血糖値は糖質の量だけによって決まる訳ではない

私も血糖値のことを考え始めた当初は、糖質の量に依存すると考えていました。何故なら血糖値を直接上げる食べ物は糖質だけだからです。糖質を食べると血糖値は上がり、糖質を食べなければ血糖値は上がらないというシンプルな理屈はわかりやすく、糖質の量に応じて血糖値は上昇すると考えていました。

そのため糖質による病気を治すために、患者さんに糖質の量を減らすことを提案していました。ところが大して糖質を食べていないとおっしゃる患者さんの中に明らかに治りにくい方がおられたのです。患者さんも嘘をついておられる訳ではなさそうであり、病気を思うように治せないことで途方に暮れてしまいました。

糖質の量だけが血糖値に影響を与えると考えていた私は、まるで迷路に迷い込んでしまったかのようでした。その迷路から救い出してくれたのは、血糖値持続測定器 リブレでした。

私が身につけてみて、これまで疑問に思っていたことを実験して確かめてみました。

糖質の量と食後血糖値の関係

糖質の量が一定量までは糖質の量に依存して食後血糖値は上がりますが、一定量を超えると変わらなくなるようです。

おにぎり1個とおにぎり2個の血糖値がほとんど変わらなかったため、おにぎり半分でも同じ血糖値になるかと考えて、試してみました。おにぎり半分では血糖値の上がり方は低く抑えられました。

おにぎり3個の血糖値は確かめてはいないため、今のところ推測に過ぎません。

おにぎり1個と唐揚げの食べ方による食後血糖値

おにぎり1個と唐揚げを食べてみた食後血糖値ですが、食べる順番により食後血糖値が変わることがわかりました。

今度は全く同じ糖質の量にもかかわらず、食後血糖値が異なるグラフを表します。食後血糖値が糖質の量によって決まるとは限らない動かぬ証拠です。

食べ方による違いを見つけた経緯

上のグラフを出すことが出来たのは、食べ方により食後血糖値が異なる謎を解いたからです。謎とはおにぎりと唐揚げをそれぞれ食べ終わってから別のものを食べる食べ方では胃の中で混ざらないのではないかということです。胃の中で混ざらないと仮定して、必ず混ざるように口の中で混ざる食べ方をしてみました。具体的には唐揚げをかじって、飲み込む前におにぎりもかじって口の中で混ぜて飲み込む食べ方です。

おにぎり1個と唐揚げを食べた場合、おにぎり1個と比べて大幅に下がると期待していました。おにぎり1個を食べてから唐揚げを食べてみると、血糖値の上昇が遅れるだけでおにぎり1個と変わらない食後血糖値となりました。食べる順番に問題があるかと考えて、おにぎりを食べた後で唐揚げを食べてみましたが、少し下がるだけでした。前後の食べ方により食後血糖値の上がり方に違いが出たため『意味』があるとは思いましたがすぐにはわかりませんでした。しばらく考えて見つけた仮説が胃の中で混ざらないのではないかということでした。実証するためには胃の中で混ざる食べ方をしなければいけません。そこで考えついたのが口の中で混ぜる食べ方です。

結果は期待通りでした。それぞれ別々に食べたのでは胃の中で混ざらない可能性が示唆されました。

血糖値の上がりにくい食べ方は糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べることであることが導き出されました。

食べ方により食後血糖値が異なる理由

食べ方によっては胃の中で食べ物が混ざらないようです。糖質と糖質以外の食べ物が混ざらないと食後血糖値が上がる理由は、糖質以外の物が消化され腸壁に触れても血糖値は上昇しませんが、糖質の消化された部分が腸壁に触れると急速に吸収されることで血糖値が急上昇します。均一に混ざっていないと吸収にバラツキが出ますが、糖質部分が一度に吸収されることで血糖値が急上昇してしまいます。

糖質と糖質以外の食べ物が均一に混ざっていると、混ざっている分腸壁に一度に触れる糖質が少なくなるため吸収が緩やかになることで、血糖値の急上昇を避けることができます。

糖質がどれだけ腸壁に触れる頻度は、単純な物理の考え方で食物中の糖質割合に比例するはずです。つまり同じ糖質量でも糖質割合が低ければ、糖質以外の食べ物が糖質を吸収する腸壁へ糖質が触れることを邪魔するため、血糖値が上昇しにくくなります。糖質を食べる場合には糖質割合を下げるために糖質以外の食べ物と同時に食べるこたが良さそうです。

食べ方と糖質割合を検証していない食後血糖値の実験は参考にならない

私1人が行った実験でさえもこれだけの違いが出てしまうのですから、食べ方と糖質割合を検証していない実験は、参考にならないように思います。何故なら食べ方と糖質割合により食後血糖値が影響が検証されていないと、データがバラついてしまうからです。

野菜から食べるように世間一般では言われていますが、私の行った実験では野菜から食べるよりも同時に食べる方が血糖値は低く抑えられました(参考:おにぎりとサラダの食べ方による食後血糖値の違い)。他の方の実験では、後先の順番だけで同時に食べるという発想がなかっただけなのかもしれません。

今後リブレが活用されることで、食べ方による食後血糖値の違いが検証され、血糖値の上がりにくい食べ方が早く広まることを祈っています。

血糖値スパイクのもう一つの原因

血糖値スパイクの本当の原因に書きましたが、血糖値スパイクの本当の原因は糖質だけ食べることだと考えています。水分を摂取すると更に上昇するようです。もちろん糖質だけを食べても血糖値スパイクの起こらない耐糖能の高い人もおられますが、血糖値スパイクの起こる人達の多くが糖質だけを食べているのではないかと思います。

