無料の罠

ただ程怖いものはないと言われたのは昔の話です。今では驚くほど多くの物が無料で楽しめる時代になりました。しかし中には無料は撒き餌で、しっかりとお金を使わせるという釣り針のような仕組みを備えている場合も多々あります。無料というエビで、大金という鯛を釣り上げようとしているのかもしれません。

無料の罠

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無料の罠にかからないために、誰が支払うのか無料の仕組みを知っておく

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物の販売であれば、無料の部分があれば必ず割高な部分があるはずです。その無料を補う部分を見極めることで無料の罠にかからずに、お得に生活することができます。

例えば本体無料の携帯電話(今はなくなりました)であれば、通話料で本体分を賄うのです。無料の漫画などはコマーシャルを表示することでランニングコストを賄ったり、一巻無料にして残りは購入してもらったりします。

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Yahoo!やGoogleなどの検索も無料ですが、検索結果によって広告を反映させることで無料での検索を実現しています。(ちなみにYahoo!とGoogleは経営訪問、経営の目的が全く違うので一度調べてみると面白いですよ。いずれかの優れた経営方針の会社の考え方から「利益は企業の為ならず」の諺を思いつきました)

無料でも罠がないもの

無料がお試しになってもので納得出来たら購入を促すものには罠は仕組まれていません。例えば無料家計簿アプリや便利ツールなどです。無料で出来る範囲と有料範囲が明確に分けてあるので、罠は仕組まれていません。

お試し無料漫画で残りは購入を促すものは罠ではありませんが、衝動買いを促す仕組みを備えているものがあります。つい衝動買いをしてしまいがちな方にとっては罠が仕組まれていることを知っておくと良いと思います。

罠の簡単な見分け方

無料の分を誰が支払う仕組みか考えることです。最終的に自分が支払うのであれば罠かもしれません。衝動買いの心理を刺激する仕組みだと罠です。無料ゲームや次の話の読みたくなるお試し無料漫画などです。納得した時点で支払う仕組みのお試し無料アプリなどは、罠は仕組まれていません。

YouTubeや検索サイトのようにそもそもお金を支払う仕組みのないものは、罠の要素がありませんから安心して使いましょう。

何故無料かを考えてみましょう

夢とお金の国

夢とお金の国、他の国からみるともしかしたら日本はそのように見えているのかもしれませんが、今回は別の話です。

毎年値上げしているあるテーマパークの話です。

子供向けを装っていますが、本来大人向けで言い訳のために子供も楽しめるように装っているというのが正しい解釈だと思います。中学生や高校生になっても楽しめるのは本来大人向けだからです。

そして毎年値上げしています。魅力が高まったから値上げしても入園者は減らないだろうという思惑が透けて見えます。お客さんのことを一番に考えていれば、待ち時間が長く、大して乗り物に乗れないので値上げはしないと思います。利益を目的にしているのは明らかです。企業であれば当たり前だと思われるかもしれませんが、企業が利益だけを追い求める時代は終わったと思います。少なくとも利益を求めない企業が現実にいくつか生まれています。それらの企業は目的が利益ではないのでブレないのが強みです。残念なのが日本の企業ではないことです。成功しているからこそ利益の考え方を「利益は企業の為ならず」のように切り替えてみて欲しいものです。

お金の魔法がかかっているのかもしれません。テーマパークの経営者もお客さんも。利益だけを追い求める企業は魔法が解けた時点で、手痛いしっぺ返しを経験するように思います。値上げしても入園者が減らないと、もしかしたら入園者が減るまでこれからも毎年値上げを続けるかもしれません。ただ一度入園者が減り始めると、魔法が解けた人が増えた結果なので慌てて値下げしても入園者が戻らなくなるかもしれません。

ちなみに大阪の夢とお金の国は、お金の国であることを隠そうとしていないので潔いと思います。ファーストパスがお金で買えることです。お金で並ぶ時間を買ってもらうという発想のようです。自分で余分にお金を払うかどうか選択できるのが理に適っていると思います。

魔法の解き方

夢とお金の国の、お金の魔法の解き方を考えてみます。夢とお金の国の中のことは、お客さんを喜ばせることが目的ではありません。目的は利益です。お客さんを喜ばせることは手段のようです。利益を最大化するために夢を見させてくれているのです。確かに楽しい夢かもしれませんが、お金を稼ぐために幻を見せられていると冷めた目で見てみると魔法も解けるかもしれません。

とはいえ恋人や子供達など、誰かの喜んだ顔を見るために、あえて魔法にかかるのも楽しいひと時なのかもしれません。

いずれにしても夢とお金の国、値上げしても入園者が減らないだろうとタカをくくっているように見受けられるので、入園者が減るとどのように方針を転換するのか興味深いなと思います。

実際には日本国内のお客さんの魔法が解けても、海外からお客さんを呼び込んで、テーマパーク自体は困らないのかもしれません。出来れば「利益は企業の為ならず」の考え方を取り入れて、どこにも負けない企業になって欲しいと私は考えています。

糖質を食べ過ぎると… 糖質食べ過ぎ症候群?

