ニキビ痕の赤みの治し方

ニキビ(尋常性ざ瘡)の痕は赤くなり、なかなか治りません。
ニキビ痕の赤みは少し前までは美容皮膚科でレーザーで血管を焼灼するしかありませんでした。

今では糖質の食べ方に気を付けるだけで簡単に治すことができます。
考え方としては糖質回避です。
ニキビ痕の病態はケロイドや肥厚性瘢痕と同じようです。傷が治る際の創傷治癒細胞に対する自己免疫反応のようです。他の多くの自己免疫疾患同様が糖質回避により改善が期待できます。逆に言えば糖質を摂り過ぎているから治らないようです。糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種なのか、一度に限らず糖質摂取を頻回に繰り返すことで発症するのかはまだわかりません。少なくとも糖質を控えなければ何年も赤いままであることは紛れもない事実のようです。
恐らく一度に一定量の糖質を摂ることで自己免疫反応のスイッチが入るため、糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種だとは思います。ただしアトピー性皮膚炎やニキビのように一度だけの糖質の摂り過ぎで発症する、狭義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とは異なり、一度に糖質を摂り過ぎることの繰り返しで起こる広義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とでもいうべき疾患のようです。
病態を考えると、血糖値の一時的な上昇により自己免疫反応の引き金を引くようです。血糖値の一時的な上昇がなくなることで、自己免疫反応が引き起こされなくなり、既に起こってしまっている自己免疫反応が収まると赤みがひいてくるようです。
自己免疫反応を避ける食べ方は、病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

ニキビ痕が治るまでの期間

ニキビ痕が盛り上がりのない多少の赤み程度であれば数週間の糖質回避で改善が期待できますが、盛り上がる程の強い炎症であれば数か月の時間を要すこともあります。
盛り上がる程のニキビ痕であれば、盛り上がりがなくなり赤みがなくなるまで主食をやめてしまう方が早くよくなってお得だと思います。
今でも糖質回避によりニキビ痕が改善することを知らなければ、レーザー治療しか治す手段がないと思われている人も多いでしょう。保険適応のないレーザー治療に何万円ものお金を支払うことを考えれば、何万円分かの糖質の我慢と考えればお得だと私は思います。
おまけで痩せることもできます

2・3週間経ってもニキビ痕の赤みが改善しないのであれば、まだ糖質が多い可能性があります。少なくともニキビが新生しているのであれば、糖質を一度に食べる量が多い警告を身体がしてくれているのです。ニキビ痕の前にニキビの出来ない糖質量に控えることをお勧めします。

小さいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ注意報、大きいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ警報です。注意報や警報が出ている状態ではニキビ痕も治りません。病気を避ける理想の食べ方を参考に、出来れば主食をやめるようにしてみましょう。ただし既に糖尿病で治療中あるいは腎臓疾患、肝臓疾患にて食事制限のある方は食べ方に注意が必要です。主治医の先生に相談してみてください。

 

不眠の原因は再び低血糖 ~血糖値持続測定~

夜中少し喉が渇いて目覚めました。
トイレにいき時計を見ると1:45てでした。眠くて血糖値を確認せずに水を飲んで寝ました。

朝起きてリブレ 血糖値持続測定器を確認して驚きました。以前の睡眠時の低血糖と比較して明らかに長時間低血糖でした。パソコンに接続して解析はしていませんが、グラフからは血糖値が50mg/dl前後にまで下がっているようにみえます。

確かに昨日は朝、昼に実験のためお米を沢山食べました。夕食に糖質を食べないまま寝たことが低血糖の原因かもしれません。通常なら空腹感で目覚めるのかもしれませんが、私は糖質依存状態ではないため空腹感を感じにくいのかもしれません。低血糖による発汗のため脱水を生じ喉が渇いて目覚めたようです。

このことから考えられるのは下げているのか自然に下がるのかです。下げているのであれば昼間お米を食べた場合夜も食べると期待して血糖値を下げているのだと思います。昼間大量に糖質を食べるとそのまま持続的にインスリンを分泌してしまうのではないかと思います。
自然に下がるのだとすれば、睡眠状態では血糖値の監視モニターが休んでしまい血糖値を維持できないのかもしれません。脳が糖質を使う分を補充する仕組みが働かないため次第に血糖値が下がるものの、命に関わる低血糖センサーだけが働いて血糖値を再上昇するようにしているのかもしれません。

私の場合空腹感ではなく口渇感で目覚めました。例年この時期に酷い口渇感で目覚めることが何度かあるので、低血糖を繰り返しているのかもしれません。血糖値が再上昇しなければ命に関わる可能性が十分考えられます。私の場合は特に食べ方に気を付ける必要がありあそうです。夜寝る前に糖質を食べると睡眠の質が悪くなるため、出来れば昼間に食べようと考えていましたが、血糖値持続測定により糖質を食べるのが昼間であっても低血糖により不眠に至ることを明らかにしました。特に1回の食事で糖質の量が多いと夜間低血糖を生じるようです。以前夜間低血糖を生じたのは日中食べたお弁当により血糖値が231mg/dlに急上昇した夜中でした。今回は朝おにぎり2個の血糖値の血糖値持続測定を行い、昼間ガストのランチのご飯大盛での血糖値の推移を計測していました。夜糖質を摂ればよかったのかもしれませんが、主食を食べることなく寝てしまいました。恐らく夜に何か主食を食べていれば夜よく眠れたのではないかと思います。

