不倫するのは先祖返り?

何かと不倫が話題になる昨今ですが、不倫するのは先祖返りなのかもしれません。

人類の多くは一夫一婦制を採用しています。他の動物ではゴリラのように一夫多妻であったり、パートナーを決めない乱行型のボノボだったり様々です。動物によってそれぞれ特有の夫婦の形があるようです。進化の過程においてそれぞれ合理的な理由があって今の形に落ち着いています。かつての日本でも一夫多妻制を認めていましたが、今では一夫一婦制を採用しています。

人類が一夫一婦制を採用しているのは、一夫一婦制の方が子孫を残すために有利だからです。詳しくは学術的な見解を含めて記載しています人類が一夫一婦制を採用している理由をご参照ください。人間は他の動物に比べて非常に未熟な状態で生まれます。だから夫婦二人で子育てをするように進化しました。女性は子育てに専念し、男性は子育ての間食料を集めてくることで家族が成り立ちます。夫婦になった時点で他のパートナーを探す必要がなくなるので、子育てや食料確保に専念できるので効率的です。そして独身者は既婚者を相手にしないことで無駄な労力を使わないようにする仕組みです。結婚指輪という仕組みは理にかなった仕組みであるといえます。配偶者がいるのぇパートナーの候補にしないで下さいという印になるからです。

結婚は長い年月をかけて培った一夫一婦制という仕組みを法律によって定めたものです。太古の昔には夫婦は常に一緒に行動していたため結婚というルールは必要ありませんでした。社会ぎ複雑になるに従って、夫婦が別々に行動するようになったため結婚という考え方が生まれました。そのルールを破るのが不倫です。

長い人類の進化の歴史の中で辿り着いた一夫一婦制を脅かすので、不倫が忌み嫌われるのです。一夫一婦制は子育ての際に最も効率的に子孫を残すことの出来る仕組みのようです。

一夫一婦制ではパートナーが変わらないことが前提なので、他の仕組みよりも維持するのが容易だというメリットがあります。一夫一婦制の最大のメリットはパートナーをめぐる争いが無いことです。その最大のメリットを脅かすのが不倫だから非難されるのです。

不倫をする前に、結婚の意味そして人類の多くが一夫一婦制を採用している意味を考えてみると良いかもしれません。

そして不倫してしまうのは一時の快楽に負けてしまったのか、後先を考える人としての知恵が足らないのかもしれません。もしかしたら結婚という概念のない、浮気が当たり前のお猿さんのように先祖返りをしてしまうからかもしれません。

糖質制限の危険性を例え話に置き換えてみる

糖質制限がテレビで話題になっています。糖質制限をして欲しくない人達がネガティヴキャンペーンを実施しているように見えてしまいます。出来るだけ糖質制限の危険性を客観的に記載したつもりの記事はこちらをご参照ください。

ダイエットを目的に糖質制限をすることは理にかなっています。何故なら太る理由糖質依存による糖質の取り過ぎだからです。糖質を好きなだけ食べながらダイエットするのはアクセルを踏みながらブレーキを踏むようなものです。ダイエットするなら糖質依存から抜け出せば良いのです。

糖質制限(私は糖質回避という表現を提唱しています)は、唯一血糖値を上げる糖質を控えることで血糖値を上げないことを目的とする食事法です。糖質を食べなければ肉、魚、野菜をどれだけ食べても大丈夫というのが売りです。

糖質制限をしている方が心筋梗塞で亡くなったために不安が広がっています。

心筋梗塞の病態は心臓の血管の閉塞です。中に詰まるのは脂肪なので脂肪の取り過ぎは問題になる可能性があります。糖質制限と脂肪の取り過ぎは直接の関係はありません。糖質制限をすると脂肪を摂りすぎるから心筋梗塞になるというのは論理の飛躍です。糖質制限の際に脂肪はいくら食べても良いという考え方に問題がある可能性はあるものの、一部の問題を取り上げて全部が駄目だとすり替えるのは理屈にあいません。

更に付け加えると心筋梗塞の原因となる脂肪は血管内にたまったコレステロールです。長年糖質と脂質の食べ過ぎで血管内にたまっていたコレステロールが詰まった可能性があります。糖質制限をした影響ではなく、糖質制限をする前の影響だった可能性があります。誰にもわかりませんが、もしかしたら糖質制限をしなければ2、3年前に心筋梗塞になってしまっていたのかもしれません。御遺体を解剖するとわかったかもしれませんが、そこまでご家族が望まれなかったので永遠にわかることはないと思います。いずれにしても糖質制限と心筋梗塞は直接の関係性は無さそうです。糖質制限を否定したい人は関係があって欲しいと考えているので理解したくないだけのことだと私は思います。

