子宮頚がん検診で再検査と言われたら

子宮頚がん検診で再検査と言われた場合に読んでおいて頂きたい内容を書いていきます。以前子宮頚がん検診でクラス3と言われたらに書いた内容ですが、分類の仕方が変わったため改めて書いてみます。子宮頚がんの多くがパピローマウイルスの感染により段階的に発症することがわかってきたため、ベセスダシステムという分類が変わったそうです。

ベセスダシステムとはウイルス感染に伴う細胞異形成を程度に応じて分類したものです。

私は産婦人科医ではないので詳しくはありませんが、検診の結果を患者さんの立場で分類すると、問題なし、再検査が必要、治療が必要となるはずです。通常問題なしは1年後、再検査は状態によってすぐに行う場合と3カ月あるいは6ヶ月後に行うことになると思います。再検査は細胞の異形成が認められる状態です。わかりやすい言い方をすれば癌になりかけている細胞があるということです。治療が必要とは進行度は別にして癌の可能性が高いことを表しています。

子宮頚がん検診で再検査と言われたら

今回対象にしているのは再検査と言われた場合の話です。再検査は細胞に異形成が認められる状態です。自然に消えることもありますといわれるようですが、狙って消す方法を見つけました。見つけたたきっかけはイボ(尋常性疣贅)が食べ方で治ることです。イボはパピローマウイルスによる慢性感染症です。ウイルスのタイプは異なりますが、同じパピローマウイルスにより発症する子宮頚がんが治せるのではやいかと仮説を立て、患者さんに食べ方を試してもらったところ2人狙って消すことが出来ました。

お一人は以後1度も異形成が出ていません。お一人は食べ方を変えることで狙って消すことが出来ましたが、食べ方を元に戻すことで再度異形成が認められ、再度食べ方を変えると異形成を消すことが出来ました。除去試験で消え、負荷試験で再発、再度除去試験で消えたので間違いないと言えると思います。少なくともお一人の方は発症要因として間違いないと思います。

異形成を消す食べ方

子宮頚がんの異形成を消すことが出来たのは食べ方です。現時点では糖質を控えるようにすると消すことが出来ました。現時点ではというのは、もしかしたら糖質を食べても血糖値の上がりにくい食べ方をすれば消すことが出来る可能性があるからです。また現時点では子宮頚がんの異形成を消すことが出来ましたが、もしかしたら子宮頚がんになってしまっても消すことが出来るのではないかと考えています。根拠は癌を発症する仕組みにおいて、異形成や癌は特定の免疫不全により発症するからです(参考:人間がガン(癌、悪性腫瘍の発生のメカニズム)。その免疫不全を解除出来るので少なくとも異形成が消えるようです。まだ癌に関しては実績はありませんので、あくまでも標準治療を行った上での再発予防策の1つと考えて頂けると幸いです。

異形成を狙って消すことが出来たお二人の食べ方は、お一人(Aさんとします)は2週間主食を食べない食べ方をして消えました。お一人(Bさんとします)は1カ月主食を食べない食べ方で消えました。

Aさんの場合

その後Aさんは日頃から主食は1日1・2食で、検査の前5日間〜7日間は主食を食べない食べ方にされて異形成なしが続いています。実はAさんは数年前にも異形成を指摘されましたが、その時は妊娠中で悪阻(つわり)が酷くチョコレートばかり食べていたそうです。その後出産してから通常の食事が出来るようになって再検査した時には異形成が消えていました。今回の異形成は出産後授乳中のため主食をたくさん食べていたことで発症したようです。

もしかしたらAさんの場合は普通の主食の食べ方であれば発症しないのかもしれませんが、検診の度に怯えるのが怖いためダイエットも兼ねて検診前は主食を避ける食べ方を続けられるそうです。

Bさんの場合

Bさんは日頃主食を食べない食生活をされていましたが、痩せていることが嫌になりわざわざ主食をたくさん食べるようにされたそうです。数ヶ月続けた結果として子宮頚がんの異形成を確か二回指摘されたそうです。わざわざ太るために食べておられたくらいですから、糖質をやめると消える可能性があることをお伝えしたところすぐに主食をやめられました。1ヶ月後の検診まで主食無しを続けられた結果陰性(異形成が認められない)となりました。その後一日一食主食を食べる生活をされて検診を受けられましたが、陰性でした。何度か陰性が続きましたが、ふと思い立たれて再び三食主食を食べる食事に戻されたところ検診で異形成を指摘されたそうです。三食の主食は控え、一食だけ主食を食べる生活にされたところ次の検診では陰性でした。

