様々なダイエットで失敗する理由

私も含め多くの方がダイエットの失敗を経験されたことがあるも思います。多くの人が様々なダイエットで失敗するにはきちんとした理由があります。単純な理屈なのですが「ダイエット 失敗 理由」で検索してみても、正確に説明しているページは見当たりませんでしたので、改めて書いてみます。

ダイエットで失敗するのは糖質を食べながら、ダイエットするからです。人間の本能にそぐわない方法だからです。そもそも太る原因糖質依存、つまり糖質の過剰摂取な訳ですから、糖質を食べながらダイエットするのはアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。アクセルが糖質を食べるこも、ブレーキがダイエットです。下り坂で止まらないと思っていたら自分でアクセルを踏んでいたらということです。まずはアクセルを緩めること、つまり糖質を控えるダイエットのみ正解です。他のダイエットは糖質依存から抜け出さない限りいつかはリバウンドしてしまうのです。

ダイエットをしたいなら、まず糖質依存から抜け出すことです。糖質依存から抜け出せば、余りお腹も空かなくなります。そもそも強い空腹感は糖質依存の禁断症状なのですから、糖質依存から抜け出せば禁断症状が無くなるのは当然のことです。

様々なダイエットで失敗する理由を別の角度から考えてみます。これまでのダイエットは食べる量の我慢でした。意識していれば我慢も出来ますが、体重が減ってくると身体は飢餓状態と錯覚してしまいます。脳は飢えていると誤解するので、食欲を刺激して必死で食べさせようとします。意思の強い人は我慢し続けることが出来ますが多くの人は我慢の限界をこえてしまいます。これまでの我慢の反動でどうにでもなれ効果により大失敗してしまうのです。

糖質回避こそダイエットの真髄です。いくらブレーキを工夫しても、アクセルを緩めなければ止まりません。他のダイエットはブレーキでしかないのです。アクセルを踏んでいる限り、ブレーキを緩めると太るのは当然です。

議論の余地は無いと思います。御一考ください。

一度食べ始めると止まらなくなる理由

一度食べ始めると食べることが止まらなくなることがあります。大してお腹が空いていた訳でもないのに食べるのが止まらなくなるという不思議なことが起こります。

これは糖質依存の一つの症状です。少し食べると余計お腹が空くのと同じ理屈です。少し食べることで血糖値が少し上昇すると条件反射で、多めにインスリンが分泌されます。ちょうど美味しそうな物を見ると条件反射で唾液が出るのと同じような原理です。多めに出たインスリンに反応して血糖値がかえって下がります。その結果お腹が空いた感覚により止まらなくなるのです。

このような原理で食べ始めると、途中で止まらなくなるのです。途中で食べるのをやめることが出来れば、糖質依存ではないことがわかります。恐らく条件反射が起こらないのでしょう。

アルコール依存の方が少しでもアルコールを飲むと止まらなくなりますし、ニコチン依存の方がタバコを吸うと止まらなくなるのと同じです。依存の心理により、止まらなくしてしまうのです。

対策としては、少しだけ食べるくらいなら、いっそ食べないことです。

糖質回避をする際にご飯(お米)を少しだけ食べるとご飯が止まらなくなるので、ご飯を食べないことです。ご飯の量を減らすよりもいっそご飯(お米)を食べないようにする方が楽なのも同じ原理です。

肥満 自制心が足らないから知識が足らない認識へ

一般的に太っているのは自制心が足らないと思われています。しかし肥満糖質依存による糖質の過剰摂取が原因です。自制心が足らない訳ではありません。つまり糖質に対する知識が足らないだけなのです。

糖質制限(糖質回避)をすると痩せるのは、そもそも太った原因である糖質を避けるのですから当たり前といえば当たり前です。実際には糖質制限することで糖質依存から抜け出すことが出来るので、過剰摂取が無くなります。過剰摂取により食べ過ぎていた食事量が、身体に応じた適正な食事量に戻るため痩せるのです。食事量が減ることを胃が小さくなると表現する人もいます。

糖質をやめるのは無理だと思う人は、糖質依存ならではです。ニコチン依存の人がタバコをやめられないのと同じですし、アルコール依存の人がお酒に執着するのと変わりありません。

