痛風発作早期の対策

先日痛風発作の本当の原因を書いたばかりですが、昨夜寝ている間に発作が起こりました。正確に言えば痛風発作かもしれないという状況です。

痛風発作の早期とは?

そもそも今回私の膝に起こったことが本当に痛風発作かどうかはわかりませんが、状況証拠からは可能性が極めて高いと思います。何故なら水を飲んだだけで改善するからです。

痛風発作の早期とは少し痛い程度で、痛風といわれる風が吹いても痛いという状況とは異なります。痛風発作が本当に起こると痛みで歩けなくなりますが、私のいう痛風発作の早期とは痛みはあるものの患部をかばうことなく普通に歩ける程度の痛みの状態のことです。

痛風発作の経過

寝ていると左膝の痛みで目覚めました。今まで痛風発作らしき痛みは左足関節ばかりでしたので、膝の痛みは初めての経験です。左膝関節に痛みがあり、トイレに立つとかなり痛みがありました。膝を曲げると激痛が走りました。痛風発作の本当の原因に気付くまでは、発作が起こればとにかく早く鎮痛剤(ロキソニン等)を飲んで対応していました。痛みは連鎖反応が起こるようで、鎮痛剤を飲むタイミングが遅れると鎮痛剤1錠では改善しなくなっていました。そのためとにかく早く飲んでいました。

今回の痛みが痛風発作だとすれば以前書いたように脱水が原因だと思います。夜中ですが慌てて1リットルほど水を飲んで寝ました。

幸い朝起きた時には少し痛みが改善し、足を曲げても激痛は起こりませんでした。起きてからももう1リットル飲むようにしました。

私の場合の痛風発作の原因

夜中痛みで起きて水分摂取をして約4時間して起きましたが、1リットル飲んだにもかかわらず少ししか排尿はありませんでした。また朝下痢をしたので、体内の水分が腸管内に出て体内が脱水に陥った可能性が考えられました。

思い返してみると昨日は水分摂取が少なかったように思います。飲んだ量を思い出して計算してみると1日で1.2リットル程度でした。夜寝る前に水分をとらなかったことも影響があったようです。少し室温が高かったようです。夜中に1リットル程度水を飲んだあとしばらくすると汗が出始めました。

少なくとも私の場合、やはり脱水が原因で痛風発作が起こるようです。発作が軽いうちに水分を摂ると発作が緩和されるようです。

水分をとっても痛みが改善しない場合には、出来るだけ早く病院を受診されることをお勧めします。

今日は尿酸値をはかろうと思っていますので、わかったら報告したいと思います。

良い失敗と悪い失敗

良い失敗と悪い失敗について考えてみます。
実は良い失敗などありません。失敗はすべて悪い失敗です。と書くと当たり前のことで目新しいことはないでしょう。

私の中で失敗とは思い通りうまくいかないことではなく、うまくいかないことで諦めることが失敗です。
思い通りうまくいかないことは失敗ではありません。そんなことはいくらでもあるでしょう。うまくいかないことは失敗でもなんでもなく、成功の途中経過に過ぎないのです。

改めて良い失敗と悪い失敗を定義すれば、良い失敗とはうまくいかなくてもうまくいかない理由を知り、次にどのようにすればうまくいくかがわかることです。うまくいかないだけで私は失敗とは思っていません。悪い失敗とはうまくいかないことで何も学ばないことです。これこそが失敗なのです。

思い通りうまくいかなくてもあきらめなければ失敗ではありません。諦めた時点で失敗なのです。

言い換えると良い失敗とは成功の途中経過、悪い失敗とは諦めることです。

そして最終的にうまくいかなくて諦めたとしても、うまくいかない理由を知り、次にどうすればうまくいくかを学ぶことが出来れば無駄ではありません。つまり悪い失敗にはならないのです。そのように考えると今はまだうまくいかないだけという状態、つまり成功の途中として置いておくことが出来るのです。

何も学ぶことなく諦めてしまうことが悪い失敗です。
諦めたとしても何か学ぶことが出来れば良い失敗です。

例えば多くの人が経験する受験一つとっても、志望校に入ることが目的であれば志望校に合格できなければ失敗です。しかし人生の目的は志望校に入ることではありません。思い通りうまくいかなかっただけです。勉強の仕方に問題があったのか、志望校に問題があったのかを学び、これからの人生に生かせば決して失敗ではありません。ただ単に志望校に縁がなかっただけです。
うまくいかなかった時点でやり直しのきくことであれば再チャレンジしてみることも良いでしょうし、やり直しがきかなければ別の目標に対して戦略を立てるとよいでしょう。