糖質食べ過ぎ症候群とは2つの意味があります。糖質を食べ過ぎること自体が病気である糖質依存という意味と、糖質を食べ過ぎた結果症状を起こす糖質依存症としての意味の2つです。

ここでは糖質を食べ過ぎた結果症状を起こす意味で糖質食べ過ぎ症候群として捉えます。糖質を食べ過ぎるとどうなるか考えてみます。糖質の食べ過ぎという概念はありませんが、一般的に考えつくのは肥満くらいでしょう。ちなみに肥満糖質依存によって引き起こされる状態です。

糖質は主食である米小麦など炭水化物の主成分(炭水化物のうち食物繊維を除いたものが糖質です)です。実は肥満以外にも糖質の食べ過ぎによって起こる病気があります。つまり主食を食べ過ぎると発症する病気があります。これまで主食は多く食べることが推奨されていました。食べ過ぎると病気を引き起こすという発想自体がないため、糖質を控えるという対処法は広まってはいません。病気自体は知られていますが、糖質が原因だと今の所認識されていない病気もあります。

糖質の食べ過ぎが直接を引き起こす疾患は2型糖尿病です。2型糖尿病は血糖値が下がらなくなる疾患ですが、食べ物で直接血糖値を上げるのは糖質だけです。耐糖能をこえて糖質を食べ過ぎた結果2型糖尿病を発症します。そもそも糖質を食べなければ理屈の上では2型糖尿病にはなりません。また2型糖尿病を発症していても自分のインスリンの働きが残っていれば、糖質を食べないようにすることで血糖値がそれ以上上がることはなくなり、インスリンの働きにより各細胞で糖が使われることで次第に血糖値は下がります(参考:2型糖尿病が治りました)。ちなみに耐糖能には個人差があるため、同じ量の糖質を食べ続けても発症する人と発症しない人がいます。特に耐糖能の程度は遺伝性があるので、2型糖尿病の家族歴がある場合には、若い頃から糖質を控える方がお得だと思います。

他にもいくつか糖質を食べ過ぎたことで発症する、いわば糖質食べ過ぎ症候群とでも言うべき疾患が多々あります。少なくともアトピー性皮膚炎ニキビ(尋常性ざ瘡)は間違いありません。大勢の方々が糖質を控えることで改善し、糖質を多く食べ過ぎること(負荷試験)で症状が再現されています。

糖質回避により改善する多くの疾患全てが糖質食べ過ぎ症候群なのではないかと思います。例えば花粉症をはじめとする各種アレルギー、自己免疫性疾患なども改善例があるのでこれらは全て糖質食べ過ぎ症候群なのではないかと思います。食べ過ぎると誰でも必ず発症する肥満とは異なり、人によって食べ過ぎで起こる症状が違うことが人々の理解を妨げました。糖質の食べ過ぎでどうやら何らかの免疫異常を引き起こすようです。免疫が本来なら働かない自己細胞に対して過剰に働くとアレルギーや自己免疫性疾患を引き起こし、本来なら働くべき免疫が抑制されるとニキビなどの感染症を発症するようです。

高血圧も糖質食べ過ぎに伴う塩分過剰摂取によって発症する、糖質食べ過ぎ症候群の一種なのかもしれません。糖質依存だけでなく、塩分依存にも陥る共依存の関係で、高血圧を発症している可能性があります。

高脂血症も糖質食べ過ぎに伴い栄養の過剰摂取が原因かもしれません。そもそも高脂血症の薬での治療は必要ない上に、薬のせいで様々な病気を引き起こしているという話もあるため、糖質を控えて様子をみるのがお勧めです。

ここでは病態の説明は省きますが、一部の癌も糖質食べ過ぎ症候群の一種ではないかと考えています。

これから糖質食べ過ぎ症候群がまだまだ判明してくると思います。

そろそろ糖質との付き合い方を見つめ直す時期なのかもしれません。もしかしたら近い将来二・三十年もすると、「主食なんて食べ方をしてたんだって」「信じられない!病気になるのは当たり前じゃない!」と言われる時代が来るかもしれません。かつてビタミンの知識が無かったために多くの人々が脚気になって命を落としてしまったように、糖質の食べ過ぎの知識が無いために多くの病気に悩まされているようなものですから。糖質食べ過ぎ症候群は現代の脚気のようなものかもしれません。

