新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

新生児・乳児湿疹の原因を考えてみました。

一つの仮説ではありますが、母乳哺育の場合お母さんの食べる糖質の量によって赤ちゃんの湿疹の程度に違いがある可能性があります。

お一人新生児・乳児湿疹のお子さんのお母さんに、糖質を控えると良くなる可能性を提案しました。減らしてみられたところ赤ちゃんの湿疹は改善しています。一端改善しても再び糖質を多く食べると悪化するので、糖質の食べる量に連動する印象があるそうです。
といっても赤ちゃんの湿疹が改善した際も、糖質をゼロにしたわけではなくおかずの種類を多くしてご飯も食べたそうです。どうも食べる量を減らすだけでも違いがあるようです。

そして食べる量の増減は早いタイミングで赤ちゃんに反応があるようです。
1日・2日で改善がわかりはじめるようです。

新生児・乳児湿疹の原因の一仮説

このことからお母さんが糖質を減らして食べると赤ちゃんの湿疹が改善することがあるのがわかりました。お母さんが食べる量によって症状が増減するので、もしかしたらセーフラインのような食べても大丈夫な糖質の量があるのかもしれません。例えば1食につきお茶碗1杯は大丈夫で、2杯食べると湿疹が悪化するという食べても反応しない量が人それぞれにあるのかもしれません。その量が1食に3杯までは大丈夫で、いつもは2杯までしか食べなければ発症せず、1食に1杯までは大丈夫な場合は同じ2杯でも食べると症状が出るのかもしれません。人によって食べても症状が出る量の違いがあり、その症状が出る量をこえて食べてしまうと湿疹を生じるのかもしれません。

新生児・乳児湿疹は人によって症状が激しい人とほとんど症状が出ない赤ちゃんがいますが、原因がわからないため体質だと思われていました。2型糖尿病と同じで症状が出る人と出ない人がいるので体質や遺伝だと思われていたのと似ています。
もしかしたら2型糖尿病と同じように人によって症状が出る人と出ない人がいるのではないでしょうか?つまり糖質を日頃食べる量で症状が出る人と、日頃食べる量では症状が出ない人がいるのかもしれません。日頃食べる量では症状が出ないけれども、食べ放題のお店に行くなど、何かをきっかけに大量摂取をすると発症する場合もあるようです。日頃食べる量の10倍食べないと症状が出ない人は、物理的に不可能なので発症することがないのかもしれません。

アトピー性皮膚炎では炭水化物を食べて数時間から翌日には悪化するので、お母さんが食べたものが母乳になって赤ちゃんに移行して反応するので、お母さんが食べて少し時間がたってから赤ちゃんの症状が増減するのではないかと思います。

改善策

2型糖尿病と同じように糖質を控えるだけで血糖値が改善するように、新生児・乳児湿疹もお母さんが糖質を控えることで改善するのかもしれません。
アトピー性皮膚炎の患者さんで血糖値の上がりにくい食べ方、おかずの後にご飯を食べるという食べ方でアトピー性皮膚炎が改善された方がおられるので血糖値の上がりにくい食べ方をするだけでも新生児・乳児湿疹も改善するかもしれません。

糖質回避による効果は、幸い血液検査などの検査をしなくても、症状が赤ちゃんの皮膚の状態で確認することができます。文字通り肌で感じることができるのです。
良くなれば正解、悪くなれば食べ過ぎた可能性を考えます。
お母さんが食べたものとその量が正解か不正解の判断には1日か2日を必要とするようです。(母乳ではなく自分自身が食べるアトピー性皮膚炎では、数時間から翌日には悪化するようです)
これまでは体質として見守る・受け入れるしかなかった新生児・乳児湿疹が、自己調節可能な病気という認識になるのではないかと思います。