糖質を避けるだけでお腹いっぱい食べることが出来るので、ダイエットの際の食欲の我慢は過去の話です。糖質依存から抜け出すまで糖質を避けるだけで良いのです。一生糖質の我慢が続くという錯覚により糖質をやめにくく感じてしまいますが一時のことです。糖質依存から抜け出すまでの期間は人それぞれです。早ければ3日ですが、2・3週間の人もいれば1か月以上糖質依存から抜け出すのに時間がかかる人もいます。その期間は糖質を我慢するだけです。糖質以外はお腹いっぱい食べても良いので、食欲の我慢がありません。

糖質を回避して糖質依存から抜け出すことをしない他のダイエットは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。太る原因である糖質を食べながら、他のダイエットで痩せようとしてもなかなか痩せられないのは当たり前です。リバウンドは痩せたことを身体が飢餓状態と錯覚するので食欲が増すことで起こります。糖質回避は元々お腹いっぱい食べているので、糖質を食べ始めない限りリバウンドすることがないのです。

自制心が足らない訳ではない

糖質依存により食べることが止まらなくなります。糖質を少し食べると余計お腹が空くという不思議な感覚がありますが、これも糖質依存の一症状です。糖質を少し食べると条件反射により、インスリンがいつものように大量に分泌され血糖値がかえって下がるため余計お腹が空くようです。自制心が足らない訳ではないのです。パブロフの犬のような条件反射が原因なのです。

糖質を食べる満足感が、次の満足感を求め続けて食べることが止まらなくなります。人類の進化の歴史の上で命を懸けて食べ物を取りにいくために身につけた依存の心理に陥っているのです。命の危険に打ち勝って食べ物を取りにいく程の心理ですから、自制心では抑えきれないのです。本来なら10分目で満腹と感じるはずが、物理的に胃に入らなくなる13分目程度まで食べることでお腹がはち切れそうになるのです。その依存の心理が無くなるから13分目も食べることは出来ず、本来満腹と感じる10分目しか食べるのとが出来ないので、無理無く痩せることが出来ます。

糖質を避けることで糖質依存から抜け出すことが出来れば、簡単に痩せることが出来る知識を実行するだけで良いのです。

自制心が足らない訳ではなく、糖質に対する正しい知識が足らないだけなのです。

糖質依存の考え方は間違いありません。糖質回避を受け入れるか受け入れないかではありません。いつ糖質回避を始めるかです。10年後には糖質の正しい知識が広まり、糖質依存の人が減ると私は思います。

糖質の食べ過ぎによる特定の免疫不全について

糖質を食べ過ぎることで様々な問題が起こるようです。
例えば肥満は糖質の食べ過ぎによる最たるものでしょう。これは誰にでも起こりえます。
2型糖尿病は糖質を食べ過ぎた人の中で耐糖能に限界がきて血糖値が下げられなくなる病気です。直接血糖値を押し上げる唯一の食べ物である糖質が、原因であることは明らかです。一部の人達しか発症しないため問題が表面化しにくかっただけのことです。その証拠に糖質を食べなければ、薬を飲むことなく治ります

他にもアレルギー自己免疫性疾患など様々な問題が糖質回避により治ります。今回は特定の免疫不全に関する仮説です。まだ仮説の域は出ませんが、このように考えなければ説明がつきません。この仮説よりも優れた新たな仮説が出てくるまでは、この仮説を使って様々な病態を解釈しても良いのではないかと思います。

糖質による免疫不全

免疫不全とは本来人間に備わっている細菌やウイルスや寄生虫に対抗する免疫機能に障害を生じるものです。有名な免疫不全にはHIVによるエイズがありますが、これはウイルス感染によって免疫機能が破壊され、本来なら病気にならないような弱い細菌やウイルスにも対抗出来なくなり死に至る病でした。幸い薬が進化して死に至る病ではなくなりました。エイズは広範な免疫機能を働かなくしてしまいますが、糖質による免疫不全は極狭い範囲です。しかも糖質を食べ過ぎることで免疫機能が低下し、糖質を控えることで復活するようです。糖質による免疫不全は無数にある免疫の組み合わせの中で、特定の免疫が働かなくなってしまうようです。免疫が働かなくなっても、それに対応する病原菌や病原ウイルスが入り込まなければ問題とはなりません。逆に言えば、慢性感染症は糖質による免疫不全によって生じる可能性があります。

