具合の見返りを求めていないのは、見返りを求めない商売の仕方で成り立つからです。お客さんが粗品をもらっても「衝動買い」しなくなれば、粗品代が勿体無いと考えるようになるので粗品の仕組みがなくなります。私個人は来店で粗品進呈の仕組みがいつまで残るか興味深くみています。そして「衝動買いの心理」を利用して無理な商売をしている企業は、近い将来衰退してしまうと思います。消費者が車はただの移動手段、電気製品は生活を便利にするものと考えるようになると誰も「衝動買い」しなくなります。何故ならより良いものが欲しい欲求が「衝動買いの心理」を引き起こすからです。人類が賢くなると、いずれ「衝動買い」はなくなるのではないかと思います。

産後うつの原因 が糖質の摂りすぎ(仮説)

産後うつという病気があります。
出産後の女性にみられる症状で、気分が落ち込んでしまいます。その原因が糖質の食べ過ぎではないかという仮説です。

出産により家族が1人増えることで、これまで無かった負担が大きく増えてしまいます。1人目であれば全く経験したことのない初めての子育てで何もかも手探りで行うことになります。2人目であれば赤ちゃんのお世話だけでなく、上の子もみながら赤ちゃんのお世話をするという初めての2人の子育てに追われてしまいます。

夜中に赤ちゃんが泣き出して寝不足になることもうつに陥る原因の一つと考えられます。

出産・7に伴いホルモンの分泌が変わることも原因となります。

これらは良く言われていることです。

産後うつの原因の仮説

では産後うつの原因の仮説を一つ書いてみます。実は私は産後うつに限らず、うつ病の原因は炭水化物・糖質だと考えています。そのためうつ病の一種である産後うつの原因も炭水化物・糖質だと考えます。

アメリカの神経学者の書いた本、いつものパンがあなたを殺すではうつ病の原因はパンの小麦に含まれるタンパク質、グルテンだと書いています。アメリカ人の多くは炭水化物としてパンを食べるので、結果としてグルテンに反応しているようです。そのためアメリカ人であれば原因を炭水化物ではなくグルテンと考えても差し障りがないのではないかと私は思います。

全ての人に当てはまるように正確に考えてみると、グルテンが原因ではなく糖質が原因だと辻褄が合うと思います。糖質が原因と考える仮説は糖化産物です。

うつ病の原因は糖質による血糖値の上昇に伴い、脳内で糖化産物が産生されることで正常な脳の活動を阻害することによると思います。一つの根拠は私が糖質を食べると考えがまとまらなくなるからです。そして糖質を食べていると、様々なことで悩んでしまうのです。糖質を控えると不思議なほど答えが自然と出てきます。意外なことに糖質が精神に影響を与えるようです。少なくとも糖質は私の精神に影響を及ぼすので、私は日頃糖質を食べないようにしています。糖質を食べると考える能率が下がるので時間がもったいないのです。

産後うつの原因が炭水化物・糖質だと考える根拠は上記以外に、母乳を多くだすために炭水化物を多く食べるように勧められていることです。母乳のために炭水化物を多く食べるという発想が、産後うつを招いているという仮説です。更に糖質依存に陥ると悪循環から抜け出せなくなってしまいます。

少なくとも乳児湿疹の原因の多くは、母親の摂取した炭水化物・糖質が原因です。赤ちゃんに病的な状態、乳児湿疹を引き起こす程炭水化物を食べることが正常とは思えません。産後うつで悩んでいれば、一度炭水化物・糖質を控える糖質回避を試してみることをお勧めします。万が一糖質回避により母乳の出方が悪くなった場合には、母乳の出る程度をみながら食べる量を調節してみて下さい。

炭水化物・糖質は消化されブドウ糖となって吸収されるだけです。直接血糖値を上昇させる働きしかありません。ブドウ糖から脂肪分やタンパク質が主体の母乳が作られるのであれば大変複雑な反応がなされていることになります。単純に考えれば、わざわざ効率の悪いブドウ糖から作り出すよりも、食べたタンパク質や脂肪から母乳を作っているのではないかと思います。

ちなみに私は乳腺炎の原因も炭水化物・糖質の食べ過ぎだと考えています。

突拍子もない話ですが、もし万が一本当に炭水化物・糖質が産後うつの原因であれば、炭水化物を食べるよ促す母乳指導は完全な間違いということになります。

もしかしたらお米を食べるように勧めているのは、江戸時代やそれ以前の大昔、お米がご馳走だった名残りなのかも知れません。

営業の極意 目的を明確にする

営業の極意として理想の営業を考えてみます。
営業マンの中には世間話から話し始めて、打ち解けた頃に本題に入る人が未だにいます。世間話から始めるのは、本題が余程言い出しにくいことなのか、ストレートに話をすると話を聞いてもらえないからなのかも知れません。