良い失敗の考え方には人によって異なるかもしれませんが、少なくとも悪い失敗とは何も学ばず諦めてしまうことです。
悪い失敗は出来るだけ避けるようにしたいですね。

痛風発作の本当の原因

痛風とは風が吹いても痛いと言われる程激痛が襲う病気です。原因は尿酸値が高いこととされています。しかし痛風発作といわれる激痛が襲う場合、必ずしも尿酸値が非常に高いとは限りません。痛風発作時に尿酸値を測っても基準値よりは高いものの、驚くような数値になるとは限りません。

何故このようなことが言えるかというと私の尿酸値は測定した限り正常値を示したことがないからです。低いと7.6mg/dl(正常値7mg/dl以下)程度ですが、最高12.3mg/dlを示したことがあります。不思議なことに12.3mg/dlを示した時でも発作は起こさないのです。

以前発作を起こした際に測った時には8.3mg/dlでした。
つまり尿酸値が高いことが直接の原因ではなさそうです。

痛風発作の原因

脱水

他の方はどうかはわかりませんが、私の場合の痛風発作の原因は脱水でした。
私自身喉が渇きにくい体質のようで、ほとんど水分を摂らない生活をしていました。水分を摂らない状態でカフェインを摂ると、カフェインの利尿作用により体内が脱水に陥り尿酸が溶けきれなくなり、体内で析出することで発作を起こしてしまいます。

つまり水分不足+カフェインによる利尿作用で私の場合は起こしてしまいました。
水分を摂るのを忘れてコーヒーを2杯飲んだだけで発症してしまったこともありました。

面白いというと語弊はありますが、興味深いのは朝起きたときに少し足が痛くても、水分を多くとると痛みが消えることです。恐らく極小さい尿酸結晶が析出し痛みが始まり、水分を摂ると脱水が解消され再び血液(正確には組織液)中に溶け込むようです。

カフェインによる脱水

カフェインの利尿作用によって余分な水分が尿として排出されてしまうため、脱水が引き起こされてしまいます。
コーヒーを摂ると尿酸値が下がる傾向があるというデータを見たことがあるため、積極的にコーヒーを飲んでいました。しかしコーヒーを控えた上で、たまに飲んでみると私の場合発作が誘発されてしまいました。

痛風発作と尿酸値の関係

痛風発作と尿酸値の関係とは、痛風発作に尿酸値が高い必要があります。つまり痛風発作には高尿酸血症が必要条件のようです。尿酸値が高くない人は痛風発作を起こすことはないからです。かといって尿酸値に比例して痛風発作が起こるとは限りません。私の場合、12.3mg/dlでも発作が起こらないことがその状況証拠です。つまり他にも条件があるのです。

痛風発作は尿酸値が高い方が脱水に陥ると発症してしまうようです。
注意が必要なのは、水分を摂っているつもりでもカフェインによって脱水が誘発されてしまうことです。

繰り返す痛風発作でお悩みの方は脱水に注意し、カフェインを控えるようにしましょう。コーヒー・紅茶はもちろん、緑茶・ウーロン茶・ほうじ茶も控えるようにしましょう。意外にもカフェインが含まれているのはチョコレートです。ココアにも含まれているため痛風発作でお悩みの方は控える方がお得だと思います。
私はカフェインを含むものは一切摂らないように気を付けるようにしています。
といっても私の場合徹底してカフェインを避ける目的は痛風発作を避けるためというより、不眠に陥らないようにするためです。

足が痛くなりはじめたら急いでカフェインを控えて水を飲むようにしましょう。
水を飲んでも痛みが悪化する際は、私の場合は出来るだけ早く鎮痛剤を飲むと改善しますが、病気の状態が一定の状態を超えると鎮痛剤が効かなくなってしまいます。
カフェインを控えて水分を摂っても改善しない場合、出来るだけ早期に治療を始められることをお勧めします。

尿酸値を下げる方法(模索中)