糖質回避がニキビに有効であることは夏井先生も指摘されています。夏木先生は脂質代謝がニキビに関係すると考えておられますが、糖質を食べ過ぎると翌日か翌々日にニキビが新生することから考えると脂質代謝によって発症すると考えるのは無理があるように私は思います。極狭い範囲(この場合ニキビの病原菌に関する免疫)の免疫不全が関係するという仮説を考えました。であれば他の慢性感染症も糖質が原因だと考え、糖質回避をしてもらい、改善しますので仮説は今のところ間違いなさそうです。状況証拠から恐らく血糖値が一時的に上昇することで、特定の免疫不全を引き起こすと考えられます。医師が目にするのは特定の免疫不全の結果として症状があらわれた病気ということです。

糖尿病でも免疫不全が言われてもいますが、この特定の免疫不全がいくつも積み重なることで不特定の免疫不全として現れている可能性が考えられます。糖尿病の易感染性は特定の免疫不全が多数合わさった結果かもしれないのです。免疫不全に陥っている免疫に対応する病原菌や病原ウイルスな曝されなければ発症しなくて済むようです。

あくまでも仮説ではありますが、このように考えれば糖質による感染症の理解が容易になります。

糖質による免疫不全の例え話(仮説)

免疫は身体のガードマンのようなものです。ガードするべき自分の身体は相手にせず、侵入者を見張り侵入者を見つけると攻撃するのが仕事です。このガードマンは働きが細分化され、担当者が決まっています。例えばニキビ菌担当、イボを引き起こすウイルス担当など様々です。その中でニキビ菌担当のガードマンが休んでしまうのが糖質による免疫不全の考え方です。

糖質によりガードマンである免疫がどのように休まされるのかはまだわかりません。アトピー性皮膚炎糖質同じようなことが起こっているとすれば、一時的な高血糖が何らかの引き金となっているのではないかと考えます。一時的な高血糖を生じない食べ方でこれらの特定の免疫不全による感染症は無くなると思います。

免疫不全の具体例

ニキビ(尋常性ざ瘡)、イボ(尋常性疣贅)、化膿性爪囲炎などは糖質回避により改善しています。

ニキビはアクネ菌による感染症だと考えられてきました。だから抗生物質で治療するのです。そして抗生物質に反応するので感染症だと考えられています。しかし抗生物質に反応しにくい場合があります。これは抗菌力の無い抗生物質が使われているからだと考えられていますが、実は糖質による免疫不全により抗生物質を投与しても効果が薄い可能性があります。抗生物質をアシストするはずの本来備わっている免疫が働かなくなっている可能性が考えられるのです。何度も抗生物質を変更しても改善しない場合には糖質回避をしてみると治るかもしれません。

出来てしまったニキビは抗生物質によって治療します。新しくニキビが出来るのは糖質を食べ過ぎた結果です。糖質を食べ過ぎると翌日か翌々日にニキビが新生します。そのため食べても大丈夫な糖質の許容量を探すため、アトピー性皮膚炎の振り返り法を活用することが出来ます。新しくニキビが出来なければ前日までの糖質の量は大丈夫と考えます。新しくニキビが出来れば1日か2日前までの糖質の量が食べ過ぎです。糖質の許容量をこえてしまったので食べ過ぎを探すのです。

免疫不全説はもしかしたら間違っているかもしれませんが、糖質を控えることでニキビが出来なくなることは事実です。

イボ(尋常性疣贅)

パピローマウイルスによる感染により引き起こされます。誰にでも感染する可能性がありますが、幾つも出来たり治療に反応しないことがあります。ニキビが糖質回避により改善するのは、糖質による免疫不全の仮説からイボに対しても免疫不全が生じている可能性を考えました。免疫不全があるから身体を守るガードマンが働かず、幾つものイボが出来てしまうと考えたのです。治療に反応しないのも、ガードマンによるウイルスへの攻撃がないから改善しないのではないかと考えました。

数が多い方、治りにくい方を中心に仮説を説明し、糖質回避をして頂くように伝えました。信者のように信じて下さった方が現在7人程治りました。糖質が特定の免疫不全を引き起こす仮説が正しい可能性を示唆します。

お一人は他院で一年間治療しても良くならない20個程度のイボがありました。糖質回避(主食無し)と治療により1週間で半分になりました。お一人は他院で半年治療しても治らない2cmのイボが足底にありました。糖質回避(1食のみ主食、2食はおかずのみ)で1週間で半分程度の大きさになりました。お二人とも治癒には2ヶ月程度かかりましたが、他院での治療で反応しなかむた病変が糖質回避により改善しました。1週間で効果が出始めたことは驚きでした。

