アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)

昨日書いたアトピー性皮膚炎は治るですが、今日は治す方法である食事療法(糖質回避法)を提案します。

一言で表せばアトピー性皮膚炎の症状がおさまるまで糖質を減らす(糖質回避)だけのことです。恐らく糖質を完全回避すれば簡単に治りますが、糖質を食べながらでもアトピー性皮膚炎は治ります。その食べ方を提案します。

アトピー性皮膚炎は糖質を食べ過ぎた結果発症するようです。ダニ・ホコリ・汗は原因ではなく悪化因子のようです。ダニ・ホコリ・汗は避けることが難しいので糖質を控えることで治癒を目指します。

一度症状が出てしまったアトピー性皮膚炎は食事療法だけで改善するには二、三週間かかります。脱ステロイド療法をされたいのであれば、時間をかけて糖質を控えると良いと思います。早く治したいのであれば、まずステロイド剤外用で症状を落ち着けることがお勧めです。食事療法は症状の再発を抑えてくれますのでお試しください。

アトピー性皮膚炎の正体

既にアトピー性皮膚炎の症状がある場合、糖質の食べ過ぎが原因だと考えられます。糖質を食べても大丈夫な量は人によって異なります。一食につきお茶碗1杯で症状が出る人もいれば、丼飯3杯食べても大丈夫な人もいます。現在食べている量が人と比べて多い少ないではなく、アトピー性皮膚炎を発症している時点でその人の身体にとっては許容量を超えた結果なのです。お茶碗一杯しか食べていないのにアトピー性皮膚炎を発症しているのであれば、許容量はお茶碗半分なのかも知れません。少なくとも許容量を超えていることを表すようです。主食は少なくても、間食で甘い物を食べている場合、間食をやめるだけでアトピー性皮膚炎が治る人もいます。

人にはそれぞれ糖質の許容量がある

人にはそれぞれ糖質の許容量があるようです。アトピー性皮膚炎での許容量もあれば、花粉症や太り過ぎない許容量もあるようです。

1人の方の具体的な許容量を示します。お茶碗一杯までは何も症状がありません。お茶碗2杯食べると数時間後に痒くなります。お茶碗3倍食べると翌日皮膚に赤みが出ます。つまり許容量はお茶碗一杯です。

理想的なのは皆さんがアトピー性皮膚炎を発症しない糖質の許容量を知ることだと思います。許容量を知ることで糖質を楽しみながらアトピー性皮膚炎を避けることが出来るようになると思います。

アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)

糖質を控えることです。現実よりも糖質を減らすことでステロイド剤を外用しても次から次に湧き上がるようなアトピー性皮膚炎の症状を抑えることが出来ます。どの程度減らすと症状がおさまるかは人によって異なります。糖尿病で内服治療中や腎臓病や肝臓病で加療中でなければ、主食をやめてみるのも一つの選択肢です。主食をやめるのが難しいようなら、これまでの半分の量に控えるようにしてみると良いと思います。

食べる順番

アトピー性皮膚炎の食事療法(糖質回避法)において画期的な考え方です。

先にタンパク質や脂質を食べてから糖質を食べるようにするとアトピー性皮膚炎の症状が出にくいようです。同じ物を食べても食べる順番で症状の出方が違うようなので、その違いを考えてみると食べ物の成分(糖質そのもの)ではなく血糖値が何らかの影響を与えているようです。血糖値を上げるのは糖質のみなのでタンパク質や脂質が糖質の吸収を邪魔することで血糖値が上がりにくいことが考えられます。そしてブドウ糖(血糖値とはブドウ糖の血中濃度のこと)がタンパク質に結合した糖化産物が原因である仮説に符合する結果です。

イメージとしては先にタンパク質や脂質を食べて胃の中に浮かべ、後で食べた糖質の吸収を邪魔するようにすると良いと思います。

具体的には先にオカズをある程度食べてからご飯を食べたり、サラダを食べてからパスタを食べるようにすると良いと思います。

特にお子さんの場合、まず順番を試してみることをお勧めします。アトピー性皮膚炎が改善しなければ、糖質の量を減らすと良いと思います。

アトピー性皮膚炎は治る

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、これまで治らないのが常識でした。
少なくともアトピー性皮膚炎は非常に簡単な方法で治ります。