糖質と糖質以外の物を食べても血糖値スパイクを起こすことがあるため、血糖値スパイクにはもう一つ原因があることを書いておかなければいけないと考え、もう一つの原因について書いておきます。

血糖値スパイクのもう一つの原因

血糖値スパイクのもう一つの原因は食べ方です。血糖値スパイクを起こす食べ方とは糖質と糖質以外の食べ物をそれぞれ食べ終わってから別々に食べることです。血糖値スパイクの起こる原因である糖質だけを食べず、せっかく糖質と糖質以外の物を一緒に食べても、それぞれ別々に食べてしまうと血糖値スパイクを起こしてしまうことがあります(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違いカップラーメンと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)。先に唐揚げを食べてからおにぎりを食べた場合、血糖値の上がり方が遅くなるだけでピークの値は変わりませんでした。それぞれ別々に食べた場合胃の中で混ざらないことが原因のようです。当初『意味』がわかりませんでした。おにぎり2個と唐揚げでは予想通り下がった食後血糖値がおにぎり1個と唐揚げでは食後血糖値が下がらないので非常に混乱しました。しかし後で考えてみると上がり方が緩やかなだけでピークは大して変わりませんでした。おにぎり2個と食べてから唐揚げを食べても、ある程度しか混ざってはいなかったようです。おにぎり1個を食べてから唐揚げを食べた場合ではおにぎり2個食べてから唐揚げを食べた場合より高くなってしまいました。後で食べたことが悪かったかと考えて、唐揚げを先に食べてみましたが、血糖値の上がり方が緩やかになっただけで、唐揚げを食べていない場合とほぼ同じ血糖値まで上昇しました。どうやら先に消化吸収されただけで遅れて吸収されてしまったようです。

具体的な血糖値スパイクを起こす食べ方とは、お弁当で野菜を含めたオカズを全て食べた後でふりかけでご飯を食べる食べ方です。先に野菜から食べる食べ方も同時に食べるより食後血糖値は上がりますし、肉から食べる食べ方でも同時に食べる食べ方より食後血糖値は上がります。

血糖値スパイクを避ける食べ方

一方でおにぎりと唐揚げを同時に食べる食べ方をすると食後血糖値は上がりにくくなりました。同時に食べるとは胃の中で混ざるように口の中で混ぜる食べ方です。具体的には唐揚げを食べて口の中にあるうちに、おにぎりを食べて口の中で混ぜる食べ方です。

同様に野菜から食べる食べ方は必ずしも正しくないことがわかりました(参考:おにぎりとサラダの食べ方による食後血糖値の違い)。

糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べると、胃の中でも糖質と糖質以外の食べ物が混ざるため、食後血糖値が上がりにくくなります。その糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べる理想の食べ方を自然に出来る食べ物がサンドイッチです。特にセブンイレブンのたまごサンドは糖質割合が絶妙なためか、私の場合3回試してみても食後血糖値が上がりませんでした(参考:たまごサンドイッチの食後血糖値 3回目)。かといって糖質の方が糖質以外よりも多い、つまり糖質割合が高いと同じサンドイッチでも食後血糖値は上がってしまいます(参考:セブンとローソンのたまごサンドの食後血糖値の違い)

血糖値スパイクの本当の原因

血糖値スパイクの本当の原因を考えてみます。血糖値スパイクは血糖値が急激に上昇することです。インスリンの作用の低下やインスリンの分泌の低下が原因だと言われていますが私は違う考えを持っています。確かにインスリンの作用の低下やインスリンの分泌の低下でも家とスパイク起こるのかもしれませんが、血糖値スパイクは体質によるものではなく食べ方によるものだと私は考えています。

つまり血糖値スパイクが起こるからといって嘆くことはなさそうです。なぜなら食べ方を工夫することで血糖値スパイクは避けることができるからです。

私自身食べ方によって血糖値スパイクが起こってしまいます。これが特殊な私の体質によるものなのか、食べ方が同じであればみんな血糖値スパイクが起こるのかは今後の検討課題です。血糖値スパイクが起こる体質だとしても、本当の原因は食べ方のようです。そのことを書いていきたいと思います。

血糖値スパイクの本当の原因

血糖値スパイクとは血糖値が急速に上昇することです。血糖値の上昇には消化吸収そしてインスリンの分泌より血糖値を下げる効果の作用の結果が反映されます。緩やかに消化吸収されれば血糖値の上昇も緩やかになりますし、速やかに消化吸収されれば血糖値は急速に上昇します。血糖値が急上昇し始めてもインスリンがしっかり働けば血糖値の急上昇は抑えることができますが、インスリンの分泌が悪い場合やインスリンの効果が出にくい場合には血糖値を下がりにくくなります。

血糖値の上昇には、血糖値の上昇因子(糖質の消化・吸収)と、血糖値の降下因子(インスリンの分泌・作用)が関わっていることがわかります。一般的には血糖値スパイクは血糖値の降下因子の問題だと考えられています。しかしその認識は必ずしも正しくはありません。何故ならそもそも消化・吸収が緩やかであれば、血糖値の急上昇が起こらないため、インスリンで急いで下げる必要がないはずだからです。

血糖値スパイクの本当の原因は、糖質の食べ方だと思います。血糖値を押し上げる糖質だけを食べれば血糖値は急上昇しますし、血糖値を直接上げない糖質以外のものと一緒に食べれば、血糖値の上昇は緩やかになります(参考:おにぎり1個とおにぎり2個の食後血糖値おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)。更に糖質だけ食べる食べ方で水分を摂ると一気に血糖値は上がります(参考:おにぎり2個とお茶の食後血糖値の関係カップラーメンと水500mlの食後血糖値)。