治療に反応しなかったのは糖質による免疫不全により、ウイルスに対する免疫が働かなくなっている可能性が考えられます。糖質回避により免疫不全が解消されるため、治療に反応するようになるのではないかと考えます。このことも糖質による特定の免疫不全の仮説を示唆します。

化膿性爪囲炎

深爪をすると皮膚に小さな傷が付きます。その傷口から細菌が入り込み細菌感染を起こすのが化膿性爪囲炎です。これも偶然病原性のある細菌が入り込んだことで起こる感染症だと考えられてきました。

多くの場合にはニキビ同様抗生物質が有効です。稀に抗生物質に反応しにくい化膿性爪囲炎に遭遇することがあります。抗生物質に反応しにくい場合、特定の免疫不全が病原菌に対応している可能性が考えられます。

細菌培養を行い病原菌を特定し、抗菌力のある抗生物質を投与してもなかなか改善しないことがあるのは病原菌に対する免疫不全が生じている可能性が考えられます。抗生物質で頑張って抑えようとしても免疫からの援護射撃がない(本来なら主力であるはずですが)ので治らない可能性があります。

事実糖質回避により長引く化膿性爪囲炎が改善しています。やはり一連の仮説が正しいことを示唆します。

長引く化膿性爪囲炎の患者さんには糖質回避を試してみる価値はあります。刺爪(深爪が皮膚に食い込む病態)の場合には、爪を適切に切る必要があります。

爪の周りが痛くても忙しくて受診出来ない方も、駄目元で糖質回避を試してみることをお勧めします。

糖質による特定の免疫不全が原因だと考えられる感染症

慢性感染症は糖質による特定の免疫不全に対する病原菌やウイルスによって生じている可能性が考えられます。抗生物質や抗ウイルス薬などの治療になかなか反応しない場合も特定の免疫不全が原因の可能性が考えられます。感受性のある抗生物質を投与しても改善しないのが、本来なら備わっているはずの免疫が働かなくなっている可能性があるのです。抗生物質は頑張っても援護射撃するはずの免疫が休んでいるので抗生物質が効きにくいかもしれません。

例えば治療に反応しにくい肺炎、もしかしたらヘリコバクターピロリ除菌後の再感染なども糖質による免疫不全が感染の原因なのかもしれません。繰り返す口唇ヘルペスも糖質による特定の免疫不全を起こしている人だけが繰り返し発症している可能性があります。

駄目元で糖質回避をしてみる価値はあると私は思います。

糖質制限をすると胃袋が小さくなる理由

糖質制限(私の主張する糖質回避)をしていると胃袋が小さくなるという不思議な感覚を感じます。その理由を解説します。

実際に胃袋が小さくなる訳ではありません。小さくなったように錯覚を起こすのです。

そもそも糖質依存によって本来の胃袋の大きさをこえて食べ過ぎていたのです。糖質制限によって糖質依存から抜け出すことが出来たので、糖質依存によって過剰摂取していた分が無くなっただけのことです。その証拠に余りお腹も空かなくなります。強烈にお腹が空くこと自体が糖質依存の禁断症状だからです。糖質依存から抜け出せば強烈にお腹が空くこともなくなります。空腹を我慢していると余りお腹が空かなくなるのが、禁断症状である証拠です。禁断症状でないならば、尿意や便意のように排尿・排便しない限り次第に強まり続けるはずです。しかし強い空腹感はピークをこえる感覚を味わいます。

糖質を食べなくなって胃袋が小さくなったと感じる胃袋の大きさが本来の適切な大きさです。身体の調子が悪くなって食べられなくなる訳ではありません。糖質依存という異常な状態が解消され、正常な状態に戻っただけです。

糖質依存による過剰摂取

肥満の原因は糖質依存による糖質の過剰摂取です。人は余りにも当たり前に糖質を主食として食べているので、糖質依存の自覚がないことがほとんどです。そのため本来の胃袋の大きさを知ることなく育って今に至っているのです。太っているのであれば何割か過剰摂取していることがわかります。その過剰摂取分が無くなるため、胃袋が小さくなる感覚を感じますし、当然のごとく痩せるのです。ただそれだけのことです。

いわば糖質に騙されて食べ過ぎているのが当たり前になってしまっているのです。その異常な状態から抜け出すことが出来るのが、糖質回避という考え方です。食べ過ぎて太っているので食べ過ぎをやめれば痩せていきます。糖質の食べ過ぎであって食べ物の食べ過ぎではないので、タンパク質・脂質だけを食べるようにすればお腹いっぱい食べていても痩せていきます。糖質による騙しが無くなるからです。