ニキビ(尋常性ざ瘡)の原因は糖質の食べ過ぎ

ニキビと糖質の関係で書きましたが、ニキビの原因の大部分は糖質の食べ過ぎのようです。

先日書いた糖質の許容量をこえると1日か2日でニキビを発症します。
新たに出来たニキビは糖質の許容量をこえてしまった結果なのです。

糖質の許容量の概念が理解できると、ニキビ(尋常性ざ瘡)と糖質の関係が容易に理解出来るようになります。

人によってそれぞれ糖質を食べても症状が出ない糖質の許容量があるのですが、いつも許容量が一定ではないことが許容量の概念をわかりにくいものにしていました。
ニキビの場合、生理前や寝不足、強いストレスによって悪化することが言われます。
逆に考えればどのような機序かはまだ不明ですが、生理前や寝不足・強いストレスがあると一時的に許容量が少なくなるようです。もしかしたら寝不足や強いストレスがあるとストレスホルモンによって血糖値が上がるため、血糖値が何らかの影響を与えている可能性が示唆されます。

一度でも糖質を食べ過ぎると症状が出るので、もしかしたら一時的に血糖値が上昇すると即座に何らかの免疫抑制が働く可能性が示唆されます。従来言われている脂質代謝異常が原因であれば、糖質を食べ過ぎて1日か2日ではニキビが新生することは考えにくいと思います。かといって高血糖に伴って即座に反応する免疫抑制もこれまでの概念には当てはまらないので、今後の研究結果を待ちたいと思います。

中学生、高校生の多くがニキビで悩まされるのは、丁度その頃第二次性徴と体の成長に伴い食べる量が増える際に糖質依存に陥り、大量に糖質を食べる結果生じるようです。実際中学生、高校生でも糖質を食べる量を控えることでニキビの新生が収まる人が多くおられます。

糖質をこれまでと同じように食べながら、ニキビの治療を行うのはアクセルを踏みながらブレーキを踏んで止まらないと言って困っているのと同じです。まずはアクセルである糖質を食べる量を減らすことです。

治療は抗生物質の内服、外用ですが、予防は糖質回避です。その具体的な方法は食べ過ぎると1日か2日で症状が出ることを利用したアトピー性皮膚炎の振り返り法と同じで糖質の許容量を見極めて糖質を食べ過ぎないように気をつけることです。

ニキビは治す時代からニキビを予防する時代になりました。
ただ単に糖質を加減するだけの簡単な理屈です。

糖質の許容量

糖質には人それぞれに食べても大丈夫な許容量があるようです。

様々な病気に対して人それぞれの糖質の許容量があるようです。その許容量をこえることで様々な病気を発症するようです。肥満のように長期間にわたる糖質の食べ過ぎ結果発症するものから、アトピー性皮膚炎やニキビのように1回の許容量をこえた食べ過ぎで発症するものまで様々なようです。花粉症も糖質を控えることで改善が期待出来ますので、許容量をこえて食べ過ぎているのだと思いますが、どのくらいの期間で発症するのかまだわかりません(アトピー性皮膚炎やニキビのように振り返り法が花粉症にも当てはまるのかはまだわかりません)。

許容量は人によって異なります。丼で3杯食べても発症しない人もいれば普通のお茶碗1杯でも許容量をこえてしまう人がいます。症状が出ている時点で、許容量をこえてしまっているようです。許容量をこえることが時折なのか、毎日なのかによって症状の程度が異なります。毎日こえていれば症状は次第に蓄積して激しくなりますし、時折であれば症状は軽いままです。つまり症状が激しい人は許容量を毎日こえている可能性が高く、症状が軽い人は許容量を時折こえているだけの可能性が高いと考えられます。

糖質の許容量とは?

糖質の許容量とは、食べても症状を発症しない量のことです。興味深いのは、食べる順番を変えるだけで許容量が変わることです。少なくともアトピー性皮膚炎では食べる順番を変えるだけで症状が出にくくなります。小さいお子さんのアトピー性皮膚炎では食べる順番を変えるだけで症状が出なくなったお子さんもおられます。つまり食べる順番だけでアトピー性皮膚炎が治ってしまいました(実際には治った訳ではありません。病気の原因を取り除いただけです)。おにぎりやうどんなど糖質だけ食べると発症しやすく、先にタンパク質や脂質などのおかずを先に食べると発症しにくくなります。あたかも許容量が増えるかの印象です。このことから食べ方で変わるのは食べ物の要素ではなく濃度が関与している可能性が高いと考えられます。素直に考えれば血糖値が関与している可能性が高く、一時的に一定値(閾値)をこえることで症状を引き起こしている可能性を示唆します。

