スポーツの意味とドーピング

スポーツ本来の目的は、身体を動かす能力を最大限引き出すことです。決まりが無ければ比べられないので、比較するためにルールを作ります。本来は身体の能力を最大限に引き出す目的で人と競うようになったのですが、本来の目的が薄れ競うことが見世物になってしまいました。そして勝った者だけが地位や名誉を得るようになりました。その弊害として勝たなければ意味がないと考えてしまうようになったのです。

身体の能力を最大限に引き出すことが目的であれば、ドーピングというズルに意味がないことがわかります。しかし勝つことが目的であれば、ドーピングしてでも勝ちたいという歪んだ心理に陥るようです。

ズルして得られた地位や名誉に意味がないと考えるのが普通の人の考えだと思いますが、ズルしてでも勝ちは勝ちと考える人はいるようです。それを国ぐるみで行う国があるのですから、世界は広いですね。

ドーピングしてでも早く走りたいというのは、走る相手に対して自転車で挑むようなものです。ルールを無視するのですから何の意味もなくなります。

娯楽が増えつつある今日、スポーツ観戦が娯楽として成り立つ世の中が何時まで続くのか興味があります。東京オリンピックはまだ成り立つと思いますが、サッカーや野球などの興行を考えて暑い時期に追いやられるオリンピックに意味があるのか私には疑問があります。

お金に酔う 収入が増えても貯金が増えない理由

お金に酔うことがあります。お金に酔うとは思わぬお金を手に入れたことで舞い上がってしまうのです。

お金を手にする以前に憧れていた物を買おうとしてしまいます。例えばテレビであったり車であったり、人によってはブランド物のバッグかもしれません。

欲しいと思っていたお金を手に入れたことで、お金を使うことに酔ってしまうのです。お酒に酔うことに似ています。お金に酔うことそのものが楽しくて、お金を使うことに依存してしまうのです。だからあるお金を後先考えずに使ってしまうのです。この点でもお酒に似ています。お酒の好きな人はその場の雰囲気が楽しくて、二日酔いになると後で体調不良で大変だとわかっていてもお酒を飲んでしまいます。お金を使うことに酔うと二日酔いと同じように後でお金が足らなくなって困るのです。

お酒が好きな人がお酒を楽しんでいるように、お金を使うことに酔う人は、お金を使うこと自体を楽しみます。お金に酔う人は、何か物や体験を手に入れることが目的ではなくお金を使う手段なのです。だから高い方が嬉しい一面もあり、払うことの出来る範囲で出来るだけ高いお金を支払う傾向があります。お金を使うことそのものが目的なのでそれで構わないのです。

お金に酔う心理は見栄消費も重なると、エスカレートしがちです。人目が気になる人は贅沢なお金の使い方をしてしまいます。お金に酔う心理と見栄消費が重なるとお金を使うことに依存する消費依存とでもいうような不自然な心理状態に陥るのかもしれません。

収入が増えてもお金が足らない人はお金に酔っている可能性があります。もしかしたら上記の消費依存のような病んだ心理状態かもしれません。借金してでも買い物をしてしまうのは消費依存の可能性が高いと思います。一度お金を使うことに酔っていないか、客観的に考えてみることをお勧めします。本当に物や体験を買いたいのか、ただお金を使いたいだけなのかを見分けるのです。買っても使ったことが無い物が一つでもあれば、かなり可能性は高いと思います。

収入が増えてもお金が貯まらない人は、お金を使うことそのものが目的になっていないか確認することをお勧めします。それだけで、お金に対する意識が変わるかもしれません。一度考えてみてください。

同じ食べるなら美味しい物という罠

人間は動物であり、食べ物を食べない限り生き続けることは出来ません。生命を維持するために必ず何かを食べて生きています。

必ず行う行為である食べるという行為ですが、どうせ食べるなら美味しい物を食べるというのは大きな落とし穴があります。

食は生命を維持するために必要ですが、美味しさという快楽は必ずしも必要ではありません。美味しさを追求するということは快楽を追求することに繋がり、溺れてしまうことがあるのです。