人の感違いを受け流す余裕を持とう

人は誰でも勘違いするものです。感違いは自分ではなかなか気付くことが出来ません。感違いに悪気は無いのですから怒っても仕方がありません。人は誰でも何がしかの勘違いをしています。自分も他人も。

勘違いとは事実と異なることを正しいと思い込んでいることです。

勘違いを指摘して無理矢理訂正したりやり込める必要はありません。何故なら勘違いは間違っているのですから、間違いに気付いた時点で恥ずかしい思いをするのは相手です。場合によっては教えてあげても良いかもしれませんが、相手の思い込みが激しいと聞く耳を持ってもらえません。お互い嫌な思いをしても損なのでそっと受け流すようにしましょう。

中には死ぬまで勘違いに気付かない人もいますが、それはそれでその人は幸せだと思いますのでそっとしておきましょう。

勘違いの具体例

例えば信号の見間違いで交差点に進入した車を思い浮かべてみて下さい。勘違いで青信号だと思い込んで進入していますので、歩行者が横断しているはずがないと思い込んでいます。歩行者は青信号を渡っていれば、車が来るはずがないと思い込んでいます。ここに齟齬を生じ事故に至ります。今回のケースでは歩行者が運転手の勘違いを受け流すために、横断歩道の信号が青信号でも左右の確認をすることです。特に効果を発揮するのが、車の右左折においてです。運転手は巻き込み確認を行いますが、歩行者や自転車が死角に入っていると誰もいるはずがないと思い込んで交差点に進入します。人がいるはずがないという心理的な死角にもなるので、人を巻き込んでも本当に気付かないこともあるようです。右左折をする車が自分がいないと勘違いしているかもしれないと予測しておくのです。あらかじめ予測していれば止まらず進んでくる車にいち早く気付くことが出来、車を避けることが出来ます。運転手さんの勘違いを受け流すことで、自分の命を守ることが出来るのです。

糖質の勘違い

何でも糖質の話に持ち込んでいる気もしますが、事実多くの方が勘違いしているので書いてみます。

糖質の害は明らかですが、まだ知らない人は勘違いしているのです。糖質回避・糖質制限が危険だと主張される方もおられます。これまで当たり前に食べている主食が悪い訳がないと。そのように主張される方の多くが糖質依存に陥っておられます。依存対象をやめたくない言い訳に糖質回避の危険性を主張されているだけです。糖質をやめることに害があると思われているのですが、実は糖質依存による勘違いの主張なのです。糖質の害を説明して説得しようとせず、まだ知らないんだとして受け流しましょう。糖質制限が危険だと言っている人も10年もすれば勘違いに気付く日がやってきます。勘違いに気付いて恥ずかしい思いをするのは相手なんですから、今は受け流しましょう。

少なくとも糖質の害に関しては明らかで、受け入れるか受け入れないかではありません。いつ勘違いを受け入れるかです。真実は一つなので生暖かい目で見守ってあげましょう。

お腹が空きすぎるとかえってお腹が空かなくなる理由

お腹が空きすぎるとかえってお腹が空かなくなる不思議な現象が起こります。お腹が空き過ぎてピークをこえる感覚で、ピークをこえてしまうとお腹が空かなくなります。他にも少し食べると余計お腹が空くという不思議な感覚があります。

いずれも糖質依存が原因です。お腹が空き過ぎてお腹が空かなくなるのは、糖質依存の禁断症状です。禁断症状では無ければ、尿意や便意のように目的を達成しない限り続くはずです。禁断症状だからピークをこえるのです。いわば糖質切れの状態で、脳が糖質を摂らせようとして本来の空腹感以上に空腹感を強く錯覚させるのです。禁断症状ではない本来の空腹感はピークをこえた後の空腹感です。その証拠に糖質制限する多くの人が証言するように、糖質依存から抜け出すと大してお腹が空かなくなります。

逆に言い換えると我慢して空腹感がピークをこえる感覚があれば糖質依存の証拠です。お腹が空かなくなることを目標に糖質制限、私の提案する糖質回避をすると良いと思います。

