糖質回避ダイエット生活25日目

体重が増えてしまったこともあり先日より糖質回避ダイエット生活をしています。今日で25日目ですが、体重は上がったり下がったりしています。今週は少し上がってしまいました。

途中で断念しないためにも備忘録がわりにダイエット日記を書いていこうと思います。

糖質回避

糖質回避を心がけています。具体的には主食を食べないようにしています。他にはお菓子や果物、芋類を避けるようにしています。家ではおかずを中心に豆腐を食べています。

外食する場合は、糖質回避が出来るお店を選ぶようにしています。具体的には単品メニューのあるガストなどのファミレスや焼肉など、カレーなら低糖質カレーのあるCoCo壱番屋を選ぶようにしています。

コンビニで済ませる場合、焼き鳥や唐揚げ、メンチカツなどを選ぶようにしています。

結果

 

体重は徐々に落ちてはいますが、先週がぐっと落ちていたこともあり、今回は少し上がってしまいました。

 

ほぼ横ばいかむしろ上昇しています。食後や食前の体重が混在していることもありますので、上下していますが上のグラフで大きな流れをみると下がっています。

お腹周りのお肉が減りつつあり楽しい限りです。

実は糖質回避ダイエット生活でわかったことがあるので、改めてかいてみたいと思います。一年半前の前回は途中で体重を気にしなくなってしまいましたが、記事にすることで継続していこうと思います。

体重計

この体重計を選んだ理由は、

  • スマホ連携
  • USB充電
  • ある程度の大きさがあること

誤差はありそうですが、快適に使っています。スマホのグラフが滑らかに描かれるのが気に入っています。

 

糖質回避ダイエット生活19日目

標準体重から10Kg以上増えてしまったため、ダイエットすることにしました。糖質を食べなければ太らないので、以前行ったダイエットを最後のダイエットと書いたこともありますが、お恥ずかしい話糖質を再び食べて体重が増えてしまいました。現在糖質回避ダイエットをしています。やり方は簡単で主食を食べないことです。お菓子や果物などの糖質も食べません。

元々子供の頃から朝食は食べませんでしたが、今回のダイエットを早く成功させるために昼食も控えています。しかも夕食も糖質回避しながら少な目にしています。もう少し食べたいと思った時には豆腐を食べるようにしています。今日は夕食後に時間が経ってお腹が少し空いたので、ウインナーを食べました。

結果

デコボコですが順調に減っています。

今日は何故か1.2Kgも減りました。いつもは絶えず水を飲んでいますが、今日は少し水分が少なかったからかもしれません。

いずれにしても順調に体重が減っているので楽しくダイエットしています。

結果が見えるとやりがいがありますね。体重が減るのが楽しみになっているので、このまま食べる量を減らして加速度的にダイエットしてしまいそうですが、急速にダイエットすると弊害があるのでダイエットの速度を緩めようかとも考え始めました。

ダイエットの弊害

私の場合のダイエットの弊害とは耳管開放症です。耳と喉の奥(咽頭)は耳管という管で繋がっているのですが、通常耳管は閉じています。物を飲み込んだり、圧の差が高まると解放することで鼓膜内と外気の圧を調節しています。痩せてしまうと通常閉じている耳管が、周囲の脂肪が減るためか解放してしまいます。

耳管開放症という状態です。息の流れが開放している耳管を通って耳にも入り込むので、耳管開放症になった耳に呼吸に伴う風の音が聞こえる状態になります。また鼓膜内が密閉されていない状態になるので、音が聞こえにくくなってしまいます。

以前耳管開放症になったのは確か72〜75Kgくらいだったはずなので、少なくともそのくらいの体重に近づいた時点でゆっくりダイエットに切り替えようかとも思ってきました。

幸いまだ耳に不調はありませんが、昼食を抜くダイエットはやり過ぎかもしれないとも考えるようになってきました。体重が減るのは楽しいのですが、少し考えながらダイエットしていきたいと思います。

糖質回避ダイエット17日目

再び糖質回避ダイエットを始めてから17日目になりました。順調に落ちていた体重が昨日より少しだけ増えてしまいました。昨日から朝散歩をしています。今日は6932歩歩きましたが外食したことが影響したのかもしれません。

今日の夕食

今日はカレーチェーン店のCoCo壱番屋で夕食をとることにしました。

お店でみかけた低カロリー米なるものがあったため試しに食べてみるか非常に悩みましたが、お米が混ざっているようなので断念しました。糖質回避をしているとお米を食べることに罪悪感を感じてしまうからです。

これまで5月以後もCoCo壱番屋には行っていましたが実施店舗が限られていたため、低カロリー米を知らなかったようです。9月いっぱいの期間限定なので、ダイエットが順調に進んだら、糖質回避メニューの一例として食べてみたいと思います。

結局選んだのはCoCo壱番屋に来ると定番の低糖質カレーにしました。ロースカツとチーズをトッピングしました。

食べていて面白く感じたのが、半分食べたところでお腹いっぱいと感じたことです。胃が小さくなったと感じる結果となりました(参考:糖質回避により胃が小さくなったと感じる理由)。ということは禁断症状(正確には離脱症状)である強い空腹感は感じなかったものの、糖質依存だったんだということが改めてわかります。

改めて考えると、今回糖質回避ダイエットを始める前は今より2・3割多く食べていたように思います。日頃頻繁には主食を食べないものの、お菓子などを食べていたので太るのと当たり前ですね。ふとお菓子を食べたいなと思うことがあるので、これも糖質依存の離脱症状の1つなのかもしれません。

