ダイエットが無くなる日

ダイエットとは増えすぎた体重を意図的に減らすことです。そのダイエットという概念が無くなる日がくると思います。何故なら糖質を食べれば体重は増えるし、糖質をやめれば減る。それだけのことだからです。わざわざダイエットという言葉・概念が必要なくなると思います。

太る原因の勘違い

これまでは太る原因が食べ物の食べ過ぎだと思い込まれていたので、太るのは仕方ないと思われていました。カロリー説が信じられていたので、痩せるためには食べる量を我慢するしかないと考えられていました。そのためダイエットには我慢がつきもので、苦労して痩せるものというのが常識でした。ダイエットに成功した者は賞賛され、ダイエットに失敗したものは自制心の無さを自覚するのが当たり前でした。

これまでのダイエット

誤った太る理由の解釈から様々なダイエットが考案されてきました。解釈のスタート地点が間違いなので、理屈にも問題が多く効果にもバラツキがありました。

我慢の少ない手軽なものがもてはやされ、更に目に見える効果があると、テレビで紹介され一気に流行りました。

太る本当の理由

太る本当の理由は食べ物の食べ過ぎではなく、糖質の食べ過ぎでした。つまり食べる量の我慢は必要なく、食べるものを選ぶだけでよかったのです。

痩せるか太るか選ぶ時代

痩せたい場合糖質をやめるだけです。太りたい場合糖質を選んで大量に食べるだけです。痩せたければ少なくとも主食という概念を捨て去り、タンパク質を中心とした食生活にするだけのことです。

太る理由が糖質の食べ過ぎなので、糖質をやめれば痩せるだけのことです。糖質をやめることが出来なければ、糖質依存なのです。

タンパク質はお腹いっぱい食べても大丈夫なので、お肉や魚など好きなものでお腹を膨らせて、乗り切りましょう。

糖質を食べ過ぎと太り、糖質を回避すれば痩せる。こな当たり前のことが広まれば、わざわざダイエットと言う人はいなくなります。

太った人→糖質を食べた

痩せた人→糖質を控えた

それだけのことです。この考え方が広まれば、ダイエットの言葉や概念が無くなります。

まだダイエットと称して的はずれなことをしている人がいますが、太るアクセル踏みながら痩せるブレーキをかけても無駄ですよね。糖質依存という、糖質によってかけられた魔法を解かずに痩せるのが難しいだけのことです。

心優しい人は糖質回避教の理屈を教えてあげて下さい。

2型糖尿病の原因がわかった今…

太る理由糖質依存だとわかった今、ダイエットは糖質を避けること以外考えられません。同じように2型糖尿病の原因が糖質の摂り過ぎだとわかった今、糖質を避けることを何よりも最初に考えることだと思います。

確かに血糖値を下げる良い方法はあるかも知れませんが、それは言わば血糖値を下げるブレーキを探しているようなものです。糖質は血糖値を上げるアクセルなので、2型糖尿病を避けたいのであればブレーキを工夫する前に血糖値を押し上げるアクセルを踏まないことです。

アクセルを踏まない状態(完全糖質回避)でも血糖値が下がらない場合、初めて薬の使用を考えれば良いと思います。アクセルを踏みながらブレーキを踏んでも止まらないのは当たり前のことです。車を止めたいなら、何よりも先にまずアクセルを離すこと(糖質をやめること)からはじめると思います。

もし誰かが本気でアクセル踏みながらブレーキを踏んでも止まらないと叫んでいたとしたら、止まる訳がないと笑いだしてしまうことでしょう。現実にはそんなギャグ漫画みたいなことを命懸けで行うことはありません。何故なら車の仕組みを知っているからです。アクセルは進む、ブレーキは止まる。万が一両方踏めば踏み方でアクセルが強ければ進み、ブレーキが強ければ止まります。

2型糖尿病に関しても実はみんなが知らないだけで単純です。(糖質回避や糖質制限をしている人は当たり前に理解していることです)

糖質を食べ過ぎれば血糖値は上がり、糖質を避ければ血糖値は上がりません。糖質は消化されブドウ糖として吸収されます。血糖値とはことブドウ糖の血中濃度よことです。タンパク質はアミノ酸として吸収されます。脂質は脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収されます。どこにもブドウ糖はありません。よって血糖値は上がりません。ブドウ糖が不足した場合だけこれらから作り出されるのです。