糖質依存から抜け出すと価値観が変わります。良かったらお試しください。

ちなみに糖質制限は危険とか、安全が確認されていないからやめておくほうが良いと主張する人達がいます。そもそも糖質依存の方が依存対象である糖質を食べたい言い訳にしか私には聞こえません。冷静に判断してもらうためにも糖質依存から抜け出した後で、危険性について話し合うべきです。まるで薬局で麻薬が売られていた時代に、依存者がやめたら病気になると騒ぐ依存患者さんのコメントのようです。かつて麻薬の危険性が理解されていなかったように、糖質の危険性を多くの人が理解出来ていないだけのことです。

 

糖質回避の御利益(改訂版)

糖質回避教という糖質を避ける知恵を提案しています。論理的宗教である糖質回避教御利益について書きましたが、更に御利益がわかってきましたので改めて書いてみたいと思います。

宗教はただ信じるものです。信じた者だけが救われます。
ただ通常の宗教では死んでみないと、その宗教が正しかったのかどうかわかりません。
多くの宗教が死後の世界を想定し、死後の世界観を担保に各宗教が信じてもらうことをめざしているからです。詳しくはそもそも宗教とは?をご覧下さい。

糖質回避教は通常の宗教とは異なります。
何故なら死後の世界観を説きません。私はまだ死んだことがないのでわからないからです。
現世において、糖質を避けると良いことがありますよというだけの考え方です。
宗教と銘打つのは、信じる人だけが救われれば良いという考え方が宗教とそっくりだからです。
糖質回避に関しては賛否両論あるようですが、糖質回避を否定する人を救う必要はないからです。
いわば糖質依存教の信者さんなのでしょう。
アルコール依存症やニコチン依存症、ギャンブル依存症や薬物依存症患者さんにやめるか控える方が良いと説明しても受け入れることが難しいのと同じです。
以下の確かな御利益があるのに受け入れられないのですから、糖質依存は薬物依存に近い依存性があるのかもしれません。

糖質回避教の御利益

各種病気の改善

糖質を回避することで各種アレルギーが治ります。
完全に0にする必要はありません。症状がなくなる程度に回避するだけです。
回避方法は糖質の摂り過ぎですぐに症状が出るアトピー性皮膚炎ニキビでは振り返り法が適切だと思います。
多くの病気が改善しています。各病気の改善率はこちらをご参照ください。
どうやら多くの病気の原因が糖質の摂り過ぎのようです。
直接糖質が悪さをする2型糖尿病は間違いなく糖質が原因ですが、免疫機能に影響を与えてしまうアレルギー・自己免疫性疾患なども糖質回避で改善するので、糖質の摂り過ぎが原因のようです。

食生活の改善

糖質回避をすると糖質依存から抜け出すことが出来ます。
糖質依存とは強い空腹感という禁断症状を引き起こす状態です。
つまりお腹が空いて仕方がないのは糖質依存だからです。糖質依存の禁断症状の証拠に空腹を我慢し続けていると、ピークをこえる感覚を味わいます。これこそが禁断症状の証拠です。禁断症状でなければ、尿意や便意のように排尿・排便しないかぎりおさまらないはずです。食べないにも関わらず空腹感が消退するのは禁断症状だからです。

糖質回避により糖質依存から抜け出すことができれば、食に対するこだわりが減退します。
何しろピークをこえた軽い空腹感しか感じないのですから、食べたいという欲求も弱まります。
このことが食に対する考え方を改めてくれます。
行列に並んででも美味しいものを食べたいというのも糖質依存の一症状だと思います。糖質依存から抜け出すと無理に美味しいものを食べようという欲求がかなり減ります。

糖質回避をしていると、味覚も変わります。
糖質を食べるために塩分が欲しくなります。糖質依存に対して塩分依存という共依存の関係に陥っていることが考えられます。糖質に引きずられて塩分にも同時に依存してしまっているようです。糖質回避により糖質依存から抜け出すと塩分依存からも抜け出すことが出来るようです。塩分依存から抜け出すと塩味に対して敏感になるため、少しの塩気で食べ物を美味しく感じることが出来るようになります。私は豆腐そのものの味で十分美味しいと感じるので、醤油をかけることなく食べるようになりました。塩分依存による味の錯覚が起らないと、塩味に対して敏感になることが出来るようです。逆に考えると塩分依存による味の錯覚により塩分の自己抑制がきかなくなり、結果として塩分を取り過ぎているようです。