つまり血糖値スパイクの原因は糖質だけ食べて水分を摂ることだと思います。具体的にはおにぎりとお茶、ご飯と味噌汁、パンに牛乳、素うどんに水などです。誰しもやりがちな食べ方が血糖値スパイクを引き起こしているのです。

血糖値スパイクの避け方

血糖値スパイクの原因は糖質だけ食べて水分を摂ることですが、対策は水分を取らないことではありません。糖質以外のもの一緒に食べるように工夫するのが正解のようです。おにぎりとお茶だと急上昇する食後血糖値(参考:おにぎり2個とお茶の食後血糖値の関係)が、おにぎりと唐揚げと水であれば食後血糖値はむしろ下がります(参考:おにぎり1個・唐揚げ交互と水500mlの食後血糖値)。

このことから糖質だけ食べることが主犯で、水分を摂ることが共犯のようです。

糖質だけ食べる食べ方は血糖値スパイクの原因となるため、何か糖質以外のものと一緒に食べるようにしましょう。例えばサンドイッチなどは糖質と糖質以外のものを同時に食べることが出来る理想的な食べ物の一つです(参考:各種サンドイッチの食後血糖値)。特にセブンイレブンのたまごサンドは食後血糖値が上がりにくいのでお勧めです(参考:たまごサンドの食後血糖値 3回目)。ちなみにファミリーマートのたまごサンドは少し、ローソンのたまごサンドは結構上がりました(参考:セブンとローソンの卵サンドの食後血糖値ファミリーマートのたまごサンドの食後血糖値)。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのたまごサンドの食後血糖値の違いは糖質割合によります。セブンイレブンはパンが薄く、ローソンはパンが厚く、ファミリーマートがその中間です。

他には血糖値の上がりにくい食べ方 2017年版病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

追記)血糖値スパイクのもう一つの原因を書きました。良かったらご参照下さい。

子宮頚がん検診で再検査と言われたら

子宮頚がん検診で再検査と言われた場合に読んでおいて頂きたい内容を書いていきます。以前子宮頚がん検診でクラス3と言われたらに書いた内容ですが、分類の仕方が変わったため改めて書いてみます。子宮頚がんの多くがパピローマウイルスの感染により段階的に発症することがわかってきたため、ベセスダシステムという分類が変わったそうです。

ベセスダシステムとはウイルス感染に伴う細胞異形成を程度に応じて分類したものです。

私は産婦人科医ではないので詳しくはありませんが、検診の結果を患者さんの立場で分類すると、問題なし、再検査が必要、治療が必要となるはずです。通常問題なしは1年後、再検査は状態によってすぐに行う場合と3カ月あるいは6ヶ月後に行うことになると思います。再検査は細胞の異形成が認められる状態です。わかりやすい言い方をすれば癌になりかけている細胞があるということです。治療が必要とは進行度は別にして癌の可能性が高いことを表しています。

子宮頚がん検診で再検査と言われたら

今回対象にしているのは再検査と言われた場合の話です。再検査は細胞に異形成が認められる状態です。自然に消えることもありますといわれるようですが、狙って消す方法を見つけました。見つけたたきっかけはイボ(尋常性疣贅)が食べ方で治ることです。イボはパピローマウイルスによる慢性感染症です。ウイルスのタイプは異なりますが、同じパピローマウイルスにより発症する子宮頚がんが治せるのではやいかと仮説を立て、患者さんに食べ方を試してもらったところ2人狙って消すことが出来ました。

お一人は以後1度も異形成が出ていません。お一人は食べ方を変えることで狙って消すことが出来ましたが、食べ方を元に戻すことで再度異形成が認められ、再度食べ方を変えると異形成を消すことが出来ました。除去試験で消え、負荷試験で再発、再度除去試験で消えたので間違いないと言えると思います。少なくともお一人の方は発症要因として間違いないと思います。

異形成を消す食べ方

子宮頚がんの異形成を消すことが出来たのは食べ方です。現時点では糖質を控えるようにすると消すことが出来ました。現時点ではというのは、もしかしたら糖質を食べても血糖値の上がりにくい食べ方をすれば消すことが出来る可能性があるからです。また現時点では子宮頚がんの異形成を消すことが出来ましたが、もしかしたら子宮頚がんになってしまっても消すことが出来るのではないかと考えています。根拠は癌を発症する仕組みにおいて、異形成や癌は特定の免疫不全により発症するからです(参考:人間がガン(癌、悪性腫瘍の発生のメカニズム)。その免疫不全を解除出来るので少なくとも異形成が消えるようです。まだ癌に関しては実績はありませんので、あくまでも標準治療を行った上での再発予防策の1つと考えて頂けると幸いです。

異形成を狙って消すことが出来たお二人の食べ方は、お一人(Aさんとします)は2週間主食を食べない食べ方をして消えました。お一人(Bさんとします)は1カ月主食を食べない食べ方で消えました。

Aさんの場合

その後Aさんは日頃から主食は1日1・2食で、検査の前5日間〜7日間は主食を食べない食べ方にされて異形成なしが続いています。実はAさんは数年前にも異形成を指摘されましたが、その時は妊娠中で悪阻(つわり)が酷くチョコレートばかり食べていたそうです。その後出産してから通常の食事が出来るようになって再検査した時には異形成が消えていました。今回の異形成は出産後授乳中のため主食をたくさん食べていたことで発症したようです。

もしかしたらAさんの場合は普通の主食の食べ方であれば発症しないのかもしれませんが、検診の度に怯えるのが怖いためダイエットも兼ねて検診前は主食を避ける食べ方を続けられるそうです。