例え話

糖質制限は脂肪を取り過ぎるので心筋梗塞になるから糖質制限をしてはいけないという理屈を例え話に置き換えてみます。

車による交通事故で亡くなる人がいる(糖質制限で亡くなった人がいる)から、車に乗ってはいけない(糖質制限はいけない)と言っているようなものです。得られるメリットは全て置いておいて、一点のみを評価しています。

車による交通事故で問題なのは車の運転の仕方(糖質制限の仕方)であって車そのものではないはずです。交通事故を減らすことが目的であれば、運転の仕方の徹底や事故を起こしにくい交通ルールの整備をするべきです。それにも関わらず車そのものが問題だとするのは、何か車を排除したい他の目的が潜んでいそうです。例えば車に仕事を奪われた馬車の運転手は車に反対したことでしょう。

糖質制限をすると、脂肪の取り過ぎになるので糖質制限は危険だとするのも同じような理屈です。糖質制限を排除したいので無理矢理糖質制限は駄目という理屈を探してきたようです。糖質制限をしても脂肪の取り過ぎには気をつけましょうとするべきでした。

糖質の害を知っている人達から見ると、議論にすらならないことですが、自分達の利権のために議論したい人達がいるようです。どんな利権を守ることが目的で糖質制限を否定しているのか、生暖かい目で見守ってあげましょう。

近い将来銀行は淘汰されていく

銀行に対して恨みがある訳ではありませんが冷静に考えて、近い将来銀行は淘汰されていくと思います。特に地方銀行はかなり厳しい状況に追い込まれそうです。50歳代の銀行員は定年まで何とか持ちこたえられるかもしれませんが、40歳代はかなり厳しいと思います。このマイナス金利で急激に銀行員の未来が閉ざされつつあります。30歳代は間違いなく銀行の統廃合に直面すると思います。

将来に渡って安泰だと誤解されている医者のことを考えても2つの理由から悲観的です。医者は余るので、恐らく待遇は悪化します。丁度参考になるのが歯科医です。歯大を作り歯科医を量産したあと、予防が徹底されたため患者さんの争奪戦となっています。一説によると歯科の勤務医は看護師さんよりも年収が少ないというデータも拝見したことがあります。

話が脱線しましたが、今回予想するのは銀行です。

銀行は人や会社にお金を貸すことで金利により商売をしています。これまではお金を貸す側が主導権を握っていました。お金を貸しても大丈夫な人を選んで貸していました。お金を貸す相手を選ぶこと自体は、確かに仕方のないことでもありました。貸したお金が返ってこなければ意味がありません。貸したお金が返すことが出来るかどうかを見極める与信という作業にノウハウが蓄積され、ここが銀行員の腕の見せ所でした。

お金を借りることの出来る人は、銀行を選ぶ時代になりました。地元の銀行で借りるのが当たり前でしたが、金利が銀行によって異なるので金利の安い銀行を選ぶ時代になったのです。しかも金利が下がっている今は、借り換えると借り手も新たな貸し手とも得をする仕組みです。既に銀行からお金を借りているということはお金を貸す際の最も大切な与信をクリアしているのですから、借り換えてもらえればリスクも低く銀行にとってもお得です。

低金利に見合わないリスクであれば、借り換えを受けないだけのことです。つまりリスクの少ない借り手は低金利にドンドン乗り換えていきます。特に住宅ローンは借り換えリスクも低く、低金利での借り換えが可能です。返済期間がかなり長いので金利差が大きくなるからです。

現在は銀行員が行っている与信も、近い将来人工知能が活用されるに違いありません。嘘を見抜いたり必要な情報を集めるのは当面人間でないと無理かもしれませんが、必要な情報から融資可能かどうかの判断は人工知能の方が得意になるかもしれません。

これから銀行同士の競争が激化します。リスクの低い人達の住宅ローンを中心にした銀行が低金利で引き受けます。通常の銀行は金利以外の魅力を打ち出せなければ住宅ローンを扱うことはなくなります。