そもそも糖質依存、塩分依存に陥っていると依存により味覚が歪められているようです。
依存から抜け出すと食べ物本来の味を楽しむことが出来ますので、お得です。

経済的な御利益

糖質回避は経済的な御利益があります。
何故なら糖質依存の影響で知らない間に様々な経済的な糖質による負担がのしかかっているのです。
確かに糖質回避をはじめる際には、安い主食を避けることで一時的に食費が高くなります。
しかし糖質依存を抜け出すことで結果的に大きな経済的なメリットを享受できます。
そもそも糖質依存によって食べる量も増えているのです。だから太るのです。
糖質依存から抜け出せば本来太らない程度の食べる量しか欲しくなくなります。それだけでも経済的に御利益があると思います。

まだ糖質を普通に食べている方は考えてみて下さい。
コンビニに行くとわくわくしませんか?
コンビニはいわば糖質ホイホイです。
糖質という罠がそこかしこに設置されています。
お弁当はもちろん、デザートコーナーやカップラーメンコーナー、スナック菓子コーナーなど半分以上が糖質です。

糖質回避をして糖質依存から抜け出すと、自分には関係ない棚が並んでいるだけです。
お酒を飲まない人にとってのお酒コーナー、タバコを吸わない人にとってのタバココーナーと同じで全く興味が無くなるのです。

つい買ってしまうものの大半は糖質が含まれているものではないでしょうか?
そして食べる量を自己コントロール出来ないのは知らず知らずのうちに糖質依存に陥っているからです。
糖質回避をして糖質依存から抜け出せば、つい糖質を買ってしまうことはありません。
それだけでも経済的な御利益はかなり大きいと私は思います。

お金を貯めたい、節約したい人こそ糖質回避だと思います。

糖質を食べると私の身体に起ること

あくまでも私の感じる主観なので証明のしようがありませんが、一つの事実とその解釈として読んでみてください。

糖質を食べると睡眠の質が悪化

糖質を食べると睡眠の質が悪化します。
寝付きが悪くなり、夜中に身体があつくなるためか目覚めることがあります。
最初は気のせいかとも思っていましたが何度か繰り返すため、最近では糖質を食べるのは休みの前日を中心にしています。

糖質を食べると考えがまとまらなくなる

1日に1つは風の記事を書くように心がけていますが、サラサラと2つ3つの記事が書ける日もあれば、1つを絞り出すのに苦労する日もあります。記事を書く際に苦労する日は頭にモヤがかかったような印象で、考えがまとまりません。
様々な物事を決める際にも、時間がかかってしまいます。
糖質を回避している日には、頭が冴え渡り記事も次々思い浮かびます。
何か物事を決める際にも簡単に判断がつきます。

糖質による二日酔いもどき

糖質を食べた翌日には頭の回転が鈍る感覚があります。
かつてお酒を飲んでいた際に経験した二日酔いのような感覚に似ていると考えました。
糖質を食べた結果上昇する血糖値そのものが問題なのであれば、血糖値が下がった翌日には改善するはずです。実際には翌日にも頭にモヤがかかった感覚で頭がうまく働いていないような印象です。

考え得る原因(仮説)

自分の頭の中で起っていることではありますが、必ず理由があるはずです。
もしかしたら気のせいかとも思っていましたが、これだけ何度も繰り返す再現性があれば少なくとも私の身体では糖質が頭の活動を妨げているのは間違いがありません。
その理由を「0から思考」で考えてみました。
糖質を食べるということは血糖値が上昇しているはずです。

睡眠の質に関しては、夕食やデザートを食べた後寝付けなかったり夜中に目覚めたりしていました。血糖値が上昇し体温が上昇したことによって寝付けない可能性を考え、昼間食べるようにするとある程度改善しました。どうやら糖質を食べることにより体温上昇が関連している可能性が考えられます。

判断力に血糖値が何らかの影響を及ぼすとすれば、血糖値の成分ブドウ糖が脳細胞のタンパク質に結合して糖化産物となり脳の活動を妨げている可能性が考えられます。
糖質を食べると全く考えられなくなるわけではありませんので、完全に活動を阻害するわけではなさそうです。どのように考えると良いかというと、血糖値が上がると頭にモヤがかかる感覚を経験することから、脳の神経活動のノイズになっているのではないかと思います。正常な神経活動をするためにノイズを取り除いてから、思考するので考えがまとまらなかったり判断力が鈍ったりする可能性が考えられます。このことは食べた翌日にも影響する糖質による二日酔いもどきの説明も可能です。血糖値そのものが何か引き起こしているのであれば、血糖値が下がった時点で頭の回転は戻るはずです。血糖値が下がっているであろう食べた翌日にも影響が残っていることは、何らかの反応が残存していることをうかがわせます。糖化産物による神経細胞活動のノイズ説は説得力があります。