一年半前に糖質回避をしても大して体重が減らなかったのですが、今考えてみると食べる量が多かったと思います。今回のように食べる量が減らなかったことが原因のようです。(今回は意識的に食べる量を減らしましたが、今は減らした量に身体が慣れているようです。)

前回糖質回避ダイエットで体重が減らないのは腸内細菌の影響かとも思いましたが、食べる量が減らなかったことの方が原因のようです。(残念ながら太りやすい腸内細菌かどうか検証していないので、想像の域を出ませんが…)

今日の結果

今日の体重です。0.3Kgですが増えてしまいました。食べた量は多くはありませんが、外食したのが影響したのでしょうか?夕食でいつも食べている量よりカレー一食の方が多いのかもしれません。ただ単に排便がないことが原因かもしれません。

昼食もいつもと変わらず、少量食べただけです。

0.3Kgの上昇は誤差の範囲と考え、このまま続けていきたいと思います。

身体が散歩で歩くのに慣れてきたら2Km弱のランニングも再開したいと思います。

糖質回避ダイエット生活を再開しました

以前再度太ることがないから最後のダイエットなどと偉そうなことを書いた私ですが、お恥ずかしい話太ってしまいました。1つの原因は血糖値持続測定器フリースタイルリブレをつけた血糖値の実験です。糖質を食べなければ血糖値はほとんど変動しないため、面白くも何ともありません。フリースタイルリブレをせっかく付けたのだからと様々な糖質を食べてみました。そして日中血糖値が急上昇する食べ方をすると、夜中低血糖のためか目覚めてしまうことが経験上わかってきたため、日中血糖値が急上昇した時には寝る前にデザートを食べて寝たこともあり体重が増えてしまっていました。それでも最も体重が少なかった頃と比較すると昨年の春で7kg増でした。

ある程度気をつけていましてが、このブログを書くのを怠ると、体重を余り気にしなくなりました。

そうこうしているうちに昨年9月にピロリ菌の除菌を行いました。主治医の先生からはお腹が空くようになってご飯が美味しくなるので体重増加に注意するように言われてはいました。私の場合特にお腹が空くようになることもなく、ご飯が美味しくなったりもしませんでした。しかし、体重が少しずつ増えていたのです。

しかも家の体重計が壊れていたためしばらく体重を測ることが出来ませんでした。

糖質回避ダイエット

体重計を新しく買ったことで改めてダイエットを始めることにしました。

ダイエット法は糖質回避ダイエットです。一般的に有名なのは糖質制限という言葉ですが、制限とは他人からさらるものですから、自分の意思で糖質を控えるのは回避という言葉が適切だと私は考えています。

私の糖質回避は単純です。主食や芋類、お菓子、果物を食べないというものです。揚げ物の衣はわざわざ外さず食べるようにしています。主食代わりに豆腐を食べています。

昨年2月頃に行っていましたが、当時はなかなか痩せませんでした。今考えると食べる量が多かったようです。

朝昼は食べないか、食べるとしても昼に少量食べる程度です。夜は普通の量を食べますが、主食は食べないのでお米は食べず、代わりに豆腐を食べるようにしています。

目標体重

アプリに表示される71.9Kgに設定しました。一昨年は68〜69Kgまで体重が落ちましたが、痩せすぎも寿命が短くなるという説もありますので、72Kg程度が妥当だと思います。達成してからもう少し増やすか考えたいと思います。

途中経過

順調に体重は減っています。以前はなかなか減らなかったのが嘘のようです。恐らく食べる量も心持ち減らし気味なのも奏功しているようです。

無理に食べる必要はないので、糖質を回避しつつ腹八分にしています。

こんな感じで順調に落ちています。急速に体重が落ちて、戻っているように見えるのは食前に測定し、上がっているのは食後に測っていたことで大きな差が出ています。

第1週目のグラフです。そもそも最初のスタートは食後お腹いっぱいの体重です。下記に書いた体重計が届いた日からダイエットをスタートしました。

二週目はゆっくりですが順調に落ちています。

最近では食後に測ることが多いのですが、次第に体重が減っているので楽しいですね。体重計にのるのが楽しみになっています。

体重を測らないと体重がどうでも良くなって沢山食べてしまいますね。ダイエットの第一歩は体重を測ることですね。

体重計

以前の体重計が壊れたのでAmazonで探して買いました。

この体重計を選んだ理由は、

  • スマホ連携
  • USB充電
  • ある程度の大きさがあること

です。以前の体重計もスマホ連携は出来たのですが、USB充電が出来なかったため電池を入れ替える必要があったのが不便でした。実はこの体重計の前に1つUSB充電の別の体重計を買ったのですが、少し小さくて不安定でした。そこで大き目の体重計にすることにしました。

この体重計、スマホのグラフが滑らかに描かれるのが気に入っています。

ちなみにこの体重計、多少の誤差を目立たなくさせるためか、時間をあけずに似た体重の人がのると前回の体重と同じ数値を表示するようです。衣服を着たまま体重計にのった体重と、衣服を脱いだ体重が同じで表示されてしまいました。