糖質を食べない肉食動物も血糖値を維持する仕組みが備わっている

糖質を食べないライオンやトラなどの肉食動物にも血糖値を維持する仕組みが備わっています。これが無理に糖質を食べなくても血糖値が維持できる状況証拠です(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)。

人間にも糖質以外からブドウ糖を作り出す方法が5通りもあるそうです。そのため糖質を食べないことで低血糖に陥ることは通常ありません。

糖質の食べ過ぎ

太り過ぎを避ける仕組みである満腹感が太らないようにブレーキとなっています。本来ならこの仕組みで食べる量が制限されるので、2型糖尿病に至ることは稀なはずです。しかしこの満腹感を誤魔化す仕組みがあるのです。その仕組みとは糖質に騙されるのです。糖質依存に陥って満腹感を誤魔化す仕組みが発動して、食べ過ぎることが出来るのが原因です。俗に言う甘いものは別腹と表現される現象です。実際には糖質は別腹でご飯などもついお代わりして食べ過ぎるのはこの影響です。人類の進化の歴史上、体にとって特別なご褒美である糖質は次にいつ食べられるかわかりませんでした。無理をしてでも多く食べる仕組みを身に付けた方が寒い冬を乗り切る際には有利だったようです。

本来なら太ることの出来ない仕組みの備わっている動物でも、ペットになると太るものもあらわれます。デブ猫やデブ犬です。恐らくこれらの多くは糖質を多く含む食事を与えられて食べ過ぎた結果だと思います。

血糖値の上昇と膵臓からのインスリンによる血糖値の降下を繰り返していると、膵臓がインスリンを作ることができなくなるか、体の細胞がインスリンに反応しにくくなることで血糖値が下がらなくなってしまいます。これが2型糖尿病です。

本来なら満腹感が働いて2型糖尿病になる程糖質を食べることは難しいはずですが、糖質依存の罠に陥ることで食べ過ぎてしまうようです。

ここに大きな落とし穴がありました。多くの人々が糖質を大量に主食として食べていましたが、2型糖尿病を発症する人が限られていたことです。しかも遺伝性までありそうだったので、発症する人の体質だと誤解されたのです。そもそも糖質をとらなければ膵臓が疲弊することもないため、理論上では2型糖尿病は発症しないはずです。

間違った治療方法

2型糖尿病は肥満と並び、食べ物の選択による病という意味では現代の脚気といえると思います。

糖質回避をせずに2型糖尿病の治療をしている人がいれば、それはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる状態です。血糖値を押し上げる糖質を食べながら、血糖値を下げる薬を飲んでいるのは正にアクセル踏みながらブレーキを踏んでいる状態です。稀に血糖値が下がることもあるかも知れませんが、非常に効率が悪いので、是非このサイトを教えてあげて下さい。糖質回避教のススメです。ただし強要はしないで下さい。信じるものだけが得をすれば良いと思います。だから宗教の一種、論理的宗教としているのです。

注意点!現在糖尿病の治療中の方、肝臓病や腎臓病で治療中の方は主治医の先生にご相談の上はじめるようにして下さい。

まず血糖値の上がる原因を取り除くことです。

健康診断などで高血糖を指摘された方は、血糖値を上げる原因の糖質を取り除くことです。どうしても糖質をやめられない場合には、血糖値を下げる薬を考えましょう。

原因を取り除かずに、薬での治療はアクセルとブレーキの関係から考えても、効率が悪すぎます。止まれないのも当たり前のことです。

実際2型糖尿病が薬無しで治りました

2型糖尿病の治療法は劇的に変わります。

高血糖を指摘された方へも良かったらご覧ください

(参考文献:糖質オフ健康法)

太る理由がわかった今…

太る理由糖質依存糖質そのものの特徴的な性質だとわかった今、ダイエットは糖質を避けること以外考えられません。糖質を避けた上で痩せなければ、そこで初めて食べる量を減らすことを考えれば良いことです。

信じるか信じないかではなく、いつ受け入れるかです。自分の経験と照らし合わせてみることで、納得がいくことがあると思います。議論の余地はありません。

もしかしたら他にも痩せる良い方法はあるかも知れませんが、それは言わば痩せるブレーキを探しているようなものです。糖質は太るアクセルなので、痩せたいのであればブレーキを工夫する前に太るアクセルを踏まないことです。

アクセルを踏まない状態(完全糖質回避)でも痩せられない場合、初めて食べる量を減らすことを考えれば良いと思います。アクセルを踏みながらブレーキを踏んでも止まらないのは当たり前のことです。車を止めたいなら、何よりも先にまずアクセルを離すことからはじめると思います。