更に伏兵はインターネットです。住宅ローンは金利の安い銀行に集約されます。インターネット銀行が住宅ローンを扱うようになると思います。もしかしたら私が知らなだけで既に始まっているかもしれません。他にもインターネットに取って代わられる分野があります。企業への融資です。アイディア一つで、銀行のように細かいことを言われずインターネットを使って資金を集める方法が生まれました。クラウドファウンディングという手法です。アイディアをインターネット上に露出し、そのアイディアの製品を購入したい人が開発費を負担する代わりに安く手に入れる仕組みです。消費者にとっても作り手にとってもお得な仕組みです。クラウドファウンディングを利用するのは、元々銀行に融資してもらうような案件ではないことが多いとは思いますが、企業がお得だと思えば銀行を利用しなくなると思います。アイディア一つで市場調査も兼ねているので銀行の融資係よりはるかに合理的です。

かといって銀行という業種はなくならないとは思いますが、銀行の数が今ほど必要はなくなると思います。必然的に銀行の数が減ると思います。銀行員をリストラして現在と同じような待遇を維持するか、リストラせずに人数を保ったまま待遇を悪化させるかです。他の業種で起こっていることを考えれば恐らくリストラが起こるのではないかと思います。

銀行員の人達は今のうちに次の展開を考えておく方が良さそうです。今から銀行員になろうと考えている人は、銀行の仕事が競争にさらされていることを知っておく方が良いと思います。銀行は様々な制約を受けてはいますが、国から認可を受けた業務を独占しているので努力を怠っていました。そのツケを一気に払わされることになりそうです。例えば振り込み業務は長年15時で終わりです。ネット決済がこれだけ発達してもこのルールを改善しようとしませんでした(ようやく改善するようですが…)。何故なら銀行以外が振り込み出来ず、競争相手がいなかったからです。競争相手がいないので、改善しなくても困らなかったのです。銀行の独占業務に守られていましたが、これからは銀行同士の競争が激化するのですから大変だと思います。

目まぐるしい勢いで状況が変わる現代において、将来にわたって安泰な仕事はなさそうです。医者も銀行員も厳しい時代がやってきそうです。

今の赤ちゃんが働く頃にはどんな世の中になっているのか怖くもあり、楽しみでもあります。

糖質制限の危険性を客観的に考えてみる

糖質制限の危険性が話題になっています。
糖質制限の第一人者と言われる方が62歳で突然心筋梗塞による心不全で亡くなられたため議論になっています。

糖質制限の本質

糖質制限は文字通り糖質を制限することですが、糖質は栄養素としては血糖値を上げるだけです。低血糖にさえならなければ、糖質を無理に食べる必要はありません。そして人間には糖質を食べなくても低血糖にならない仕組みが備わっているため問題にはなりません。議論はこれで終わりですが、糖質制限を脂質の問題にすり替えて、糖質制限そのものを問題があるように装っているようです。そのことを詳しく説明してみます。極力客観的に説明したつもりですが、客観性が足らなければ申し訳ありません。一意見として解釈して下さい。
テレビではここぞとばかりに糖質制限が危険だと論じている番組も見受けられますが、とても客観的とは言えない構成です。では何故糖質制限を攻撃するかと言えば、糖質制限されると困る人達がスポンサーにいることが推察されます。糖質制限によって困っているか将来困るスポンサーの機嫌をとるために糖質制限を攻撃している可能性が考えられます。ちなみに糖質制限をされて困るのは糖質を売っているパン屋さんやお寿司屋さんなど直接糖質を扱う業種だけでなく、製薬会社も困ります。何故なら糖質制限すると様々な病気が治療の必要が無くなるからです。2型糖尿病は糖質によって上昇した血糖値が下がらなくなる病気です。そもそも血糖値を直接上げることが出来るのは糖質だけなので、糖質を食べなければ下げる必要がないというわかりやすい理屈です。アトピー性皮膚炎やニキビも糖質を控えることにより新しく出来なくなるので、治療の必要が無くなります。これらの治療薬を販売している製薬会社は糖質制限されては困るようです。

テレビ局がどのスポンサーのために糖質制限を攻撃しているのかはわかりませんし、認めないとは思います。

糖質制限を否定的に報道している番組は言いがかりに近い論理展開がなされています。糖質制限をすると脂肪が多くなるからトラブルを起こすという論理です。百歩譲ってそれが本当だとしても、糖質制限が問題なのではありません。糖質制限の仕方の問題です。糖質制限する際には脂質にも気をつけて下さいねという報道であるべきです。糖質制限そのものを攻撃するのは、糖質制限されては困るからだと思います。

