どうにでもなれ効果

どうにでもなれ効果という反応があります。

何かを我慢していると我慢していることばかり考えてしまいます。我慢しなければいけない、我慢・我慢と考えていると他のことが考えられなくなってしまいます。その結果、耐え切れなくなって「どうにでもなれ」と我慢すべき対象を楽しんでしまうのです。(参考文献:スタンフォード自分を変える教室)

例えばダイエットしようとして食べ物を我慢しなければいけないと考えていると、食べ物のことばかり考えてしまします。全く別の他のことを考えるだけで良いのですが、考えていなければ忘れてしまいそうな錯覚に陥り、絶えず食べ物のことを考えてしまいます。ついに耐え切れなくなって「どうにでもなれ効果」発動です。あれだけ頑張って我慢していたことにも関わらず、大量に食べてしまうのです。

タバコでもお酒でも同じです。せっかくやめようとしても「どうにでもなれ効果」により、我慢の限界に達してやめられなくなるのです。一度はじめると止まらなくなります。

せっかくこれまで我慢していたのに、堰を切ったように我慢がきかなくなるのです。そして一度自分を許してしまうと、再び続けても無駄な錯覚に陥ることで次の日もその次の日も「どうにでもなれ効果」が働いてしまうのです。

「どうにでもなれ効果」の対策

我慢する対象のことを考えないことです。しかし考えてしまうのが厄介なところです。スタンフォードの自分を変える教室ではその対策も書いてあります。考えないようにしようとすると逆に考えてしまいます。そして考えてしまったことに気付いた時点で否定するのではなく、考えてしまったことを受け入れることです。考えては駄目ではなく、考えても仕方がないけど今は考えないと受け流すのです。

考えないようにすれば我慢する必要があるのはわずか10分です。衝動買いの心理と同じです。その場合も絶えず考え続けていれば考える負担に耐え切れなくなって買ってしまうのです。衝動買いを避けるためには少なくとも10分他の売り場に移動し、他のことを考えることです。それでも欲しければ真剣に買うかどうか考えるのです。

話が脱線しましたが、我慢しようとすれば他のことを考えるために場所を移動することは有効です。そして少なくとも10分他のことを考えることです。そうすれば「どうにでもなれ効果」に陥らなくてすむかもしれません。

それでも「どうにでもなれ効果」の罠にはまってしまった場合、気をとり直してでも次からはやらないよとして「どうにでもなれ効果」を繰り返さないようにするのです。

「どうにでもなれ効果」は勉強などでも当てはまります。せっかく頑張って勉強していても、嫌になってどうにでもなれと考えてしまうことはあります。そんな時も気をとり直して次から気をつければ良いのです。

糖質制限を危険だと主張するのは言い訳?

糖質制限が危険だと主張する人の心理を考えてみました。

一言で言えば、糖質制限が危険だと主張する人は糖質を食べ続けたいのです。もしくは様々な思惑から糖質を食べ続けて欲しいのです。結局のところ糖質依存の方が糖質を食べ続ける言い訳として、糖質制限の危険性を言っているだけのことではないでしょうか?

依存の方が依存対象を続ける正当性を訴えても虚しいだけ

アルコール依存の人がアルコールをやめると身体の調子が悪くなる気がするのと同じです。ニコチン依存の人がタバコをやめると落ち着かなくなるのと同じです。それこそ依存の一症状です。アルコール依存やニコチン依存の人が、それらを続ける正当性を訴えてもそれぞれ依存ではない人にとっては言い訳にしか聞こえないのと同じです。糖質依存から抜け出した人が糖質制限の危険性を聞くとまた言い訳してると冷めた目で見ています。その執着こそが依存の怖いところでもあるのです。依存は抜け出すのが難しいのはこの執着と禁断症状によります。ちなみに糖質依存でも禁断症状があります。

糖質を食べ続けるため?