現在尿酸値を下げる方法を週2回採決を行いながら模索中です。尿のpHが上がると尿酸値は下がり、尿のpHが低いと尿酸値が上がる傾向にあります。その理由は尿酸は酸のためか酸性度が高い尿には溶けにくいようです。そのため尿のpHが低い尿をいくらだしても尿酸値が下がらないのです。つまり尿の量よりも質(pHが高いこと)が重要なようです。尿のpHが5以下だと尿酸値が上がり、6以上の時には尿酸値が下がるようです。

今のところ可能性があるのがナスビと牛肉です。まだ確かなことは言えませんが、ナスビと牛肉を食べた場合には尿のpHが上がることが多いため尿に尿酸を排出出来るようになるようです。
他の食材でも尿のpHを上げる食材があるか検索中です。
確かなことが言える状態になれば改めて記事にしたいと思います。

クエン酸を摂ると肝臓で代謝され重炭酸イオンになり尿に排出されることで尿のpHが上がるそうです。私の場合はかなりの量のクエン酸を飲まないといけなかったため、コストと手間が面倒になりクエン酸で尿のpHを押し上げるのは諦めました。

ご参考まで

ちなみに尿のpHを測定しているのかこの機械です。
プラスチックのコップに排尿しpHを測定しています。

pH測定器を買うまではこの試験紙を使っていましたが違いがわかりにくいためpH測定器を買うことにしました。

私の不眠の原因の1つはチョコレート!?

私は日頃は良く寝ていますが、時折寝付けないことがあります。以前わかった原因は夜間低血糖ウーロン茶でした。今回再び不眠に陥り、原因を検索したところチョコレートが疑わしいため、そのことを記載してみます。

私はチョコレートを食べるなら通常半分以上を占める砂糖が使われていないゼロチョコレートを推奨しています。糖質回避を推奨している私は日頃糖質を食べないようにしています。そのため甘みが欲しい時には、血糖値の上がりにくいゼロチョコレートを食べていました。実はAmazonで二箱箱買いしていました。

日頃は良く眠れるのに、たまたま眠れなかった時の行動を思い返してみました。ゼロチョコレートを一箱半食べてから寝ようとしたのです。いつも食べるとしても一本10gで一箱五本入りで、一度に二、三本チョコレートとして20、30g食べる程度でした。眠れなかった夜は確か7本70g程食べたのです。

なかなか寝付くことが出来ませんでした。

これらは後で考えたらいつもと違うのはチョコレートが多かったということです。

もしかしたらカフェインが含まれているのではないかと考え、調べてみました。するとチョコレートにも少ないながらカフェインが含まれていることがわかりました。驚くべきことにココアにもわずかですがカフェインが含まれているようです。

どうやら私にとってはチョコレートのカフェインでさえ眠れなくなるようです。

たまにチョコレートアイスを食べていましたが、チョコレートアイスを多く食べると寝つきが悪かった可能性が考えられます。

ココアにもわずかながらカフェインが含まれているため、寝つきが悪い方やお子さんはココアやチョコレートを控えてみることをお勧めします。特に夕方から夜にかけてはココアやチョコレートは食べない方が無難だと思います。

また改めて記載しようと思いますが、夜間頻尿や夜尿症の原因の1つはカフェインではないかと思います。本来なら夜間尿量は生理的に抑えられますが、食品や飲み物に含まれるカフェインの利尿作用により尿量が増えてしまうことが原因ではないかと思います。夜間頻尿や夜尿症でお困りの方はカフェインを一切摂らないようにすることをお勧めします。

実はカフェインのせいで病気になっていることがわかってきました。
謎が解けてきました。
カフェイン回避教も提唱しようかと本気で考えています。

私の不眠の原因の一つはウーロン茶

これまでわかっている不眠の原因

私は日頃良く寝ていますが、時折寝付けないことがあります。
もちろん悩み事があるときには眠れないこともありますが、悩み事がなくても眠れないことが時折あるのです。
偶然謎が解けたのは血糖値持続測定器リブレのおかげですが、私の不眠症の原因の一つは低血糖だったことです。
低血糖といっても糖質を食べないから低血糖になった訳ではありませんでした。昼間に糖質を食べた反動で夜中に低血糖を生じてしまっていました。(参考:私の不眠の原因は低血糖不眠の原因は再び低血糖
私の場合朝食か昼食に炭水化物だけ食べると血糖値が急上昇し、夕食で糖質を摂らないと夜中低血糖になってしまい目覚めてしまいました。
日頃は糖質回避を行っているため、おにぎりだけやパンだけなど糖質だけを食べることはありませんが、リブレの実験のためにおにぎりだけ食べたりパンだけ食べる食べ方をしたため夜間低血糖をきたしたようです。
夜中目覚める場合には夜間低血糖の可能性があるため、少なくとも昼間糖質だけ食べる食べ方は避ける方が良いと私は思います。