糖質の本当の姿を知っている人にとっては何でもないことですが、糖質のことをまだ良く知らない人は動揺してしまいがちです。そしてテレビで報道されると正しいことだと錯覚される風潮があるため、まずテレビ局が報道する目的を書きました。これから客観的に考えてみます。

糖質回避

一般的には糖質制限と言われていますが、私は糖質回避という言葉を提唱しています。制限速度という言葉のように制限は人に限度を制されるものです。人に食べる物を制限されるのは私の考え方にあいません。

自らの意思で糖質を避けるという糖質回避という言葉が適切だと思います。制限してもらわないと糖質を自分の意思で回避出来ない人は、糖質制限という考え方で良いと思います。

糖質制限と心筋梗塞

一言で言えば糖質制限と心筋梗塞は直接関係はないと思います。その理由を書きます。更に安全に食生活を楽しむための糖質制限(糖質回避)の際の注意点も書いておきます。

糖質制限(私の提唱する糖質回避)とは血糖値を上げる働きしか無い糖質を控えるという食事法です。糖質制限で問題になるとすれば、血糖値が上がらないことによる低血糖です。糖質制限に否定的な人は脳細胞がブドウ糖しか使えないため、ブドウ糖の元となる糖質が必要だという意見です。血糖値が下がると命に関わるのは事実です。しかし糖質からブドウ糖を無理にとらなくても血糖値が下がればタンパク質からブドウ糖を作り出せるため、無理に糖質を食べる必要はありません。実際には脳細胞はブドウ糖以外に脂肪やタンパク質から作り出すケトン体も使うことが出来ます。

糖質制限により起こり得ることは血糖値が上昇しないことです。必要以上に血糖値が上昇することは、ブドウ糖がタンパク質に結合してしまう糖化産物を生じます。この糖化産物が血管障害や神経細胞を障害するようですから血糖値は低いに越したことはありません。血糖値が上昇することで害はあってもメリットは無いはずですから、糖質を食べないこと自体は問題にはなりません。

心筋梗塞は心臓に栄養を運ぶ血管が詰まることで心臓の栄養が足らなくなる疾患です。血糖値が上がることで血管が詰まることはあっても、血糖値が上がらないことで血管が詰まる病態は考えられません。糖質制限自体は心筋梗塞には関係ありません。

心筋梗塞の原因である血管の閉塞の原因を考えてみます。多くは血管内にたまる脂肪が問題となるようです。ということは糖質制限を行う際に、必要以上に脂肪に偏った食生活になることは心筋梗塞の原因となり得ると思います。糖質制限が問題なのではなく、糖質制限の仕方に問題がある可能性は確かにあります。事実脂肪が多い食事をさせた動物実験では心筋梗塞など血管障害を引き起こす可能性は指摘されています。またタンパク質においても動物性タンパク質を多く食べると動脈硬化が進むという報告があるようです。植物性タンパク質では動脈硬化が進まないそうです。元の論文を読んではいませんが、動物性タンパク質が原因かそれに付随する動物性の脂肪が問題なのかは定かではありません。

亡くなられた方がどのような食生活をされていたかは定かではありませんが、もし脂肪分の多い食事をされていたのであればその食事が原因の可能性は確かにあります。糖質だけでなく脂肪分も控えておられたのであれば、糖質制限前の食生活の影響が血管内に残っていた可能性があります。もしかしたら動物性タンパク質を食べる量が多く動脈硬化が影響があった可能性は否定出来ません。

糖質制限は今の所糖質だけを制限すれば良いと考えられていますが、長期間安全に行うためには植物性タンパク質を中心に脂肪分はある程度控え目(脂肪分を多めに食べる実験で心筋梗塞が増えたという結果は確か40%か60%を脂肪として食べる実験でした)にする方が無難だと思います。データに基づくわけではありませんが、私の感覚では食べる量の20%程度の脂肪であれば問題ないのではないかと思います。