美味しさに溺れる一例が糖依存です。糖質という美味しさに溺れてしまい、人類の進化の歴史とともに精製することで糖質の純度をあげていきました。小麦は全粒粉から小麦粉に、米は玄米から白米に純度をあげて美味しさを追求しました。益々快楽の虜になってしまったのです。

生活が豊かになったおかげで、生きるための食と快楽のための食が曖昧になってきました。その結果お金に余裕があれば美味しい物を食べようするようになりました。実は美味しさという快楽に依存してしまい、美味依存とでもいうべき、お金に余裕が無くてもとにかく美味しい物を食べようとする人までいるのです。

どうせ食べるなら美味しい物を食べようと考えることで、糖質依存や美味依存という罠に陥るかもしれません。糖質依存や美味依存に陥ると、肥満や2型糖尿病や各種アレルギーなど病気になるかもしれませんし、必要以上に食費がかかるのでお金にも困ることになります。これらの弊害全て合わせて罠にはまるようなものです。罠に陥ることのないように食べる『意味』を考えるようにしましょう。栄養補給の食なのか、快楽のための食なのかです。いつも快楽を追求すると罠に陥るので気をつけるようにしましょう。

知らないから騙される

物事を知らないから騙されれてしまいます。物事を知っていれば騙されなくて済みます。全て知っていなくても部分部分で知っていれば、騙されなくて済みます。知っていることと照らし合わせて矛盾があれば、そのことを詳しく理解することで騙されなくて済みます。

知らないと騙される簡単な例は、カーナビです。道を全く知らないと、明らかに遠回りをカーナビが案内していてもわかりません。カーナビに騙されても、道を全く知らないと気付かないのです。少しでも道を知っていれば、カーナビの案内が遠回りであったり、間違いであることがわかります。

騙されるのは無知に付け込まれてしまうからです。全く知らないことを言われると、いつの間にか相手の言うことを鵜呑みにしてしまいます。少しでも知っていれば、知っていることと照らし合わせることが出来ますが、知らなければ理解するための土台が無い状態だからです。幸い今では知らなければすぐに調べることが出来るので、その気にさえなれば騙されにくい世の中になりつつあります。しかし知らないことを自分で調べるという知恵が無ければ騙されていまうのです。

学校での勉強は社会に出て直接役には立たないかもしれません。物事を知るということを学び、騙されない元となる知識の土台を作るのです。人は知らないから騙されるのです。物事の仕組み・からくりを知っている人は、その仕組みから外れた論理には何かしら不自然な部分が出てきます。不自然な部分とは騙そうという思惑です。

テレビで流れていることが正しいとは限りませんし、国がいうことが正しいとも限りません。騙されないためには、知るしか無いと私は思います。様々なことを知ることです。世の中の仕組み、お金の仕組み、経済の仕組み、政治の仕組みなど分野は様々です。全ての知識を得ることは不可能ですが、人に騙されない程度の知識を幅広く手に入れることは可能だと思います。