このことでふと思ったのは、もしかしたら乳幼児突然死症候群の原因の一つが睡眠時に低血糖を発症してしまうことで死に至る可能性を考えました。大人である私は最低限の血糖値の監視があるため死に至る低血糖が起こる可能性はかなり低いと思いますが、その仕組みが未熟な乳幼児の場合、一回の授乳の量とタイミングにより低血糖を生じる可能性があるのではないかと考えました。乳幼児突然死症候群を発症した乳幼児の1回あたりの授乳量が多く授乳回数が少ないのであれば、この仮説が正しい可能性が十分あり得ると考えます。

糖質一度に食べ過ぎ症候群の病態(仮説)

先日発表した糖質一度に食べ過ぎ症候群の病態、病気の起こるメカニズムの仮説を考えてみました。基本的には約2年前に書いた糖化産物による免疫機能の異常が原因だと考えています。その後様々な情報が蓄積できましたが、やはり糖化産物によるものと考えて矛盾しない状況です。糖化産物とは糖とタンパク質が不可逆的に結合するものです。熱を介して糖とタンパク質の結合はメイラード反応と言われ、食べ物を焼くと色が変わる反応です。例えばパンに焼き目がつくのも、肉が焼けるのもメイラード反応の一種です。熱の有無に関わらず糖とタンパク質が結合する反応が糖化反応で、糖化産物の生成量は糖の濃度に依存すると考えられます。血糖値が上昇することで糖化産物が多く作られるはずです。多数作られた糖化産物の中で免疫に働きかけ、人体に害をもたらす反応が起きている可能性を考えています。
もしかしたら糖そのものが免疫細胞に働きかけるメカニズムがある可能性は否定できません。いずれにしても糖が原因であり、一時的な血糖値の上昇が引き金・トリガーになっていることは間違いなさそうです。糖化産物が絡んでいるかどうかはいずれ解明されると思いますが、現在ではまだわかりません。

繰り返し血糖値が上昇した結果生じる2型糖尿病も糖質一度に食べ過ぎ症候群に含めても良いのかもしれません。一度に糖質を食べなければ血糖値が上昇しないからです。3食ではなく6食あるいは9食など小分けで食べるのであれば、2型糖尿病すら治る可能性が考えられます。

糖質一度に食べ過ぎ症候群を引き起こす血糖値以外のもう一つの病態を考えています。ここで書く糖化産物はブドウ糖がタンパク質に結合する糖化産物を想定し、ブドウ糖濃度である血糖値が目安になると考えています。しかし砂糖(ショ糖)を多く含むものや果糖を多く含む果物を食べた際に、ニキビなどを生じることが多いようです。砂糖はブドウ糖と果糖の結合したものです。つまり体に入るとブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖の血中濃度は血糖値と言われます。血中の果糖の濃度は通常問題にされることはありません。何故なら果糖はブドウ糖の約10倍糖化反応を引き起こしやすく生体への毒性が高いため、肝臓でブドウ糖よりも優先して代謝されます。そのため血糖値のように血液中に絶えず存在する訳ではないためです。果糖の摂り過ぎによる病気が糖質一度に摂り過ぎ症候群の中に隠れている可能性が否定できません。通常の糖質と果糖の摂り過ぎの違いにより病気が異なるかどうかを見極めるためにはもう少し時間がかかりそうです。

糖により免疫機能異常が引き起こされる

糖質一度に食べ過ぎ症候群は免疫機能障害が病気の本態のようです。免疫機能障害には二つ起こります。一つは免疫不全、一つは自己免疫です。免疫不全は本来働くべき免疫が働かないものです。自己免疫とは本来働いてはいけないはずの自己細胞に対する免疫障害です。身体をウイルスや細菌感染、癌細胞から守ってくれる免疫は無数の敵に対応するため、すべての組み合わせを作ってから自分の身体の細胞の分のスイッチだけ切る仕組みが採用されています。自分の身体の細胞の免疫スイッチを切り忘れたのが自己免疫です。
スイッチのオンとオフと考えるとわかりやすいと思います。本来は働かなければならないものが切れている(オフ・免疫不全)ものと、本来働いてはいけないものが働いている(オン・自己免疫)のです。本来働くべきスイッチのオンとオフが入れ替わっているのです。一見関係のなさそうな病気の本質が実は免疫の働き方の表と裏なのです。

自己免疫性疾患

例えばアトピー性皮膚炎では本来切れているべき皮膚細胞に対して自己免疫が働いてしまいます。皮膚細胞が攻撃され傷んでいるので汗が刺激になり悪化します。汗は悪化因子に過ぎません。花粉症では鼻や目の粘膜の細胞に対して自己免疫が働いてしまいます。粘膜細胞が攻撃され傷んでいるため、花粉に対して反応してしまうのです。花粉は悪化因子にすぎません。悪化因子ですから汗や花粉により症状は悪化します。仮に原因だとすると、汗や花粉がある限り治るはずがありません。しかし現実には糖質を控えることで症状は出なくなります。何故なら糖質による自己免疫に過ぎないからです。この病態からすると自己免疫性疾患も俗にいわれるアレルギーも病態は全く同じで、自己免疫のターゲットが外界に接する細胞か否かというだけのことです。外界に接する細胞は刺激を受けているため、悪化因子と反応しますがその悪化因子をアレルゲンとして原因のように錯覚しているに過ぎません。病気の正体は糖質です。

免疫不全

免疫不全の一つはウイルス感染によるイボ(尋常性疣贅)です。無数にある免疫の中でウイルスに対する免疫だけがピンポイントで免疫不全を引き起こした結果イボを発症するようです。糖による本来ピンポイントの免疫不全の数が増えて易感染性として認識されるようになるのが、糖尿病における免疫不全の病態のようです。
ピンポイントの免疫不全が癌細胞に対して起こってしまえば癌を発症するのです。幸い癌は様々な免疫の組み合わせにより阻止するため簡単には発症しませんが、偶然免疫不全がいくつも組み合わさってしまうと発症してしまうようです。逆に考えれば糖質を控えることで免疫不全が重なる可能性が低くなるため、癌を発症しにくくなるはずです。糖質を摂ると発症頻度が上がるのは、糖質を摂り過ぎた結果発症する2型糖尿病の患者さんに癌の頻度が高いことが示唆しています。癌についての仮説は改めて詳しく書きたいと思います。