似た体重にならないように軽く足をのせて10Kg程度の体重にして、再度のると正確に表示されるのではないかと思います。

もしこの体重計を買われる場合には参考にしてみてください。

子宮頚がんの異形成細胞が消えました

以前から子宮頚がんが食事の仕方で消える可能性があることはお伝えしていますが、現在確認出来たのは4人の方が食事の仕方で消えています。今回患者さんが書面で確認出来るものをお持ちくださったので掲載してみます。医学的には病理結果のような詳細な報告ではないので、無意味だと感じる方もおられるかもしれませんが、信じて頂ける方だけ読み進んで頂ければ幸いです。

子宮頚がんの異形成は自然に消えることがあるため、偶然と言われればそれまでですが、現時点あるいは過去に検診で異常を指摘されてお悩みでしたら、ただ祈るだけよりは消える可能性が高まるのではないかと考えています。

結果です。


2年前の検査では子宮頚がんの検診でASC-USの結果でした。以前の分類ではクラス分類としてはClass II〜Ⅲaのようです。2年前この結果の時点でご相談して頂いたので、早速糖質を控えて頂き、産婦人科を受診して頂きました。受診時には深刻な状況ではないとのことで、念のため3ヶ月後再検査時には異形成は認められなくなり、その半年後の再検査でも問題なかったそうです。残念ながらその産婦人科では結果は書面では頂けなかったそうです。

今回念のため検診で確認した形です。

今回はNILMの結果でした。以前の分類ではクラス分類としてはClass I〜IIのようです。

食事は2年前の検診結果を受け、一時期主食をやめてもらいました。幸い異形細胞が消えたので糖質回避を緩め、1日1食は糖質を食べておられますが異形成は認めておりません。

子宮頚がんの異形成は自然に消えることはありますので、偶然の可能性は否定出来ません。信じて頂けた方だけ、糖質回避をして頂ければと思います。

糖質負荷で異形成が再出現

別の方の話ですが、糖質回避により一度消えた子宮頚がんの異形成が、再び糖質を摂取することで再出現してしまった方が2人おられます。幸いお2人とも、その後再び糖質回避を行い異形成はなくなっているそうです。

糖質を回避して消えて、糖質を負荷して再出現しているので偶然の可能性は低いのではないかと私は考えています。

糖質回避で異形細胞が消える理由(仮説)

人間がガン(悪性腫瘍、癌)を発症するメカニズムで書きましたが、恐らく糖質などが何らかの理由でガン細胞などの腫瘍細胞に対する免疫不全を引き起こすことが原因のようです。あたかも免疫機能が糖質という賄賂をもらって、腫瘍細胞を見逃すような状況です。糖質回避により糖質を控えると、賄賂がなくなったため免疫機能が腫瘍細胞を見逃さなくなるようです。

私の仮説では塩分や水分、ビタミン不足や運動、睡眠なども免疫機能に関わっています。それらが複雑に絡み合って腫瘍細胞に対する免疫機能不全を引き起こしています。少なくとも子宮頚がんに関しては、4人中4人が糖質回避で異形細胞が消失しているので、今のところは糖質だけが犯人ではないかと考えています。

今後様々な情報が集まることにより、別の仕組みもわかるようになるかもしれません。新しい情報がわかれば、改めて掲載したいと思います。

糖質回避の勧め

子宮頚がんの異形成を指摘され不安になっておられる方で、私の理屈を信じて頂ける方は、糖質回避をしてみてください。糖質回避とは自分の意思で糖質を避けることをあらわします(参考:糖質回避教)。人から糖質を摂ることを制限される糖質制限とは異なる概念です。(食事の仕方は、糖質を避けるということで同じですが…)

糖質回避の具体的な方法としては、主食や芋類を食べないことです。まず安心するためにも、子宮頚がんの検診で異常を指摘された場合、出来れば一度検査で異形成が消えるまでは、3食とも主食を食べないことをお勧めします。異形成がなくなれば、恐らく1日1食であれば主食を食べても大丈夫だと思います。1日2食主食を食べるようににしたら異形細胞が出た方がおられたので、主食を食べる場合1日1食にしておく方が良さそうです。

お菓子や果物も糖質なので、一度異形成が消えるまでは食べないことがお勧めです。

偶然異形成が消えることをただ祈るだけより、マシ程度にお考え頂いても良いと思います。良かったら参考にしてみてください。

もし主食や芋類、お菓子や果物を食べない状態でも異形成が消えない場合、ガン(悪性腫瘍、癌)の治し方(仮説)をご参照ください。私が見つけている免疫異常を治す他の方法を試して頂ければと思います。

既にガン(悪性腫瘍、癌)になってしまった場合でも、もしかしたら効果があるかもしれません。効果の程は今のところ未知数ですが、糖質だけでなく、上記のガン(悪性腫瘍、癌)の治し方(仮説)も参考にして頂ければ幸いです。

もし産婦人科の先生がこの記事を読まれて、賛同頂ければ子宮頚がんの検診で異形細胞がある患者さんにことサイトをお伝え頂けると幸いです。

糖質回避中に耐糖能が低下したように見える理由

糖質回避中に一見耐糖能が低下したように見えることがありました。
つまり糖質を続けて食べている時には、糖質を食べてもそれほど血糖値が上がらなかったにも関わらず、糖質回避中に同じ量の糖質を食べると血糖値が急上昇することがあります。