糖質制限の目的によって食べ方は異なります。ダイエットが目的であれば糖質依存を抜けるだけで簡単に目的は達成出来るでしょう。糖質依存を抜け出す短期間であれば、糖質を控えるだけでタンパク質や脂質、何を食べても構わないと思います。万全を期すのであれば、植物性タンパク質を中心に脂肪も食べ過ぎないようにすると良いと思います。そして一度糖質依存から抜け出せば、再び糖質依存に陥らない範囲で、糖質を食べることすら問題はありません。長期間糖質制限を続けるのであれば万全を期し、植物性タンパク質を中心に脂肪も食べ過ぎないようにすると良いと思います。

3人転落死させた元職員の心理

3人落とした元職員の心理を考えてみます。直接話をした訳ではないので間違っている可能性も十分あり得ます。もしかしたら本当かもしれない一つの仮説、フィクションのようなものとして読んでいただければと思います。

救急救命士の資格を持っているとのことです。そして日頃は周囲の人達に飲食を奢ることで称賛されることを望んでいたようです。お金が足らないので入所者の人達のお金を盗んでいたようです。

また転落の直前に口論していたという証言が報道されていました。
証明出来る訳ではありませんが、これらのことを考えてみると1つの心理が浮かび上がります。

救急救命士の資格を持ちながら介護士として働いていることを考えると、何らかの不満を抱えていたことが推察されます。更に口論の証言から考えると、カッとなって衝動的に落としてしまったことが考えられます。

そして第一発見者としてかけつけ、救急救命士の資格を持っていることから救命処置を行ったことが考えられます。その際同僚から救急救命士の資格を持っているから自分達が対応しなくて済んで助かったと称賛されたことが類推出来ます。口論になる程自分をイライラさせた相手を殺したにもかかわらず、疑われることなく称賛される。入所者の方に対して職員が口論する時点で自己中心的な思考がうかがえますので恐らく歪んだ思考回避なのではないかと思います。

代理によるミュンヒハウゼン症候群?

この称賛が自己の承認欲求を満たし、代理によるミュンヒハウゼン症候群のような心理に陥らせたのではないでしょうか?代理によるミュンヒハウゼン症候群とは、人を病気や治療が必要な状態にさせることでその人の介護や治療をすることで称賛してもらうことを求める精神疾患です。子供が病気になることで優しく介護する親に多くみられます。子供を病気にするために消毒液を飲ませるなどの常軌を逸した行動をとります。ちなみにミュンヒハウゼン症候群とは自分が病気になることで、周囲の人達から特別扱いしてもらうこと(疾病利得)を求める精神疾患です。代理というのは自分の代わりに他人に病んでもらうのです。

更に自分がイライラする相手を消し去ることをしても疑われないことが、自分には特別な力があると錯覚したのかもしれません。

発覚しなかった理由

入所者の人を窓から落とすということは、周囲の人達が想像すら出来ない出来事だったため、疑いもしなかったのです。疑われないから犯行を繰り返したのです。同じ人間が当直の際に3人もの転落があって初めて疑われました。本来手すりを乗り越えることの困難な方だっために第三者の関与が疑われました。もし疑われなければ、4人目5人目の犠牲者が出ていたかもしれないのです。

そもそも物事を理解するためには概念が無ければ困難です。つまり今回の場合、自分の身勝手な欲求を満たすために入所者の人を殺す人が存在するということです。普通の人であれば人を殺すという心理は理解出来ません。しかし高額の金銭や余程の恨みがあれば人を殺すという心理は何とか想像することは出来るかもしれません。仕事にもかかわらずサービスを提供すべき入所者の方に対して殺意を抱く人間が存在することが、想像も及ばない思考回路だったので理解出来なかったのです。施設の人も警察の人達も。

嘘つきは泥棒のはじまり。殺人で終わり

報道によると元介護士は周囲の人達に飲食を奢っていたそうです。奢ることで称賛され、自己の承認欲求が満たされたようです。奢ってもお金がある理由を、他でも働いているという嘘をついていたそうです。その嘘を誤魔化すために入所者の方からお金を盗むようになりました。正に嘘つきは泥棒のはじまりでした。恐らく善悪の区別がつかなくなり、やって良いこととやってはいけないことがわからなくなったのだと思います。通常の人は倫理観がストッパーとなり行動を制限し、やってはいけないことを自重するのですが、ストッパーが外れてしまったような心理状態だったことが類推出来ます。3人亡くなるまではあからさまに疑われないことで、自分の行動は正しいと錯覚してしまったのかもしれません。