もし誰かが本気でアクセル踏みながらブレーキを踏んでも止まらないと叫んでいたとしたら、止まる訳がないと笑いだしてしまうことでしょう。現実にはそんなギャグ漫画みたいなことを命懸けで行うことはありません。何故なら車の仕組みを知っているからです。アクセルは進む、ブレーキは止まる。万が一両方踏めば踏み方でアクセルが強ければ進み、ブレーキが強ければ止まります。

ダイエットに関しても実はみんなが知らないだけで単純です。(糖質回避や糖質制限をしている人は既に当たり前に理解していることです)

糖質を食べ過ぎれば太り、糖質を避ければ痩せていきます。タンパク質・脂質は脳を騙す仕組みがないので、そもそも食べ過ぎることが出来ません。糖質を食べることがアクセルでダイエットがブレーキです。わざわざダイエットというブレーキを踏まなくても、糖質を食べるアクセルを踏まなければ痩せていくだけです。

動物には太り過ぎない仕組みが備わっている

野生動物は太らない仕組みが備わっています。肉食動物は太り過ぎると走れなくなって餌が捕まえられなくなるので、自然と痩せていきます。太ったまま生きていくことは出来ません。草食動物は太り過ぎると肉食動物の一番の餌になってしまうので、子孫を残すことが出来ず自然淘汰されてしまいます。草食動物は餌が豊富にあるからといって食べ過ぎて太ることは死活問題なので、太り過ぎない仕組みが備わっているのです。

アフリカ発祥の人類にも太り過ぎない仕組みが備わっていたはずです。何故なら太り過ぎるとライオンなどの肉食動物の餌になってしまったはずだからです。人間の感じる満腹感が本来の太り過ぎない仕組みです。

動物も満腹だと目の前に獲物がいても襲わないそうです。(水族館でサメと同じ水槽で餌となる魚が飼われていることがありますが、サメをいつも満腹にさせることで水槽の魚を食べないようにしているそうです。それでも少しずつサメに食べられて魚は減るそうです。)

では人間が太ることの出来る仕組みは?

動物には太り過ぎない仕組みがありますが、人間だけが太り過ぎない仕組みを無くしてしまったのでしょうか?それとも仕組みはあるのにうまく働かなくなってしまったのでしょうか?

合理的に考えれば人間だけが太り過ぎない仕組みを無くしたということは考えにくいと思います。太り過ぎない仕組みをすり抜けてしまう何かがあるはずです。

痩せようとしても痩せることが出来ない程の何かです。

太る仕組みは糖質依存

太り過ぎを避ける仕組みである満腹感が太らないようにブレーキをかけてくれます。しかしこの満腹感を誤魔化す仕組みがあるのです。その仕組みとは糖質に騙されるのです。糖質依存に陥って満腹感を誤魔化す仕組みが発動して、食べ過ぎることが出来るのが原因です。俗に言う甘いものは別腹と表現される現象です。実際には糖質は別腹でご飯などもついお代わりして食べ過ぎるのはこの影響です。人類の進化の歴史上、体にとって特別なご褒美である糖質は次にいつ食べられるかわかりませんでした。無理をしてでも多く食べる仕組みを身に付けた方が寒い冬を乗り切る際には有利だったようです。

本来なら太ることの出来ない仕組みの備わっている動物でも、ペットになると太るものもあらわれます。デブ猫やデブ犬です。恐らくこれらの多くは糖質を多く含む食事を与えられて食べ過ぎた結果だと思います。

太らないはずの動物が太る実例として考えれば、動物の一種である人間も同じ仕組みで太ることは容易に理解できます。

糖質そのものの特徴的な性質

人間の身体にとって糖質そのものに特徴的な性質があります。簡単に表現すれば、糖質は効率が悪く多過ぎると毒になるのです。そのため優先的に使い、余ると毒になるので仕方なく脂肪として蓄えます。これが太る仕組みです。

間違ったダイエット方法

糖質回避をせずにダイエットしている人がいれば、それはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる状態です。稀に痩せることもあるかも知れませんが、非常に効率が悪いので、是非このサイトを教えてあげて下さい。糖質回避教のススメです。ただし強要はしないで下さい。信じるものだけが得をすれば良いと思います。だから宗教の一種、論理的宗教としているのです。

まず太った原因を取り除くことです。

中には糖質回避だけでは痩せにくく、食べる量の制限も必要な方もおられますが、多くの方は糖質回避だけで痩せていきます。

アトピー性皮膚炎の上手な付き合い方

アトピー性皮膚炎の上手な付き合い方を見つけました。これまでは原因はダニ、ホコリに対するアレルギーだから避ける方法がなくステロイド外用で一時的に改善するしか方法がありませんでした。糖質とアトピー性皮膚炎の関係の仮説を書いていますように、血糖値を上げないことがアトピー性皮膚炎に有効なようです。

今回提案する方法は食べ物を選ぶだけです。

糖質回避がアトピー性皮膚炎を救う?