Bさんの場合

Bさんは日頃主食を食べない食生活をされていましたが、痩せていることが嫌になりわざわざ主食をたくさん食べるようにされたそうです。数ヶ月続けた結果として子宮頚がんの異形成を確か二回指摘されたそうです。わざわざ太るために食べておられたくらいですから、糖質をやめると消える可能性があることをお伝えしたところすぐに主食をやめられました。1ヶ月後の検診まで主食無しを続けられた結果陰性(異形成が認められない)となりました。その後一日一食主食を食べる生活をされて検診を受けられましたが、陰性でした。何度か陰性が続きましたが、ふと思い立たれて再び三食主食を食べる食事に戻されたところ検診で異形成を指摘されたそうです。三食の主食は控え、一食だけ主食を食べる生活にされたところ次の検診では陰性でした。

Bさんは一日一食の主食からいきなり三食の主食は失敗だったので、次は二食は主食を食べる食べ方を確かめてみようかなと言われていました。

現時点での食べ方の提案

更に情報が集まれば、別の食べ方を提案出来るようになるかも知れません。現時点では再検査を言われた場合、少なくとも検診2週間前から主食としての糖質を食べないことをお勧めします。毎日三食主食を食べることは癌化の危険を伴うため、出来れば再検査と言われた日から主食を食べるのは一日二食できれば一食にして、オカズだけ食べるようにされることをお勧めします。検診前二週間は主食を食べないようにすると異形成が消える可能性が高いと、AさんとBさんの実績から私は考えています。

一日一食か二食主食を食べる場合、糖質だけ食べることはやめておく方が良いと思います。その根拠は血糖値を上げないためです(参考:血糖値が上がりにくい食べ方 2017年版)。糖質が免疫に関わっていることは間違いない事実のようですが、糖質そのものが悪化因子(その場合糖質は食べない方が良い)か、血糖値が上がることが悪化因子(この場合血糖値を上げなければ糖質を食べても良い)かはまだわかりません。異形成発症の原因が糖質そのものか高血糖かはまだわかりませんが、少なくとも血糖値が上がる食べ方は異形成以外にも様々な病気を引き起こすため避けておく方が無難だと思います。これから糖質そのものか高血糖が原因か、どちらが正しいか状況証拠を集めたいとは考えていますが、私自身は現時点では糖質そのものよりも高血糖が原因ではないかと疑っています。そのため最終的には主食はやめなくて良いものの血糖値を上げない工夫も取り入れる方が、そもそもウイルス感染しても異形成を発症しにくいと私は考えています(参考:食後血糖値についての画期的な発見)。

食べ方を変えるだけ

癌になることをただ怯えるより、ダメ元で試してみるべき方法だと私は考えています。一般的な子宮頚がんの予防はワクチンですが、21世紀の新しい予防法は食べ方だと思います。

子宮頚がんのワクチンが副作用で問題になっていますが、ワクチンを打たなくても食べ方で解決出来るようになると考えています。何故ならそもそもワクチンは3つあるいは4つの癌化する可能性の高いウイルス株の感染を予防をするだけで、他の数十種類のウイルスの感染は予防出来ないからです。食べ方による異形成の消し方には全てのウイルスによる異形成に対応出来る可能性があるからです。ただし糖質を控えるだけで、全てのウイルスによる異形成を消すことが出来るか、糖質だけでなく他の因子が絡むかはまだ未知数です。しかし同じパピローマウイルスである皮膚に出来るイボ(尋常性疣贅)を治すための既に発見した知見が役立つと思うので、近い将来全ての異形成をコントロール出来るようになると私は考えています。

糖質を控えるだけでは異形成が消えない方がおられれば、改めて他の因子を探すことになると思います。

敵は糖質にあり 味方は脂質にあり

世間一般では糖質を悪者として扱っているのは一部の人で、多くの人から脂質は目の敵にされています。しかし糖質こそが裏切り者であり、食べ方によっては人間の身体には毒のようです。逆に目の敵にされている脂質は正義の味方だったのです。その考え方を解説していきます。

脂質を控えてご飯をたっぷり食べている方は、これまでの常識がひっくり返るような話です。

敵は糖質にあり

敵は糖質にありとは、糖質が人間の敵のようです。糖質は主に穀物と果物ですが、人類の歴史から見ると人口を増やすことに貢献した味方味方でした。果物は狩猟採取生活では欠かせない食材でしたし、穀物は栽培により簡単に増やすことが出来、保存もきく穀物は人口を支える大きな役割を果たしました。

しかし技術の進歩により余るほど糖質を食べることが出来るようになった現代では、人間の敵になりつつあります。

糖質が敵である根拠は2つあります。1つは糖質が食べ方により食後血糖値を上昇されることです。もう1つは糖質(炭水化物)を多く食べると死亡リスクが上昇するというデータです。

食後血糖値の上昇について

糖質の食べ方により食後血糖値が異なります。血糖値の上がりにくい食べ方をしていれば、必ずしも糖質を忌避する必要はありませんが、血糖値の上がりやすい食べ方をしていれば様々な病気を引き起こしてしまいます。

血糖値の上昇が命に関わるかどうかはまだわかりませんが、少なくとも血糖値が上がる食べ方が様々な病気を引き起こしていることは紛れも無い事実です。炭水化物・糖質は極力食べない方が良さそうですが、食べるのであれば、出来るだけ血糖値を上げにくい食べ方をする方がお得です。血糖値を上げにくい食べ方とは、おにぎりだけ・パンだけ・うどんだけという炭水化物だけを食べないことです(参考:血糖値を上げにくい食べ方 2017年版食後血糖値についての画期的な発見)。