何が起こっているか仮説を考えてみます。

一言で言えば条件反射の有無です。

条件反射

条件反射の考え方からすると説明可能なため仮説として考えてみます。条件反射とはある条件が整うと意識をしなくても身体が自然と反応することです。例えば美味しそうな物を目にすると唾液が湧き出るような反応が条件反射です。美味しそうな物をこれまでの経験により美味しそうだと理解することで、脳が食べることを期待し唾液が分泌されるようです。それと同じことが膵臓におけるインスリンで起こるようです。早く消化するために条件反射で唾液が出るくらきですから、少し血糖値が上がればインスリンが出てもおかしくはありません。何故なら高血糖を繰り返すことは命に関わります。条件反射が起こらず高血糖を繰り返していた者は自然淘汰により子孫が残っていないことが想像出来ます。人類の進化の歴史において収穫の時期に果物を一度に大量に食べたことは想像がつきます。果物はある一定期間のみ一度に大量に収穫出来る食べ物で、穀物のように保存が出来ません。あればあるだけ食べたはずです。そして身体に脂肪として保存したのです。その後の飢餓に備えて少しでも多く食べることの出来た者だけが生き残り現在に続いているはずです(参考:人類が太る仕組みを手に入れた理由)。大量に食べた果物を効率良く脂肪に変えるためにインスリンが大量に分泌される仕組みとして条件反射が起こるのでしょう。

糖質を何日か続けて摂ると、条件反射として血糖値を下げるためのインスリン分泌が促されるようです。いわば身体が果物の収穫期と錯覚するのかもしれません。頻回に糖質負荷が繰り返されるため、糖質が身体に入ると一斉にインスリンが分泌されるようです。その状況証拠として少しだけ糖質を食べると余計お腹が空くことに繋がります。
しばらく糖質を食べていない状態では条件反射によるインスリンの過剰分泌が起こらないため血糖値が急上昇することが起こります。つまり本来であればい言い換えると糖質を食べた際に身体が更に糖質を食べると期待するとインスリンが大量に分泌され血糖値の上昇が抑えられますが、期待していないとそれ程インスリンが分泌されないため血糖値が急上昇するのでしょう。

糖質依存状態でなくても、条件反射が起こる程度繰り返し糖質を食べていれば血糖値の急上昇を抑えるために一気にインスリンが分泌されるようです。いわば身体が果物の収穫期と錯覚しているような状態なのでしょう。糖質回避をしていると耐糖能が下がるのではなく、本来の耐糖能に戻るだけです。糖質を繰り返し食べていると条件反射によりインスリンが大量に分泌されることで耐糖能が引き上げられているに過ぎないようです。

糖質依存の起こる理由

ちなみに糖質依存はインスリンが大量にでたことで血糖値が上がらなくなるため、さらなる糖質を求める依存状態に陥ることで発症してしまうようです。人類の進化の歴史 においては、糖質依存状態に陥ることが出来た人達だけが限られた期間の果物を大量に食べて脂肪をつけることでその後の飢餓状態を乗り切れたのでしょう。当時は収穫の時期だけしか依存状態になれなかったため問題はありませんでしたが、いつでも食べることが出来る現代においては糖質依存が病気を引き起こしてしまいます。(参考:人類が太く仕組みを手に入れた理由人類が糖質依存に陥った理由)

もしかしたら美味しそうなものを見た際に唾液が分泌されるように、糖質依存状態であれば条件反射によりインスリンが分泌され糖質を見ただけで血糖値が下がり始めるかもしれません。残念ながら私は日頃糖質を食べないので糖質依存状態ではないため、糖質を見ただけで血糖値が下がることが起こるにしても起こらないにしても実証することはできないことが残念です。かといってわざわざ糖質依存状態になるまで糖質を食べ続けることは今更怖くて出来ません。

上記内容はあくまでも仮説で実証実験は行なっておりませんが、私は間違いないと思います。実証実験をするとすればそれぞれ血中インスリン量を測りトータルで分泌されるインスリン量と、食べた直後に分泌されるインスリン量を比較するくらいでしょうか?私が実証実験することは出来ませんのでどなたかが報告されることを待ちたいと思います。

対策

理屈はいずれにしろ、しばらく糖質を食べなければ血糖値が下がりにくいことは確かなようです。であれば対策は糖質だけを食べないことです。どうやら食後血糖値は食事中糖質割合によって決まるようです(参考:食後血糖値と食事中糖質割合の関係)。

主食を食べない糖質回避をしている状態で突然おにぎりだけやパンだけという糖質だけを食べることは耐糖能の低下のようにみえるだけでなく低血糖の危険を伴います。少なくとも私は夜間に低血糖を起こしました(参考:私の不眠の原因は低血糖不眠の原因は再び低血糖)。日頃糖質を食べない人は特に、血糖値を急上昇させないためにおにぎりだけなど糖質だけ食べないように気をつけましょう(参考:おにぎり2個と唐揚げの食後血糖値の違い食パンと卵サンドイッチの食後血糖値の関係)。ましてやおにぎりとお茶のように糖質だけ食べてお茶を飲むと食後血糖値は急上昇するため大変危険です(参考:おにぎり2個とお茶の食後血糖値の関係)。

血糖値をあげにくい食べ方に関しては血糖値のあがりにくい食べ方2017年版病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

糖質制限・糖質回避の本当の危険性

糖質制限・糖質回避自体は安全な食べ方だと私は思います。しかし糖質制限・糖質回避のやりかた、つまり糖質の食べ方によって低血糖の危険性があることがわかりました。糖質を食べないことが問題ではなく、糖質の食べ方に問題があるのです。糖質回避教を提案しているものとしては危険性を避けるために提案してみたいと思います。