出来れば完全に糖質回避してもらうことですが、より合理的な回避法を見つけました。

アトピー性皮膚炎は糖質回避でかなりの確率で症状が改善しています(病気の改善率はこちら。2015/07/26時点で84.6%)。食べる量に依存(多く食べれば悪く、少しだけなら良くなる)して症状が増減するようです。

糖質を食べた際の反応は何時間かで痒みとして出はじめるようです。少なくとも翌日には皮膚の状態は悪化するようです。

対策

痒みが出れば直前の食事での糖質の食べ過ぎを考えます。

皮膚の赤みが出れば前日の食事での糖質の食べ過ぎを考えます。

糖質の量を減らしていきましょう。

痒み、赤みが出なければ糖質の量は許容範囲と考えることが出来ます。

まずは許容範囲を把握することだと思います。日頃から食べ過ぎを気をつけるようにし、もし痒くなったら食べ過ぎの合図だと認識して次から気をつけるようにしていきます。

痒み・赤みを指標に糖質回避

血液検査や機械も必要ありません。指標は痒みや赤みを目安にして食べ過ぎを防ぐことです。赤みは目に見えるのでお子さんの場合も指標になるかも知れません。

糖質を避けることでアトピー性皮膚炎が改善することがはっきりすると思いますが、関係がはっきりすれば2型糖尿病に並び現代の脚気の一つとして語り継がれるようになるかも知れませんね。

糖質回避による病気の改善率を更新しました

糖質回避により2型糖尿病をはじめ様々病気が改善しています。

糖質回避による病気の改善率を固定ページを作成しました。

最新情報はこちらをご覧下さい。アトピー性皮膚炎(13人中11人改善)、慢性蕁麻疹(5人中2人改善)などの改善率を掲載しています。

適宜更新していきます。

 

 

喫煙者は自制心が強い?

喫煙者は自制心が強い?

依存を続けるにも意思・自制心が必要とされるという考え方です。

タバコを吸うことで生じるニコチン依存症ですが、タバコはいたるところで禁止されています。
タバコを吸うためには時間・場所・タイミングを合わせる必要があります。
禁煙の場所でタバコを吸う人は意思・自制心が弱いと言えます。しかし禁煙の場所では我慢し、喫煙所を探してタバコを吸うのは意思・自制心が強くないとできないことです。
タバコを続ける意思・自制心が強くないと、面倒くさくなって禁煙してしまうということです。

増税で禁煙できる人は意思・自制心が弱い?

増税という財布の痛みを伴う障害があっても吸い続ける人の方が意思・自制心が強いそうです。タバコを吸い続けるという意志や自制心が強いという意味ですが。
増税されると嫌になってタバコをやめてしまうのは、増税分タバコ代がかかることを他で節約するのが面倒な人です。そこまでタバコを続ける意思・自制心が強くはないのです。

依存の方はそもそも続けるかどうかを考える!

ニコチン依存の方はそもそもやめることは考えていません。
タバコをいかに続けるかを考えているのです。

依存状態ではない方からすればタバコはやめたいはずと思っているので、会話が成り立たないはずです。
別に依存の方を責めるわけではありません。(私も様々な依存状態でした)

依存を抜け出したいと思うなら、やめたほうがお得な情報を自分で探し出して、より多く知ることだと思います。

もしタバコをやめようと思うなら、タバコをやめるメリットを良く考えて、続ける方向に向けていた自制心をやめる方向に向けることです。元々自制心が強いので自制心を向ける方向を変えるだけで、簡単にやめられる人もいると思います。

良かったらお試し下さい。

高血糖を指摘された方への説明

私は糖尿病が専門ではありませんので通常高血糖を指摘された患者さんや、糖尿病の患者さんに日常の診療で説明することはありません。

専門外だからこそ私利私欲にとらわれず公平な考え方で病気の説明ができると思います。(理想はAプランだけど経営を考えるとBプランを勧めるということがないという意味です。)