今回わかった不眠の原因

今回は寝つきが悪かったため、何が原因か考えてみました。
すると外食をした際にドリンクバーのウーロン茶を3杯か4杯程度飲んだことを思い出しました。なかなか寝付けませんし、トイレばかりいっていたのです。これはコーヒーを飲んだ場合の反応と同じだと考え、ウーロン茶にカフェインが含まれているのではないかと疑い調べてみました。やはりコーヒー程ではありませんがカフェインが含まれていました。私の身体ではウーロン茶程度のカフェインで利尿作用により排尿が増えますし、カフェインの効果で不眠に陥るようです。ということは、実際に試してはいませんが私の場合緑茶でも量によっては不眠になるでしょう。(参考:飲み物のカフェイン含有量

調べてみて驚いたのは意外にもココアにもカフェインが含まれていることです。
私は日頃ココアは飲みませんが、お子さんで夜ココアを飲む習慣があればなかなか寝ない可能性が考えられます。

私の場合比較的少量のカフェインでも眠れなくなってしまうようです。
少なくとも昼間ウーロン茶を飲む分には不眠にならないとは思いますが、夕方以後にウーロン茶を飲むと眠れなくなってしまうようです。

私の経験からわかること

私は比較的少量のカフェインで不眠になってしまいます。
不眠に陥るカフェインの量の問題は違いはあるとしても、私だけ特異体質ということはないと思います。
ということはカフェインで不眠に陥っている人は意外に多いのではないかと思います。例えば夕食で緑茶を飲んでいる方や、夜ココアや栄養ドリンク、コーラなどを飲んでいると眠れない可能性は十分あると思います。
コーヒーや紅茶はカフェインが多いため、寝る前に飲まないように気を付けている方は多いとは思いますが、緑茶やウーロン茶、ココアや栄養ドリンク、コーラなどは余気にせず夜飲んでいる方は多いのではないでしょうか?

不眠でお悩みでしたら、一度カフェインを一切摂らない生活を試してみる価値はあると思います。私自身まだ試してはいませんが、もしかしたら昼間飲んだカフェインが不眠の原因になる可能性も十分考えられます。

ある宗教では刺激物ということでカフェインの入っているものを一切禁止しているようです。私が教祖になるとすればカフェインを禁止とまでは言わないまでも、要注意成分として出来るだけ摂らないことを推奨すると覆います。
ある宗教でカフェインが禁止されているのは、依存性があるからだと思っていましたが、人によっては明らかに病気を引き起こしてしまうため禁止されているようです。
少なくとも私のようにカフェインと病気の因果関係がある方は、出来る限りカフェインは控える方がお得なようです。

お得情報 ふるさと納税でiPad 4/30まで

お得情報の掲載です。
以前掲載したふるさと納税制度の中で、期間限定のお得情報です。

以前からふるさと納税制度でiPadの返礼品があることは知っていましたが、4/30までに期間が決まってしまいました。13万円のふるさと納税でiPadがもらえます。

電気製品など高額な返礼品が問題になった際もこのiPadは残っていました。実はカラクリがあって、街体験フォトアプリが返礼品でiPadがおまけでついてくるという仕組みでした。アイパッドがもらえることはうれしいものの、高額家電の返礼品が次々なくなっていることからいつまでも続かないだろうとは思っていました。
その終了日が2018/4/30になったようです。

もしふるさと納税制度の利用限度額(ふるさと納税は納税額の一部を任意の自治体に納税する制度のため収入に応じた利用限度額があります)に13万円の余裕があって、iPadを欲しいと思われている方は検討する余地があると思います。

私自身今使っているiPadで不満はありませんが、他に欲しい返礼品はないため2台目として申し込むつもりです。しかも利用限度額に余裕があれば何度でも返礼品をもらえるようです。

返礼品のアプリのおまけでもらえるiPadは通常のiPad(13万円~)、iPad mini(15万~)、iPad Pro(23万~)の選択肢があります。
ふるさと納税額によって記憶容量とWifiのみか通信回線も利用できるWifi+Cellularなど選択肢が用意されています。
もしよかったらご検討ください。