糖質を食べなくても問題はない

人間は糖質をわざわざ食べなくても良い仕組みが備わっています。何故なら進化の歴史において都合よく糖質が手に入るとは限らないからです。一説によると人類は狩猟による肉食だった時期があったそうです。それでも生き延びたのですから無理に糖質を食べる必要はないはずです。
糖質は体に吸収される際にブドウ糖に分解され体に吸収され血糖値を押し上げます。逆に言えばブドウ糖を作り出すことができれば無理に糖質を食べる必要はありません。幸い人間にはタンパク質からブドウ糖を作り出す仕組みが備わっていますから、無理に糖質を食べる必要はないのです。

糖質を食べないこと自体は問題ありません。何故なら糖が不足すれば作り出すことができるからです。

糖質を食べることが問題

糖質を食べないことが問題ではなく、糖質制限・糖質回避をしているにも関わらず時折糖質を食べると問題を生じることがわかりました。私が身をもって体験したことですが、以前から糖質を食べると睡眠の質が悪くなることがわかっていました。何故か夜中に目覚めるのです。そのため日頃は糖質を食べないようにして、睡眠の質が多少悪くなっても構わない休みの時だけ食べていました。これに関しては糖質を食べると睡眠の質が悪くなるという話ですが、血糖値の持続測定により夜間の低血糖(不眠の理由は低血糖再び低血糖)であることがわかりました。
私の場合低血糖で睡眠の質が悪くなり寝た気がしないか、夜間目覚める程度で済みました。しかし場合によっては命に関わることもあると考え書き留めておこうと考えました。

日頃糖質を食べないようにしていたにも関わらず、2回の低血糖を引き起こした前日の昼間お米を食べ血糖値が200程度に急上昇していました。その後寝る前にも糖質を食べなかったのがいけなかったようで、身体はまた食べるだろうと予測したようです。睡眠中じわじわ血糖値が下がり低血糖の状態に陥りました。幸い私の場合には低血糖を避ける仕組みが自然に働き低血糖で命を落とすことはありませんでした。

糖質制限・糖質回避中の糖質の食べ方

糖質回避中の糖質の食べ方は病気を避ける理想の食べ方をする方が良いようです。糖質だけを一度にたくさん食べると血糖値が急上昇するため非常に危険です。例えばおにぎりだけ食べたとしても昼間低血糖を起こす可能性は低いと思いますが、昼間食べた糖質のせいで私のように睡眠中低血糖を引き起こす恐れがあります。おにぎりだけなど血糖値が急上昇する炭水化物だけたべる食べ方をした場合、ある程度夕食にも糖質を摂る方が低血糖を予防できる可能性が高いのではないかと考えています。血糖値の上昇具合の実験として糖質だけ食べてみる食べ方をしていますが、200前後まで急上昇する食べ方をした場合夜間低血糖を引き起こす可能性が高いと考え夜にも糖質を食べてから眠るようにしています。幸い上記2回以外は低血糖を引き起こすことなく過ごすことができています。

つまり日頃糖質を食べていないにも関わらず、昼間おにぎりやパンなどの糖質だけ食べる食べ方をした場合、夜中の低血糖を避ける目的で夕食も糖質を一定量食べることをお勧めします。ただしおにぎりやパンだけなどの糖質だけ夕食で食べると急上昇の反動で夜中に低血糖を生じる可能性があるため、糖質を食べる場合には肉・魚・野菜など糖質以外のもの一緒に食べる血糖値の上がりにくい病気を避ける理想の食べ方をするようにしてください。

命に関わる糖質の食べ方

糖質制限・糖質回避を続けている限り血糖値が上下しないので、持病がない限り血糖値の点で糖質を食べないこと自体が命に関わることはありません。日頃糖質を食べない状態で、おにぎりやパンなど糖質だけを沢山食べると夜間低血糖を引き起こす可能性があります。少しだから大して血糖値が上がらないだろうと考えて食べることもあるかもしれませんが、おにぎり一つでも血糖値は急上昇します。おにぎりにお茶を飲むと更に急上昇します。おにぎりやパンを昼間食べた場合、夜すっきり眠れないことがあれば睡眠時の低血糖を感じ取った身体が出している警告かもしれません。血糖値が急上昇する食べ方をしない方がよさそうです。

特に危険なのは焼酎や糖質0のビールだと思います。通常のビールや日本酒には糖質が入っているため、それらが血糖値を上げてくれる働きをするため低血糖にはなりにくいと思います。焼酎や糖質0のビールには糖質が含まれていないため、血糖値を上げません。危険なのはアルコールの麻酔作用により血糖値を一定に維持するシステムが働かなくなることです。昼間の糖質のせいで夜間低血糖を生じてしまう場合です。通常であれば低血糖を避ける仕組みが働くことで命に関わる低血糖を避けることができます。私もこの仕組みのおかげで目覚めることができました。しかしアルコールの麻酔作用で低血糖を避ける仕組みが働かなければ、血糖値の低下が止まらず命を落としてしまう可能性が考えられます。ただし低血糖は人間の身体にとって絶対に避けなければいけない一大事なので、通常は低血糖になれば血糖値を上げる仕組みが働きます。かなりの量のアルコールにより脳の血糖値を見張る仕組みに麻酔がかかる程飲まない限り大丈夫だとは思いますが、アルコールにより血糖値のコントロール機能が麻痺していると低血糖により命を落とす可能性があるのでご注意ください。