糖質回避による病気の改善率からもわかるようにアトピー性皮膚炎の原因は糖質の摂り過ぎです。ダニ・ホコリ・汗が原因だと説明する医師もいますが、恐らく間違っています。何故なら糖質を控える(糖質回避)だけでステロイド剤が必要なくなります。つまりアトピー性皮膚炎が治る患者さんがおられるからです。ダニ・ホコリ・汗が原因であれば、それらの原因が取り除かれない限り治らないはずです。しかし実際には糖質を控えるだけで治るのです。ではダニ・ホコリ・汗は無関係かというと無関係ではありません。悪化因子としてアトピー性皮膚炎に関わっているようです。糖質と悪化因子が組み合わさるとアトピー性皮膚炎を発症します。ダニ・ホコリ・汗以外にも様々な悪化因子が考えられますが、全てに共通するのは糖質です。糖質があたかもマスターキーのように振る舞い、悪化因子との組み合わさることでアトピー性皮膚炎の症状を引き起こします。

多くの医者はダニ・ホコリ・汗が原因だと勘違いしているので、取り除くことが困難なため、アトピー性皮膚炎は治らないと誤解しているのです。確かにダニ・ホコリ・汗は避けることは出来ませんが、全てに共通する糖質は意図的に控えることが出来ます。

糖質を控えるだけでアトピー性皮膚炎の多くはは治ります。逆にアトピー性皮膚炎が良くなるまで糖質を減らすのです。治らなければ糖質の減らし方が足らないと考えれば良いのです。

これまでアトピー性皮膚炎が治らないのが常識でした。それは誰もが糖質による症状だとは考えなかったからです。糖質を控えるという発想が無かったのです。いわば車のアクセルを全開に踏みながら、ブレーキを工夫しても止まらないと嘆いているようなものです。本当に車でそんなことをしていれば、運転手の資質を疑うことでしょう。しかしアトピー性皮膚炎の治療では、糖質の食べ過ぎが原因にも関わらず、原因はそのままにステロイド剤で止めようとしても症状が止まらないとしているのです。数年もすれば今の治療法が時代遅れになることを私は祈っています。

もしかしたら一部の医師は糖質が原因だと知っていても、病気を治してしまうと患者さんがいなくなることを恐れて教えようとしないのかも知れません。

ちなみにダニ・ホコリのアレルギー検査とされる特異的IgEは、皮膚でダニ・ホコリが感作された結果を見ているだけで皮膚の悪化状態に比例して数値が高くなります。その理由は糖質を食べ過ぎた結果として皮膚が炎症を起こした状態で、ダニ・ホコリが皮膚に付着することで感作されるのです。皮膚の炎症が強ければ強い程、皮膚のバリア機能が低下しているため感作されやすくなります。一番の対策は糖質を控えることです。次善の策が皮膚の炎症を抑え保湿することで皮膚のバリア機能を保つことです。

具体的な食事方法などは改めて書きたいと思います。

花粉症も治るようなのでアレルギー全てが糖質による疾患であり、糖質回避により治るのかも知れません。

価値観の違う人の心理は理解できない

人は価値観の違う人の心理を理解することは出来ません。

実は知っていれば当たり前のことですが、このことを知らない人は会話が成り立たないことを不思議に思います。

例えばお金が全てだと思い込んでいる人は、お金の他に目的があって行動している人のことは理解出来ません。お金のためだけに働いている人は、もらえるお金の多寡により行動が変わります。お金を多くもらえるなら行動しても、お金がそれほどもらえなければ行動しません。やりがいなどのお金以外の価値観を元に行動する人は、お金のためだけに働いている人にとっては理解出来ません。逆にやりがいを求める人にとっては、お金の多い少ないにこだわる人の心理は理解出来ません。世の中がうまくまわっているのは様々な価値観の人達が、自分の価値観にそって無理なく出来ることをしているからです。無理をしている人は、何らかのトラブルを起こしたりトラブルに巻き込まれてしまいます。