糖質一度に食べ過ぎ症候群の根底にあるもの

糖質一度に食べ過ぎ症候群は糖質依存の一症状、つまり糖質依存症の一種なのかもしれません。糖質依存のため自己抑制がでず、糖質を一度に食べ過ぎるのです。自分ではコントロールできなくなることが特徴です。病気になるとわかっていてもやめられないのが依存の心理の怖いところです。糖質依存は禁断症状まであるのが特徴です。我満出来ない強い空腹感が禁断症状なのです。強い空腹感を我慢しているとピークを越えるのが禁断症状である証拠です。
出来るだけ糖質を回避するという考え方、糖質回避という考え方がお勧めです。無理に人に勧めるようなものではありませんが、糖質回避を信じてくださった方は健康になっていきます。病院に行かなくてすむようになったため人生が変わった人も何人かおられます。

糖質依存を抜け出し方は糖質を少しずつ減らすのではなく、食べるか食べないかです。糖質を少し食べると余計食べたくなるため、3食の糖質を少しずつ減らすと我慢の度合いが強くなります。3食のうち1食・2食と糖質を食べないようにし、おかずだけ食べるようにするのが糖質依存から抜け出しやすくなります。

病気を避ける理想の食べ方

病気を避けるための理想の食べ方の提案です。(この食べ方は2017年版なので、最新の血糖値の上がりにくい食べ方は血糖値の上がりにくい食べ方2018年版をご覧下さい)
血糖値が一時的に上昇することで様々な問題が起こるようです。
糖質によって上昇した血糖値が下がらなくなるのは糖尿病ですが、一時的に上昇するだけでも様々な問題が起こるようです。糖質回避という食べ方を提唱し始めた当初は、糖質依存から抜け出すことを目的に糖質を食べるか食べないかの2択しかないと考えていました。しかし現実には糖質を食べながら病気を避ける方法があることがわかってきました。糖質依存のままでも病気を避けることができるようなのです。
そこで病気を避けるために血糖値の上昇しにくい食べ方を提案します。主に2つです。糖質の量を控えるか糖質の急速な吸収を抑えるかです。

理想の食べ方の理屈

血糖値の上昇しにくい食べ方の理想は糖質を食べないことです。何故なら糖質だけが直接血糖値を押し上げるから、その糖質を食べなければ血糖値が上昇しないという非常に簡単な理屈です。世間で言われている糖質制限ではなく、私は糖質回避という考え方を提案しています。何故なら自分の意思で糖質を避けることを制限とは言わないからです。自分の意思で避けるので他人から制御される制限という言い方ではなく、回避という表現が適切だと考えます。糖尿病治療中や腎機能障害や肝機能障害などで食事制限がある人以外は、糖質を食べないことを理想とします。糖質さえ食べなければ、タンパク質や脂質はお腹いっぱい食べることが出来るので、我慢する必要のない食べ方です。そもそも糖質を食べなければ、糖質の食べ方を気にする必要は全くありません。ただし長期的にみると動物性タンパク質や動物性脂質を多く摂りすぎると、問題が起こる可能性が指摘されてはいます。植物性タンパク質や植物性脂質ではそのような指摘が今のところないため長期間糖質を食べないのであれば、植物性タンパク質や脂質を中心に摂るようにする方が無難なようです。糖質制限(私の主張する糖質回避)をすると食べる量を我満することなく、食べるものを選ぶだけで痩せることができるため、ダイエット法として最適です。そもそも人間が太る原因が糖質依存による糖質の過量摂取なのですから、糖質回避により体重が減るのは当たり前といえば当たり前です。

ここまでは糖質を食べなければ病気になりにくいと書きましたが、必ずしも糖質をゼロにしなければ病気が治らない訳ではないこともわかってきました。そこで糖質を食べる場合の食べ方を提案したいと思います。

糖質による病気は血糖値の上昇が何らかの関わりがありそうなので、以下の血糖値の上がりにくい食べ方により改善が期待出来ます。糖尿病の改善も期待出来ると思います。

糖質の食べ方

糖質だけが直接血糖値を押し上げます。糖質の食べ方により血糖値の上がり方には違いが出ます。

糖質の吸収を抑えるか、糖質そのものの摂取を抑え血中濃度の上昇を抑えるかです。

糖質以外(オカズ)のものから食べる

野菜から食べることを勧める人がいますが、惜しい考え方です。何故なら糖質と糖質以外で分けて考えるべきであり、野菜にこだわる必要がないからです。その根拠は糖質が血糖値を上げるのですから、糖質の吸収を邪魔してくれれば必ずしも野菜でなくても肉でも魚でも良いはずです。極端な話をすれば、理屈の上ではナッツ類などの脂肪分でも血糖値の上昇は抑えられるはずです。

つまり食事の際は糖質以外のオカズから食べるのが正解だと思います。

オカズなしでいきなり糖質を食べることの出来る、パンや麺類は食べ方の注意が必要です。糖質の吸収を邪魔してくれるオカズなしでいきなり糖質を食べるため、血糖値が急上昇する可能性があります。出来ればサラダや唐揚げなどを食べてから糖質を食べることがお勧めです。

お子さんの場合、オカズを食卓に並べ、オカズを一品食べた時点で御飯をついであげるようにするだけで自然とオカズから食べるように制御出来ます。

お菓子の場合もオカズから食べることがお勧めです。お菓子の場合オカズがないので、オカズ代わりにゆで卵やチーズ、ソーセージ、枝豆、ナッツ類など糖質以外のものを食べてからお菓子を食べるルールにすることです。