糖質制限の危険性を主張する人全員が言い訳人間なのかどうかはまだわかりません。ただ単に糖質依存の依存度が激しすぎてやめられないだけなのかもしれません。糖質制限が危険だと考えているというよりは、糖質を食べ続けたいので食べ続ける理由を無理矢理探してきたのではないかと思います。

参考までに糖質制限の危険性を客観的に考えたのはこちら、糖質制限が危険なら糖質依存は安全なの?と投げかけたのはこちらをご参照ください。

糖質制限とは糖質を控えることで血糖値を上げない食事法です。ただそれだけのことです。糖質制限が危険だとするなら、血糖値を上げなければ危険ということになります。血糖値が上がることで不都合はありますが、血糖値が上がらなければならない理屈は聞いたことがありません(糖質を食べなくても低血糖にはなりません。タンパク質から血糖を作り出せます。)。糖質制限が危険だと主張する人も、脂肪の取り過ぎに問題があると糖質から脂肪に論理をすり替えて主張しています。

わざわざ論理のすり替えを行う目的を考えてみました。恐らく糖質依存で糖質をやめたくないあまり、糖質を食べ続ける言い訳を考えているに過ぎません。言い訳人間の言い訳に付き合う必要はありませんので、議論しないことです。

糖質制限の危険性を主張する人と議論しないために

糖質制限の危険性を主張する人に質問してみて下さい。「お腹が空きますか?」と「空きます」と返事があれば糖質依存にほぼ確定です。更に「空腹を我慢していると空腹のピークをこえることがないですか?」と聞いてあげてみて下さい。「あります」という返事で糖質依存確定です。何しろその空腹感こそが、糖質依存の禁断症状なのですから。禁断症状では無いと仮定すれば、尿意や便意のように排尿・排便しない限り空腹感がおさまらないはずです。ピークをこえることが禁断症状の証拠です。

糖質依存の人と糖質依存から抜け出した人が話をしても会話が噛み合いません。糖質制限が危険だと主張する人が、まず糖質依存から抜け出してから客観的に話しましょうと伝えることです。タバコを吸いたい人が吸わなくなった人にタバコの正当性を主張しても聞いてもらえないのと同じです。

糖質制限を危険だと客観的に主張したいのなら、まず糖質制限をして糖質依存から抜け出してからにして下さいとお伝えしましょう。

確かに糖質制限のやり方によっては問題が生じるかもしれませんが、それはタンパク質と脂質の食べ方の問題で糖質制限自体の問題ではありません。この点は今後議論よ余地はあると思います。少なくとも糖質依存は様々な問題を起こすので、糖質依存を抜け出すことは先進国の多くの人が考えるべき課題だと私は思います。

テレビでは本当のことは言ってくれません

テレビでは本当のことを言ってくれるとは限りません。一言で言えば大人の事情というやつです。

理想としてはテレビは視聴者の利益になる正しいことを放送するべきですが、資本主義の世の中ではお金を支払う人の利益になるように物事が動きます。
資本主義ではお金を支払う人の利益になることをするという考え方でいけば、NHKは受信料を支払う国民の利益になることを放送するべきです。しかしNHKはお金を支払ってもらう国民が、放送内容が悪くても受信料を支払わないという選択肢が事実上存在しないため、国民の利益を優先して放送するという観点が抜け落ちています。残念ながら厳密な意味では、資本主義の原理に反している状態です。どのような内容を放送しても、視聴者がお金を払うのが当たり前のため視聴者の利益になることを考えることをおろそかにしているようです。そして他の民放と数字で比較される視聴率で負けないことを目的に放送内容を考えているため、方針が迷走し結局は民放と変わらない内容を放送しています。

NHK以外の民放は誰のことを考えて放送しているかと言えば、スポンサーの利益、ひいてはテレビ局の利益のために放送を行っています。資本主義だから企業が利益のために行動することはある程度仕方がないとされています。では視聴者はどういう役割を果たしているかと言えば、テレビ局の利益を上げるための手段でしかないのではないでしょうか?