とにかく知りましょう。騙されないために。

将来の働き方の変化の流れ

働き方は日々変化しています。
いくつかの仕事は全く消えてしまいましたし、人がわざわざ行うことも少なくなっている仕事もあります。
例えば写植という職人の仕事はほぼなくなっているでしょう。
以前は活字を組み合わせて版画の要領で印刷をしていたため、活字を拾う仕事が重要でした。コンピュータの性能が上昇しプリンターが対応したことにより直接印刷データを編集しそのまま印刷できるようになってしまいました。デジタルの画面上で編集も確認も済んでしまうため、わざわざ活字での印刷をするメリットがなくなってしまったのです。
最近減っている仕事としては駐車場の料金係です。自動化が進められています。今でも料金係の人が残っているのは、何らかの理由・目的があるはずです。最近では自動化が進み、出口で駐車券が必要ない駐車場まであります。入庫時に車両ナンバーを読み取り、駐車券のデータを紐付けすることで徴収済みを確認できる仕組みになっているのです。今のところ進んだサービスではありますが、しばらくすると当たり前のサービスになると思います。もしかしたら車両ナンバーとクレジットカードなどの事前登録で、ナンバーによりクレジットカードの自動決済により料金精算の必要のない駐車場が現れるかもしれません(私が知らないだけで既にあるかもしれません)。ちなみに自動運転が当たり前になると駐車という概念もなくなるかもしれません。用事をしている間車を走らせることで駐車する必要がなくなるのです。近場なら一端自宅に帰らせて、再び車に乗りたいときに呼ぶ形になるかもしれません。

機械と人の使い分け

機械化できるかどうか技術的な問題から、機械化した方が安く出来るかどうかの経済的な問題になりつつあります。
機械が受け持つ仕事の質が変わってしまいます。
人と機械の選択は以前は機械化できることから機械化されていました。単純作業は早い段階で機械化されてしまいました。例えば単純に物を売るだけであれば、お金を商品に変える単純作業なので自動販売機で十分です。比較的需要の大きい飲料・タバコは自動販売機で普通に販売されています。工場の機械化は単純作業であればあるほど早い段階で機械化されていきました。
技術の進歩により機械の行うことの出来る作業が増えた結果、多くのことが機械化できるようになりました。結果として生身の人間に任せるか機械に任せるかは、どちらが安いかによって決まるようになってきました。つまり現時点での時給が高ければ高いほど機械化するメリットがあるということです。つまり今では免許で守られている医者や薬剤師が、経済的理由により機械に置き換わる可能性が十分あり得るということです。
自動運転の完成により、運転手という仕事が淘汰されるでしょう。少なくとも50年後には生身の人間の運転する車は危険だとの判断で、先進国では人間の運転は禁止される可能性が高いと思います。結果として運転手という職業がなくなってしまいます。その時期が20年後なのか30年後なのか、何時訪れるかという時間の問題だけです。

人工知能

目覚しい人工知能の発達によりほとんどの仕事を機械が受け持つことが可能になります。2050年には人類全ての知恵の総和をこえるとも言われています。人工知能が凄くて怖いところは、いくらでも難なくコピーできることです。人間であれば一生かけて苦労して手に入れた技術や知識を一瞬でコピーでき、いきなり熟練工のような動きをすることが出来る点です。今ある職業の大部分は人工知能で代替できると思います。上記の機械化する方が高いか安いかの違いで、生身の人間の仕事として残るか機械化されるかが決まると思います。
現時点で機械化することが難しいのは指示をうまく機械に伝えることができないからです。人工知能は伝え方まで考えてくれるので、求める結果を人工知能に伝えると、その実現の仕方から考えて実現してくれるようになるのです。

改めて書きたいと思いますが、将来の働き方は人工知能と戦うのではなく、人工知能を活用出来る人が有利だと思います。どんな仕事か考えてみて下さい。

粉もん+ご飯が太るのは当たり前

大阪府が行った食生活の調査で粉もん+ご飯を食べる人に肥満の人が多い結果が出たそうです。糖質依存のことを知っている人達からすれば、無駄な調査をしたんだなというのが正直な感想でしょう。無知とは幸せなのかもしれません。ただ知っている人達から見ると知らないことは滑稽で哀れですらあります。

肥満の原因は糖質依存

糖質依存により糖質を食べ過ぎることで肥満が起こります。糖質の塊である粉もん+ご飯は糖質依存を加速するので太るのも当たり前です。というよりも糖質依存の人達が糖質を求めた結果、粉もん+ご飯という糖質+糖質の食べ方を求めるのです。つまり粉もん+ご飯という食べ方を選択する人達が糖質依存に陥っており、糖質依存による過剰摂取によって太っているだけのことです。糖質を食べて依存になれば太る。糖質+糖質の食べ方を選択するのは糖質依存者の可能性が高いから、食べる量の自己抑制がしにくい。結果として太る。