これからの新生児・乳児湿疹

これまで新生児・乳児湿疹は何に対して関連性・因果関係があるのか闇雲に探してもわかりませんでした。恐らく世界中の先生達が原因を探していましたはずですがわかりませんでした。あまりに当たり前の主食に原因があったので、全く関連がなさそうな主食に誰も思い至らなかったのです。これも2型糖尿病と同じで、同じものを食べても発症する人と発症しない人がいることが問題の本質を隠してしまっていたのです。
これからは糖質というキーワードで病気との関連性・因果関係を読み解けば簡単に解決策を見つけることができるようになるかもしれません。

母乳哺育で新生児・乳児湿疹があればお母さんが糖質を控えて様子をみる。
それでも改善しなければ、糖質をやめてみる。
お母さんが糖質を控えるかやめられなければステロイドを塗って様子をみる。

新生児・乳児湿疹はお母さんが糖質を食べているのを表すだけで、それ以上でもそれ以下でもないのかもしれません。そして赤ちゃん本人が痒がっていなければ、そのまま様子をみても問題ないと思います。治療しなくても生後6か月程度であまり症状が目立たなくなることが多いようです。

ミルクでの哺育の場合

ミルクでの哺育の場合著明な新生児・乳児湿疹の患者さんは少ないようですが、もし症状が激しければミルクのメーカーを変えてみるのは一つの選択肢だと思います。
原因は特定できませんが、赤ちゃんの血糖値に何らかの影響があることも考えられるので一度試してみる価値はあるのではないかと思います。
幸い血糖値関連で湿疹の症状が悪化する場合、1日か2日程度で反応が出るようなので判断はつきやすいと思いま

それでも改善しなければ病院を受診されるとよいと思います。

最後に

あくまでも事実に基づいて考えた一仮説ですが、お母さんが糖質を控えてみるだけなので一度は試して見られても良いのではないかと思います。
赤ちゃんの世話に追われていると、ついおにぎりやラーメンで食事を済ませてしまいたいとは思いますが、もしよかったら何とか糖質を減らすようにしてみてください。

この仮説が正しければ、お母さんが糖質をやめてしまえば症状はなくなります。
その後食べてみて新生児・乳児湿疹が悪化するかどうかその都度試しながら、食べてみるとよいと思います。悪化してしまえば食べ過ぎなので、そのことを踏まえて今後は減らせばよいだけなのです。

よかったらお試しを

糖質=甘いものだけではない事実

既に何らかの理由で糖質を控えるあるいはやめている方にとっては既に常識の話です。糖質が甘いものだけとは限らず、一般的に炭水化物として知られているものを表す概念です。

私はダイエットやアトピーをはじめ様々な病気を改善するには、糖質を避けると良いですよ(糖質回避教)とお伝えしています。

そう説明すると甘いものを控えると良いということですか?の質問があります。糖質=甘いものというイメージがあるようです。何となく砂糖を控えると良いと考えてしまわれるようです。そこであえて糖質と言わず、炭水化物を控えるように説明します。

糖質は消化されて糖として吸収されるものを言います。元々甘いものは糖質ですが、そのものは糖ではなくても消化されてブドウ糖となるデンプンも糖質もして扱います。デンプンは口の中でよく噛むと唾液中のアミラーゼにより、分解されて麦芽糖に変化するため微かに甘味を感じはしますが砂糖の甘味程強い甘味ではありません。

逆に考えれば身体に入れば同じ糖質として吸収されるのであれば、御飯を食べるよりケーキを食べた方が満足感は高いかも知れません。特に甘いものが好きな方にとっては甘いものの方が遥かに魅力的だと思います。そのため私は体重が減り過ぎないためという言い訳をして、なおかつ血糖値が上がり過ぎないように食後にデザートで甘いものを食べるようにしています。(目論見通り血糖値が上がり過ぎていないかは今の所測定していません。)体重は標準体重を少し下回る程度に適度に維持しています。

糖質は炭水化物から人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。甘いものとは限りません。

糖質は食べないに越したことはありませんが、どうせ食べるなら甘いものを食べる方がお得では無いかと考えています。当然量にもよりますが、三食御飯やパン、麺類の主食を食べるよりも、食後に甘いものを少し食べる方が血糖値の変動は少ないと思います。