いくら正しいことを放送してもスポンサーがお金を支払ってくれなくなれば、いくら視聴率を稼いでも仕方がないと考えてしまうようです。残念ながら視聴者に対するテレビのコマーシャルの影響が減りつつあるいる今、スポンサーの意に沿わない放送は事実上出来ないのが現状です。ちなみにテレビコマーシャルの影響が下がりつつあるのは、視聴者が録画してコマーシャルを飛ばして見ることが当たり前になってきているからです。その結果アメリカではリアルタイムで視聴してくれるアメフトのコマーシャル料金が高騰しているそうです。スポーツはリアルタイムで視聴してくれるからです。

大人の事情で本当のことを放送しなくなった一例は糖質回避、一般的には糖質制限です。糖質回避は画期的なアイディアですが一時期を境に放送されなくなりました。当初は画期的なダイエット法として放送されていました。効果が劇的で様々な病気まで治るので危機感を抱く企業が多数出たのだと思います。このままでは企業の存続に関わるので慌てて糖質制限の危険性の喧伝を始めたようです。

糖質制限・糖質回避は様々な病気が治る画期的な食事法です。肥満アトピー性皮膚炎をはじめとする各種アレルギー、2型糖尿病などが治ります。治療薬がいらなくなってしまうので、治ってもらうと困ると考えた人達がスポンサー料を盾に糖質制限を放送しないように伝えているのかもしれません。糖質制限を否定的に放送するテレビ番組のスポンサーがパン屋さんだったこともありました。パン屋さんも危機感を抱いているようです。

糖質依存の危険性を考えると、主食という概念そのものに問題があるのかもしれまけん。しかし上記の理由でNHKが思い切った判断をしない限り、テレビでこのことが拡まることはないでしょう。テレビでは本当のことを放送するとは限らないのです。

本当のことは自分で探すしかありません。幸い21世紀にはインターネットという情報があります。後は嘘も多いインターネットから、正しい情報を見つけ出す知恵をつけるだけです。このサイトがその一助になることが出来れば幸いです。

糖質制限が危険なら糖質依存は安全なの?

糖質制限が危険だと主張する人がいます。理屈に無理があるので議論する余地はないため本来であればわざわざ書く必要はないのですが、糖質制限が危険だという風潮が混乱を招いているので書いておきます。
糖質制限(糖質回避)が危険だと主張する人は、禁断症状まである糖質依存は安全だと考えているのでしょうか?
糖質依存は肥満や2型糖尿病という糖質依存が引き起こした明らかな症状、つまり糖質依存症があります。その証拠に糖質を控えると肥満も2型糖尿病も治ります。当然といえば当然です。原因を取り除くのですから。

少なくともその方々は病的な糖質依存状態ですが、糖質制限は危険だから糖質依存症のままでいる方が良いという主張なのでしょうか?もしそのような主張を本気でされているとしたら、物事を論理的に思考するデジタル思考が苦手なアナログ思考タイプなのかもしれません

現実に糖質依存による糖質の食べ過ぎで病気になっているにもかかわらず、糖質制限の安全性がわからないから危険、糖質制限をしてはいけないという考え方です。いわば室内が火事なのに、外の安全性がわからないから逃げてはいけませんと言っているようなものです。明らかな危険が目の前にあるのに、断崖絶壁でもあるまいし、逃げ場の安全性が確認出来ないからといって逃げない人がいるでしょうか?想像力が豊か過ぎて、論理的思考を邪魔しているのかもしれませんね。

糖質制限の危険性を客観的に検討しているのはこちらをご参照下さい。少なくとも糖質依存は抜け出す必要があると私は思います。アトピー性皮膚炎ニキビ、自己免疫性疾患も糖質回避で治ります。原因不明の病気でお悩みの方は、糖質依存から抜け出すことをお勧めします。もしかしたら治りますよ。原因不明なのですから治らなくて元々、駄目元でお試し下さい。

これから医者になる人が考えるべきこと

これから医者になろうとしている人に伝えたいことがあります。それは医者が余る時代が来るということです。様々な情報を元に客観的に考えると一つの結論に行き着きます。医者が余るか余らないかではありません。いつになったら余る時代になるかという時間の問題なのです。詳しくは近い将来医者が余る2つの理由をご覧ください。