糖質回避をしている方はアルコールも糖質0にしている可能性があります。特に昼間おにぎりやパンなどを食べた場合には、夜のアルコールは控える方が賢明かもしれません。もし夜アルコールを飲むのであれば、昼間糖質を食べた場合に限りあえて糖質の入っている糖質0ではない通常ビールや日本酒などのアルコールの方が、糖質が含まれている分低血糖を生じにくい可能性が高いと私は考えます。

車は飲んだら乗るなですが、糖質は食べたら飲むなかもしれません。

糖質制限・糖質回避中のアルコールの飲み方。日頃から糖質を全く食べない場合は気にする必要はありませんが、糖質だけを食べた場合にはアルコールを控える方が賢明だと私は思います。

ニキビ痕の赤みの治し方

ニキビ(尋常性ざ瘡)の痕は赤くなり、なかなか治りません。
ニキビ痕の赤みは少し前までは美容皮膚科でレーザーで血管を焼灼するしかありませんでした。

今では糖質の食べ方に気を付けるだけで簡単に治すことができます。
考え方としては糖質回避です。
ニキビ痕の病態はケロイドや肥厚性瘢痕と同じようです。傷が治る際の創傷治癒細胞に対する自己免疫反応のようです。他の多くの自己免疫疾患同様が糖質回避により改善が期待できます。逆に言えば糖質を摂り過ぎているから治らないようです。糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種なのか、一度に限らず糖質摂取を頻回に繰り返すことで発症するのかはまだわかりません。少なくとも糖質を控えなければ何年も赤いままであることは紛れもない事実のようです。
恐らく一度に一定量の糖質を摂ることで自己免疫反応のスイッチが入るため、糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種だとは思います。ただしアトピー性皮膚炎やニキビのように一度だけの糖質の摂り過ぎで発症する、狭義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とは異なり、一度に糖質を摂り過ぎることの繰り返しで起こる広義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とでもいうべき疾患のようです。
病態を考えると、血糖値の一時的な上昇により自己免疫反応の引き金を引くようです。血糖値の一時的な上昇がなくなることで、自己免疫反応が引き起こされなくなり、既に起こってしまっている自己免疫反応が収まると赤みがひいてくるようです。
自己免疫反応を避ける食べ方は、病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

ニキビ痕が治るまでの期間

ニキビ痕が盛り上がりのない多少の赤み程度であれば数週間の糖質回避で改善が期待できますが、盛り上がる程の強い炎症であれば数か月の時間を要すこともあります。
盛り上がる程のニキビ痕であれば、盛り上がりがなくなり赤みがなくなるまで主食をやめてしまう方が早くよくなってお得だと思います。
今でも糖質回避によりニキビ痕が改善することを知らなければ、レーザー治療しか治す手段がないと思われている人も多いでしょう。保険適応のないレーザー治療に何万円ものお金を支払うことを考えれば、何万円分かの糖質の我慢と考えればお得だと私は思います。
おまけで痩せることもできます

2・3週間経ってもニキビ痕の赤みが改善しないのであれば、まだ糖質が多い可能性があります。少なくともニキビが新生しているのであれば、糖質を一度に食べる量が多い警告を身体がしてくれているのです。ニキビ痕の前にニキビの出来ない糖質量に控えることをお勧めします。

小さいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ注意報、大きいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ警報です。注意報や警報が出ている状態ではニキビ痕も治りません。病気を避ける理想の食べ方を参考に、出来れば主食をやめるようにしてみましょう。ただし既に糖尿病で治療中あるいは腎臓疾患、肝臓疾患にて食事制限のある方は食べ方に注意が必要です。主治医の先生に相談してみてください。

 

塩分依存という新しい概念

糖質依存という概念はどうしても糖質をやめられない人が自嘲的あるいは比喩的に使うこともあり最近では受け入れやすい考え方かもしれません。しかし糖質依存は列記とした禁断症状まである病的な依存であることはまだ余り知られてはいません。糖質依存を書いた際も新しい概念と書きましたが、2年経った今となっては私にとって当たり前の概念です。塩分依存という新しい概念と書きはしましたが、これだけ減塩に失敗する人達がいることから塩分依存の人達が多いのは明らかです。私は知らなかっただけに過ぎず、時間をかけて人々に受け入れられていくと思います。

塩分依存

今回は糖質依存と共依存の関係にありがちない塩分依存という新しい概念を提案してみたいと思います。
そもそも依存とは病的な状態で、自分の意志では摂取量をコントロールできないことを言います。依存症を引き起こすため、依存症を避けるために摂取量の制限が必要だと理解していても自力でコントロールできない状態をいいます。具体的には塩分依存症の一つは高血圧です。塩分の摂り過ぎにより高血圧を生じることがいわれていますが、塩分摂取量を控えるようにいわれても実践できないのは塩分依存状態に陥っているからです。そして塩分を一度摂り始めると止まらなくなり、より塩辛いものを求めるようになってしまいます。辛いものを追い求めるという意味では唐辛子依存に通じるところがあるかもしれません。

依存は自己抑制がきかない状態です。少しでも塩味を感じてしまうと満足する塩気になるまで塩辛く味付けをしてしまいます。ちょうどアルコール依存の人がアルコールを一滴でも飲むと止まらなくなるのと同じです。ニコチン依存の人が我満して禁煙していたにも関わらず、1本タバコを吸ってしまうと止まらなくなるのと同じです。