太るのが怖い?怖く無くなりました

まだ太るのが怖いと考えている人がいます。

怖いのは理由が良くわからないか、意図しないうちに陥るから怖いのであって、当然の結果であれば怖くも何ともありません。

太るのが怖いと感じるのであれば、太る理由がわからないか、意図せず太ることがあるからだと思います。

太る理由がわかった今、恐る必要は全くありません。ただ単に糖質を食べなければ太りませんし、糖質を食べ過ぎれば必ず太ります。

その太るメカニズムには糖質依存が関与しています。知らず知らずのうちに依存に陥る上に、糖質依存に気付かず太ることが糖質に対する恐れを生み出す原因です。糖質依存が自己抑制を妨げることで食べ過ぎてしまい、結果として太ります。禁断症状である強い空腹感が食べることを促し、一度食べ始めると止まらなくなることも食べ過ぎを引き起こします。

それ以上でもそれ以下でもありません。糖質を食べることで依存に陥り、依存になれば太る。ただそれだけです。糖質依存は糖質を避けるだけで簡単に改善します。ただし、禁断症状である空腹感が依存から抜け出すことを必死で邪魔をします。お腹が空けば食べてしまいたい欲求との戦いになりますが、糖質を食べずチーズや卵、枝豆で空腹感をやり過ごすのが近道です。何しろ糖質を避けさえすれば、お腹いっぱい食べることが出来るので、ストレスは少ないと思います。

太る理由がわかった今となっては、恐れる必要は全く無いと思います。上手に付き合うことだと思います。

糖質をやめるなんて無理!本当に無理?

ダイエットやアレルギーに対して糖質回避を提案すると糖質をやめるなんて無理!と即答される方がおられます。本当に無理でしょうか?

そもそも糖質をやめるのが無理だと思い込んでいるのは、糖質依存の一症状に過ぎません。

糖質をやめるのは難しい問題でも何でもありません。やめないのはただ単にやめたくないだけのことです。誰かが無理矢理食べさせている訳ではありません。糖質の魅力に取り付かれてやめないという決断をした上で、やめられないと言い訳をしているだけに過ぎません。

やりもせずに糖質をやめるのは無理という人は、そもそもやめることは検討していないのです。本当にやめることが出来るかどうか検討していないからこそ、無理と即答出来るのです。先にやめたくないあるいはやめないがあって、答えを探すから無理が答えになるのです。

やめる決心をする勇気が無いことを、(自分のせいではなく)やめられないと言い訳しているに過ぎません。

依存状態の激しい人は、本当にやめられない程病的なのかも知れませんが、病的な依存でなければ簡単にやめられるのかも知れません。

依存の状態の激しい人でも、物事を論理的に考えることで抜け出す糸口を見つけることが出来るかも知れません。

その糸口とは、糖質の食べ過ぎの症状や病気(肥満や糖尿病、各種アレルギーなど)と比較して、天秤にかけてみて良く考えることです。そもそも目先のことしか考えることが出来なければ天秤にかけるのは無理ですが、少しでも冷静に考えることが出来るのであれば検討の余地は十分あります。論理的に考えることが出来れば、やめることは簡単なのかも知れません。

糖質とアルコールとタバコの関係

糖質とアルコールとタバコの関係を考えてみます。
この一見すると関係なさそうな三つには共通点があります。
取りすぎると病気になるということと、依存性があるということです。

取りすぎると病気になる

糖質の害は先日書いた通りです。アルコールを取りすぎると、アルコール性肝障害から肝硬変を来す可能性があります。タバコを取りすぎると肺気腫などの肺疾患を来したり、肺癌を来す可能性があります。

依存とは?