医者になって自分は偉いと勘違いしている人は論外ですが、医者になることで目的を達成し思考停止に陥っている人も大勢見受けられます。自分達だけが医師免許という病気を治す特権を持っていると錯覚しているのです。そういう人達は医師免許があっても近い将来淘汰されていきます。ましてや患者さんを怒るような医者は恥ずかしい勘違いをしているので淘汰も早いと思います。

医者が余ることを考えられないか、医者が余ることはわかっていても自分達の利権のために医者は足らないことにしている人達がいるようです。足らないと言っている方が待遇が良くなるため、医師会などは足らないと言っているのかもしれません。医者を増やし過ぎてしまうと後で困るのですが、そこまで想像出来ないようです。足らないことにしている人達に医学部を新設し役職を作り出そうとしている輩もいるようです。丁度数十年前に歯科医が直面した問題とよく似ています。歯科医が自分達の子供を入学させるために私立の歯大を作り、虫歯の予防医学が発達したことと合わさって歯科医が余る時代に突入しています。

医者もそうなるでしょう。糖質を避けるという予防医学で患者さんが激減し存在意義が薄れ、人工知能による診断・治療で医者はトドメを刺されることでしょう。かつてはインターネットや人工知能がありませんでしたから生身の人間が知識を蓄えて経験を元に診断・治療を行うしか無かっただけです。人工知能が診断・治療を行うことが出来るようになれば、必ずしも生身の人間である必要はないはずです。医師会などは反対するでしょうが、自分達の利権を守りたい利己的な考えに過ぎません。他に病気を治す選択肢が出来れば医師に頼る必要がなくなります。ましてや病気を予防出来るのであれば、ますます医者の出番はなくなります。

かろうじて生き残ることが出来る医者は、自らが考えることの出来る医者のみです。新しい病気や治療法を発見することは人工知能には今のところ難しいと思いますから、当面人工知能に置き換わることは無いと思います。逆にこれまで診断された病気と照らし合わせて診断し、治療法を選択するのは、人工知能の方が遥かに有利です。恐らくどんなに天才的な医者でも人工知能には太刀打ち出来ない時代がやって来るでしょう。何故なら人工知能は絶えず最新の情報に基づいて判断出来るからです。生身の人間のような思い込みによるミスなどのヒューマンエラーが起こり得ないからです。

人工知能に出来ない価値を提供できる能力がこれからの医者に求められますが、人工知能に勝てそうになければ別の選択肢を模索する方が賢いと私は思います。少なくとも医者になることが目的ではなく、スタートラインだと考えることの出来る人以外は医者になるのはやめておく方が良いと私は考えます。

これまで医者の待遇が良すぎたのかもしれません。身体の修理屋さんでしかない医者が高待遇だったのは人々の命に関わることだからです。そして膨大な知識を頭の中に蓄えて判断する必要があったから、その努力に対するご褒美の意味がありました。今では人間の頭という検索システムよりもはるかに優秀な検索システム・仕組みが出来つつあるので、高待遇にする必要がなくなりつつあるのです。身体の修理屋さんに過ぎない医者よりも、人間を生み出すことの出来る女性の方が遥かに偉いと私は思います。様々な産業を見ても生み出す人より修理屋さんの方が高待遇な業界はそうはないと思います。扱うのが人間の健康だという特殊性が生み出した歪みです。これらを考え合わせると、医者の待遇は30年くらいの時間をかけて適正な待遇に落ち着くのではないかと思います。

医者になれば一生安泰な時代は間も無く終わります。そのことを踏まえて、それでも医者を目指すのか、他の道を選択するのか良く考える方が良いと思います。何を目的に医者を目指すのかです。

糖質制限が危険だと主張する人

糖質制限が危険だと主張する人がいます。恐らく糖質依存に陥っている人が、糖質をやめられないから重箱の隅をつつくような理屈を探しているだけだと思います。ニコチン依存に陥ってタバコをやめられない人がタバコをやめると危険だと主張しているようなものです。アルコール依存に陥っている人がアルコールをやめると病気になるという妄想に取り付かれてしまっていることに似ています。何故なら依存状態とは、正常な判断が出来ない状態だからです。糖質依存を抜け出して正常な状態になってから、お話するのが公平だと思います。恐らく依存が強すぎて糖質をやめることが想像つかない状態で、糖質をやめると病気になると妄想されているのに近いのではないかと心配します。