世間話から話をするのはお互いの時間の無駄です。世間話は友達か近所の人達と情報交換のために行えば良いのです。

世間話から話し始める目的は、本来の目的である自分の売りたい欲求を隠すためです。その隠れ蓑として世間話をするのです。だから余計時間の無駄なのです。売りたい欲求を隠してまで話をしようとするのは、説得マンの証拠だと思います。相手が求めていないものでも説得して売りつけようとするのです。その意味でも時間の無駄です。無理をしてでも売ることを求める会社は説得会社なのが知れません。

営業の極意は営業の目的を明確にすることです。何を売りたいのか、何を売っているのか明確にすることです。そんなことを最近から言うと売れないと言う人もいますが、それは日頃から本来得るべき相手ではない人を説得して売りつけているからです。説得ではなく営業で売るのであれば、相手が求めているものを売るべきです。営業の目的を明確にして、相手が求めていなければ売り込まないことです。相手が求めていなければそもそもお客さんではないのです。お客さんではない相手に必死で売り込むから説得になるし、なかなか営業成績が上がらないのです。

営業の極意としてまずすべきことは誰が必要としてくれるのかを考えることです。どんな人なら買ってくれる可能性が高いかを考えるのです。話を聞いてくれる人に売り込もうとするから説得が始まるのです。

例えば営業する際に、アポイントを取る場合、用件を伝えることです。相手が求めていなければ断られるでしょうし、相手が興味を持ってもらえれば積極的に会ってもらえるからです。用件を伝えてあって相手に興味があれば、前もってネット検索などで予備知識を仕入れているかも知れません。そうなれば会った際に伝える内容はかなり省略出来ます。逆に相手に興味が無いことを延々話をしてもお互い時間の無駄なので、面会そのものが成立しないことは合理的だと思います。

電話で用件を聞いても誤魔化す営業マンはまず間違いなく説得マンです。用件を誤魔化すくらいですから商品についても誤魔化す可能性があります。最初からまともに相手にしないことが無難です。

参議院議員選挙に思う 選挙公約について

参議院議員選挙が終わりました。結果が出揃いました。その解釈は他の人に任せます。前回組織票と選挙権に関して思ったことを書きましたが、今回私の書くのは選挙公約についてです。

公約を掲げて選挙をしていますが、選挙公約とは努力目標でしかないのが現実です。守らなくてもお咎めが無いからです。公約を守らないと選挙に受からないから、いい加減な候補は淘汰されるから良いのだと主張する人がいますが、選択肢があれば落とすことが出来るもののみんなが公約を守らないと机上の空論でしかありません。

何故選挙公約が努力目標でしかないのか一言でいえば、目に見えるペナルティーがないからです。人はペナルティーがなければズルをしてしまう生き物です。公約を守らなくても対立候補よりマシなら受かることが出来るのです。余りにも公約と現実がかけ離れてしまえば落選してしまうので、掲げる公約はさじ加減といった具合のようです。だから選挙公約は努力目標としているのです。

一つの改善策は、選挙公約が守れなければ選挙違反を犯した人のように被選挙権を一定期間失う仕組みにしてしまうことです。そうなると夢みたいなことや理想だけで実現出来ないことを言わなくなるので、国民が判断しやすくなります。他に適切な何らかのペナルティーがあれば、何でも構いません。現状の言ったもん勝ちの状況から、何らかのリスクを背負って公約する仕組みを作ることです。

残念ながら現在実現しないのは、みんな自分達に不利になる法律など作る訳がないからです。私利私欲のない政治家が多数出てこなければ実現出来ないのかも知れません。

アメリカで警察官による射殺が問題に

アメリカで警察官による射殺が問題になっているようです。今回私が目にしたのはフェイスブックで投稿された動画です。IDカードを取り出せと言っておきながら、ポケットに手を入れたとして撃たれたのです。警察官も人間ですから恐怖心もあるのだと思います。そして誰もが銃を持っているアメリカでは、相手が銃を持っていると考えて行動する必要があることもわかります。しかしこれまでは警察官が射殺してもそれほど問題になってはいなかったようです。何故なら撃たれた人は死んでしまっているので、死人に口無しで有耶無耶にされてしまっていたのです。

私がアメリカに住んでいれば、車にある対策を考えます。ドライブレコーダーのように、運転席を録画しておきます。更に「録画中」と近付く人にわかるように表示するのです。これだけ警察官による射殺が問題になっているのは、録画が流出しているからです。警察官の言い訳が通用しなくなるからです。全ての警察官がすぐに撃つわけではないとは思いますが、突然撃たれないために私がアメリカに住んでいれば、「録画中」をアピールして突発的に撃たれないようにします。間違って撃つと大問題になると思えば、慎重になるのではないかと思います。

一番の対策は銃を禁止することだと思いますが、銃の歴史が長いので仕方ないのかも知れません。

人を傷付けることしか出来ない銃のない世の中を実現している日本は凄いと私は思います。