もしチョコレートを食べるのであれば、砂糖ゼロのチョコレートがお勧めです。

一度にたくさん糖質を食べない

一度に食べた糖質が足し算されてしまいます。一度に食べた糖質が消化され血糖値を押し上げるのです。一時的に上昇した血糖値が引き金となり病気を引き起こすようです。お米もパンも麺も果物などのデザートも一度に食べれば全て足し算されてしまうのです。つまり一度の食事量を減らし食事回数を増やす方が、トータルで食べる量が増えても血糖値は上昇しにくくなります。逆に食べる量が同じでも食事回数を減らして一度にたくさん食べると血糖値が急上昇してしまいます。極端な話をすれば、同じ量を3食ではなく6食にわけて食べると血糖値が上がりにくいため、症状が出にくくなるのです。

たとえ話をするとラーメン・チャーハンセットを食べると症状が悪化する場合でも、お昼にラーメンを食べて時間をあけてオヤツにチャーハンを食べると症状が悪化しない場合があるのです。別の例えをあげると一度に大盛りを食べると症状が悪化しますが、小盛りを二回に分けて食べると症状が悪化しない可能性があるのです。

日頃三食食べている人が、忙しくて一食食べ損なって次の食事で一度にたくさん食べると症状が悪化するのです。お昼忙しくて夜ドカ食いしてしまうと症状が悪化します。お昼を食べ損なっても、夜ドカ食いせずいつも通り食べるようにしましょう。どうしても食べたければ、時間をあけて追加で食べるようにしましょう。もしくはオカズをドカ食いするようにしましょう。決して糖質をドカ食いしないことです。

食後に果物や甘い物を食べるデザートという食べ方も良くないようです。何故なら食事で食べた糖質にデザートの糖質が足し算になるからです。食事の糖質により上昇した血糖値が下がってから、改めて食べる方が良いので、果物や甘い物を食べる際には食事から時間をあけて食べる方が良いはずです。

デザートを時間をあけて食べるようにすれば、3食の食事がデザートの分食事回数が増えて、身体にとっては4食になるのです。

果物・お菓子を食べる場合

果物・お菓子は食べないことが一番の理想ですが、上記のルール通り果物・お菓子を食べる場合もオカズから食べることと一度にたくさん食べないことです。詳しくは果物・お菓子の理想の食べ方をご参照ください。

ジュースを飲む場合

ジュースは飲まないことが理想ですが、飲む場合には砂糖・糖分・糖質の含まれていないものを選びましょう。詳しくはジュースの選び方をご参照ください。

まとめ

糖質は食べないで済むなら食べないことが理想です。食べるなら食べ方には注意が必要です。何故なら糖質は依存性があるため、知らず知らずのうちに糖質依存に陥ってしまうからです。

糖質は美味しい反面依存性のある言わば禁断の食べ物です。美味しさに引き込まれて無防備に食べるのではなく、その危険性を理解した上で上手な食べ方を身につけましょう。

上記のように糖質以外の物から食べること、一度にたくさん食べないこと、この2点を気をつけるだけで病気になりにくいはずです。私は免疫が関わる病気の多くが糖質のせいだと考えています。糖質の食べ方を気をつけるだけで、世の中の病気の大半がなくせると考えています。良かったら実践してみて下さい。私の食べ方を実践して人生が変わった人が大勢おられますよ。

参考リンク

食後血糖値一覧

おにぎり1個とおにぎり2個の血糖値の違い (1個でも2個でも変わらない)
おにぎり2個と唐揚げの食後血糖値 (唐揚げにより血糖値が下がる)
おにぎり2個と特保コーラの食後血糖値 (特保コーラを飲んでも上昇)
おにぎり2個とお茶の関係 (驚くべきことにお茶を飲むと血糖値が上昇)
お茶と特保コーラの血糖値の違い (お茶と比べると特保コーラは上がらない)
たまごサンドイッチの食後血糖値 (たまごサンドイッチは血糖値が上がらない)
おにぎりと牛丼特盛の食後血糖値の関係 (牛丼特盛の方が血糖値が上がらない)
食パンとたまごサンドイッチの食後血糖値の関係 (食パンは血糖値が上昇する)
おにぎりと食パンの食後血糖値の関係 (おにぎりも食パンも同じような上昇)
アイスクリーム2個の食後血糖値 (おにぎり1個程は上がらない)
カップラーメン ビッグの食後血糖値 (血糖値は206mg/dlまで上昇)
ツインハンバーグ ライスとパンの血糖値の違い (ライスの方が高い)
ジョイフルとガストのランチの食後血糖値の違い (何故かガストの方が低い)
尾道ラーメンとカップラーメンの食後血糖値の違い (カップラーメンが高い)
鎌倉パスタと食パンの食後血糖値の違い  (食パンの方が高い)
ガストで糖質回避の食後血糖値  (糖質回避の食事では血糖値は上がらない)

まだダイエットの番組が放送されることに驚き

先日テレビをザッピングしているとダイエットの内容の放送がされていました。
不思議なダイエット法が取り上げられ、痩せたという人たちが出ていました。
本質からずれているダイエット法もありそうなので、改めて太る仕組み、ダイエットについて書いておきます。

太る原因は糖質依存

そもそも本来であれば他の動物同様太ることが出来ないはずの人類が太る理由糖質依存です。糖質依存により糖質の摂取量が自己コントロールできないことで、糖質を食べすぎてしまうことが原因です。糖質依存は強い空腹感という禁断症状まであるので厄介です。
太る本質が糖質依存なので、いかに糖質依存から抜け出すかがダイエットの本質です。
様々なダイエット法の多くが、この本質・糖質依存から抜け出すことからずれているから一時はダイエットに成功したとしても、リバウンドしてしまうだけのことです。