本当に糖質制限に危険性があれば人類は滅びていることでしょう。何故なら農耕が始まり糖質をいつでも食べることが出来るようになる前は食料の確保は非常に難しく、安定して確保することは無理でした。ましてや糖質は果物と並んで一年のうちの限られた収穫の時期だけのラッキーアイテムでした。人類の歴史から考えれば、絶えず糖質を食べている現代の食生活こそが異常な状態です。

収穫の時期にしか食べることの出来なかった糖質を食べないと危険だと主張するのは人類の歴史から考えて無理があります。少なくとも依存し健康を害する(参照:糖質の害が明らかになりつつある今)ほど食べ続けて良い理由を教えて欲しいものです。肥満は糖質の食べ過ぎによって起こります。肥満を解消するために糖質を控えることは理にかなっています。原因を取り除くからです。糖質を控える目安は糖質依存から抜け出すことです。糖質依存の禁断症状である強い空腹感がなくなることを目標に糖質を避ける(糖質回避)と良いと思います。

糖質制限を危険だと主張する人は、糖質を食べて欲しい目的があるのかもしれません。

糖質は血糖値を上げる働きしかありませんので、糖質を食べないことで血糖値が上がらなくなるので、むしろ健康になります。

糖質制限をすると脂質が多くなるから危険だと主張するのは的はずれです。それなら糖質制限ではなく、糖質制限の仕方に問題がある可能性を指摘するべきです。これらの理屈は糖質制限の危険性を客観的に考えるをご参照下さい。

寝ている赤ちゃんを置くと泣き出す理由

抱っこして寝ている赤ちゃんを置くと泣き出すことは良くあります。

以前書いたのはお母さんのお腹の中で10ヶ月過ごしたので揺れている状態に慣れているからだという理屈です。揺れているのが普通で抱っこされていると落ち着くのだと思います。揺れている状態に慣れていると揺れていないと、地面が揺れている錯覚に陥るのだと思います。小さいボートに乗ったことのある方は経験されたことがあると思いますが、ボートで揺れている状態が普通になると陸に上がると地面が揺れていると錯覚するのです。地面が揺れていると感じるのでおかしな感覚で泣き出すのだと思います。

今回は別の角度から考えてみます。人類はお猿さんから進化したようですが、お猿さんは親猿から離れてしまうと小猿は死んできまうので必死でしがみつきます。人間はお猿さんより未熟な状態で生まれてきます。人間の子供は自分でお母さんにしがみつくことが出来ないので、お母さんに置いていかれることを恐れて泣くのではないでしょうか?

そのため熟睡していれば泣くことはありませんが、眠りが浅いと置いていかれることを恐れて泣いてしまうのかもしれません。赤ちゃんに聞いても答えてくれないので、本当のことは永遠にわからないのですが、赤ちゃんに関する一つの仮説として考えてみてください。

ダイエットしてもリバウンドする理由

せっかくダイエットしてもリバウンドを経験された方も多いと思います。リバウンドは多くの方が経験する訳ですから必ず理由があるはずです。以前ダイエットとリバウンドとして記事にしましたが、更に詳しくわかってきたので改めて記載しておきます。糖質回避(糖質制限)をすると筋肉量が減るので太りやすい身体になるとして糖質回避を否定的に報道するテレビも見かけます。何故リバウンドをするのかがわかれば簡単にリバウンドを避けることが出来ますので読んでみて下さい。