善悪の区別がつかないので、やってはいけないことつまりタブーがなくなります。最悪の行き着く先が殺人となってしまうのです。

恐ろしいのは2人亡くなった時点で職場を変わっていれば、事件として発覚しなかったかもしれないことです。発覚するかもしれないという警戒心に乏しかったため3人もの犯行ん繰り返すことで発覚しました。もし警戒心もある犯罪者であれば発覚しないかもしれないのです。

代理によるミュンヒハウゼン症候群という常人では計り知れない心理で行動する人が存在することを多くの人が知っておくことが、同じような事件を繰り返さない唯一の方法だと思います。

ミスを怒っても意味がない

人間ですから誰でもミスをしてしまいます。
そのミスを怒っても意味がありません。たまたま今回は自分ではなく相手がミスをしただけのことです。
ただしそれが重大な結果を招くミスだったとしたら問題です。何が問題かというと、怒る立場の人がそのミスを事前に予測して防げなかった準備不足でもあるからです。
重大な結果を招く前の途中段階で順調かどうかを確認するのです。例えば途中で声をかけたのに『大丈夫』と言ったからと責める人もいます。しかしその言葉を信じた自分に問題があるのです。どのように大丈夫なのかを確認するという手間を怠った自分の落ち度です。だから怒っても意味がないのです。ミスがあれば重大な結果を招くのであれば、怒る前に自分で防ぐことのできることを考えもせず相手を怒っても意味がないのです。怒るくらいなら怒らなくてすむように自分で知恵を働かせれば良いのです。それにも関わらず手間をかけずに怒るのは、深層心理で怒ることが目的で、ミスする隙を与える罠を仕掛けているのではないかと怪しんでしまいます。怒ることが目的でないと言い切るのであれば、ミスをする隙をなくすために途中でミスがないか、ミスする隙もないかを逐一チェックすれば良いのです。その手間が惜しいのであれば、自分でやりましょう。

ミスを怒っても意味がないもう一つの理由は、過去には戻れないからです。
怒ったところで過去の事実を書き換えることはできません。怒ること自体が破壊的で次に生かすような建設的ではないのです。
過去には戻れないのですから、ミスを未来にどのように生かすかを考えることです。
ミスの原因を考えることも一理ある場合もありますが、責任追及の目的の原因探索に意味はありません。これも責任を逃れるために嘘で塗り固められるからです。次のミスをなくすために原因を考えるのであれば大きな意味があります。

例えば忘れ物というミスがあった。
このミスを怒ることに意味はありません。
ミスをしないように前もって持ち物チェックをして、足らないものがあれば困る前に準備するようにするのです。
この困る場面よりも前にチェックするのが親であり上司の役割だと思います。
それでもミスがあれば、怒るのではなく一緒にミスをなくす方法を笑いながら探せば良いのです。命に関わりかねないミスの恐れがあれば、飛行機の操縦や運行のように何重にも前もってチェックする以外に方法はないと思います。

いずれにしてもミスは誰にでも起こりえるものです。
だからこそ賢い人(上司や親)が、ミスができないようにする仕組みを考えてあげるべきです。

ミスを怒る人は自分が防ぐ余地があったのに、防ごうとしなかったのです。
つまり自分のせいでもあるミスを怒ることに意味はありません。
自分のせいでもあることを知らないという勘違いがミスを怒ることに繋がります。

家という密室の怖さ

家という密室の怖さを実感しました。親がパチンコをするために全裸にして浴室に閉じ込めたことが発覚しました。
怖いのは、周囲の住人の通法で偶然発覚したことです。子供が泣き叫ぶのを不審に思った周囲の住人が通法してくれたから発覚したことを考えると、手足を縛って口にガムテープをして声や音を出せなくしていれば、発覚しなかったのです。幸いにも親と同居人がそこまで気が回らなかったおかげで発覚したようです。もし周囲の人達が気付かなければ、親が帰るまでそのままだったはずです。これが家という密室の怖さです。

家の中が安全という常識が通用しない人達が、日本国内にも存在するという事実です。多くの人にとって子供は大切なかけがえのない存在ですが、自分達の生活を邪魔する存在としかみなせない人達もいるようです。様々な制度を作っている人達にとって想像もつかない考え方をする人達が確かに存在してしまうことに目を向けるべきだと思います。