糖質(炭水化物)の量について

更に糖質が多ければ多いほど死亡リスクが高まることがわかってきました(参考:Lancet 炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇)。死亡リスクの上昇は炭水化物をたくさん食べることでインスリンが分泌されることに問題があるのか、血糖値が上昇することに問題があるのかは解析されていません。少なくとも炭水化物をたくさん食べることは健康には良くないことは間違いなさそうです。

味方は脂質にあり

カロリー説では目の敵にされる脂質ですが、カロリー説自体が間違っています。少なくとも食後血糖値に関してはカロリー説でコントロールしようとすることは明らかな間違いです(参考:おにぎり2個と唐揚げの食後血糖値(おにぎり2個だけより、おにぎり2個と唐揚げを食べる方が食後血糖値は低い)、おにぎり1個と唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い(同じカロリーにも関わらず、食べ方により血糖値が異なる)。

カロリー説が間違っているのですから脂質が悪者というのも濡れ衣かもしれません。

脂質と血糖値の関係

脂質は体内で消化されることで脂肪酸とグリセリンに分解されて身体に吸収されます。直接ブドウ糖にはなりませんので、脂質を食べても食後血糖値は上昇しません。むしろ脂質は糖質が消化されたブドウ糖分子が腸管壁に衝突し吸収されることを邪魔してくれます。結果として食べ物の中に脂質が多く含まれると食後血糖値の上昇を妨げてくれます(参考:たまごサンドの食後血糖値(脂質たっぷりのセブンイレブンのたまごサンドは食後血糖値がほとんど上がりません))

食後血糖値において脂質は味方なのです。出来るだけ多く食べる方が食後血糖値は上昇しにくいのです。

脂質と死亡リスクの関係

脂質摂取は多ければ多いほど死亡リスクが下がるという驚くべきデータが発表されました(参考:Lancet 炭水化物の摂取増加で死亡リスクが上昇)。13万5千人もの解析により明らかにされたデータです。

これまで目の敵にされていた脂質が実は味方だった1つの証拠です。

脂質を控えるのは勿体ない

これらのことから脂質を控えるのは勿体ないことがわかります。一番勿体ないと考えるのは、カロリーオフのマヨネーズです。脂質をカットしてカロリーを抑えたマヨネーズですが、血糖値の上昇を抑え死亡リスクを下げてくれる脂質を控えるのですから勿体ないと私は思います。

実は私も以前はマヨネーズはカロリーオフのものを使っていましたが、今では普通のマヨネーズをたっぷり使っています(塩分には気をつけながらですが)。

またノンオイルでヘルシーを売りにするドレッシングもありますが、わざわざノンオイルにすることに意味は無さそうです。ノンオイルドレッシングが美味しいと感じるのであれば構いませんが、健康のために選択しているのであれば一度立ち止まって考えてみるべきです。ノンオイルにすることで砂糖や塩が多ければ、むしろ不健康に向かいます。

塩分を楽しむ料理

世の中には塩分を楽しむ料理があります。具体的には味噌汁やスープなどの汁物、漬物や明太子・塩鮭などの塩漬けのことです。料理ではありませんが、塩を楽しむお菓子にはポテトチップスやじゃがりこなどがあります。

世間一般では塩分の摂り過ぎは身体に悪いとは思われてはいますが、塩分の摂り過ぎで発症すると指摘されている具体的な病気は高血圧くらいです。しかし塩分の摂り過ぎで多くの病気を発症することがわかってきました。

味噌汁を2日連続で飲んだだけで症状が悪化した方もおられました。

塩を楽しむ料理がある理由

塩分が多い料理のある理由

味噌や漬物や明太子など塩気の多い料理があります。その理由は塩漬けが冷蔵庫などの保存手段がなかった頃の保存手段だったからです。そのままでは腐ってしまう食べ物を季節をこえて食べるための知恵として、仕方なく塩漬けにしていたのです。

冷蔵技術が発達した現在、わざわざ塩漬けにする必要はありません。敢えて塩漬けにして食べるのは人間の身体の特徴によるものです。塩を求める人が多く、売れるので作るという具合です。

人間の身体の特徴

そもそも塩は人間の身体に必ず必要なものです。ほとんど塩分の含まれていない野菜だけを食べる場合には塩として塩分を摂取しなければ生きてはいけないでしょう。しかし人間の身体に塩分が含まれているように動物の身体にも塩分が含まれています。つまり動物の肉を食べるこもである程度塩分は摂取出来るのです。その証拠に狩猟採取生活をしている人達で塩を全くとらない部族もいるそうです。

長年特殊な環境で塩をとらないことに慣れた人達以外は、何らかの形で塩をとるように進化しています。他の食事同様身体に必要だから、塩気を美味として感じるように進化しています。

塩気は美味だからこそ多くの人が求めてしまうのです。かつては塩は貴重で手に入りにくかったため、通常摂り過ぎることはありませんでした。

しかし人間の知恵の蓄積により塩を安価に大量に作り出すことが出来るようになり、好きなだけとることが出来るようになってしまいました。

本来なら摂り過ぎを抑えるために塩辛いと感じることで、摂り過ぎない仕組みがあるはずです。しかし糖質依存における糖質の場合と同様に依存の仕組みが働いて、塩分依存に陥っているのです。

味噌汁が好きでやめられない方や、漬物や明太子が大好きな方は塩分依存の可能性が高いと思います。何も病気がなければ構わないとは思いますが、何らかの病気でお悩みであればこれら塩分を楽しむ料理は控えてみることをお勧めします。塩分は当たり前過ぎて誰からも疑われていないだけで、様々な病気を引き起こしているからです。