太る原因

まず人間だけが太る原因は、糖質を食べ過ぎるからです。本来動物には太り過ぎない仕組みが備わっています。何故なら太り過ぎると他の動物に食べられてしまうからです。アフリカから生まれた人類もサバンナでライオンに追いかけられた頃があったはずなので太り過ぎない仕組みが備わっています。では何故太るのか?それは知らず知らずのうちに糖質依存に陥るからです。まだはっきりとわかっていませんが、動物実験によると腸内細菌によって太りはじめることがわかってきていますので糖質依存と腸内細菌に何らかの関連があるのかもしれません。いずれにしても人間の太らない仕組みをかいくぐって太ってしまうのは、脳が糖質に依存する状態に陥るからです。他にも満腹中枢や満腹ホルモンの異常など病的な肥満の機序はあるのかもしれませんが、多くの人を悩ませている、わかっているけど食べてしまうという肥満は糖質依存が原因です。糖質依存により自己抑制が効かないのです。そして糖質依存の禁断症状によって糖質に引き寄せられてしまうのです。少しだけ食べようとしても何故か余計にお腹がすくので食べることが止まらなくなってしまいます。その証拠に一部のペットが太ってしまうのは人間と同じような物を食べさせた結果、ペットも糖質依存に陥った結果です。

糖質回避は太る原因である糖質依存から抜け出すことが目的です。原因が取り除かれるので痩せるのは当たり前のことです。糖質を食べながら行う他のダイエットはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。自分でアクセルを踏んでいるのに下り坂だから止まらないと錯覚しているのですから、止まる訳がありません。

リバウンドする理由

せっかくダイエットして体重が落ちて喜んでいても、油断しているとすぐに戻ってしまいます。別に根性が無い訳でも、自分が駄目な訳でもありません。その理由はダイエットのために意識して食べる量を我慢することで体重を落としていることに由来します。精神力・根性で食べる量を我慢しているので、意識することをやめてしまうと身体は飢餓状態だと錯覚しているのでいつもより食べ過ぎてしまうのです。そもそも太っている時点で糖質依存に陥っている訳ですから、糖質を食べながら依存に打ち勝つ強い精神力が求められるのです。あたかも急流に逆らって登っているような印象です。急流ですから意識を忘れ油断すると流されてしまいます。糖質をたらふく食べて更なる依存に陥るのです。

脂肪量を調整するために、脂肪細胞から分泌されるレプチンが減ることで身体は飢餓状態と錯覚し、食欲を刺激します。ここ負けてしまうとリバウンドするのです。

糖質回避が優れている理由

そもそも太る理由が糖質の食べ過ぎなので、原因である糖質を取り除くから痩せるだけのことです。正確には糖質を取り除くことで糖質依存から抜け出すから、依存による食べ過ぎがなくなるので痩せるだけのことです。しかし今回は他の角度から糖質回避の優位性を示したいと思います。

最大のメリットに糖質回避を続ける限りリバウンドが起こり得ないことがあります。何故ならリバウンドとは油断をするとレプチンが食欲中枢を刺激することにより食べ過ぎてしまうこのです。糖質回避は糖質を避けるだけでタンパク質・脂質はお腹いっぱい食べることが出来ます(長期間続ける場合には糖質制限の危険性を客観的に考えるをご参照下さい)。ダイエット中でもお腹いっぱい食べているので、レプチンの刺激で食欲が刺激されてもこれ以上食べることが出来ないのです。だからリバウンドしようとしても出来ません。

万が一リバウンドするとすれば、知らず知らずのうちに糖質回避が甘くなり、再び糖質依存に陥る場合です。お腹が空くようになったり、少し食べると余計食べたくて我慢がきかなくなったりしたら要注意です。再び糖質依存から抜け出すまで、糖質回避をしっかり意識しましょう。

嘘の是非 嘘の善し悪し

当サイトに辿り着かれた履歴を見ていると「嘘の是非」の検索で辿り着かれた方がおられました。

嘘の是非とは嘘の善し悪しのことだと思います、「嘘つきは泥棒のはじまり」という諺もあるくらいですから、一般的に嘘はよくないことというのは常識だと思います。私は嘘で得をすることがあれば全て詐欺罪を適応しても良いのではないかとさえ考えています。しかし「嘘も方便」という諺もあります。方便とは元々仏教用語で仏が悟りへと導くための便宜的方法のようです。転じて相手を納得させるための手法というような意味合いがあるようです。「嘘」が時と場合により否定されたり肯定されたりしています。その違いを区別してみます。

日本人は嘘が好き?