可能であれば血糖値と症状の関連も検討したいと思います。そして今後の報告を待ちたいと思います。

自分自身の許容量を知る

糖質の許容量をこえないようにするのは、血糖値を上げないように食べ方を工夫すると良いようです。特に自分の許容量を知ることが、症状を出にくくする一番の近道です。何故なら自分で許容量をこえないように食べる量を自己調節することで、症状をコントロール出来るようになるからです。

許容量の把握はアトピー性皮膚炎の食事療法:振り返り法が役立つと思います。許容量をこえた際にアトピー性皮膚炎は1日、ニキビは1日か2日で症状が出ます。このことを振り返るのです。症状が出た際にアトピー性皮膚炎であれば1日振り返り、ニキビであれば1日か2日振り返って許容量をこえたことを確認するのです。症状が出た時点で許容量はこえているので、多くの場合には食べ過ぎに気付くことが出来ます。その食べ過ぎた量は許容量をこえているので、許容量はそれ以下だとわかります。今後は症状が出た食べた量をこえないように気をつけるようにするのです。もし食べ過ぎに心当たりが無ければ、深く考えず次の機会を待ちましょう。

様々な病気も糖質を控えること(糖質回避)で症状が改善します。例えば花粉症や気管支喘息などです。恐らく糖質の許容量があると思います。ただし食べ過ぎた際にどのくらいの期間で症状が悪化するのかわからないため、振り返り法が今のところ使えません。もし悪化期間がわかれば振り返り法が使えますので御自分で悪化期間を考えてみて下さい(もしかしたら症状がなくなるまで糖質回避をした後で、悪化期間を確認しないと悪化期間はわからないのかもしれません)。

許容量以内であれば食べても大丈夫

許容量を把握する最大のメリットは、許容量以内であれば糖質を食べても大丈夫だということです。糖質を食べ過ぎて症状で悩まされることがなくなり、自己調節することが出来ます。

糖質の食べ過ぎが原因の、アトピー性皮膚炎やニキビなどが自分で症状をコントロール出来るようになります。対症療法しかなかったアトピー性皮膚炎やニキビの治療が、食事を調節するだけで簡単に行えるようになりました。

許容量は変動する

人それぞれによって異なる糖質の許容量が、状況により変動します。
例えばアトピー性皮膚炎であれば、季節によって汗や乾燥、ダニ・ホコリなどの外的因子により糖質の許容量が増減します。人によっても異なりますが夏や冬に悪化する人は、その際に許容量が下がっている可能性があります。反面春と秋は比較的許容量が高めになるため、症状が落ち着く人が多くなります。

ニキビでも許容量が変動します。
ニキビでの許容量を変動させる要因はストレスや寝不足、女性の場合は生理に伴うホルモンバランスのようです。ストレスや寝不足、生理前にはニキビに対する糖質の許容量が減少してしまうため、同じ量の糖質を食べているとニキビが新生してしまうようです。

糖質に対する許容量が下がって症状が出てしまうので、許容量をこえないように食べる量を減らすことで症状で悩まされなくなります。
この場合には許容量が変動することを踏まえて、振り返り法で対応することがお勧めです。

肥満における糖質の許容量

アトピー性皮膚炎やニキビに関して糖質の許容量を書きましたが、肥満における糖質の許容量があります。肥満における糖質の許容量は糖質依存に陥らないことです。糖質依存に陥らない範囲であれば糖質は食べても大丈夫です。逆に糖質依存から抜け出さない限り、なかなか肥満は治りません。痩せてもリバウンドするのは糖質依存から抜け出しても、油断した際に再び糖質依存に陥るからです。ちなみに糖質依存には禁断症状まであります。逆に禁断症状である強い空腹感を感じるのであれば糖質依存の可能性が高いと思います。

糖質の許容量という概念を考えてみて下さい。

危険だと考えるのは人間だけ?