塩分依存に陥ると味覚障害に近い状態に陥ってしまいます。絶えず塩気に飢えているような状態のため、とにかく塩気を求めてしまいます。十分塩味がついているのに塩を足してしまうのです。もしかしたら料理人の人の味付けが塩辛く変わってしまうことがあるのは塩分依存に陥ったからかもしれません。
減塩で苦労してしまうのはアルコール依存の人がビールはコップ1杯だけと言われたり、ニコチン依存の人がタバコは1日1本と言われるのと同じです。糖質依存に陥っている人が少し食べると余計お腹が空くと感じるのと似ています。依存の心理から0よりもほんの少し摂取する方がより強くほしくなってしまうのです。
現実問題出来るかどうかは別にして、依存の心理から考えると中途半端な塩味を付けるよりも塩味抜きの味付けの方が塩分依存から抜け出しやすいと私は思います。

糖質依存と塩分依存の共依存

本来の共依存とは依存患者さんを支えてしまうことで、精神的に依存している状態をいいます。アルコール依存患者さんにアルコールを渡して手助けしてしまう家族のような存在のことです。アルコール依存によりトラブルを起こしますが、そのしりぬぐいをすることで自分の存在意義を見出してしまうことに依存してしまう心理状態です。お互いがお互いの依存を手助けするということで共依存といわれるようです。

今回提案する糖質依存と塩分依存の共依存とは、お互いが依存の度合いを高めあい抜け出せなくしてしまうのです。当初は糖質という甘味を打消し美味しく食べるために塩分を求めました。しかし知らない間に糖質にも塩分にも依存状態に陥ってしまっているのです。糖質依存の患者さんが塩分だけ控えようとして糖質を摂りたいためうまくいきませんし、塩分依存の人が糖質だけを控えようとしても塩気がほしいのでどうしても塩気がほしいので結果として糖質を食べたくなってしまうため成功しません。

糖質依存と塩分依存の共依存であることを理解することが、糖質依存・塩分依存からの脱出する第一歩だと思います。依存の心理を理解出来ないまま脱出しようとしてもうまくいかないのが現状です。何故ならどちらも少し減らすと依存の心理により、より摂りたいという欲求に襲われるからです。

糖質依存と塩分依存の抜け出し方

一番の対策は糖質依存・塩分依存の状態であることを理解することです。
糖質依存の抜け出し方は比較的簡単です。糖質を減らすのではなく意識して食べないこと(糖質回避)です。具体的には1回の食事においてお米を半分にするのではなく、1回の食事ではお米を食べないのです。3食食べているお米を1食やめてオカズだけ食べるようにするのです。慣れてきたら2食、3食と抜くことがおすすめです。糖質依存の状態で糖質を少しだけ食べると余計食べたくなるという心理が働きます。それこそが糖質依存の心理状態を表したものです。自己抑制できなくなるということです。

元々塩気は糖質の甘味を打ち消す目的で食べ始めるものです。パンにバターが塗りたいのも、おにぎりに塩をするのも糖質の甘味を打ち消して美味しく食べるための工夫です。そのため糖質依存から抜け出すことができると、共依存状態である塩分依存からも抜け出せるため自然と減塩できる可能性が高まります。しかし中には糖質を摂らなくても塩分だけは摂りたい方もおられるようです。そういう方は意識して塩分を摂らないように気を付けるしかありません。この場合も糖質依存から抜け出す方法を参考に、塩気を減らすのではなく塩気を摂らないようにすることが大切です。一口だけなら漬物を食べるとか、一口だけ明太子を食べるというように量を加減して食べると美味しくて次々食べたくなってしまいます。

糖質一度に食べ過ぎ症候群の病態(仮説)

先日発表した糖質一度に食べ過ぎ症候群の病態、病気の起こるメカニズムの仮説を考えてみました。基本的には約2年前に書いた糖化産物による免疫機能の異常が原因だと考えています。その後様々な情報が蓄積できましたが、やはり糖化産物によるものと考えて矛盾しない状況です。糖化産物とは糖とタンパク質が不可逆的に結合するものです。熱を介して糖とタンパク質の結合はメイラード反応と言われ、食べ物を焼くと色が変わる反応です。例えばパンに焼き目がつくのも、肉が焼けるのもメイラード反応の一種です。熱の有無に関わらず糖とタンパク質が結合する反応が糖化反応で、糖化産物の生成量は糖の濃度に依存すると考えられます。血糖値が上昇することで糖化産物が多く作られるはずです。多数作られた糖化産物の中で免疫に働きかけ、人体に害をもたらす反応が起きている可能性を考えています。
もしかしたら糖そのものが免疫細胞に働きかけるメカニズムがある可能性は否定できません。いずれにしても糖が原因であり、一時的な血糖値の上昇が引き金・トリガーになっていることは間違いなさそうです。糖化産物が絡んでいるかどうかはいずれ解明されると思いますが、現在ではまだわかりません。

繰り返し血糖値が上昇した結果生じる2型糖尿病も糖質一度に食べ過ぎ症候群に含めても良いのかもしれません。一度に糖質を食べなければ血糖値が上昇しないからです。3食ではなく6食あるいは9食など小分けで食べるのであれば、2型糖尿病すら治る可能性が考えられます。