残念ながら子は親を選ぶことは出来ません。困っている子供がいれば今回のように周囲の人達が手を差し伸べてあげるしかありません。問題となるのは躾と虐待の境界線です。発覚していないだけで躾と称して虐待している親は多数いると思われます。全ての親に世間一般の常識があるとは限りません。怪しければ児童相談所に通報するのが家を言う密室から助け出す数少ない手段だと思います。怪しければ通報が当たり前で、間違っていれば笑い話になる世の中になるといいですね。

ちなみにある音楽家が子供が言うことを聞かないから子供のゲームを壊したことが武勇伝のように新聞に取り上げあれたそうです。躾と考えているようですが、子供に対するイジメのように思います。何故なら言うことを聞かせるように説明出来ない親の問題であって、行動出来ないからといって子供に責任を取らせるのはかわいそうです。それを武勇伝のように取り上げる新聞もどうかしていますね。正解は言う通りにしないと取り上げてゲームを使えなくすることです。つまり子供でも理解出来る警告を与えてあげるべきです。口で言っていたと親は主張しても、言った(つもり)から理解出来ない子供が悪いと言う理屈を振り回します。これも家の中は密室で子供は親に抗議する手段が無いことが問題です。しかもわざわざ新聞に投稿する程自分自身の行動に酔い痴れています。その間違った行動を新聞に載せることで、密室で困らされる子供が増えそうで残念です。

家を密室にしないために子供が直接SOSを発信出来る仕組みを作る必要があるのかもしれません。今の私には作り方が思い付きはしませんが…

チョコレートを食べるとニキビが出来る?

今日はバレンタインデーですからチョコレートの話題を。チョコレートを食べるとニキビが出来ると言われることがありますが本当でしょうか?

これまでの論文で他の食べ物と比較して、チョコレートを食べたからといって特にニキビが出来やすいという有意差は無いとされています。つまりチョコレートは無実とされています。

糖質を食べ過ぎるとニキビが出来る

しかしチョコレートに限らず糖質を食べ過ぎると翌日か翌々日にニキビが新生するのは事実です。その事実から考えると、論文を確認はしていませんが、チョコレートと他の糖質を比較して差が出なかったという結論が推察されます。つまりチョコレートも他の糖質もニキビを作るから差が出なかったという結論のようです。他の糖質である主食の食べ過ぎでニキビが新生するはずがないという思い込みから陥った錯覚だと思います。

人によってはチョコレートの食べ過ぎでニキビは出来る

事実としてチョコレートを食べ過ぎるとニキビは起こり得ます。実際にはチョコレートそのものではなく、その中に含まれる砂糖である糖質を食べ過ぎるとニキビが出来るのです。恐らく血糖値が一定値を超える程チョコレートを食べると発症します。チョコレートだけでなく、他の糖質との食べ合わせでも血糖値が上がることでニキビが新生します。理屈の上では、空腹時にチョコレートだけ大量に食べたり、食事で糖質を食べた後でチョコレートを食べると症状は出やすいと思います。

チョコレートでのニキビ対策

チョコレートを一定量食べた後でニキビが出来るようなら、次からは量を減らすか、タンパク質(卵やチーズなど)を食べた後でチョコレートを食べるとニキビは出来にくくなります。

アトピー性皮膚炎に対する振り返り法をニキビに応用し、振り返って食べ過ぎを探して繰り返さないように気をつけましょう。アトピー性皮膚炎は翌日には症状が出ますので1日の振り返りですが、ニキビは翌日か翌々日に症状が出ますので、振り返るなら1日か2日振り返る必要があります。

ちなみにチョコレートを食べ過ぎると必ずニキビを生じる訳ではありません。ニキビが出来る人の中にチョコレートでニキビが出来る人がいるということです。

ニキビで悩んでおられる方は、チョコレートに限らず糖質回避をお試し下さい。ニキビが新しく出来なくなるまで糖質を控えるのがおすすめです。

しかしこれが事実であってもテレビでは放送してくれません。その理由はまた改めて書きたいと思います。

自己中心的な人の心理

自己中心的な人の心理を考えてみます。気の利かない人と同じで相手の立場がわからないのです。

いつも自己中心的な考え方をする人は限られています。多くの人は相手の立場も考えて行動することが出来ます。しかしそれは相手の立場を思いやる心を人から教えてもらってはじめて身につけることが出来るのです。