他の例えで考えてみると、仕事が何より大切と考える人もいます。何事よりも仕事を優先します。他の選択肢は仕事を優先させた上で余裕がある場合にのみ考えることになります。一方で家族が何より大切という価値観の人もいます。仕事は休んででも出来る限り家族のことを優先します。しかし仕事が一番だと考えている人からみると理解が出来ません。家族を言い訳にして仕事をサボりたいだけだとさえ思ってしまいます。逆に家族が一番の人にとっては、仕事を一番と考える人の心理は理解出来ません。家族が嫌いなのだろうか?と不思議に思います。仕事が一番だと考える人は、家族を養うために仕事をしているという自負はあるのかも知れません。しかし仕事を一番にする時点で本来なら家族を養う手段である仕事が、生きる目的になっているのかも知れません。家族を一番に考える人の心理は、仕事が嫌なだけで仕事を避ける口実に家族を利用しているのかも知れません。

価値観が同じ、あるいは似ている場合には相手の心理が理解出来るため所謂気があう仲となります。人は自然と価値観の合う人達が集うようになるのは、お互いの心理がわかるからトラブルになりにくいからです。

人には様々な価値観があり得ます。中には価値観が人とは大きく異なり驚くような考え方をする人もいます。そして価値観が異なるとその相手の心理を理解することが困難なことを知っておくべきだと私は思います。

自分に都合の悪いことは拒絶する


人は自分に都合の悪いことは理解しようとしません。自分に都合の悪いことは受け入れることが出来ず、最初から拒絶してしまいます。

例えば糖質の害を伝えても、糖質を食べたくて仕方ない人にとっては糖質の害を受け入れることが出来ず、拒絶してしまいます。糖質が原因ですとお伝えしても、ストレスがあったからとか体調が悪かったからとか他の理由を見つけようとされる方がおられます。

自分に都合の悪い情報を拒絶してしまうのです。病気を治したいと思っていても拒絶してしまう人がいるくらいですから、特に目的がない状態で都合の悪いことは拒絶しても当たり前なのかも知れません。

拒絶する目的は都合の悪いことを受け入れないためです。都合の悪いことでも、もしかしたら正しいといけないので、検討しなくて済むように最初から拒絶してしまうのです。

医者の中にも糖質の害を受け入れることができず、検討しなくて済むように拒絶する医者もいます。糖質の害を受け入れると、これまで行っていた治療を全て否定されてしまいかねない理屈なので、受け入れたくない心理が働くようです。これまでの治療法が間違っている訳がない(と思い込んでいる)ので拒絶してしまいます。

自分に都合の悪いことでも拒絶せず、もしかしたら正しいかもしれないと考えて何事も受け入れるつもりで、かと言って情報を鵜呑みにせず、これまでの知識と照らし合わせながら情報を身につけていきましょう

蓄えた知識により情報の解釈が異なる

新しい情報は全てを鵜呑みにしてはいけないことを書きました。

今回は蓄えた知識により情報の解釈が異なるという話です。何故なら人は蓄えた知識に照らし合わせながら、物事を解釈していくからです。

例えば地球という概念が無いと日食や月食の仕組みを理解することが困難ですが、地球が太陽の周りを周っていることを知っていると、簡単に日食や月食の仕組みを理解することが出来ます。地球と太陽と月の関係性とそれらの動き方を知ることで、偶然起こる現象として月食や日食が起こることが解釈出来るようになります。ちなみに古代において天才が月食や日食をあらかじめ予言していたようですが、現実に日食や月食が起こった際にはさぞ驚いたことでしょう。

別の例えを考えてみると、水分子の性質を知っていると雲や結露のことが解釈出来ますが、水分子という概念がなければ雲や結露の仕組みを理解するのは困難だと思います。

糖質依存の知識があると、糖質をやめた際に起こる反応が容易に解釈出来るようになります。例えば糖質を回避して糖質依存から抜け出すと胃が小さくなるように感じること糖質を少し食べると余計お腹が空くように感じること。そもそもお腹が空くのは糖質依存の禁断症状であることなどです。