危険を予測して考えるのはもしかしたら人間だけかもしれません。

ふと気づいたことですが、危険をわざわざ予測するのは恐らく人間だけだと思います。何故ならそもそも動物にとっては全てが危険で、安全という概念が無いからです。元々の状態が安全で危険なところに行くとか危険を冒すというように考えるのが人間です。動物は周囲が全て危険なので根本から異なります。動物は安全な行動をとっているわけではなく、危険が比較的少ない行動を選んでいるに過ぎないと思います。
人間と動物では前提条件が異なるのです。
(人間でも混沌とした社会では、動物のように危険が当たり前で少しでも危険が少ない選択をするようです)

安全だという概念は人間だけなのかもしれません(もしかしたら巣を作る動物は巣の中は安全だと考えているかもしれませんが…)。

特に治安の良い日本では安全が当たり前で、殺人事件はもちろん場合によってはひったくりや空き巣などがニュースになる程です。その結果、余りに安全が当たり前過ぎて、危険を察知する能力を失いつつあります。

あまりに安全が当たり前になってしまうと、危険だとわざわざ予測する必要が生まれます。動物にとっては危険が当たり前ですが、人間にとっては危険が特別な状況なのです。そして危険だと予測することの出来る人と出来ない人が存在します。危険だと予測出来ない人にとっては、いくら危険だと言われても理解できません。そして実際に害が及ぶことがなければ、危険であったことが理解できないのです。想像力の欠如なのかもしれません。この危険が予測出来ない人が一定割合で存在することを理解しておく方が良いと私は思います。
この危険を予測出来ない人が車を運転していると危険きわまりない行動を取ります。真っ直ぐ走るだけなら問題ありませんが、様々な状況に対して前もって予測が出来ないので危険を察知する人からすると考えられないくらい危険な行動をとることが出来ます。何故なら危険が予測出来ないので、怖くないのです。俗にいう怖い物知らずという状態です。

危険の予測が出来ない人は子供と同じです。子供は道路が危ないと言っても、どのように危ないのか想像がつかないので道路でボール遊びをすることが出来たり、道路で鬼ごっこが出来るのです。

危険だと指摘しても理解出来ない人も大勢います。危険が理解出来ない人は、これまで大丈夫だったから大丈夫というよくわからない理屈で押し通そうとします。本当にちょっとした違いで結果が大きく異なることが理解出来ないのです。

動物のように危険が当たり前という考え方になるのは難しいかもしれませんが、安全が当たり前で危険に気付くことが出来ないのは問題だと思います。考えつく範囲の危険を察知する、危険を予測することは、出来る限りする方がお得だと思います。自分や家族の命やお金を守るために、様々な危険に気付くことの出来る知恵をつけたいものだと思います。怪我で済めば次に気をつけることが出来ますが、特に命を失ってしまうと取り返しがつきません。

危険を予測出来るかどうかの見分け方

危険を予測出来るかどうかの見分け方は簡単です。ちょっとしたことでも危ないと感じるかどうかです。怖いと思うことが出来ない人は危険の察知能力があまり発達していない可能性があります。

例えば道路を歩いていて車がスレスレで通り過ぎていった場合、怖いから一歩車から離れようと考えるか、当たらなかったから別に気にいないかです。怖いと感じる人は不測の事態(運転手のハンドル操作ミス、自分が車側につまづく等)を想定するので、万が一のことを考えて安全策をとって車から離れるのです。

日常生活でどれだけ危険を見つけることが出来るかにかかっています。

どれだけ危険を見つけて、どのように避けていますか?その危険回避の積み重ねが怪我をするかどうか、命を失うかどうかの違いになると思います。

ニキビ(尋常性ざ瘡)と糖質の関係

ニキビは尋常性ざ瘡と言われる疾患で、これまではアクネ菌による感染症だとされていました。
そのためアクネ菌に対する抗菌薬が治療の中心であり、対症療法しかありませんでした。治療していても次々新しいニキビが新生してしまいます。これまでの研究からは特定の食べ物との関連は否定され、ニキビを発症するのは角質による毛孔の閉塞が原因だと考えられていました。ニキビの再発を予防するには毛穴の詰まりを取り除くことが必要とされ、角質溶解剤のようなものが必要だとされてきました。

しかし糖質回避をすることで明らかにニキビの新生がおさえられることがわかってきました。逆に糖質を取り過ぎることで、翌日か翌々日にはニキビを生じてしまいます。
出来てしまったニキビに対する治療はこれまで通り、抗菌薬での対症療法での治療になりますが、予防に関しては糖質回避を行うだけで十分なようです。

中学生や高校生がニキビで悩まされることが多いのは、ホルモンのバランスの影響だと考えられてきました。
どうやら違うようです。
中学生・高校生の頃に丁度食べる量が増え、糖質を取り過ぎることで症状が悪化するようです。中学生・高校生の年代に糖質依存に陥ってしまうのかもしれません。

ここで注意が必要なのが、糖質を多く食べると症状が必ず出るわけではありません。人それぞれ糖質の許容量があるらしく、許容量をこえた時点でニキビが発症します。許容量が人によって異なるため、人によっては一度に丼3杯食べるなどかなり大量に食べて初めてニキビを発症しますし、人によってはお茶碗1膳しか食べなくてもニキビを発症してしましまうようです。
少なくともニキビの症状がある時点で、許容量をこえている現れです。