取りすぎれば取りすぎるほど様々な病気になる可能性が高まります。そのため量を加減する必要がありますが、加減を邪魔してしまうのが依存の心理です。

依存の診断基準にもありますが、時間や量やタイミングややめたくてもやめられないなどの自己抑制が出来ないことが問題となります。

アルコール依存症

特にアルコールは精神・考え方に直接働きかけるため、過剰摂取(飲みすぎること)すると精神に変調を来し、自分で判断出来なくなることつまり理性を失うことが問題です。人によっては薬物依存に近い病態となり、いつでもアルコールが手に入る状態では依存を断ち切れないため、入院治療をしなければ改善出来ないようです。

多くの人は娯楽としてアルコールを楽しんでいますが、一部の人は薬物依存に近い病態に陥ってやめたいと思ってもやめられないのかも知れません。嗜好の問題か病気なのか、区別が付きにくいことも問題だと思います。現時点では日常生活に支障を来すか否かが区別する見分け方だと思います。

仕事中にアルコールに手を出してしまう程、これだけ飲酒運転取り締まりが厳しい中飲酒運転してしまうなどが病的かどうかの分かれ目だと思います。アルコールを飲んでも良いタイミングか飲んではいけないタイミングか判断出来なくなることを意味します。

ニコチン依存症

ニコチン依存症は厚生労働省が健康保険適応での治療を認めているれっきとした病気です。アルコールのように精神や意識に直接働きかけることがないため、タバコをやめられないだけで精神に変調を来すことがないのが特徴です。

しかしタバコを吸うことによって引き起こされる様々な病気が明らかとなっています。本来は国が税金を稼ぎ出すためにタバコを推奨していたところがあるようですが、ニコチン依存症の陥らせて病人からタバコ税として搾取する構造だったようです。一説によると現時点ではタバコによる税収が年間1兆円、タバコによる健康被害が3兆円で手痛いしっぺ返しを食らっているようです。

ニコチン依存症にはいくつかの治療法が確立されつつあることが特徴です。大きくわけて二つの治療法があります。ニコチンを使うかニコチンを使わないかです。ニコチンをタバコとしてではなく、ガムなどですり替えて少しずつ減らす方法か最初からニコチンを含まない薬剤を使う方法です。いずれも依存を引き起こす脳内の条件反射を忘れさせることが目的です。

糖質依存

糖質依存とは糖質に対する依存で、一時期の私は診断基準を明らかに満たしていました。

肥満になってもやめられませんし、強い空腹感という禁断症状まであります。

糖質の取りすぎによる様々な病気が明らかとなるにつれて、糖質依存の罪深さがみんなの知るところとなると思います。様々な病気とは肥満2型糖尿病高血圧、高脂血症、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の病気は恐らく間違いないと思います。更に私の糖化産物が様々病気を引き起こす原因であるという仮説が正しければ各種アレルギーやニキビ・イボなどの慢性感染症も糖質の取りすぎによって引き起こされるようです。

少なくとも肥満、2型糖尿病は直接糖質の取りすぎが問題です。
糖質依存によって食べ過ぎた結果引き起こされる病気、いわば糖質依存症です。

アルコールやニコチンは害があるので控えるように言われていますが、糖質の方がはるかにはるかに罪深いようです。
肥満と2型糖尿病だけでも十分アルコールやニコチンよりはるかに罪深いのに、アレルギーや慢性感染症の原因だとわかれば糖質の害は計り知れないものになります。
こうして考えるとアルコールもニコチンも依存性はありますが、健康被害は糖質に比べると本当に微々たるもののようです。その微々たるものに対して問題にしているわけですから、今後は糖質の問題は大問題に発展することだと思います。

いわば禁断の食べ物と表現しても過言ではない食べ物だとわかることになると思います。
幸い少し食べてすぐに病気になる猛毒ではないので、調理の仕方と食べる部位を気を付ける必要のある河豚と同じようなもので、食べ過ぎに気を付けながら病気や依存を引き起こさない適切な量を食べることになると思います。
少なくとも主食という考え方は、残念ながら人類の体にはあってはいないようです。
主食が正しいか正しくないかでは残念ながらありません。
いつ主食という考え方をやめるかです。