知識が増えると解釈出来ることが増えます。出来る限り正しい知識を増やしましょう。

まだ検証は終わっていない仮説もありますが、このサイトの内容の多くは正しいと思います。

ご自身でこのサイトの内容が正しいかどうか検証しながら、取り込んでみて下さい。

新しい情報の取り込み方 鵜呑みにしない

新しい情報の取り込み方の提案です。新しい情報を全て鵜呑みにするということは危険です。何故なら情報には正しい情報と正しくない情報とがあります。中にはわざと嘘を織り交ぜ意図的に騙そうとする情報も潜んでいます。だから新しい情報を全て鵜呑みにするのは危険なのです。

かといって新しい情報を全て拒絶するのも得策ではありません。何故ならその新しい情報が、人生が変わるような画期的な情報かも知れないからです。

では新しい情報はどのように取り込むと良いのでしょうか?私の新しい情報の取り込み方は、これまで手に入れた情報と新しい情報が矛盾しないかどうかを考えます。矛盾があればどちらかが間違っています。新しい情報が間違ってかも知れませんし、これまでの情報が間違っているかも知れません。どちらの情報が正しいかわかるまで保留し、矛盾が解決するように更に情報をあつめます。

これまでの情報が正しくない場合には前提条件が根本から覆る可能性があるため、慎重な検討が必要です。

新しい情報が正しくない場合には、矛盾点を更に検討することで新しい情報は取り込む価値がないとして解決します。

過去に知りえたことと照らし合わせる方法は、騙されないためにも効果を発揮します。何故なら騙すためには何らかの嘘を準備しますが、その嘘を見破ることが出来るからです。

間違った情報と取り込んでしまわないためと、嘘を見破るために様々な情報を身につけておくべきだと思います。その情報の身につけ方のトレーニングが学校の勉強だと私は思います。何故なら学校の勉強は一般的に正しいとされている情報の取り込み方のトレーニングであり、自分で真偽の確認の必要がないからです。まず学校で学んだことをベースにして、物事の真偽を考えながら取り込んでいくのだと思います。

社会に出てみると真偽を考える必要なかった、つまり鵜呑みにしても問題にならない学校の勉強が、如何に楽なことか良くわかります。

新しい情報は鵜呑みにせず、これまでの情報の照らし合わせることで、その真偽を確かめるようにしましょう。そうすれば詐欺師だけでなく、モラルの低い会社に騙される可能性を極力抑えることが出来るようになります。

勉強を教えるのが下手な人の心理

自分自身の勉強が出来ても教えるのが下手な人がいます。教えるとは相手のわからないことを把握し、相手のわからない部分を説明することです。

説明の下手な人にも共通することですが、教えるのが下手な人は相手のわからないことが理解出来ないのです。相手のわからないこと自体が理解出来ないのですから、相手のわかるように説明出来る訳がないのです。

自分が理解するのと、相手に説明するのとは別物なのはこのことに起因します。つまり相手のことまで考える余裕がある人は上手に教えることが出来ますが、相手のわからないことまで思い至らないと上手に教えることは出来ません。

相手がわからない部分を理解出来る方が教えるのが上手になるため、勉強に苦労して教師になった人の方が教えるのが上手な先生になるのはこのためです。逆に成績優秀だったのに教えてもらってもわかりにくいのは、わからない部分をすっ飛ばして一通り説明されるので理解しにくいのです。

勉強を教える際には相手のわからない部分を確認して、その部分を中心に教えてあげるようにしてみると良いかも知れません。

きっかけ一つで疑問が解決する場合

人は『知らねば損すらわからない』という私の考えたことわざのように、知らなければ損していることすら理解できません。

そして人は何でもわかっているつもりでいます。わからないことや知らないことは無意識のうちに無視するように過ごしているので、見聞きしても知らないことは理解出来ないのです。実は多くの人は知らないことはないという錯覚に陥っているのです。