塩分を楽しむ料理との付き合い方

塩分の摂り過ぎは高血圧だけでなく様々な病気を引き起こしてしまうようです。であれば塩分を楽しむ料理自体控える方が良さそうです。下手に減塩をしようとして少しだけ塩分を摂ると、余計塩分が欲しくなってしまいます。それこそが塩分依存の怖いところです。丁度糖質依存において、糖質を少しだけ食べると余計お腹が空くのと同じです。

塩分を楽しむ料理は控える方がお得です。少なくとも毎日塩分を楽しむと病気になる確率が高まります。どうやら塩分が免疫機能に異常を来すようです。免疫が関わる病気でお悩みの方は、塩分を楽しむ料理は控えるようにしましょう。

塩分によって引き起こされる病気は既にいくつか見つけていますが、全て免疫の関わる病気です。時期をみて公表していきたいと思います。

花粉症の新しい治し方

様々な花粉症は治すことが出来ないというのが一般的な常識です。スギ花粉症ではスギ花粉のエキスを継続的に摂取して慣れさせる(免疫寛容)という特殊な治療により治すことが出来るようになってきましたが、年単位での治療が必要です。長くかかっても良いと考える方は受診されても良いとは思いますが、私は別の治し方を提案したいと思います。

新しい花粉症の治し方

一言で言えば糖質回避です。糖質を食べなくなれば花粉症は治るようです。現実に私が糖質を控えると花粉症が改善することをお伝えし、糖質を食べなくなった方は花粉症の薬が要らない状態、つまり治りました。

他の医者も糖質制限をすれば花粉症が治るとしています。

完全に主食をやめる食べ方が出来れば比較的簡単に花粉症は治るようです。

逆に糖質を食べることで急速に悪化するようです。私が患者さんから聞いた印象的な話では、糖質をたくさん食べて寝ると朝鼻詰まりで目覚めることがあるそうです。花粉症の対策として花粉の量が報道されていますが、花粉症が花粉の量に必ずしも相関しないのは食べている糖質の量に依存するようです。突き詰めると血糖値が上がると花粉症が悪化してしまうようです。

そのため糖質を食べる場合には血糖値の上がりにくい食べ方(参考:血糖値の上がりにくい食べ方 2017年版血糖値に関する画期的な発見)をすれば、花粉症は治るようです。

確かにスギ花粉症が治るとは言え年単位の減感作薬を試す前に、食べ方を工夫してみることをお勧めします。

花粉症の発症原因

花粉症の発症原因は糖質による一時的高血糖のようです。では花粉はというと原因ではなく悪化因子のようです。何故なら花粉が飛んでいても食べ方を工夫するだけで治る人がいるからです。逆に同じように花粉を吸い込んでも発症する人と発症しない人がいるのは、食べ方とその人の体質によるようです。

一時的高血糖が免疫機能に誤作動を起こし、本来なら攻撃しないはずの鼻粘膜を攻撃することで発症します。鼻粘膜が攻撃されている状態で花粉が付着すると、免疫機能が敵の攻撃と誤解して活性化され一連の花粉症の症状を引き起こします。

飛散している花粉の量と症状が必ずしも一致しないのは食べ方によります。一度に食べる糖質の量(実際には食後血糖値の上昇により発症するため食べ方により発症する糖質の量は異なります)と花粉の量の足し算で、一定量をこえると発症するようです。理屈の上では飛散する花粉が多ければ糖質を減らすと良さそうです。

具体的な食べ方の提案

具体的には炭水化物だけ食べる、おにぎりだけ、パンだけ、うどんだけ、カップラーメンだけという食べ方は避けるべきです。炭水化物だけ食べる食べ方は血糖値が急上昇するため、様々な病気を引き起こします。少なくとも炭水化物だけ食べるのはやめましょう。コンビニで手軽に買って食べるのであれば、おにぎりよりもサンドイッチをお勧めします(参考:たまごサンドの食後血糖値おにぎり1個とおにぎり2個の食後血糖値)。おにぎりを食べるのであれば、唐揚げを一緒にしかも同時に食べることをお勧めします(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)。

まだお菓子・果物での実験出来てはいませんが、理屈の上ではお菓子や果物を食前食後に食べることも血糖値が上がるため勿体ない食べ方のようです。お菓子や果物など糖質を追加で食べるのであれば少なくとも1時間、出来れば2時間あけて食べるようにしてみてください(参考:おにぎり1個を分けて食べた食後血糖値の違い)。

診断的食事療法の勧め

食事の仕方による病気の可能性が高い場合や現時点で原因がわかっていない病気の場合、診断的食事療法を提案しています。患者さんにわざわざ『診断的食事療法』という言葉を使って説明してはいませんが、食事によって病気が引き起こされている可能性があるため、食事の仕方を変えてみて症状が変わるかどうか確かめてみてもらう考え方を提案しています。

診断的食事療法という言葉には診断と治療を兼ねて食事の仕方を変えるということです。食事の仕方を変えることで症状が良くなれば、原因は食事だったということがわかります。治療にもなるし原因の特定も出来ます。更に食べ方を元に戻して再発すれば、確定診断だと思います。何故なら除去試験を行い症状が消え、負荷試験を行い症状が再現されるからです。

試しに食事の仕方を変えてみると予想外の病気が治ることもあります。

診断的食事療法の対象疾患

診断的食事療法が『意味』があるのは食事による症状が疑われる病気全てです。例えばアトピー性皮膚炎や花粉症などの各種アレルギー、ニキビなどです。他にもイボやその他の皮膚腫瘍も食事療法により改善が期待出来ます。数え切れないほど様々な病気に診断的食事療法を行なってみる意味がありますが、特にアトピー性皮膚炎やニキビは効果が実感しやすく、逆に診断的食事療法から外れると1日で症状が悪化します。