以下の内容は患者さんの立場に立った考え方で、説明を考えています。現実にこの説明で御理解いただければ、病院に行く前に糖質回避教に入信されてしばらくしてから行かれる方が良いかも知れません。病院では血糖値とHbA1cの数値の確認だけで済むかも知れないからです。

一つの理屈としてお楽しみ下さい。

高血糖を指摘された方へ

血糖値とは血液内のブドウ糖濃度のことを表します。そして血糖値が高いまま下がらない状態を高血糖と表現します。診断基準を満たせば糖尿病と診断されます。糖尿病を放置したまま進行すると足の壊疽、失明や腎不全により透析が必要となる疾患ですから何らかの治療をする必要があります。

血糖値が上がる原因

血糖値が上がる原因は炭水化物(糖質)を食べることです。これまでは炭水化物、タンパク質、脂質いずれの食事でも血糖値が上がると考えられてきました。実は血糖値を直接上げるのは炭水化物だけです。

炭水化物は消化されブドウ糖となって吸収されます。このブドウ糖の血中濃度が血糖値です。たんぱく質はアミノ酸に・脂質は脂肪酸とグリセリンに消化されて血液中に吸収されます。たんぱく質・脂質は食べても直接血糖値を上げません。焼肉だけ食べても血糖値は上がりません。焼肉にご飯を食べると血糖値が上がります。

血糖値が上がりすぎると身体に害を及ぼすので、インスリンを使って血糖値を下げます。

通常は正常範囲内の血糖値の上昇下降ですが、人によっては高いままとなります。(正常範囲内といっても糖質を食べる前提なので血糖値が上下しますが、糖質を食べないのが当たり前になると将来正常範囲も変わるかも知れません。)

血糖値が下がらない理由

血糖値の上がる原因は上記の通りですが、通常は正常範囲内に収まるように膵臓から分泌される血糖値を下げることのできる唯一のホルモンであるインスリンで下げます。

何らかの理由でインスリンを作る膵臓の細胞が壊されてインスリンをつくることが出来なくなると1型糖尿病となります。インスリンを作ることが出来ず、インスリンがないと細胞がブドウ糖をうまく使えないためインスリン注射をすることが必要となります。

長年糖質を食べることにより血糖値の上昇を繰り返していると、膵臓が働き過ぎて働きにくくなるか、インスリンに反応しにくくなることがあります。その結果糖質で上がった血糖値が下がらなくなります。これが2型糖尿病です。血糖値が下がらなくなってしまったため、下げる治療法が探されていましたが、血糖値を上げる唯一の食べ物である糖質を控えることで改善が期待できます。(2型糖尿病が薬無しで治りました)

理論上は糖質を食べなければ血糖値が上がる理由がないので、2型糖尿病は失くなると思います。無くならないとすればこちらの理由が考えられます。

糖尿病のこれまでの考え方

みんな同じようなものを食べて発症する人と発症しない人がいるため、発症する人の体質だと思われてきました。特に2型糖尿病には遺伝性があるため、体質によるものだと思われてきました。人類の多くが糖質を摂り過ぎており、耐えきれなくなった人が2型糖尿病を発症するようです。

人類の多くが農耕がはじまって以来、大きな大きな落とし穴に落ちていたようです。余りにも落とし穴が大き過ぎて気付けなかったようです。

そして食べ物の選択ミスによる病気という意味では、現代の脚気とも考えることが出来ると思います。

糖尿病を放置すると

糖尿病は放置すると壊疽による足の切断の可能性や、失明の可能性、腎不全による透析が必要となることなどが考えられます。

治療法

治療法としては糖質を避ける食事療法からはじめます(既に糖尿病の内服治療中の場合や腎機能障害や肝機能障害で治療中の方は主治医の先生との相談が必要となります)。完全に糖質を避けることが出来れば理論上は血糖値は上がらなくなるはずですが、血糖値が改善しなければ、いつの間にか糖質を食べていないか食事療法を見直します。

それでも血糖値が改善しなければ薬での治療法も考えてみましょう。

天動説と糖質依存

天動説は人間が観察できることを主観的に捉えた考え方です。今となっては科学技術の進歩により、明らかに間違っていることは容易に理解できますが、当時としては天動説が間違っているとは疑いもしない人が大半だったと思います。

何しろ当時は見たもの聞いたものが全てであり、見えないものは理解しがたかったと思います。

天動説に疑問を抱いたのは惑星の存在のようです。惑星、月、太陽が他の星々と違って不思議な動きをする観察結果から、天動説では矛盾を生じたため疑いを持つものが現れました。その結果地動説という理屈に至ったようです。自分自身が存在する場所を客観的に捉えることの難しさを表していると思います。