糖質依存の抜け出し方

糖質回避により糖質依存から抜け出すことが一番です。一回に食べる糖質の量を減らすより、一食糖質を抜く方が理にかなっています。何故なら糖質依存の方は、少し糖質を食べると余計お腹が空くという不思議な現象が起こるからです。だから少しは食べるより逆に一食抜く方が楽なのです。まずは一食糖質をぬいてみて、身体が慣れてきたら二食、三食と抜いていく方が糖質依存の抜け出し方としては簡単です。つまり一日量では同じ3分の1の減量であっても、3食のうちの1食糖質抜きにする方が、一回当たり3分の1ずつ糖質を減らす(具体的にはいつもはお茶碗一杯を3分の1減らしてお茶碗3分の2にするなど)より楽なのです。一回当たり3分の1ずつ糖質を減らすと余計食べたくなってしまう食欲と闘う必要があるので、失敗しやすいのです。

次に食べるとき糖質をやめられない場合でも糖質依存から抜け出すことができる可能性を考えてみます。
糖質依存は血糖値が一時的に急上昇することで生じる可能性が考えられます。
逆に血糖値が急上昇しない食べ方をすれば、糖質を食べていても糖質依存から抜け出すことができる可能性があります。例えば肉・魚・野菜のおかずをある程度食べてからご飯などの糖質を食べるという食べ方(参考:食べる順番で痩せることのできる理由)や、同じ食事量であっても少しずつ頻回に食べる方が血糖値の一時的な急上昇が避けられるため糖質依存から抜け出すことができる可能性があります。
糖質依存から抜け出すことができれば、太る原因がなくなるので痩せることができるのです。

お腹いっぱい食べても痩せることができる

糖質依存が肥満の原因ですから糖質を食べなければ、タンパク質・脂質はどれだけ食べても痩せることができます。糖質依存により糖質に騙されて食べ過ぎることが肥満の原因なのです。ダイエットが失敗する理由の多くは食欲と闘おうとするからです。糖質回避の考え方は食欲とは戦いません。何故なら闘う必要などなく、おなか一杯たべても痩せることができるからです。糖質を避けるという知恵一つでお腹いっぱい食べても痩せられるのです。他のダイエット法を試すのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるような状態です。アクセルを踏みながらブレーキを踏んでも止まらないことを知っている人から見ると、止まらず悩んでいても滑稽に見えるだけです。糖質を食べながらダイエットをしていても滑稽に見えるだけです。ましてやお金をかけてダイエットをするのは、非常にもったいないと私は思います。糖質をお金を出して買って食べ、ダイエットにもお金をかけるからです。

糖質依存から抜け出した確認

糖質依存から抜け出すことのできた簡単な確認方法を提案します。
糖質回避をしていると胃が小さくなったように感じ、あまり食べられなくなります。そのことからも糖質依存から抜け出せたことがわかりますが、糖質依存から抜け出すことができた明確な確認方法は禁断症状である強い空腹感を感じなくなるかどうかです。
空腹を我慢しているとピークをこえる不思議な感覚を味わうことがありますが、そのピークをこえることが禁断症状の証拠です。糖質依存から抜け出すと、ピークをこえた後の空腹感しか感じなくなるのです。大してお腹が空かなくなるので食に対する拘りもかなり薄れます。結果として食べる量そのものが減るので簡単に痩せられるのです。

糖質は食べても大丈夫

糖質は猛毒な訳ではありませんから、食べても大丈夫です。
ただし糖質の食べ方には注意が必要です。
再び糖質依存に陥らないことです。一度糖質依存から抜け出すことができても、再び糖質依存に陥ることでリバウンドしてしまうからです。
糖質依存の本質は体の条件反射だと思うので、何度も続けて繰り返していると条件反射をするようになるのだと思います。例えば週末だけ糖質を食べるとか、週1・2回食べるという食べ方であれば糖質依存にはなりにくいと思います。

糖質を食べたくなって我慢できなくなってしまったら、糖質依存の可能性がかなり高いと思います。再び糖質回避をされることがおすすめです。

各種ダイエットと糖質依存の回避法とのずれ

各種ダイエット法が糖質依存の回避法に準じているかずれているのか確認してみましょう。
ずれていれば短時間のダイエットには成功しても1年後にはリバウンドしていると思います。
糖質依存の回避に役立つダイエット法であれば、1年後にリバウンドしていることはないと思います。
糖質依存の知恵を身につけていれば、各種ダイエット法を見ていると成功するか失敗するかが大体わかるようになります。失敗するはずなのに痩せたというのは偶然か他の痩せる要素が隠されていることがわかります。
ぜひ糖質依存の知恵を身にみにつけてみてください。

様々なダイエットで失敗する理由

私も含め多くの方がダイエットの失敗を経験されたことがあるも思います。多くの人が様々なダイエットで失敗するにはきちんとした理由があります。単純な理屈なのですが「ダイエット 失敗 理由」で検索してみても、正確に説明しているページは見当たりませんでしたので、改めて書いてみます。

ダイエットで失敗するのは糖質を食べながら、ダイエットするからです。人間の本能にそぐわない方法だからです。そもそも太る原因糖質依存、つまり糖質の過剰摂取な訳ですから、糖質を食べながらダイエットするのはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。アクセルが糖質を食べるこも、ブレーキがダイエットです。下り坂で止まらないと思っていたら自分でアクセルを踏んでいたらということです。まずはアクセルを緩めること、つまり糖質を控えるダイエットのみ正解です。他のダイエットは糖質依存から抜け出さない限りいつかはリバウンドしてしまうのです。