ちなみに糖質依存かどうかを見分けるのは簡単です。我慢出来ない程お腹ぎ空くかどうかを確認するだけです。我慢出来ない程お腹が空くのは糖質依存の禁断症状です。禁断症状である強い空腹感を我慢しているとピークをこえるのがその証拠です。禁断症状ではないと仮定すれば、尿意や便意のように排尿・排便するまでおさまることはないはずです。空腹感がピークをこえるのは、糖質依存により脳が騙しているからです。騙しきれなくなってピークをこえるのです。

食べ物の選択

粉もん+ご飯が太るというよりは、粉もん+ご飯の組み合わせを選ぶ時点で糖質依存の可能性が高いからです。糖質依存は毎日連続して多量に食べ続けることで起こります。時折大量に食べても糖質依存にはなりにくいと思います。

肥満で困っているのであれば、糖質の摂り方だけ気をつけるようにしましょう。糖質回避により糖質依存から抜け出してしまえば、体重は自由自在です。痩せようと思えば糖質を減らし、太ろうと思えば糖質を食べるだけのことです。

心理的ハードル

人には心理的なハードルと呼べるような抵抗があります。行動する際に行動の妨げになるのです。本来なら危険な行動を避けるための仕組みですが、なかなか行動出来ない理由になります。

人は誰でも経験したことのないことをする場合には不安を感じます。例えば行ったことのないお店に行くことに抵抗を感じるのが、心理的なハードルです。お店の雰囲気やメニューや味、もてなしなど、行ったことのないだけで不安を感じることは多々あります。

一度経験するだけで心理的なハードルは下がります。誰かに連れて行ってもらったお店に行きやすくなるのはこのためです。経験が無いだけで必要以上に不安を感じ、行動に移せないのです。何らかのきっかけがあると心理的なハードルが下がり、行動しやすくなります。

心理的なハードルを下げる

心理的なハードルは一度経験するとハードルの高さが下げるようなイメージで、再び同じ行動をしやすくなります。このことを利用するのが無料券などを配り、心理的なハードルを下げようとするのです。一度経験するきっかけを無料券で作るのです。ちょうど心理的なハードルと無料券が下げてくれるようなイメージです。初回お試し価格などのサービスも、心理的なハードルを下げる役割があります。

これらは心理学を使った企業の戦略です。知らない間に心理的なハードルを下げるように操られているのかもしれません。

心理的なハードルの下げ方

経験したことを新たに始める際の心理的なハードルは人によって異なります。気軽に始める心理的なハードルの低い人もいれば、二の足を踏んでなかなか始めることの出来ない心理的なハードルの高い人もいます。しかし人は誰でも一度経験したことは、心理的なハードルが下がるようです。

このことを逆手にとって、なかなか始められないことを始めてみるのも良いでしょう。いきなり完璧を目指すのではなく、とりあえず出来るところまでで良いのでやってみるのです。最初は上手くいかなくても、経験したことのない状態より、上手くいかなくても一度経験しただけで心理的なハードルは下がります。2度目には心理的なハードルが下がるので、気軽に始めることが出来ます。

何かで行動を躊躇っていても、とりあえず出来るところまでで良いので行動してみることです。ほんの一部でも良いので行動してみましょう。行動する前に見ていた景色とは違った景色が広がるはずです。

それこそ失敗しても良いので行動してみましょう。

上手くやろうとしないこと

心理的なハードルは上がったり、下がったりします。上手くやろうとすればする程心理的なハードルが上がり、行動しにくくなります。ちなみに緊張してしまうのは上手く出来て当然、出来なければどうしようと焦ることが原因です。