ふるさと納税の仕組みに関しては以前書いたお得情報 ふるさと納税 何故お得か?の記事をご参照ください。

私が利用しているふるさと納税制度の取り次ぎサイトはふるなびです。
このサイトが面白いのはクレジットカードでふるさと納税をすると1%分のポイントがアマゾンのギフト券としてかえってくることです。
ふるさと納税精度はふるさと納税した額から2000円を控除した金額が翌年の税金(確定申告をした場合所得税、確定申告をしないワンストップ納税制度では翌年の住民税)から差し引かれる制度です。そのため実質2000円で返礼品がもらえる制度とされていますが、先ほどの20万円ふるさと納税を行うと、1%の2000円のアマゾンギフト券がもらえるようです。ということは20万円以上このサイトでクレジットカードで納税すれば、実質無料で返礼品がもらえることになります。
ただし他のサイトとは違ってクレジットの利用に条件があるため注意が必要です。

もしよかったらご検討ください。

糖尿病の方への食事指導 続報

糖尿病を専門にみているわけではありませんが、他の病気で受診され偶然糖尿病を合併している方に食べ方の提案(参考:私が糖尿病の方への食事指導)をしています。

血糖値の上がりにくい食べ方を提案するのですから当たり前といえば当たり前ですが、実践してくださった方が本当血糖値が下がったと喜んでいただきます。

インスリンを打たれている方でお一人は低血糖になって震えが出たと言われたので、もしかして伝え方が悪く糖質をやめてしまわれたのかと少し驚きました。お話を詳しく聞いてみると、血糖値が100mg/dl程度まで下がったとのことでした。いつも血糖値が200mg/dl以上で100mg/dl程度まで下がることがなかったため、100mg/dlでも冷や汗が出たのだろうと言われていました。100mg/dlまで下がったことが無かったので大変驚かれていました。食べ方が菓子パンだけ食べておられたそうです。それを野菜と一緒に食べるようにされただけで、極端に血糖値が下がったため大変喜んでおられました。これまでなかなか下がらなかった血糖値が、野菜と一緒に食べるだけで本当に血糖値が下がったと驚いておられました。

他の方で多いのが、お菓子や果物を食前食後に食べておられる食べ方です。糖質は30分以内に食べると足し算になるため、60分以上間をあけて食べる方が良いことをご存知ないようです(参考:おにぎり1個を分けて食べた食後血糖値)。参考リンクの実験ではおにぎりを分けて食べていますが、先に食べた半分を食事、後の半分を果物やお菓子と考えて頂けるとわかりやすいと思います。食後30分以内だと食事と果物・お菓子が足し算になり、食後60分以上間をあけると足し算にはならないということです。

実践して頂いた方の血糖値は下がる傾向にあります。

HbA1cの数値が下がらず悩んでおられる方で、炭水化物だけ食べておられたり、食事の前後に果物やお菓子を食べる食べ方をされているのであれば一度試してみてください。診断的食事療法の勧めです。この食べ方で血糖値が下がれば、元々の食べ方の問題で血糖値が下がらなかったことがわかります。

日本人が白米を飽きない理由

以前他の食べ物は飽きるのに、ご飯は飽きない理由と題して書きました。今回は日本人が白米に飽きない理由と題して別の視点から書いてみます。

人が物事に飽きるのは進化の歴史で培った合理的な理由があります。食べ物の対して飽きるのは一つの食べ物に執着することなく様々な栄養素を摂取するためであり、物事に対して飽きるのは一つのことに固執することなく様々な経験をするためだと思います。

この人間に備わった物事に飽きる仕組みからするとお米に対しても飽きるはずです。人が白米に飽きないのは依存の心理という人が物事に飽きる仕組みよりも、強力な仕組みが働くからです。元々依存の仕組みが備わったのは人が太る仕組みを身につけたことに由来すると私は考えています。四季のある地域に住んでいると収穫の時期には大量に食べる物があるにもかかわらず、季節が変わると食べる物が無いことがあり得ます。収穫の時期に出来るだけ大量に食べて太ることが出来た者だけが、食料の無い冬の時期を生き延びることが出来たのです。出来るだけ大量に食べることが出来るのは、依存状態に陥るからです。