診断的食事療法の方法

いくつか食事療法の対象を見つけていますが、既に公表しているのは血糖値を上げない食べ方マルチビタミンミネラルです。そして最近見つけたのは食後血糖値についての画期的な発見 に書きました食後血糖値を上げない方法、糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べることと食前でも良いので運動をするということです。

血糖値を上げないように行動することで、症状が改善すれば血糖値が上昇することが原因だとわかります。

マルチビタミンとミネラルを飲むことで症状が改善すれば、ビタミン不足かミネラル不足が原因ということがわかります。マルチビタミンやミネラルは食事から摂ることが理想ではありますが、不足しているビタミンやミネラルを特定し、その不足したビタミンやミネラルを狙って補給することは困難です。であれば一通り内服して症状が変わるか試すのです。(ただし何らかの病気を治療中でビタミンの摂取を制限されている方は主治医に相談してから内服するようにしてください。)

原因不明であればまずは診断的食事療法を

病院を受診し診断を受けたとしても原因が特定されていない病気であれば、診断的食事療法を試してみても良いと思います。例えばガンであっても試してみる価値があると私は考えています。残念ながらまだ血糖値を上げないだけでは治らないとは思いますが、マルチビタミン・ミネラルを併用することで何人かの方は治ると考えています。従来の手術や化学療法に併用して上記の方法を試してみても良いと考えています。

自己免疫という病態がわかっているだけで、原因が特定されていない膠原病なども診断的食事療法を試してみても良いと思います。自己免疫疾患である円形脱毛症の一部の人が改善するため、他の自己免疫疾患も治る可能性があると考えています。

ニキビ(尋常性ざ瘡)やイボ(尋常性疣贅)などの慢性感染症も診断的食事療法で改善が期待出来るため、副鼻腔炎などの他の慢性感染症も改善が期待出来ると思います。

原因不明であれば、改善しない可能性を説明した上で、診断的食事療法を提案します。

良性腫瘍・悪性腫瘍の違い

腫瘍とは身体の一部の組織や細胞が病的に増殖し大きくなるなものです。
腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があります。その違いを一言で言えば命に関わるかどうかです。患者さんと話をしていると良性は大きくならず悪性は大きくなると誤解されていることがありますが、良性・悪性ともに大きくなるため大きさの変化では一概に区別はつきません(一般的に良性は緩やかに大きくなり、悪性は急速に大きくなる傾向はあります)。良性腫瘍は大きくなることはあっても直接命に関わることはありません。悪性腫瘍は直接命に関わるため悪性といわれます。では具体的に何が違うのかを書いていきます。

良性腫瘍と悪性腫瘍の違い

先程良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは命に関わるかどうかだと書きました。次に何故命に関わるかを書いていきます。

良性腫瘍

良性腫瘍はただ大きくなるだけ身体に害を与えません。他の組織や臓器を押し退けることはあっても、食い込んでしまうことはありません。ましてや離れた臓器に飛んでしまうことはありません。

良性腫瘍も免疫をすり抜けてしまった結果発症するようですが、全ての免疫をすり抜けている訳ではなさそうです。良性腫瘍は増殖のスピード自体が遅いことと増殖した良性腫瘍細胞に対する免疫で駆逐するため、緩やかに増大するか大きさが変わりません。

悪性腫瘍

悪性腫瘍はただ大きくなるだけではありません。他の組織や臓器に食い込んでいきます(浸潤性)。そして他の臓器に飛んでしまいます(転移性)。この二つを兼ね備えたものが悪性といわれます。稀に浸潤性のみで転移性がない腫瘍があります。浸潤性のみで悪性とするか転移性がないため悪性とみなさないかは医者により見解がわかれています。主要な臓器への浸潤がなければ直接命には関わらないため悪性とは言い切れないと考える医者が多いようです。

では何故浸潤性や転移性があると悪性とされるのでしょうか?それは他の臓器へ浸潤、転移することで他の臓器の働きを妨げてしまうことで生命が維持できなくなるからです。特に生命の維持に欠かすことのできない肺や肝臓、脳への転移が起こり、悪性細胞が増殖することで元々の臓器の働きが出来なくなることで命を繋ぐことが出来なくなってしまいます。

言い換えると悪性腫瘍が直接命を絶つ訳ではなく、転移した悪性腫瘍が正常細胞と勢力争いをして正常細胞の働きを妨げてしてしまうことで命に関わるのです。

悪性腫瘍は無限に増殖する特徴があります。本来であれば腫瘍細胞を駆逐するはずの免疫をすり抜けてしまっているため、急速に増大してしまいます。

悪性腫瘍に対する免疫はほとんど働いていません。というよりは免疫の働かないパターンの腫瘍細胞が偶然発生すると腫瘍を発症し、その腫瘍細胞が無限増殖・浸潤性・転移性を持っていると悪性腫瘍を発症するようです。悪性腫瘍には免疫が働かない訳ではなく、免疫が働かないから悪性腫瘍が免疫により駆逐されず生き残ることで発症するようです(参考:人間がガン(癌・悪性腫瘍)を発症するメカニズム)。

良性腫瘍と悪性腫瘍の見分け方

良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは浸潤性と転移性の有無だと書きました。転移していれば間違いなく悪性だとわかりますが、その判断だと転移するまで良性・悪性がわからないことになります。そこで腫瘍の特徴から良性・悪性を見分ける方法が見つかっています。