主食をやめるからといって糖質をゼロにする必要はありませんが、少なくとも主食という考え方は食べ過ぎだと思います。
よく食事のバランスが大切と言われますが、そもそも主食と副食の関係そのものがすでにバランスを欠いているようです。何しろ主食が6割を推奨されているようです。6対4の時点でバランスはよくないと思います。
21世紀なのですから、物事を冷静に合理的に考えることが大切だと思います。

共通点から考える糖質依存の扱われ方の未来予想

糖質・アルコール・ニコチンに共通しているのは取りすぎると病気になり、依存性があるという共通点があります。
そしてアルコールやニコチンに関しては病気を避ける目的というよりは、依存性があるのでやめられないだろうということで税金を取りやすいからという理由で課税が始まったようです。
今となっては健康のために取りすぎを制限する目的で、アルコールやニコチンには課税されています。(参考:健康被害があるものには課税されています
特に本来税金を得るのに適していたタバコは、年間1兆円の税金を得るために年間3兆円もの医療費が余分にかかっているようです。いずれはタバコによる健康被害に対する医療費はタバコを吸った人の自己負担になるのが適切だと思います。

こう考えると糖質依存と糖質による健康被害はまだわかっていないだけで、今後は大きな問題になると思います。
アルコールやニコチンの考え方からすれば、糖質に対して税金がかけられるようになるのが適切だと私は思います。ただしみんなの理解が得られるためには20年くらいはかかるのかもしれません。合理的に物事を考えることのできる人が半分いれば多数決で即座に糖質課税は始まるのですが、どうやら物事を論理的に考えられない感情的思考・直感的思考をする人の方が残念ながらはるかに多いようです。

実は砂糖課税というのが検討されたようですが、残念ながら的外れでした。
砂糖の甘味に対して依存しているわけではないからです。
炭水化物に対して課税するのが合理的です。

依存性がある、健康被害があるものが判明すればかつて薬局で売られていた麻薬のように害がわかった時点で禁止するか、制限するしかありません。
制限の方法としては、課税するのが一番効果的で意味があると思います。
その課税の目的は糖質による健康被害の治療費として役立てることができるからです。

合理的に考えれば糖質課税をかけることしか私には良い手だてが思いつきません。
反対するのは私利私欲で言っているだけです。
反対する意味はありません。自分が利己主義だ、自分の利益しか考えていないと公言することになるので恥ずかしい思いをしますからやめておいた方が良いと思います。
動物的な感情的な思考しかできないことを公言することになるので、反対はやめておいた方が良いと私は思います。
糖質課税に賛成できないのであれば、合理的な更に良い知恵を考えて主張するべきです。
今の私には糖質課税で糖質の害を避ける知恵しか思いつきません。

もっと合理的な知恵が出てくるといいですね。

お腹が空いて困るのは?

お腹が空いて困るのは、糖質依存の禁断症状はないかと思います。

糖質依存の禁断症状

禁断症状の証拠に、お腹が空いたまま我慢していると、いつの間にか空腹感が気にならなくなります。俗にピークをこえたと言われる状態です。禁断症状でなければ食事をしていないにもかかわらず、空腹感が改善する理由が見当たりません。

糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値
糖質の血中濃度=血糖値ーベースの血糖値

禁断症状であるもう一つの証拠に、糖質回避をすることでお腹が空いて困ることが無くなります。お腹が空いて困っている方にとっては、お腹が空かなくなるということは、信じられないと思います。しかし糖質回避をする方の多くが、余りお腹が空かなくなったと言われることと合致します。

糖質依存を示唆する証拠に少し食べると余計お腹が空くという不思議な現象を経験することがあります。一度食べ始めると止まらなくなってしまう現象です。恐らくいつもの食べる量を予測してインスリンが分泌される条件反射が起こり、少し食べることでかえって血糖値が下がるのかもしれません(仮説)。

糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)
糖質を少量食べると余計お腹が空く理由(仮説)

お腹が空いて困る場合の対策

元々の糖質依存を抜け出すことでお腹が空いて困ることは無くなると思います。

糖質回避教の勧めです。主食であるご飯、パン、麺類を避けることを続けると糖質依存は抜け出すことが出来ます。抜け出すことが出来る期間は異なるようです。私は2週間程度、3週間かかる場合もあるようですが、人によっては3日で抜け出すことに成功された方もおられました。糖質回避の具体的方法はこちらです。

糖質回避を始めた直後には、度重なる空腹感に悩まされることもあるようです。その都度間食として枝豆やチーズ、ゆで卵などのタンパク質で空腹感をやり過ごすことがお勧めです。

人には限界を超えない仕組みがあるのに…

限界をこえない仕組み

人には限界を超えない仕組みが備わっています。例えば手足の筋肉は壊れてしまうことを防ぐために、筋肉の限界よりも遥かに低めにリミッターがかかっています。自分では限界と感じても、筋肉の物理的な限界は遥かに丈夫に出来ています。そのおかげで筋肉が断裂する危険をおかすことなく過ごすことが出来ます。瞬間的に限界近くまで筋肉を使えるようにトレーニングを行い、自分自身の限界まで筋肉を使う方法を習得します。努力に努力を重ねてようやく限界をこえるイメージです。いつでも限界ギリギリの筋肉の使い方をしているとちょっとしたことで壊れてしまうため、壊れてしまわないように余裕を持たせてあるのです。

健全に限界をこえる仕組み

人間には時として限界をこえる仕組みも備わっています。

一つは俗に火事場の馬鹿力と言われる現象で、一時的に限界・リミッターが解除され筋肉の限界まで力を引き出すことの出来る現象です。元々身体を守るために限界が作られているのですが、命のなくなれば身体を守るための限界など意味が無くなります。そのため命の危険がある場合に限り、限界を取り払うことの出来る仕組みが備わっているのです。

その反面、日頃は身体を壊してしまわないように、限界をかなり低めに設定してあります。

スポーツ選手が行う筋肉の限界近くまで能力を引き出す方法に自己暗示と大声を出すことがあります。自己暗示により脳が感じる限界を忘れさせて、限界近くまで引き出す方法と、大声を出すことにより限界を忘れさせる方法です(一時的に命の危険に曝されていると錯覚を起こすのかも知れません)。

これらは言わば健全に限界をこえる仕組みです。一つは命を守るため、一つは元々余裕がある設定の限界に近づくためです。

もう一つの限界をこえる仕組み

人にはもう一つ限界をこえる仕組みがあります。脳の錯覚・騙しによるものです。

限界をこえるとは脳の錯覚・騙しによる糖質依存の際に見られる現象です。本来なら太り過ぎないためと胃が破れることを防ぐために余裕を持って満腹と感じる仕組みがあるはずです。その満腹に感じる仕組みが、脳の錯覚により満腹感が誤魔化され限界をこえて食べることが出来るようになってしまいます。お腹いっぱいに感じる限界を糖質依存があっさりこえさせてしまうのです。

本当に胃がはちきれそうになって胃が物理的に満杯になることで満腹と感じるようです。糖質依存がない状態で満腹と感じるはずの限界が糖質依存状態の腹八分程度ではないかと思います。昔から腹八分程度が健康には良いことを経験的に知っていたようですが、糖質依存にまでは思い至らなかったようです。つまり糖質依存状態の腹八分が本来なら満腹と感じる限界ではないかと思います。その証拠に糖質を食べなくなった糖質依存から解放された人は、胃が小さくなったと感じるようです。実際には糖質依存により脳の騙しが無くなって本来の胃の大きさになっただけのことです。