糖質は多くの人類が当たり前に食す食材であり、食に対する依存など想像すら出来なかったと思います。通常は自分自身を客観的に捉えることは困難です。しかしその困難なことを行わないと、糖質依存の考え方は理解することが出来ないと思います。

糖質依存は野生動物ではあり得ない肥満から思い至りました。野生動物は肥満になれば肉食動物ならエサが捕まえられなくなりますし、草食動物ならいち早く肉食動物のエサになってしまいます。

本来なら人間も太りすぎない仕組みがあるはずです。その仕組みをすり抜けて太ることが出来るのには何らかの仕組みが無いと説明がつきません。糖質が脳を騙す仕組みです。通常動物は肥満にはならない仕組みがありますが、ペットの中には肥満にならない仕組みをすり抜けて食べ過ぎるようです。恐らく人間と同じ糖質の摂り過ぎではないかと思います。

いつの間にか食べ過ぎてしまう糖質に騙されている。結果的に地動説が正しかったように、糖質に騙されていたことが何年かしたら当たり前になるかも知れません。

主観的に物事を捉える天動説から、客観的に物事を捉える地動説にたどり着いたようにそれまでの常識にとらわれずゼロから考える必要があります。

 

糖質制限・糖質回避の注意点

糖質制限・糖質回避では注意点があります。

耳管解放症。

喉と耳が耳管という管で繋がっていますが、通常は閉じています。
唾を飲み込んだ際にだけ解放し喉と耳の圧を同じにする働きがあります。
ダイエットで急速に脂肪が減ると、耳管を押さえている脂肪がなくなり解放したままになります。
息をすると耳に空気が抜けるのがわかります。
自分の声が直接耳に届くため話しずらくなります。

予防策はゆっくりゆっくりと体重を落とすことです。

体重が減り過ぎる

糖質回避をしていると糖質依存が解除されるので、食べる量が減ります。そのまま普通に食べているつもりでも体重が減り続けることがあります。標準体重よりも減ってしまうというだけで、受験には標準体重の定義自体に間違いがあるのかも知れません。

いずれにしても体重が減り過ぎるのを防止するためには、少し糖質をとると良いかも知れません。血糖値を上げすぎないように、食事の後暫くしてから食べると良いと思います。ご飯でもケーキでも体に吸収されると同じ糖質になるので、せっかくなら甘いものを少量食べると満足感が大きくオススメです。

糖質依存にさえ戻らなければ良いので、調整しながら糖質を楽しむと良いと思います。

現時点で他のダイエットで努力されている方からすると、理解出来ないかも知れませんが、太る理由が糖質依存による食べ過ぎなので糖質を控えると痩せるのは当たり前です。

筋肉が落ちる

運動をせずに糖質回避、糖質制限をしていると、脂肪はどんどん落ちていきます。その際糖質依存が解除されると、食べる量が減るため必要ない脂肪や筋肉が減らされていきます。

糖質回避で体重が減ることを楽しんでいると、いつの間にか筋肉も落ちてしまいます。(今の私がそうです。)軽くでも良いので運動をするようにしましょう。腕立て伏せだとしんどいので、膝をついて四つん這いで腕立て伏せを5回程度を3セットするだけで改善します。腹筋も5回3セットで良いのでやってみましょう。

これらに注意しながら楽しく糖質回避生活を楽しみましょう。

糖質回避での病気の改善率 2015/7/23

前回の糖質回避での病気の改善率から新たにわかったことを加えます。

アトピー性皮膚

アトピー性皮膚炎は糖質回避をされた方の8人中8人が改善していますので、改善率100%です。糖質回避の効果はまず間違いなさそうです。
悪化する場合には糖質を食べてから数時間から翌日に悪化するので、アトピー性皮膚炎が悪化した場合には前日までの食事を振り返るだけでよさそうです。
食べ過ぎを認識し、今後に向けた改善の糸口が見つかるかも知れません。

慢性蕁麻疹

慢性蕁麻疹は5人中2人だけ改善していますので改善率は40%です。アトピー性皮膚炎ほど明らかな相関がないのか、もしかしたら長年の糖化産物が蓄積しているため発症しなくなるまで糖化産物が減少するのに時間がかかるのかも知れません。
時間と共に改善するのかしないのか今後の経過で色々なことがわかってくると思います。