興味深いのが1回の食事で許容量をこえただけで、1日か2日するとニキビが出来てしまうことです。裏返せば、許容量を把握する際にニキビの治療でもアトピー性皮膚炎の際の振り返り法が役立つということです。

女性の方で生理前になるとニキビが出来るという方もおられます。その場合、ホルモン周期により変動によりニキビに対する糖質の許容量が下がることでニキビが悪化するようです。(あくまでも仮説ですが、ホルモンの影響により血糖値が変動することが影響するのではないかと考えています)

強いストレスや寝不足などでニキビが出来る方もおられます。もしかしたら強いストレスや寝不足でストレスホルモンが分泌されることで血糖値が上昇することとニキビが関連するのかもしれません。

女性の生理前や強いストレス・寝不足などの場合にはニキビに対する糖質の許容量が減少する考えられます。逆に考えれば、生理前や強いストレスう受けた場合、寝不足の際に糖質を控えることでニキビが予防出来る可能性が示唆されます。

ニキビの発症に関する仮説

糖質を1回の食事で一定量以上食べた場合や、強いストレスや寝不足でニキビを生じることから考えると、血糖値が一定以上になった場合にニキビを発症する可能性が考えられます。
つまり一時的に血糖値が上昇することが何らかの免疫異常を期待している可能性が考えられます。つまり血糖値を上げないように気をつけることでニキビを予防することが出来るのかもしれません。

治療と予防について

出来てしまったニキビは抗生物質の内服や外用で治療しましょう。
新たにニキビが出来ることを予防するには、糖質を控える糖質回避がお勧めです。
糖質を同じように食べながら、次々出来るニキビの治療をするのは、アクセルを踏みながらブレーキをがきかないと困っているのと同じです。
ニキビの治療とニキビの予防を分けて考える時代がやってきました。

医師不足の原因の一つは説明スキルの問題

医師不足が叫ばれています。
その本質は二つにわかれます。
地方の医療のための医師不足と、都会の経営のための医師不足です。
一般的なイメージとしての医師不足は地方における医師不足です。

病院での待ち時間が長い原因の一つが医師の説明スキルの問題です。
医師が適切な説明をすることが出来れば、外来時間や入院患者さんへの説明の時間を短縮することができます。
残念ながら医師が説明スキルを習得する機会は少なく、現実的には先輩医師から学ぶしかありません。多少は学会などが説明の仕方を講義する機会はあっても各病気の説明の仕方に終始しているように思います。少し前にインフォームドコンセントという概念が生まれ、患者さんにきちんと説明した上で同意してもらうことが前提となりました。インフォームドコンセントが始まった際に現場の医師は説明の仕方を学ぶことなくインフォームドコンセントを患者さんに提供することが求められるようになりました。苦肉の策として医師が個人個人で考えてインフォームドコンセントを行うようになりました。説明スキルの高い医師と説明スキルの低い医師が混在しているのが現状です。そして多くの医師は他の医師の説明スキルの違いを比べる機会がないので、自分の説明スキルが高いのか低いのか知らないまま患者さんに説明しているのです。説明スキルが低くても誰も指摘してくれないので気付くことはできません。説明スキルの高い医師は、患者さんが混乱して悩んでいることを感じ取ると説明の仕方を変えることが出来ます。しかしこれも無意識のうちにやっているので、自分が説明スキルが高いとは思っておらず当たり前だと思っています。

説明スキルの高い・低いが垣間見えるのは、患者さんとトラブルになるかどうかです。説明スキルの低い医者はトラブルになることが多く、説明スキルの高い医師はトラブルになることはほとんどありません。何かと患者さんとトラブルになる医者は説明スキルが低い可能性が高いと思います。

説明と同意という点で、インフォームドコンセントの概念が生まれる以前では医師に従うしか選択肢がなかったものが、説明を受けた上で選択できるという点で患者さんに大きなメリットが生まれました。しかし説明のスキルを身につけないまま、選択肢を提供することを求められた医師は提供の仕方がわからないまま手探りで説明をしています。第三者から見れば回りくどい説明を行ったり、的外れな説明を行ったりしていても、医師自身は自分の説明が適切か不適切か知るすべがないのです。自覚のある医者は患者さんが少しでも早くわかる説明を工夫しますが、自覚のない医者は理解出来ない患者さんの問題だと考えています。初めて聞く患者さんにとっては、何を聞いてもよくわからないまま選択をすることになるので、相手の説明スキルの評価などできません。他の医師の説明を聞くことなく選択を迫られるので、比較のしようがないからです。