失敗しても当然くらい気軽に考えると心理的なハードルは下がります。

行動するかしないかを心理的なハードルが左右していることを知っておく方が、様々な行動を決める際に迷わなくて済む分お得だと思います。

見て覚えろとは説明出来ないだけ

職人の世界など見て覚えろと言われるそうです。医者の世界でも見て覚えろと言われることがあります。武道でいう見取り稽古のような状態です。以前見て覚えろとはケチなのか説明出来ないと書きました。改めて考えてみますと、説明出来ないだけだと思い至りました。

説明出来ない

説明出来ない理由は二つ考えられます。一つは苦労して手に入れた技術を人に教えたくないという心理的に説明出来ないこと、もう一つは上手く相手に伝わるように説明出来ないことです。その二つが重なって見て覚えろに繋がるのだと思います。

上手く説明出来ない理由

実は職人など技術者は無意識のうちに状況に応じた細かな微調整をしています。その細かな微調整を行う場合分けを上手く相手に説明出来ないのです。上手く説明出来ないことを隠すために、見て覚えろと言うのです。ただの面倒くさがりかもしれませんが、上手く言葉に変換出来ないコミュニケーション障害があるのかもしれません。

見分け方

見て覚えろという理由の見分け方を考えてみます。教えたくないのか、教えることが出来ないのかを見分けるのです。

具体的に細かな作業についてコツを聞いてみることです。教えたくないのであれば、具体的に聞いても答えてはくれません。説明の仕方がわからないのであれば、聞かれることが絞られた段階で説明出来るようになるため、教えてくれるようになります。

目的を伝えるとわかりやすい

職人の世界でも目的を伝えるようにするとわかりやすく伝えることが出来ます。見て覚えろという前に、見るべきポイントを目的として前もって教えるようにするのです。この指示が上手く出来ないので、職人の世界の機械化が遅れています。人にも目的を伝えることが出来るようになれば、機械にも仕上がりという目的設定することで、指示が出せるようになります。一気に職人の世界が機械化されることでしょう。見て覚えろとして、自分達の技能を秘密化して守ることの出来た時代は終わりが近づいてきています。

そろそろ見て覚えろという逃げはきかない時代です。説明スキルを磨きましょう。もし見て覚えろと言われたら、あらかじめ仕上がりで気をつけることや目的を聞きましょう。

糖質制限の危険性 痩せることに依存する

一部の人達の間で糖質制限(私は糖質回避という考え方を提唱しています)の危険性が叫ばれています。大半は糖質依存の人達が糖質を食べたいための言いがかりです。唯一気をつける必要があるのは痩せることを依存してしまう痩身依存とでも言うべき状態です。

糖質を食べる『意味』

糖質は食べても血糖値が上昇するだけです。食べ過ぎた結果脂肪として身体に蓄えるので太ります。糖質を食べないことで血糖値が上がらないから食べる必要があると指摘する人がいますが間違いです。糖質を食べて血糖値を上げなくても、消費により血糖値が下がるとタンパク質を消化吸収したアミノ酸からブドウ糖を作り出すことが出来るので血糖値は一定レベルを維持します(参考文献:炭水化物が人類を滅ぼす)。つまり栄養摂取という意味では無理に糖質を食べる必要はありません。

では何故これ程までに人類は糖質を食べるのでしょうか?。穀物の特性に由来します。簡単に増やすことのできる増殖性、長期間保存することのできる保存性です。このこれらのおかげで他の国に運ぶことが出来るようになりました。そして非常に美味しいことです。この美味しさに溺れ人類の多くが知らない間に糖質依存に陥ったのです。だからこれ程までに広まっているのです。

糖質制限の危険性を指摘するのは糖質を食べたい人達と糖質を食べて欲しい人達の言い訳だと思っていました。先日NHKを見ていると確かに危険な一面があることがわかりました。では糖質制限の何が危険なのでしょうか?