糖質による脳への影響から考えられること

糖質を食べない生活をされたことがない人は、ベースラインが糖質を食べている状態のため糖質を食べない差がわからないと思います。私の仮説が正しければ、糖質によるノイズがありながら考え事をしているという状態です。せっかく頭をフルに使おうとしているのに、絶えずブレーキをかけているような状態かもしれないのです。

少なくとも受験などの脳のパフォーマンスが試される際には糖質回避することがお勧めです。更にお勧めなのは日頃の勉強にも糖質回避をしている方が勉強の効率は上がると思います。ちなみにお腹が空くと血糖値が下がって頭がぼうっとするから、糖質は食べないとというのは間違いです。糖質を食べるから血糖値が上昇してしまい、インスリンで血糖値を下げる際に下げすぎてしまうため低血糖になるだけです。そもそも糖質を食べなければ低血糖にはならないはずです。

頭を使う仕事をする人は糖質を食べないのが常識の時代がくるのかもしれません。

今後の対応

これまで私は体重を減らすことを目的に糖質回避をしていました。
標準体重となった今、無理に糖質回避をする必要はなくなりました。
体重の視点からは、再び糖質依存に陥りさえしなければ糖質を食べる量を自己抑制出来るので糖質を再び食べることに問題はありません。
しかし思考レベルに影響があるのであれば話は別です。
アルコールと同様に糖質も控えるべきなのかもしれません。
私がアルコールを飲まなくなったのは、時間を無断にしたくないからです。
そして糖質を控えているのは今のところ健康を考えてです。これまでは体重を減らすことを目的に糖質回避をしていましたが、これからは思考レベルに着目しながら糖質を食べる量を加減しようと思います。糖質を食べることで思考レベルが落ちるのであれば余分な思考時間が必要になるという意味で、糖質を食べることがアルコール同様私の時間を無駄にしている可能性があります。

アルコール同様時間がもったいなので糖質は控えようと思います。

糖質回避の目的は糖質依存からの脱出

一般的には糖質制限と言われていますが、自らの意思で糖質を避けるので糖質回避という考え方を提唱しています。

糖質回避の一番の目的は糖質依存からの脱出です。糖質依存とは糖質の自己抑制が出来ない状態で、薬物依存のように禁断症状まであります。糖質依存から抜け出すことで糖質を食べる量を自在に調整することが出来るようになります。糖質回避をすると肥満が改善するのは糖質依存から抜け出すことによります。糖質依存により糖質の自己抑制が出来ないため、糖質の過剰摂取により太っていただけのことです。

糖質依存から抜け出すと禁断症状が無くなります。つまり糖質回避をしていると、禁断症状である強い空腹感を感じなくなるのです。空腹感を感じなくなることを目標に糖質回避をするのがオススメです。少なくとも依存状態は異常な状態だと思います。アルコール依存やニコチン依存、ギャンブル依存、薬物依存が普通で正常な状態だと思われる方はおられないでしょう。糖質依存が厄介なのは、先進国の人口の大多数の人達が陥っていることです。更に厄介なのは生まれてから今まで糖質依存である親に糖質依存の状態が当たり前だとして、糖質を主食として大量に食べるものとして育てられてきたことです。糖質依存が当たり前の常識の状態で、あたかも糖質回避をすることが異常に感じてしまうのです。

糖質依存から抜け出すことで、様々な病気が改善します。わかりやすいのは肥満の改善です。他にも2型糖尿病アトピー性皮膚炎ニキビも改善します。これらの疾患は糖質の摂り過ぎが原因であることが明らかです。

本来糖質依存に陥らなければ、人間を含めて動物は太ることはありません。動物は太ると他の動物に食べられてしまうから太らない仕組みがあるのです。太らない仕組みをすり抜けるのが糖質依存です。太った時点で糖質依存に陥っているのです。一旦痩せてもリバウンドするのは、糖質依存のせいです。糖質回避を続けていればリバウンドしないのは、依存にならないからです。

少なくとも異常な依存状態からは抜け出してから、糖質のことは考えるようにしましょう。依存状態では依存対象に対して正常な判断は出来ません。正常な判断が出来ないから「依存」という考え方があるのですから。