依存という病的な状態により限界をこえてしまうと、様々な病気を引き起こしてしまうようです。

タバコも本来なら煙なので煙たいはずですが、依存により煙たいのを乗り越えて吸うことが出来るのだと思います。

アルコール依存や薬物依存は限界をこえて意識そのものに働きかけてしまうため、なかなか抜け出すことが出来ないようです。

依存は本来なら働くはずの自己抑制が働かなくなるので、意識して気をつける必要があります。実は世の中には本来なら備わっている限界を容易にこえてしまう依存になり得る罠・落とし穴があちこちに散りばめられています。本来なら備わっている限界を意識することで、脳に騙されることなく快適に過ごす方法を見つけましょう。

糖質の害が明らかになりつつある今…

糖質とは炭水化物の中で人間が消化できない食物繊維を除いたもののことです。糖質と食物繊維を合わせて炭水化物といいます。糖質は直接血糖値を上げることの出来る唯一の栄養素です。

糖質による害は直接血糖値を上昇させること、依存性糖化産物(仮説)による三つのが考えられます。

血糖値の上昇

食事により血糖値が上下するのが当たり前の常識でしたが、直接血糖値に影響を与えるのは糖質だけのようです。つまりタンパク質や脂質を食べても直接血糖値は上がりません。(参考文献:糖質オフ健康法)

血糖値の上昇が繰り返されることで血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する膵臓が耐えきれなくなると2型糖尿病ます。発症初期であれば糖質を避けるだけで、薬無しで治すことも可能なようです。

血糖値の上下が食後の眠気を誘うようです(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす

依存性

どうやら糖質には依存性があるようです。その証拠に依存の禁断症状が認められます。禁断症状とは強い空腹感のことです。強い空腹感を我慢しているとピークをこえる感覚になることがあります。これが禁断症状を抜けた証拠です。禁断症状でなければ食べ物を食べないのに空腹感が改善する理由が見当たりません。

依存の症状の一つに自己抑制できないということがあります。一度食べ始めるとやめられないということがあります。少したべると余計お腹がすくという不思議な感覚がその原因です。

時間が経つと強い空腹感によりつい糖質を食べてしまいますし、一度食べ始めるとやめられないのが依存の特徴です。

糖質依存の結果、肥満が引き起こされます。だから糖質を避ける知恵だけで痩せることが出来るのです。

糖化産物による病気

血液中のブドウ糖がタンパク質と結合することで生じる糖化産物が免疫機能に働きかける仮説を考えています。

この仮説が正しいかどうかは別にして、糖質を避けることで様々な病気が改善、あるいは治っています。糖質回避による病気の改善率はこちらをご参照ください。例えば花粉症やアトピー性皮膚炎などの各種アレルギーやニキビは改善率から考えて関係は間違い無いと思います。

糖質の害がわかりつつある今…

糖質の害を信じる信じないは宗教と同じで個人の自由ですが、糖質に問題があるのは真理だと思います。

人類は糖質の問題を知った上で、上手に付き合うことが求められていると思います。

糖質の問題に気付かれた江部先生ご兄弟のおかげで、人類は大きな転換点を迎えることになりそうですね。

定食屋で糖質回避の未来予想

糖質の様々な害がわかりつつあります。例えば肥満や2型糖尿病、高血圧、もしかしたらアレルギーの原因かも知れません。この糖質の害が広まれば、糖質を避けるのがいずれ常識となると思います。少なくとも主食という概念は廃れていくと思います。

時間はかかると思いますが主食という考え方なくなると仮定して未来予想をしてみます。今回はその中でも、御飯の美味しいのが特徴の定食屋さんで、将来糖質回避が広まった場合の対応メニューを考えてみました。と言うより私個人の希望として糖質回避対応メニューが出来るといいなという願望も込めて考えてみました。

定食屋さんによっては既に糖質回避に対応しているお店もあります。おかず単品のメニューがありますし、冷奴も単品であります。他の定食屋さんでは、自分の好きなおかずを選んで食べる形式のお店もあります。御飯や麺類を頼まなければ簡単に糖質回避ができます。