ダイエットをしたいなら、まず糖質依存から抜け出すことです。糖質依存から抜け出せば、余りお腹も空かなくなります。そもそも強い空腹感は糖質依存の禁断症状なのですから、糖質依存から抜け出せば禁断症状が無くなるのは当然のことです。

様々なダイエットで失敗する理由を別の角度から考えてみます。これまでのダイエットは食べる量の我慢でした。意識していれば我慢も出来ますが、体重が減ってくると身体は飢餓状態と錯覚してしまいます。脳は飢えていると誤解するので、食欲を刺激して必死で食べさせようとします。意思の強い人は我慢し続けることが出来ますが多くの人は我慢の限界をこえてしまいます。これまでの我慢の反動でどうにでもなれ効果により大失敗してしまうのです。

糖質回避こそダイエットの真髄です。いくらブレーキを工夫しても、アクセルを緩めなければ止まりません。他のダイエットはブレーキでしかないのです。アクセルを踏んでいる限り、ブレーキを緩めると太るのは当然です。

議論の余地は無いと思います。御一考ください。

糖質食べ過ぎのメッセージがあるって本当!?

糖質食べ過ぎを知らせる身体からのメッセージがあるとしたら信じますか?

一言で言えば解釈の問題です。身体の不調をメッセージとして解釈出来るかどうかということです。身体はSOSのメッセージを出しているのにこれまで誰も気付くことが出来なかったようです。糖質食べ過ぎのメッセージとは、どういう意味か説明していきましょう。

糖質を避ける糖質回避教を提案していますが、糖質回避で改善する病気が多数あります(参考:糖質回避での病気の改善率)。例えば各種アレルギーやニキビなどです。糖質を避けるだけで改善するということは、何らかの理由で糖質が原因であると考えるのが妥当だと思います。

糖質を食べ過ぎることで生じる症状を改善するためには、糖質を控えることが合理的めす。逆に考えると糖質を食べ過ぎたから症状が出たとも解釈できます。つまり糖質の食べ過ぎによる症状は、糖質の食べ過ぎを知らせてくれていると解釈することが出来ます。糖質によって身体がこれ以上障害を受けないために、身体がSOSのメッセージを発してくれていたようです。ただ身体からのメッセージを誰にも受け取る知識がなかったので対策を立てることが出来ませんでした。今後は身体がメッセージとして出したSOSを消すために、糖質を控えることが一番だと思います。

肥満や各種アレルギー、2型糖尿病高血圧など糖質が原因の可能性がある病気全てが身体が出したSOSだと解釈すると糖質を控えるきっかけになると思います。

身体からのメッセージを受け取ってみませんか?

頭の体操 糖質制限が広まらない理由

糖質制限・糖質回避は画期的な治療法でありダイエット法です。物事を冷静に、そして先入観にとらわれるこもなく考えることの出来る人にとっては、その破壊力と影響力が即座にわかります。大変なことが起こると。

しかし私が思う程広まってはないのが現実です。江部先生ご兄弟が情報発信をされはじめてから10年以上経過してようやく今の状態です。

糖質制限・糖質回避が余り広まらないのは何故でしょうか?頭の体操として少し考えてみて下さい。経済の観点から呉風(くれかぜ)経済塾の教材として考えてみましょう。

一言で言えば、資本主義だから広まらないのです。

どういう意味でしょうか?まず物事が広まる理屈を考えてみます。

物事が広まる理屈

新しい物事や考え方で、誰かが得するので得する対価としてお金が支払われます。例えばかつて生活をより便利にする洗濯機や掃除機や炊飯器が爆発的に売れました。生活をより豊かにする冷蔵庫や電子レンジなども売れました。工夫すれば工夫する程品物が売れるため、メーカーが得をする仕組みです。買ったお客さんも生活が便利で豊かになるので得をします。

広まり方ですが、メーカーがメーカー自身の得をするために広告をうつことで広まります。テレビにしろ新聞にしろ広告で潤いますし、お客さんも生活が便利で豊かになることで得をしますし、メーカーも物が売れることで得をします。三方良しの状態ですからうまく広まります。

安いとか便利などのお得情報も、売る側と買う側のお互いの利害が一致するので積極的に広まります。

糖質回避・糖質制限をした人だけが得をするのです。

糖質回避・糖質制限が広まらない理由

糖質回避・糖質制限はその効果の割に余り広まっていません。何故でしょうか?

それは資本主義だからです。何かを食べると得をする(例えば美味しいとか病気が治るなど)のであれば、その食べ物を作り出すことでお金を生み出します。食べ物を作った人と食べた人が得をするので広まります。美味しいですよと宣伝し広まる道を探します。しかし糖質回避・糖質制限は糖質を食べない方が得をするということ自体が、画期的なアイディアにもかかわらずお金に結びつかないのです。

しかもこのアイディアを患者さんに伝えることで病気が失くなるのですから、患者さんは減ります。医師が患者さんに伝えると経営上は損をしてしまうのです。(私は患者さんのために、お伝えしています。患者さんは減り始めています)この理由で糖質回避・糖質制限のアイディアを知ったとしても、患者さんに伝えない医師もいると思います。

お金を生み出す仕組みが無いのでなかなか広まりません。広告などの宣伝をお金をかけて広める原動力が無いのです。このことが糖質回避・糖質制限が画期的なアイディアにもかかわらず、なかなか広まらない理由です。