画像診断

体内の腫瘍であればCTやMRIなどの画像診断が助けとなります。腫瘍が周囲の臓器に食い込んでいれば悪性の可能性が高いと判断出来ます。また腫瘍の種類によってはPETという特殊な画像診断では細胞へのブドウ糖の取り込み具合により細胞の活動性から悪性腫瘍を見つけ出す方法など特殊な画像診断も助けになります。

皮膚腫瘍で直接目で見える場合には腫瘍の形により良性腫瘍か悪性腫瘍かの大まかな判断をすることが出来ます。悪性腫瘍では免疫による腫瘍細胞の一部は駆逐されるため、境界が歪な形になる傾向があります。皮膚表面の反射光を偏光レンズにより除去することで皮膚深部を観察することの出来るダーマスコープという画像診断により、肉眼だけよりも精度が高まります。

画像診断は、痛みを伴う侵襲的な組織診断・病理診断をする前に集めるあくまでも状況証拠です。

組織診断・病理診断

悪性腫瘍は無限に増殖する特徴から細胞分裂を繰り返しているため、組織の一部を顕微鏡で確認し、細胞分裂中の細胞の数やその他の所見から良性腫瘍か悪性腫瘍かを判断しています。通常の病理診断で判断が難しい場合には細胞の種類を見分ける染色という手段により見分けます。

手術の後リンパ節に転移がある、あるいは取り残しがあると判断されるのも病理診断によります。

良性腫瘍か悪性腫瘍かの判断は最終的に組織診断・病理診断の診断により下されます。画像診断という状況証拠に対して組織の一部あるいは全てをとって細胞の検査をする組織診断・病理診断は直接証拠です。

治し方

『理屈』や具体的な方法など詳しくは後日改めて書きたいと思いますが、どうやら血糖値が一時的に上昇することが原因の一つのようです。良性腫瘍・悪性腫瘍を問わず、腫瘍がある方は少なくとも血糖値を上げにくい食べ方をすることをお勧めします(参考:病気を避ける理想の食べ方)。現時点ではまだお二人ですが、子宮頚がんの前癌病変を食事の仕方により治しました。

また塩分も免疫に関わるようです。一時的な塩分濃度の上昇が免疫の誤作動を招くようなので、味噌汁やスープなどは控える方が良さそうです。

ビタミンやミネラル不足が免疫に関わる状況証拠を見つけています。不足していることの確認は困難ですが、全てセットになっているマルチビタミン・ミネラルを飲んでみられることをお勧めします。

悪性腫瘍での実績は子宮頚がんの前癌病変をお二人治したいだけですが、良性腫瘍であるイボ(尋常性疣贅)はかなりの確率で治すことが出来ます。対症療法である現代医学で治せないからと諦める前に食事を中心にお試しいただけますと幸いです。

人間には利き手が存在する理由

利き手とは左右の手で細かな作業のできる方の手のことです。
一般的には字を書く方の手であり、箸を持つ方の手のことです。
小さいうちに矯正された場合などは、左右同じように使うことが出来る方がおられ両利きと言われます。

右利きと左利き 利き手の矯正という記事を書いていましたが、改めて利き手のある理由を考えてみます。

類人猿には利き手がありますが、実はカンガルーにも利き手がありほとんどが左利きだそうです(参考:ナショナルジオグラフィック)。全ての足を同じように使う四足歩行をする動物には利き手は認められないそうです。二足歩行をすることで手が細かな作業をする余裕が生まれたたことから、利き手があるようです。

人間に利き手がある理由を一言で言えば脳の能力と熟練の時間を節約のためです。脳は基本的に面倒なことを嫌がります。両手を同じように使う理由がないから片手を主に使うだかです。両手を同じように両手を熟練させるためには利き手を作るよりも約2倍の時間を要するはずです。その分だけ脳の回路も余計に必要になります。試しに右利きの人が左手で同じように綺麗に字を書こうとすれば、非常に時間がかかります。片手で出来る作業ではいつも同じ手だけを使うことで、手を使う慣れを両手に分散するよりも片手に集中する方が効率よく手を動かすことが出来るようになるのです。

単純に考えても右手でも左手でも上手に字を書けるように練習するよりも、片手に集中させた方が効率的です。利き手に怪我をしたり失ってしまわない限りは、わざわざ利き手と反対の手で字を書く必要がないからです。

生まれたばかりの赤ちゃんに利き手はありません。生まれたばかりの赤ちゃんにとっては自分の手という感覚がないため利き手という感覚は無いと思います。何故なら成長とともに自分の手を認識するとじっと自分の手を見つめる時期があるからです。成長とともに自分の手の存在を発見するくらいですから、生まれつき利き手が決まっているということはないと私は考えています。成長してからであっても利き手の矯正が出来ることも生まれつき決まってはいないということを示唆します。

一歳くらいになり、物をつかんだり受け取ったりするようになりますが、手の使い始めに左右差は無さそうです。このことも生まれつき利き手が決まっていないことを示唆します。赤ちゃんが使っているうちに右手を使うか左手を使うか使いやすい方の手を優先して使うようになることで利き手が決まるようです。ということは一歳の頃から右手に手渡すようにしていれば脳の発達の段階で自然と右利きに仕向けることが出来そうです。

幼稚園児や小学生になって脳が利き手を決めてから利き手を矯正しようとすると、利き手とそうではない手の使い方に非常に差がついているため負担が大きくなってしまいます。もしお子さんが左利きになった場合、右利きに矯正しようと考えておられるのであれば一歳か二歳の頃から右手に物を渡すようにしましょう。