糖質依存

白米を飽きない理由は一言で言えば糖質依存に陥っているからです。病的に執着してしまう状態なのですから、依存対象に対して飽きることはあり得ません。

自覚している人が少ないだけで多くの日本人が糖質依存に陥っています。私は大きな落とし穴に落ちていると表現しています。糖質依存は強い空腹感という禁断症状(正確には離脱症状)まである明らかな依存です。激しくお腹が空くのは糖質依存の証拠である禁断症状です。つまりお昼前にお腹が空いたと口にする人は糖質依存の可能性が極めて高いと思います。その証拠に、強い空腹感を我慢しているとピークをこえる不思議な感覚を経験します。禁断症状では無いとすれば、何か食べるまでお腹が空いているはずです。

ここでは白米の中心に書きましたが、糖質に飽きないのは糖質依存だからです。パンに飽きることがないのも糖質依存だからです。ラーメンやうどんに飽きることがないのも糖質依存だからです。ラーメンやうどんに飽きないのは糖質依存だけではなく、塩分依存も重なる共依存なのかもしれません。

飽きないのは…

本来なら飽きるはずの仕組みが働かないのは白米のように、何らかの依存の心理が働いているのかもしれません。もしかしたら白米に限らず食べ物や物事に飽きないのは、何らかの依存性があるからなのかもしれません。

例えばギャンブルなども飽きる人はすぐに飽きてしまいますが、飽きない人は自分で制御出来ない程の依存に陥ってしまうからでしょう。ゲームなども同様です。ゲームは飽きないように仕組まれてはいますが、多くの人は飽きてしまいます。一部の人は飽きることなくやり続けてしまいます。やめられなくなること自体が依存のようです。

変わったところでは多くの人が嫌々する勉強に対して依存性がある人もいるようです。その結果飽きずに勉強し続けることが出来る人もいるようです。

そう考えると人間関係も飽きてもおかしくはありません。その人と一緒にいても新しい経験が出来ないと思うと飽きるのです。一緒にいても新しい刺激がないため楽しいとは思えなくなってしまうのです。仲の良かった友達と疎遠になってしまったり、離婚する夫婦は飽きてしまうからなのかもしれません。逆に長年上手く付き合っている夫婦はどちらか一方あるいはお互いが依存性があるのかもしれません。

当初のタイトルからは少し話が逸れましたが、飽きない物事には依存性があるかもしれないという視点で周囲を見回してみてください。もしかしたら面白いことに気づくことが出来るかもしれません。

血糖値の上がりにくいカップラーメンの食べ方

前回はラーメンと血糖値と題して書きました。実はお店のラーメンは血糖値が上がりにくく、カップラーメンは血糖値が上がりやすいことがわかってきました。今回はちょっとした工夫で出来る血糖値の上がりにくいカップラーメンの食べ方を書いてみたいと思います。

カップラーメンは残念ながら血糖値の上がりやすい食べ物のようです。何故なら炭水化物だけ食べるようなものだからです。通常のお店のラーメンは意外にも血糖値が上がりにくいのですが、どうやらチャーシューやメンマなどの具材があることで血糖値の急上昇を邪魔してくれているようです。

根拠は

おにぎりと唐揚げの食べ方による違い

尾道ラーメンとカップラーメンの血糖値の違い

各種サンドイッチの食後血糖値

これらのことから炭水化物・糖質だけ食べると血糖値が急上昇し、炭水化物・糖質以外のものと同時に食べると血糖値が上がりにくいことが考えられました。

血糖値の上がりにくいカップラーメンの食べ方

カップラーメンだけ食べると血糖値は急上昇してしまいます。理由は具が少ないことのようです。つまりインスタントラーメンやカップラーメンが身体に悪いイメージがありますが、インスタント・即席だから身体に悪い訳ではありません。チャーシューやメンマなど具材が少ないことで血糖値が急上昇するため身体に悪いのです。この欠点を補うために具材の代わりになるものを探してみました。以下の食べ方であれば血糖値の急上昇を多少なりとも抑えることが出来ます。

カップラーメンと唐揚げ

そのままカップラーメンだけを食べてしまうと血糖値が急上昇してしまいます。血糖値を上げないためにはお店のラーメンのようにチャーシューやメンマなど糖質以外の具材が必要なようです。