糖質回避・糖質制限を否定したい人達

広めたくない人達、というよりも否定したい人達がいます。少なくとも積極的に受け入れたく無いだろうと類推できる人達がいます。

  • 米農家さん
  • パン屋さん
  • 各種飲食店(ラーメン屋、うどん屋、蕎麦屋)さん
  • 製薬会社
  • 医師

米農家さんやパン屋さん、各種飲食店は直接仕事が減るので受け入れたくないのは良くわかります。突然消費量がゼロにはならないと思いますので、対策を考えると良いと思います。米農家さんは豆を作るようにする。パン屋さんは豆を使う食べ物を考えるなど。

製薬会社や医師は患者さんそのものが減ってしまうからです。例えば2型糖尿病は糖質を控えるとかなり改善します(一人は治りました)。糖尿病治療薬年間3600億円の市場が縮小します。高血圧も改善が期待できるので、降圧剤も市場が縮小します。そして各種アレルギーも改善しそうなので、各種アレルギー治療薬も市場が縮小します。

製薬会社やパン屋さんが広まらないように仕向けるのは、糖質制限の放送をしないようにテレビ局に働きかけることです。そして炭水化物摂取ダイエットなる不可思議な論理で炭水化物を食べることを推奨するのです(ちなみにスポンサーはパン屋さんでした)。何しろテレビはスポンサーと視聴率によって映すものが変わる色眼鏡ですから。

こんな仕組みがあるので急速には広まらないようです。

糖質回避教の勧め

しかし時代は21世紀。インターネットがあるので一気に広まる爆発力を秘めています。是非糖質回避教を広めるお手伝いをして下さい。信じてもらうに越したことはありませんが、人に伝えてもらうだけで構いません。変な話があるよで構いません。信じるか信じないかは聞いた人の自由ですから。

糖質制限・糖質回避で得をするのは糖質制限・糖質回避をした人と、医療費の削減出来る国です。国民の健康と医療費削減のために国がスポンサーになって積極的に宣伝するのが望ましいと思います。そこにも米農家の思いや選挙が絡んで合理的には物事が進まないのが現実です。

政治家や役人が国民の健康を一番に考えれば、糖質の本性をいち早く伝えることだと思います。

医療費削減のために糖質を控えましょう。

炭水化物摂取ダイエットの目的は視聴率

人が太る理由は以前記事にした通りなのでそれ以上てそれ以下でもありません。

炭水化物・糖質を食べると太るしやめると痩せます。ただそれだけのことですが、テレビで明らかな嘘を放送していたので間違いを指摘しておきます。炭水化物ダイエットが流行っているので逆を言えば、視聴率が取れるから放送しているだけのことです。

炭水化物をやめると筋肉と肝臓のグリコーゲンを使うので同時に水を失うから体重が落ちるだけだとの主張です。数日間という短時間のことであれば、体重の落ちる機序の一つだと思います。しかし数ヶ月に渡ってグリコーゲンからの水で体重が落ち続けることはあり得ません。炭水化物をやめると脂肪が減ることを何一つ説明できていませんし、炭水化物をやめると食べる量が減ることも加味されていません。

自分達の都合の良いところだけ集めてそれらしくしているだけです。

炭水化物を食べると体温上昇

何よりそれらしい怪しい実験は、双子の方達に炭水化物の量が違う食事をしてもらっていました。結果は炭水化物が多い食事は体温が上昇するからカロリーが沢山燃えると伝えていました。ただ単に血糖値が上昇するので、それに伴い発熱しているのでしょう。恐らくブドウ糖が効率が悪く体にとって毒なので捨てようもしているのだと思います。食事をしただけで不必要に発熱すること自体が体にとって無駄なので、炭水化物・糖質はこの意味でも効率の悪い食事のようです。

実験がダ直接イエットに関係ない

痩せることを証明しなければならないのに発熱しか見ていない。この食事を続けると高炭水化物食の方が痩せないと証明されない。

この実験では高炭水化物だと発熱するから、余分なカロリーを消費するので痩せるといいなという願望しか見せていない。小学生の科学研究レベルの論理です。

炭水化物摂取ダイエットを提唱するなら

主張通りの炭水化物摂取を続けて痩せることを見せるしかありません。痩せた人が1人も出てこないダイエット法が放送されることに驚きました。炭水化物を食べても痩せることの出来る人がいるだけのことです。

隠れ肥満とガン

隠れ肥満やガンで不安を煽ることで信憑性を高めようとしていますが、その根拠は曖昧でその先生が信じているということを主張しているに過ぎません。

炭水化物摂取ダイエットの放送目的

太る理由から考えてもあり得ません。人と違うことを主張して目立ちたい先生と、視聴率が取りたいテレビ局の利害が一致したので、手を組んだのでしょう。

主張している先生だけでなく、実験が意味をなすかどうか監修する科学者を顧問とするといいかも知れませんね。自称を信じてテレビが恥をかいたのは割烹着の科学者や聞こえないことにしていた作曲家で十分なはずなんですが…。

スポンサーをチェック

みんなが炭水化物を控えると2型糖尿病が激減しますし、高血圧も減ると思います。その結果治療薬が売れなくなるので、製薬会社が炭水化物を食べることを推進するために、今回の放送のスポンサーかと思いました。そんな回りくどい理由ではありませんでした。

チェックしてみるとパン屋さんでした。直接炭水化物を食べて欲しいパン屋さんがスポンサーだったので納得です。これからこのような放送が増えるかも知れませんね。スポンサーと視聴率がキーワードで。

テレビというメディアは、事実をスポンサーと視聴率という色眼鏡を通して捻じ曲げて見せていることを知っておかないといけませんね。

呉からの風の目的

正しいこと(糖質依存や糖質の害)はいずれは広まるのですが、わざわざ遅らせる必要は無いと思います。一部の人達の私利私欲でわざと正しいことが広まるのを邪魔しようとしているようなので、正しいことを伝えるためにこのエントリーを書きました。