ある人と話をしていてわかったことですが、10歳以上年の離れた人のことが理解出来ず混乱していました。最近の若い人のことが理解出来ないと悩んでいたのです。少し聞いてみると性格というよりはアスペルガー症候群の症状のようでした。本人に悪気があるわけではなく、思いつくまま振舞っているだけのようでした。その様子を見て理解出来ず混乱していたのです。ちなみにこの知人はアスペルガー症候群の存在は知っていましたが、知人にとってアスペルガー症候群はテレビや本の中の出来事で、まさかその人がアスペルガー症候群だとは思わなかったようです。エピソードを聞いただけですから確定診断できたわけではありませんが、アスペルガー症候群の症状や特性を教えてあげると様々な言動が当てはまるようです。

知人にとって理解出来なかった人の行動が、アスペルガー症候群のキーワードで読み解くことが出来たのです。これまでわからなかったことでもちょっとしたきっかけで読み解くことが出来るようになる場合があります。そのようなときには夢にも思わなかったことが答えだから理解出来ないのかも知れません。

わからないことや理解出来ないことはもしかしたら、と様々な可能性を考えることが理解出来るようになる近道かもしれません。場合によっては当たり前の常識も、もしかしたらと考えてみると、糖質の害のような画期的な発見があるのかも知れません。

糖質とダイエットの関係性

ダイエットにおいて糖質制限ダイエットが流行っています。糖質制限(私は糖質回避という言葉を提案しています)を実行された方の多くは体重が減ることを実感されます。

動物の中で人間だけが太る理由は糖質を食べ過ぎることです。一部のペットは人間と同じようなものを食べ過ぎることで太ってしまいます。動物は太ってしまうと捕食者から逃げ遅れて食べられてしまいます。太ることは動物にとって死活問題なのです。アフリカが発祥だと言われている人類も太ればライオンに食べられてしまうので太らない仕組みが備わっているはずです。その仕組みをすり抜けてしまうのが糖質依存です。つまり糖質に対して中毒状態に陥ることで糖質を食べ過ぎるのです。ちなみに糖質依存の禁断症状まであります。強い空腹感が糖質依存の禁断症状なのです。禁断症状の証拠に空腹を我慢しているとピークをこえる感覚を味わいます。禁断症状でなければ、排尿感のように排尿しない限り弱まることはないはずです。もう一つの証拠に糖質を控えることで糖質依存を脱すれば、強い空腹感が無くなり、ピークをこえた際に感じる空腹感しか感じなくなります。

糖質を減らすことで簡単に痩せるのは、他のダイエットにありがちな空腹感の我慢が無いからです。空腹感を我慢することなくタンパク質と脂質を中心にお腹いっぱい食べることが出来るので簡単なのです。

糖質を控えていると最終的には糖質依存から抜け出すことが出来るからです。糖質依存から抜け出すことが出来れば、太る原因である糖質依存による過剰摂取が無くなるため自然と痩せるのは当たり前のことです。

ちなみに糖質を控えると糖質依存から抜け出すことが出来るのは当然ですが、糖尿病で推奨される食べる順番によるダイエットが効果が期待出来るのも糖質依存の理屈で説明出来ます。御飯などの糖質から食べ始めると急激に血糖値が上昇します。一方肉・魚・野菜などのおかずから食べ始めると、胃の中で急激な糖質の吸収を妨げる働きをしてくれるため血糖値の上昇を抑えてくれます。糖質依存はブドウ糖濃度である血糖値とインシュリンの働きによる血糖値の上下が原因のようなので、その上下を抑えることが出来るので糖質依存の度合いがやわらぐのではないかと思います。血糖値の上昇がある程度抑えることが出来れば、糖質を食べながら糖質依存から抜け出すことで痩せることが出来ると思います。糖質を少しだけ食べると余計お腹がすくという不思議な感覚も糖質依存の一症状で、血糖値の上下で説明がつきます。