そこで唐揚げを食べることにしてみました。しかし同じ食べ物の組み合わせでも食べ方によって血糖値のグラフが異なることがわかりました。

カップラーメンと唐揚げの食べ方による違い

一言で言えばカップラーメンと唐揚げを同時に食べると血糖値が上がりにくいようです。先に唐揚げを食べてからカップラーメンを食べても、タイミングが少し遅れるだけで結局血糖値がカップラーメンだけの場合と同じだけ上がってしまいます。同時に食べるとは、唐揚げをかじってラーメンも食べて口の中で混ぜて飲み込む食べ方です。

糖質と糖質以外の食材をそれぞれ食べても胃の中では混ざってくれないようです。

カップラーメンと牛皿

カップラーメンの利点はお湯さえあればいつでもどこでも食べることが出来ることです。カップラーメンを食べる際にわざわざ唐揚げを用意するのは難しいかもしれないと考えて、冷凍食品で血糖値の上昇を抑えてくれるものを探しました。見つけたのがセブンイレブンの冷凍食品の牛皿です。

カップラーメンと牛皿交互に食べた血糖値

お店のラーメンのチャーシューの代わりのように同時に食べると血糖値が上がりにくいことがわかりました。

カップラーメンとチーズ

カップラーメンの中でもカレーであればチーズカレーもあるくらいですから、チーズをトッピングしても美味しいだろうと考えて食べてみました。結果として唐揚げほどではありませんが、血糖値が上がりにくいことがわかりました。

勿論同時に食べるようにしました。

カップラーメンとスライスチーズの食後血糖値

血糖値の上がりにくい食べ方をお勧めする人

糖質を食べることで血糖値が上がって下がらなくなる糖尿病の方は勿論、花粉症やアトピー性皮膚炎、ニキビの方も血糖値の上がりにくい食べ方をすると病気が良くなる可能性があります。

現在何らかの病気の方は勿論血糖値の上がりにくい食べ方を試してみることをお勧めしますし、現時点では病気が無くても、誰もが血糖値の上がりにくい食べ方をされる方が身体に良いと私は考えています。

特に糖尿病の方で薬を飲んでも血糖値が下がらなくてお悩みの方で、カップラーメンだけを食べておられる方は、唐揚げや牛皿と一緒に食べるようにするだけで血糖値が下がり始めると思います。

最後に

お湯さえあればどこでも手軽に美味しく食べることのできるカップラーメンですが、食べ方に気をつけないと血糖値が急上昇してしまいます。何か具材を用意してカップラーメンを食べるようにされることをお勧めします。

マヨネーズ、カロリーハーフやカットは勿体無い

少し前にノンオイルドレッシングは勿体ないと書きましたが、同じ理屈でマヨネーズもカロリーハーフやカロリーカットは勿体ないと思います。そのことについて書いてみたいと思います。

私もカロリー説を信じていた頃にはカロリーハーフのマヨネーズを使っていました。今考えると勿体ないことをしていました。

根拠は世界的に有名な医学雑誌Lancetに掲載された炭水化物増加で死亡リスク上昇です。炭水化物が多いと死亡リスクが増加しますが、脂質が多いと死亡リスクが下がるそうです。

つまり脂質は多く摂った方が健康には役立つようです。その健康に有利な脂質をわざわざ減らしているカロリーハーフやカロリーカットのマヨネーズは勿体ないという理屈です。

カロリーハーフやカロリーカットのマヨネーズが美味しいと思っておられる方はともかく、健康のためにわざわざ健康に有利な脂質を抑えたカロリーハーフやカロリーカットを選ぶのは勿体ないと思います。

もし私が経営者ならカロリーハーフやカロリーカットのマヨネーズの販売を中止するでしょう。そして脂質を多く摂る方が健康になりますというキャンペーンを実施します。そして通常のマヨネーズを健康に良い調味料として宣伝するのです。

ちなみに上記の論文では糖質と脂質についての考察はありますが、脂質の種類(動物性や植物性)については考察されてはいません。動物性たんぱく質の過剰摂取により心筋梗塞や脳梗塞などの危険性が高まる報告があるため、出来れば植物性の脂質を摂るようにする方が良さそうです。バターやラードなど動物性の脂質を大量に摂ることは避け、積極的に肉の脂身を摂ることも避ける方が良さそうです。

マヨネーズも卵が原料なので大量に摂るのは問題が起こる可能性はありますので、何にでもマヨネーズをかけるようなマヨネーズの大量摂取はしない方が良さそうです。