しかし定食屋さんによっては御飯のお代わりが出来る定食屋さんもあり、私が糖質回避を始めるまで良く行っていました。残念ながら御飯のお代わりが売りだけあって、その定食屋さんではおかず単品メニューはありませんでした。そのため糖質回避を始めてから足が遠のいてしまいます。今後糖質の問題点が世間一般に広まれば、糖質回避をする人が増えるため、定食屋さんも単品メニューを置くようになると思います。今の所御飯が売りだけに、思い切った方向転換をすることは難しいのかも知れません。実際には売上が減るまでなかなか御飯無しメニューには踏み切れないかもしれません。

定食屋さんの糖質回避

お代わり自由の御飯の代わりになるものを考えてみました。バイキング形式のお店で見られるような、汲み出し豆腐のお代わり自由の定食屋さんが出来るのではないかと思います。私個人は出来ると嬉しいです。お醤油をかけず、御飯を食べる代わりにおかずの塩気で豆腐を食べることを提案すると面白いと思います。

御飯を食べる前提が無くなれば、糖質の甘みを塩分で打ち消す必要が無くなります。その結果減塩した味付けでも十分美味しく感じることが出来るようになります。健康志向を売りにした展開も出来るのではないかと思います。

コストの問題があるのでなかなか実現は難しいかもしれませんが、検討の余地はあると思います。

糖質回避や糖質制限の利点が世間一般に広まるのにどれだけ時間がかかるかわかりませんが、早く広まれば良いと思います。

回転寿司で糖質回避の未来予測

近い将来糖質回避時代がやってくると思いますが、その糖質回避時代の回転寿司の未来を考えてみました。

お寿司は美味しいので無くなることはないと思いますが、炭水化物を扱ってばかりはいられない時代がいずれやってくると思います。ラーメンで糖質回避の未来予測で書いたように回転寿司も進化するのではないかと思います。

回転寿司で糖質回避?

まだ糖質回避や糖質制限は主流ではないため、糖質回避や糖質制限をする人は回転寿司を避けていると思います。残念ながら現時点の回転寿司のメニューでは、糖質制限はシャリを残さない限り難しいと思います。私には回転寿司で糖質回避はシャリ抜き以外思いつきません。

糖質の害が広まれば糖質を避けることが当たり前の時代が来るはずです。完全糖質回避でみんながみんな糖質を全く食べなくなるわけではないと思いますが、主食として食べる時代は間も無く終わりを迎えると思います(まだ10年はかかるかも知れませんが)。

糖質回避が広まれば、回転寿司のお客さんが減ると思います。少なくともお米自体が日頃の食べ物ではなくなりハレの日の食べ物になるのではないかと思います。日頃の食べ物としてお寿司の地位を守るためには、回転寿司屋さんでも糖質回避メニューを考えると思います。お客さんが減らなくても、糖質回避が明らかな流れになれば、新しいメニューは生まれると思います。

糖質回避メニュー

私の考える回転寿司の糖質回避メニューは、ネタだけ流す寿司のシャリ抜き、つまり刺身として流すことです。二貫のお寿司の代わりに三つのお刺身にするのか、料金はそのままで寿司のシャリ抜き、つまり二つの刺身にするのかは悩ましいところです。お試しは寿司のシャリ抜きではじめてみて売れ行きとアンケートの結果で考えると良いと思います。二切れの刺身のままか、刺身の提供をやめるのかそれとも三切れの刺身にするのかです。

他には硬めの豆腐をシャリ代わりにして、豆腐にネタをのせた豆腐寿司が生まれるのではないかと思います。豆腐寿司はともかく、寿司のシャリ抜きは今でも出来るはずなので、ネタだけ流してくれると私が回転寿司に行く機会が増えるので早く実現して欲しいものです。

大手回転寿司屋さん、この案いかがですか?