嘘とは真実と異なること全てのことです。日本人特有の「本音と建て前」において本音の真実と異なる建て前は嘘です。実際には嘘が好きな訳ではありません。みんなが出来るだけ仲良くするために編み出した苦肉の策だったのです。日本は隣人同士の入れ替わりの少なかった狭い国土の中で、解決の難しい問題に折り合いをつけるために「本音と建て前」という考え方を使い始めたようです。だから真実ではないことがわかっていながら、波風を立てずやり過ごしてきたのです。

これまでは仕方がない一面もありましたが、21世紀になったのですからそろそろ「本音と建て前」という考え方は終わりにしても良い頃合いかもしれません。

嘘が許される場合

嘘は真実とは異なることが問題です。その嘘により誰かが困ることは良くありません。では嘘が許される場合はどのような場合でしょうか?それは相手のためになる嘘です。相手の利益であったり相手の悩みを解決したり解消するための嘘は、方便だと思います。

かつては癌だと告知しなかったのは方便だったのでは無いかと思います。真実を知りたい人にとっては嘘でしかなかったかもしれませんが。

嘘が許されない場合

相手のためではなく自分の利益・自分のためにつく嘘はどんな場合でも許されることはありません。お猿さん赤ちゃんでも嘘をつくのですから人が嘘をつくのも仕方がないのかもしれませんが、嘘が発覚するとこれまでに積み上げた信用をなくします。

本音と建て前も自分達のためにつく嘘と、解決策のない仕方がないことを説明するための方便とがあるようです。少なくとも自分達のための建て前の無い世の中に早くなって欲しいものですね。

糖質制限すると太りやすい体質になる?

先に答えを書いておきます。糖質制限をすると太りやすい身体になるのは間違いではありませんが、糖質制限を続ける限り太る訳ではありません。糖質制限をやめると太ることを心配してくれているのです。余計な御世話なので安心して糖質制限(糖質回避)を継続して下さい。

テレビで糖質制限のネガティヴ情報を見かけました。
糖質制限(糖質回避)をすると太りやすい体質になるからリバウンドすると言われていました。
理屈としては糖質制限していると血糖値を維持するために筋肉のタンパク質が消費され筋肉が落ちてしまいます。筋肉が減るので基礎代謝(身体を維持するために使われるエネルギーのこと)が減るから太りやすい体質になるということです。そこでパネルになっていたのはお煎餅を食べて太るというものでした。
確かに糖質を食べなければ筋肉量が減り基礎代謝は落ちるでしょう。その時の食事量に応じた筋肉量になるだけのことです。そのまま糖質を控えていれば理屈の上では太りやすくはありますが、糖質を食べなければ太ることはありません。太りやすい体質になることと実際に太るのは別の話です。
太るということは再び糖質依存に落ち入ってしまっただけのことです。

糖質制限を否定したい目的で、自分達の都合の良いところだけ継ぎ接ぎして論理展開しているだけです。惑わされてはいけません。

理屈の上では太りやすい体質になっても太らない

そもそも糖質制限を続けていれば糖質依存に陥ることがありません。だから太るはずがないのです。その通常は起こらないはずのことを心配するのは余計な御世話です。目的が糖質制限を否定することだから仕方がありませんが、本当に心配して忠告しているのであれば別の言い方があるはずです。糖質制限だけしていると筋肉量が減るので適度な運動もするようにしましょうと言うべきです。ちなみに適度な運動をしていると早く痩せることが出来ますし、他の病気を改善する目的でも食べて大丈夫な糖質の許容量が増えると思います。

ダイエットをしなが、糖質を食べるのはアクセルを踏みながらブレーキを踏むのと変わりません。そもそも太る理由が糖質の食べ過ぎなのですから糖質は控えるべきです。少なくとも糖質依存から抜け出す程度には糖質を控えることがお勧めです。目安は糖質依存の禁断症状である空腹を感じにくくなる程度です。

糖質制限を否定したい人達による、自分達の都合の良い理屈を組み立てる良い例だと思います。目的は不安を煽って糖質制限をやめさせることです。正しい知識を身につけて気をつけて準備していないと、相手の思惑にそって誤った判断をしかねません。