ダイエットとは痩せることを目的とする行為です。そもそも太る理由が糖質の食べ過ぎなのですから、糖質を食べながらダイエットするというのは矛盾した行為です。言わば糖質を食べるというアクセルを踏みながら、ダイエットというブレーキを踏んで、止まらないつまり痩せないと嘆いているようなものです。車でアクセルを踏みながらブレーキを踏んで止まらないという人がいれば呆れるでしょう。その呆れるようなこと(糖質を食べながらダイエットすること)をまだ知らないだけで、本気で行っている人がいるのです。知らねば損すらわからないという新しいことわざを考えましたが、まさに損すらわからない人がまだまだ多いのです。良かったら糖質食べながらダイエットするのは損だと教えてあげて下さい。

感情で人を動かすということ

感情で人を動かす人がいます。
私の尊敬する心理学者アドラーは感情で人を動かすことは子供のように幼稚だと切り捨てています。(参考文献:アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
私は感情で人を動かすのは動物的だと思います。

感情とは泣いたり怒ったりして人を動かすということです。(中には笑顔で人を動かすことの出来る人もいるかもしれません)
泣くことで人を動かそうとするのと、怒ることで人を動かそうとするのは本質的には同じことです。ただ相手が自分より強ければそのままでは太刀打ちできないので泣くのです。相手が自分より弱ければ逆らえないことを見越して怒るのです。もしくは力関係を見せつけ従わせるために怒るのです。

泣くことで人を動かそうとする場合

泣いて人を動かすのは赤ちゃんの特権です。子供でも泣いて親や周囲の人達を動かすのは、赤ちゃんの頃からの育ち方として泣くことで自分の欲求を満たすことを何度も成功しているのです。希に大人でも泣くことで人を動かそうとする人がいます。人のいないところで泣いているのは本当の涙かもしれませんが、人前で泣くのはある効果を狙って目的を持って泣いているのです。(本人が自覚しているか自覚していないか。つまり意識的にか無意識かは別問題です)
貴方のせいで泣いていのよ。酷い人と暗に責めるために泣くのです。周囲には、この人に泣かされていますよ、同情して下さいという目的で泣いているのです。
泣かれることで動揺してしまうと相手の思う壺です。泣くことになれているので怯んだのを感じ取ると更に大げさに泣くようになります。泣いても思い通りにならないと察すると更に大声で泣き叫びます。これは子供でも大人でも同じです。

対策は簡単です。
悲しいことはわかった。でも泣いても事態は変わりませんし、判断は変わりません。
泣くだけ無駄だから泣き止みましょうと伝えます。
それでも大声で泣くのであれば、過去の成功体験にない思い通りにならない経験なので混乱しているのですがどうして良いかわからないのです。
泣き止んだら教えてと伝えて、その場を立ち去れば良いのです。
そうすることで泣いても動揺しないと伝えることができます。

怒ることで人を動かそうとする場合

怒ることで人を動かそうとするのも泣くことで人を動かそうとするのとよく似ています。
ただ相手が自分より弱い人間だから怒ってしまうだけのことです。
怒ることで人を動かそうとするのは動物の対処法と同じです。
自分の嫌なことをされそうだと吠える。その行動と何ら変わりありません。
動物は言葉を持ち合わせていないので仕方がありませんが、人間には言葉というコミュニケーションツールが用意されているのです。
怒る原因は、本来なら知っているべきことを知らないので責めるつもりで怒るのかもしれませんが、前もって教えていない自分の責任だということに気づけば怒ることに意味がないことに気づくことができます。特に親が子供を怒るのは、教えていないのは誰の責任かを考えることで容易に理解できます。
前に言ったのに出来ていないから怒るということを言われる方もおられますが、例え言ったつもりでもその意味や目的が伝わっていないのです。言ったつもりだが言われた覚えがないという齟齬になっているのです。つまり伝え方に問題があるのです。
確かにきちんと伝えても相手の理解力の問題やモラルの問題でこちらの意図した行動できないこともあり得ます。そのような場合には相手にとって何らかのデメリットを用意し、こちらの意図した行動を促すのです。

怒ろうと思った際に、冷静に相手に何か根本的なことが抜け落ちていないかを考えるのです。
その抜け落ちていることに気づくことができれば、怒っても意味がないことがわかります。
怒らずに相手にわかるように教えてあげれば良いのです。
ただそれだけのことです。