究極の自己中心的存在、赤ちゃんを例に考えてみましょう。赤ちゃんはお腹が空けば、親の状況などお構いなしに泣いておっぱい求めます。排便をしてお尻が気持ち悪いと泣いてオムツを替えてもらおうとします。その際も親の状況など関係ありません。忘れてしまっていますが、誰もがその赤ちゃんでした。つまり誰もが自己中心的な存在からスタートしたのです。

大人になっても自分のことだけ考える自己中心的な行動する人はごく稀です。大人になる過程で相手の立場を思いやる心を身につけることで、自己中心的な行動は恥ずかしいことだと理解し、自己中心的な行動を慎むようになります。多くの人は幼いうちから少しずつ人を思いやる心を身につけます。

自己中心的な人は、相手の立場を思いやるという概念が欠落したまま大人になってしまったのです。概念が無いので自己中心的であるという自覚は全くありません。悪気もありません。そもそも相手を思いやる概念そのものがないので、自己中心的だと指摘されても理解出来ません。

周りの人達の反応を全く気にしない性格か、自己中心的に振舞っても許される環境で育ったのだと思います。

人の行動を変えることは非常に困難です。周囲に自己中心的な行動をする人がいれば、距離をとるのが無難かもしれません。

どうしても関わる必要があれば、覚悟を決めて親が子供に言って聞かせるように人を思いやる概念から教えてあげる必要があります。そして自己中心的な行動は恥ずかしい行動で、損することを教えてあげるしかありません。

糖質制限・糖質回避でお腹が空かなくなる理由

一般的には糖質制限、私の提唱する糖質回避をしていると次第にお腹がすかなくなります。
空腹に慣れてくるから耐性ができてお腹がすかなくなると考える方もおられますが、簡単に言えば糖質依存から抜け出したため、糖質依存の禁断症状がなくなっただけのことです。
そもそもお腹がすくのが糖質依存の禁断症状であって、本来の空腹感は空腹を我慢してピークをこえた後の軽い空腹感のみです。

人類の進化の歴史からみれば現代ほど食べ物に恵まれた時代はありません。
農耕開始以前は、食べるものに困っているのが当たり前です。
お腹がすいて仕方がない状態だと、食料を探すこともままなりません。
空腹感に悩まされるようになったのは農耕によって糖質がいつでも手に入るようになってからのことです(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)。

血糖値の観点からみるとお腹が空くのは血糖値が下がるからですが、糖質を食べ過ぎなければ血糖値が下がり過ぎることはありません。糖質を食べ過ぎた結果血糖値が急上昇し、それに反応してインスリンを使って血糖値を下げます。糖質依存のためいつも糖質を食べ過ぎることを見越して余分にインスリンを分泌するため、血糖値が下がり過ぎます。糖質切れの状態となり、身体は糖質を求めるのです。余分にインスリンを分泌してしまうのが糖質依存の症状です。そもそも糖質回避をしていると血糖値が上昇しなくなるのでインスリンが必要なくのるため、余分にインスリンを分泌してしまうことがなくなります。結果として大してお腹が空かなくなります。

この理屈がわかっていると、糖質回避を成功するためには、まず糖質依存を抜け出すことを目指せば良いことがわかります。
また糖質回避をしていても糖質を再び食べ始めてしまって止まらなくなるのも糖質依存の概念に照らし合わせれば簡単に理解出来ます。糖質を食べたことで糖質依存に再び陥ってしまったのです。

糖質依存の問題が非常に難しいのは、糖質を主食として食べるのが子供の頃から当たり前で、依存に陥っているという感覚がないことです。糖質依存の禁断症状にも関わらず、お腹がすくのが当たり前で育っているのですから理解するのが非常に困難です。そして多くの人が糖質依存に陥っているので、認識するのも難しいのが現実です。
幸い糖質は麻薬ほどの依存性はなさそうです(砂糖にはかなりの依存性がありそうですが)ので糖質依存の知識を身につけることで、上手に糖質と付き合うことが出来ます。

ちなみに糖質を少量食べると余計お腹が空く理由のも糖質依存の一症状です。

これらのことから糖質回避の一つの目安がお腹が空かなくなることだということがわかります。つまり糖質依存から抜け出すことを目標とすると良いという話です。
一度糖質依存から抜け出すことが出来れば糖質に対する執着がなくなりますので、糖質を食べ過ぎる心配もなくなります。

お腹が空かなくなることを目標に糖質回避を試してみてください。