医師を評価する仕組みは、学会認定の専門医くらいですが、これは専門知識の有無を評価しただけで説明スキルの評価にはなっていないことが現状です。専門医でも説明の下手な人もいますし、専門医でなくても説明の上手な人がいます。患者さんにとっては、説明のスキルの評価ができないので専門医の有無か口コミで判断しているのが現状です。
医師自身も専門医を取得しているから説明スキルが上手だと錯覚している人もいます。

診察時間が長くなる理由

診察時間のうち診断にかかる時間の長短は知識と経験によって異なります。つまりベテラン医師になればなるほど一般的に診断に要する時間は短い傾向があります。
診察時間のうち説明に要する時間の長短は説明スキルによります。医師の説明が適切でなければ、患者さんが即座に理解できず、どういう意味合いかを患者さんから質問・確認することで診察時間が長くなってしまいます。(参考:診察時間の長い医師と短い医師の違い
具体的な例をあげると、医師は病気の説明をするのですが、専門用語をちりばめて説明することで説明したつもりになっています。治療法も専門用語を使って説明するため、患者さんにとっては外国語か暗号を言われているようなものです。医師にとっては当たり前の専門用語なので、患者さんが言葉を知らないということは微塵も考えることができません。医師は説明したつもりになっていますが、患者さんにとっては外国語か暗号のような初めて聞く専門用語を言われただけで、何もわからない状態に陥ります。何もわからないにも関わらず選択をせまられて、困ってしまうことが多々あります。専門用語が理解できないので、説明自体が理解できるはずもありません。医師は専門用語がわからないから質問したり意味を確認しているとは思いもしないため、会話がかみ合いません。この会話がかみ合わないことで診察時間が長くなってしまうのです。

説明とは相手の知識量に合わせて調整しながら行うべきものですが、医師の中にはそのことを知らない人達が大勢います。
診察時間が長いのに、首をかしげながら診察室を後にする患者さんが多い医師は説明スキルに問題がある場合があります。(患者さんによっては、治ると思い込んで受診し、治らないと言われたため納得できない場合もあります)

相手の知識量が多ければ手短に説明し、相手の知識量が少なければ小学生に説明するような初歩的なことから説明するべきです。このことを理解していない医師が、先に医師になったというだけで先輩風を吹かしているのですから、若い先生が説明上手になることは困難です。今のところ医師が説明上手になる唯一のチャンスは自分で説明が下手かもしれないと疑うことです。そしてどのようにしたら出来るだけ早く相手に理解してもらえるようになるか工夫することです。

どんな仕事でも共通していますが、説明スキルが高い方が有利です。何故なら短時間で必要な情報を伝えることが出来るからです。説明スキルが低ければ、同じ情報を伝えることにより多くの時間がかかってしまいます。

医師によっては患者さんを怒ることで説明を切り上げたりしますが、説明スキルが低いことを隠すための本能のようなものなのかもしれません。
怒る医師を何人も見てきましたが、総じて説明スキルが低かったように思います。恐らく偶然ではないように私は思います。(参考:患者さんを怒る医師の心理を考える

説明スキルに問題があっても自覚できない理由

理由は一言で言えば、医師としか日頃会話をしないからです。
医師とだけ会話をしていると、専門用語は当たり前のことです。
専門用語を知らない人と話す機会がないので、専門用語を知らない人がいることが理解できないのです。そして専門用語を知らない人が想像できないのです。勘違いしている医者になると、専門用語を知らないことを自分より劣っていると見下す人までいるのは困ったものです。それだけ狭い人間関係に収支していることを表しています。
医学知識の無い人と話す機会がないために陥る罠です。

ちょうど方言ばかり使って同じ地方の人と話をしていると、方言が標準語だと錯覚していることに似ていると思います。

説明スキルの簡単なトレーニング法

説明スキルの向上は大切なことなので項を改めて書いても良いかもしれませんが、説明スキルの簡単なトレーニング法を記載しておきます。自分が説明スキルが低いかもしれないと少しでも思われた方は一度考えてみられると良いと思います。

相手がどれだけの知識がわからないことが前提で話が出来るようになるべきです。
全く医学知識のない人にも理解出来るように説明するには、小学生か中学生に説明するレベルで話をできるように準備しておくと良いと思います。
相手を小学生や中学生扱いするという訳ではなく、全く医学の知識のない素人の方にも説明できるようにするという意味合いです。話をしてみて相手の基礎知識が備わっていれば、その分だけ説明の時間を短縮できるので、早く情報伝達をすることができます。