痩身依存とは?

そもそも太る原因は糖質依存による糖質の食べ過ぎです。その原因である糖質を制限することで痩せるのは、水が高い所から低い所へ流れることと同じように当たり前のことです。取り立てて騒ぐようなことではありません。糖質依存による糖質の過剰摂取(一度食べ始めるとやめられない。お腹いっぱいでも糖質なら別腹で食べてしまう)が原因で太っただけですから、糖質を避けるだけで過剰摂取がなくなるので自然に痩せることが出来ます。ちなみに糖質を食べながらダイエットをするのは原因を取り除くことなく、痩せようとするので上手くいきません。場合によってはリバウンドでかえって太ってしまいます。これはアクセルを自分で踏みながらブレーキも踏んで止まらず困っているようなものです。

タイトルの痩身依存、痩せることに依存してしまうのは、今まで苦労していたダイエットが面白いように簡単に行えるからだと思います。痩せること自体に楽しみや快楽を感じてしまい、痩せることに溺れ依存してしまうのです。依存とは身体に害があるとわかってもやめられないことを言います。常識的には身体に害があるとわかれば、止めれば良いだけだと考えてしまいます。自分の意思で行っているのだから簡単にやめることが出来ると思っていることに落とし穴があるのです。自分の意思で痩せるのだから、身体に害がある時点で痩せるのをやめれば良いだけなのですが痩身依存に陥ると自分ではコントロール出来なくなります。つまり糖質制限によって生じた身体の害であれば、糖質を再び食べ始めるだけですが、糖質を食べることが怖くなってしまうのです。痩身依存の前に太ったことが糖質依存の結果だと知らない人が多いため、糖質を再び食べ始めるとまた太ってしまうのが怖いのです。少しでも食べると太る錯覚に陥るため怖くて糖質を食べることが出来ません。

糖質依存に陥ることが無ければ糖質を食べても太ることは理論上は無いのですが、このことを知らないと一口も糖質を食べられなくなるのです。痩身依存は糖質恐怖症と言い換えることも出来るのかもしれません。糖質の本当の姿(糖質依存が問題であって糖質は毒ではないこと)を教えてあげるだけで簡単に解決する話です。

お店がクレジットカードを導入する目的

お店によってはクレジットカードを使って支払いをすることが出来ます。お店は5%程度の手数料を支払って決済する仕組みです。クレジットカード会社との契約で現金とクレジットカードでの支払いに差をつけてはいけないことになっているので、単純に考えればお店は手数料の分損をしてしまいます。客の立場であれば同じ支払いですが、クレジットカード払いの方が0.5〜1%程度のポイントが付くのでお得です。

一見するとお店は手数料を払ってお客の利便性をはかり、その上ポイントまで付くので実質値引きしているようにみえます。実はお店は手数料を払っても得なのでクレジットカードを導入しているのです。クレジットカードは品物やサービスを手に入れて、支払いは1・2ヶ月後です。財布から直接お金が減らないので、使い過ぎてしまう傾向があるそうです。直接現金で支払いしないため「衝動買いの心理」を刺激しやすいのかもしれません。一説によるとクレジットカード払いの方が現金払いより20%多く使ってしまうそうです(かなり以前にどのかで読んだので出展は不明です)。最近ではクレジットカード払いは使い過ぎることに気付いた消費者も増えているでしょうから、クレジットカード払いの方が売り上げが上がるとしても5〜10%程度かもしれません。

一見するとお客さんのためのように見せかけて、実はお店が得する仕組みなのは良くできたビジネスモデルです。お客さんの利便性を高めるために手数料を負担するよりも、その分同じものを安く提供することを目指す企業はクレジットカードを扱いません。また「衝動買いの心理」での購入を良しとしない企業もクレジットカードは扱いません。

クレジットカード払いだとつい使いすぎてしまう仕組みを知った上で上手に使うようにしましょう。