いつもはわざわざ否定することはしないのですが、テレビで明らかな嘘をゴールデンタイムで放送していたので、惑わされる人が多いのではないかと心配なので間違いを指摘した次第です。

 

2型糖尿病の原因がわかった今…

太る理由糖質依存だとわかった今、ダイエットは糖質を避けること以外考えられません。同じように2型糖尿病の原因が糖質の摂り過ぎだとわかった今、糖質を避けることを何よりも最初に考えることだと思います。

確かに血糖値を下げる良い方法はあるかも知れませんが、それは言わば血糖値を下げるブレーキを探しているようなものです。糖質は血糖値を上げるアクセルなので、2型糖尿病を避けたいのであればブレーキを工夫する前に血糖値を押し上げるアクセルを踏まないことです。

アクセルを踏まない状態(完全糖質回避)でも血糖値が下がらない場合、初めて薬の使用を考えれば良いと思います。アクセルを踏みながらブレーキを踏んでも止まらないのは当たり前のことです。車を止めたいなら、何よりも先にまずアクセルを離すこと(糖質をやめること)からはじめると思います。

もし誰かが本気でアクセル踏みながらブレーキを踏んでも止まらないと叫んでいたとしたら、止まる訳がないと笑いだしてしまうことでしょう。現実にはそんなギャグ漫画みたいなことを命懸けで行うことはありません。何故なら車の仕組みを知っているからです。アクセルは進む、ブレーキは止まる。万が一両方踏めば踏み方でアクセルが強ければ進み、ブレーキが強ければ止まります。

2型糖尿病に関しても実はみんなが知らないだけで単純です。(糖質回避や糖質制限をしている人は当たり前に理解していることです)

糖質を食べ過ぎれば血糖値は上がり、糖質を避ければ血糖値は上がりません。糖質は消化されブドウ糖として吸収されます。血糖値とはことブドウ糖の血中濃度よことです。タンパク質はアミノ酸として吸収されます。脂質は脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収されます。どこにもブドウ糖はありません。よって血糖値は上がりません。ブドウ糖が不足した場合だけこれらから作り出されるのです。

糖質を食べない肉食動物も血糖値を維持する仕組みが備わっている

糖質を食べないライオンやトラなどの肉食動物にも血糖値を維持する仕組みが備わっています。これが無理に糖質を食べなくても血糖値が維持できる状況証拠です(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)。

人間にも糖質以外からブドウ糖を作り出す方法が5通りもあるそうです。そのため糖質を食べないことで低血糖に陥ることは通常ありません。

糖質の食べ過ぎ

太り過ぎを避ける仕組みである満腹感が太らないようにブレーキとなっています。本来ならこの仕組みで食べる量が制限されるので、2型糖尿病に至ることは稀なはずです。しかしこの満腹感を誤魔化す仕組みがあるのです。その仕組みとは糖質に騙されるのです。糖質依存に陥って満腹感を誤魔化す仕組みが発動して、食べ過ぎることが出来るのが原因です。俗に言う甘いものは別腹と表現される現象です。実際には糖質は別腹でご飯などもついお代わりして食べ過ぎるのはこの影響です。人類の進化の歴史上、体にとって特別なご褒美である糖質は次にいつ食べられるかわかりませんでした。無理をしてでも多く食べる仕組みを身に付けた方が寒い冬を乗り切る際には有利だったようです。

本来なら太ることの出来ない仕組みの備わっている動物でも、ペットになると太るものもあらわれます。デブ猫やデブ犬です。恐らくこれらの多くは糖質を多く含む食事を与えられて食べ過ぎた結果だと思います。

血糖値の上昇と膵臓からのインスリンによる血糖値の降下を繰り返していると、膵臓がインスリンを作ることができなくなるか、体の細胞がインスリンに反応しにくくなることで血糖値が下がらなくなってしまいます。これが2型糖尿病です。

本来なら満腹感が働いて2型糖尿病になる程糖質を食べることは難しいはずですが、糖質依存の罠に陥ることで食べ過ぎてしまうようです。

ここに大きな落とし穴がありました。多くの人々が糖質を大量に主食として食べていましたが、2型糖尿病を発症する人が限られていたことです。しかも遺伝性までありそうだったので、発症する人の体質だと誤解されたのです。そもそも糖質をとらなければ膵臓が疲弊することもないため、理論上では2型糖尿病は発症しないはずです。

間違った治療方法

2型糖尿病は肥満と並び、食べ物の選択による病という意味では現代の脚気といえると思います。

糖質回避をせずに2型糖尿病の治療をしている人がいれば、それはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる状態です。血糖値を押し上げる糖質を食べながら、血糖値を下げる薬を飲んでいるのは正にアクセル踏みながらブレーキを踏んでいる状態です。稀に血糖値が下がることもあるかも知れませんが、非常に効率が悪いので、是非このサイトを教えてあげて下さい。糖質回避教のススメです。ただし強要はしないで下さい。信じるものだけが得をすれば良いと思います。だから宗教の一種、論理的宗教としているのです。

注意点!現在糖尿病の治療中の方、肝臓病や腎臓病で治療中の方は主治医の先生にご相談の上はじめるようにして下さい。

まず血糖値の上がる原因を取り除くことです。

健康診断などで高血糖を指摘された方は、血糖値を上げる原因の糖質を取り除くことです。どうしても糖質をやめられない場合には、血糖値を下げる薬を考えましょう。

原因を取り除かずに、薬での治療はアクセルとブレーキの関係から考えても、効率が悪すぎます。止まれないのも当たり前のことです。

実際2型糖尿病が薬無しで治りました

2型糖尿病の治療法は劇的に変わります。

高血糖を指摘された方へも良かったらご覧ください

(参考文献:糖質オフ健康法)