糖質一度に食べ過ぎ症候群を引き起こす血糖値以外のもう一つの病態を考えています。ここで書く糖化産物はブドウ糖がタンパク質に結合する糖化産物を想定し、ブドウ糖濃度である血糖値が目安になると考えています。しかし砂糖(ショ糖)を多く含むものや果糖を多く含む果物を食べた際に、ニキビなどを生じることが多いようです。砂糖はブドウ糖と果糖の結合したものです。つまり体に入るとブドウ糖と果糖に分解されます。ブドウ糖の血中濃度は血糖値と言われます。血中の果糖の濃度は通常問題にされることはありません。何故なら果糖はブドウ糖の約10倍糖化反応を引き起こしやすく生体への毒性が高いため、肝臓でブドウ糖よりも優先して代謝されます。そのため血糖値のように血液中に絶えず存在する訳ではないためです。果糖の摂り過ぎによる病気が糖質一度に摂り過ぎ症候群の中に隠れている可能性が否定できません。通常の糖質と果糖の摂り過ぎの違いにより病気が異なるかどうかを見極めるためにはもう少し時間がかかりそうです。

糖により免疫機能異常が引き起こされる

糖質一度に食べ過ぎ症候群は免疫機能障害が病気の本態のようです。免疫機能障害には二つ起こります。一つは免疫不全、一つは自己免疫です。免疫不全は本来働くべき免疫が働かないものです。自己免疫とは本来働いてはいけないはずの自己細胞に対する免疫障害です。身体をウイルスや細菌感染、癌細胞から守ってくれる免疫は無数の敵に対応するため、すべての組み合わせを作ってから自分の身体の細胞の分のスイッチだけ切る仕組みが採用されています。自分の身体の細胞の免疫スイッチを切り忘れたのが自己免疫です。
スイッチのオンとオフと考えるとわかりやすいと思います。本来は働かなければならないものが切れている(オフ・免疫不全)ものと、本来働いてはいけないものが働いている(オン・自己免疫)のです。本来働くべきスイッチのオンとオフが入れ替わっているのです。一見関係のなさそうな病気の本質が実は免疫の働き方の表と裏なのです。

自己免疫性疾患

例えばアトピー性皮膚炎では本来切れているべき皮膚細胞に対して自己免疫が働いてしまいます。皮膚細胞が攻撃され傷んでいるので汗が刺激になり悪化します。汗は悪化因子に過ぎません。花粉症では鼻や目の粘膜の細胞に対して自己免疫が働いてしまいます。粘膜細胞が攻撃され傷んでいるため、花粉に対して反応してしまうのです。花粉は悪化因子にすぎません。悪化因子ですから汗や花粉により症状は悪化します。仮に原因だとすると、汗や花粉がある限り治るはずがありません。しかし現実には糖質を控えることで症状は出なくなります。何故なら糖質による自己免疫に過ぎないからです。この病態からすると自己免疫性疾患も俗にいわれるアレルギーも病態は全く同じで、自己免疫のターゲットが外界に接する細胞か否かというだけのことです。外界に接する細胞は刺激を受けているため、悪化因子と反応しますがその悪化因子をアレルゲンとして原因のように錯覚しているに過ぎません。病気の正体は糖質です。

免疫不全

免疫不全の一つはウイルス感染によるイボ(尋常性疣贅)です。無数にある免疫の中でウイルスに対する免疫だけがピンポイントで免疫不全を引き起こした結果イボを発症するようです。糖による本来ピンポイントの免疫不全の数が増えて易感染性として認識されるようになるのが、糖尿病における免疫不全の病態のようです。
ピンポイントの免疫不全が癌細胞に対して起こってしまえば癌を発症するのです。幸い癌は様々な免疫の組み合わせにより阻止するため簡単には発症しませんが、偶然免疫不全がいくつも組み合わさってしまうと発症してしまうようです。逆に考えれば糖質を控えることで免疫不全が重なる可能性が低くなるため、癌を発症しにくくなるはずです。糖質を摂ると発症頻度が上がるのは、糖質を摂り過ぎた結果発症する2型糖尿病の患者さんに癌の頻度が高いことが示唆しています。癌についての仮説は改めて詳しく書きたいと思います。

糖質一度に食べ過ぎ症候群の根底にあるもの

糖質一度に食べ過ぎ症候群は糖質依存の一症状、つまり糖質依存症の一種なのかもしれません。糖質依存のため自己抑制がでず、糖質を一度に食べ過ぎるのです。自分ではコントロールできなくなることが特徴です。病気になるとわかっていてもやめられないのが依存の心理の怖いところです。糖質依存は禁断症状まであるのが特徴です。我満出来ない強い空腹感が禁断症状なのです。強い空腹感を我慢しているとピークを越えるのが禁断症状である証拠です。
出来るだけ糖質を回避するという考え方、糖質回避という考え方がお勧めです。無理に人に勧めるようなものではありませんが、糖質回避を信じてくださった方は健康になっていきます。病院に行かなくてすむようになったため人生が変わった人も何人かおられます。

糖質依存を抜け出し方は糖質を少しずつ減らすのではなく、食べるか食べないかです。糖質を少し食べると余計食べたくなるため、3食の糖質を少しずつ減らすと我慢の度合いが強くなります。3食のうち1食・2食と糖質を食べないようにし、おかずだけ食べるようにするのが糖質依存から抜け出しやすくなります。