参考

お腹が空きすぎるとあまり食べられない理由

お腹が空きすぎると意外にもあまり食べられなくなります。そのため出来るだけ多く食べようとして、食べ放題に行く前の食事を抜く人がいますが逆効果です。俗に空腹のピークをこえるという感覚です。

この理由を考えてみます。簡単に説明すると、その空腹感は糖質依存禁断症状だからです。禁断症状だからこそピークをこえる感覚を経験します。強く空腹感が禁断症状で無ければ、排泄しないとおさまらない尿意や便意の時のように、食べない限り空腹感がおさまることはないはずです。

この強い空腹感が糖質依存の禁断症状である証拠に、何日間か糖質回避をして糖質依存から抜け出すとピークをこえた空腹感だけになり、強い空腹感は感じなくなります。

血糖値の観点からみた空腹感

空腹感の感じ方の事実から、糖質依存を利用して食べ放題で少しでも多く食べたいのであれば、食べ放題に行く何時間か前に適度に糖質を食べることです。強い空腹感を生じる原因は血糖値の低下によるものです。血糖値の低下は、糖質を食べたことによる血糖値の上昇を抑えるために分泌されるインスリンが過剰に分泌されることによります。糖質を食べなければ血糖値が上昇しないため、低血糖にもならないようです。この血糖値の上下により、糖質を少し食べると余計お腹が空く不思議な感覚も説明がつきます。

お腹が空きすぎると空腹感がやわらぐのは、食事以外で血糖値が上昇するからです。元々低血糖で感じる空腹感ですが、身体が低血糖に耐えきれなくなってブドウ糖を作り出すことで血糖値が上昇するようです。禁断症状として身体が求める糖質を待ちきれなくなって、仕方なくブドウ糖を作り出すようなイメージです。

食べ放題に行く何時間か前に糖質を食べることで一旦血糖値を上げておいて、食べ放題のお店につくころに血糖値が下がるようにするのがオススメです。(食べ過ぎるとアレルギーや肥満、2型糖尿病や高血圧になるので程々が一番だとは思います。食べ過ぎは自己責任でお願いします)

誉められないようにしようね?

怒らない子育てや誉めて育てる子育てがもてはやされています。
私はただ怒らないだけではなく、怒る必要のない子育てを子育てを提案しています。
私は基本的には誉めることは良いことだと思います。しかしアドラーの心理学によると誉めることに否定的です。何故なら誉めるというのは深層心理で相手が出来ないことが前提だからです。(出来ないと思っていることが)出来たから凄いねというようになるのです。出来て当たり前だと思っていれば誉めたりはしないのです。

このことから何でも誉めれば良いということが間違いだとわかります。
相手の心理としていつも誉められていると、誉めてもらうために行動するようになります。逆に誉めてもらえないと行動しなくなったり、誉めてもらえないことを攻撃するようになるのです。

誉めて育てると誉めることに依存してしまい、誉められないと何もしない子供になってしまいます。
以上のことを考えますと、相手が出来ないと思っていたことや、これまでは出来なかったことが初めて出来るようになった際には誉めてあげると良いですが、何でも誉めるのは弊害も大きいようです。何しろ出来ないと思っているのが前提ですから、何でも誉めるのは出来るはずがないとしてバカにしているようなものだからです。

誉められないようにしようね

相手が自分のことを出来ないと思っているから誉めてくれるのです。
出来ると思っていることは誉めてはくれません。
つまり誉められないようにしようねとは、相手にとって自分は出来て当たり前だと思ってもらえるようにしようねという意味です。
出来ないはずだなんて思わせないぞという心意気を表すための、誉められないようにしようねです。

大人は誉められても無邪気に喜んではいけない

大人は誉められても無邪気に喜んではいけません。
何故なら、相手は出来ないと思ったことが意外にも出来たから誉めてくれたのです。
自分でも出来ないと思っていたことが予想外に出来たのであれば、誉めてもらって喜ぶのは当たり前ですが、自分は出来ると思っていることを誉められた場合には相手は出来ないと思っていたのだということを心にとめておくべきです。

人を誉める場合に気をつけること

相手が喜ぶから誉めるのは間違った行為で、相手の行動心理を歪めてしまいます。
相手は誉められることに依存し、誉められないと行動しなくなるからです。
誉められるから行動するようにしないために、誉めすぎないようにしましょう。
そして相手が当たり前に出来ると思っていることを誉めるのは、誉める心理を知っている人から見ると相手を馬鹿にしているのと同じです。
人を誉める前に、相手を喜ばせるために誉めようとしていないか自分自身の深層心理を見つめ直すべきです。

誉める場合には相手が出来ないと思っていたことが出来た時だけ誉めるようにしましょう。