Bさんは一日一食の主食からいきなり三食の主食は失敗だったので、次は二食は主食を食べる食べ方を確かめてみようかなと言われていました。

現時点での食べ方の提案

更に情報が集まれば、別の食べ方を提案出来るようになるかも知れません。現時点では再検査を言われた場合、少なくとも検診2週間前から主食としての糖質を食べないことをお勧めします。毎日三食主食を食べることは癌化の危険を伴うため、出来れば再検査と言われた日から主食を食べるのは一日二食できれば一食にして、オカズだけ食べるようにされることをお勧めします。検診前二週間は主食を食べないようにすると異形成が消える可能性が高いと、AさんとBさんの実績から私は考えています。

一日一食か二食主食を食べる場合、糖質だけ食べることはやめておく方が良いと思います。その根拠は血糖値を上げないためです(参考:血糖値が上がりにくい食べ方 2017年版)。糖質が免疫に関わっていることは間違いない事実のようですが、糖質そのものが悪化因子(その場合糖質は食べない方が良い)か、血糖値が上がることが悪化因子(この場合血糖値を上げなければ糖質を食べても良い)かはまだわかりません。異形成発症の原因が糖質そのものか高血糖かはまだわかりませんが、少なくとも血糖値が上がる食べ方は異形成以外にも様々な病気を引き起こすため避けておく方が無難だと思います。これから糖質そのものか高血糖が原因か、どちらが正しいか状況証拠を集めたいとは考えていますが、私自身は現時点では糖質そのものよりも高血糖が原因ではないかと疑っています。そのため最終的には主食はやめなくて良いものの血糖値を上げない工夫も取り入れる方が、そもそもウイルス感染しても異形成を発症しにくいと私は考えています(参考:食後血糖値についての画期的な発見)。

食べ方を変えるだけ

癌になることをただ怯えるより、ダメ元で試してみるべき方法だと私は考えています。一般的な子宮頚がんの予防はワクチンですが、21世紀の新しい予防法は食べ方だと思います。

子宮頚がんのワクチンが副作用で問題になっていますが、ワクチンを打たなくても食べ方で解決出来るようになると考えています。何故ならそもそもワクチンは3つあるいは4つの癌化する可能性の高いウイルス株の感染を予防をするだけで、他の数十種類のウイルスの感染は予防出来ないからです。食べ方による異形成の消し方には全てのウイルスによる異形成に対応出来る可能性があるからです。ただし糖質を控えるだけで、全てのウイルスによる異形成を消すことが出来るか、糖質だけでなく他の因子が絡むかはまだ未知数です。しかし同じパピローマウイルスである皮膚に出来るイボ(尋常性疣贅)を治すための既に発見した知見が役立つと思うので、近い将来全ての異形成をコントロール出来るようになると私は考えています。

糖質を控えるだけでは異形成が消えない方がおられれば、改めて他の因子を探すことになると思います。

敵は糖質にあり 味方は脂質にあり

世間一般では糖質を悪者として扱っているのは一部の人で、多くの人から脂質は目の敵にされています。しかし糖質こそが裏切り者であり、食べ方によっては人間の身体には毒のようです。逆に目の敵にされている脂質は正義の味方だったのです。その考え方を解説していきます。

脂質を控えてご飯をたっぷり食べている方は、これまでの常識がひっくり返るような話です。

敵は糖質にあり

敵は糖質にありとは、糖質が人間の敵のようです。糖質は主に穀物と果物ですが、人類の歴史から見ると人口を増やすことに貢献した味方味方でした。果物は狩猟採取生活では欠かせない食材でしたし、穀物は栽培により簡単に増やすことが出来、保存もきく穀物は人口を支える大きな役割を果たしました。

しかし技術の進歩により余るほど糖質を食べることが出来るようになった現代では、人間の敵になりつつあります。

糖質が敵である根拠は2つあります。1つは糖質が食べ方により食後血糖値を上昇されることです。もう1つは糖質(炭水化物)を多く食べると死亡リスクが上昇するというデータです。

食後血糖値の上昇について

糖質の食べ方により食後血糖値が異なります。血糖値の上がりにくい食べ方をしていれば、必ずしも糖質を忌避する必要はありませんが、血糖値の上がりやすい食べ方をしていれば様々な病気を引き起こしてしまいます。

血糖値の上昇が命に関わるかどうかはまだわかりませんが、少なくとも血糖値が上がる食べ方が様々な病気を引き起こしていることは紛れも無い事実です。炭水化物・糖質は極力食べない方が良さそうですが、食べるのであれば、出来るだけ血糖値を上げにくい食べ方をする方がお得です。血糖値を上げにくい食べ方とは、おにぎりだけ・パンだけ・うどんだけという炭水化物だけを食べないことです(参考:血糖値を上げにくい食べ方 2017年版食後血糖値についての画期的な発見)。

糖質(炭水化物)の量について

更に糖質が多ければ多いほど死亡リスクが高まることがわかってきました(参考:Lancet 炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇)。死亡リスクの上昇は炭水化物をたくさん食べることでインスリンが分泌されることに問題があるのか、血糖値が上昇することに問題があるのかは解析されていません。少なくとも炭水化物をたくさん食べることは健康には良くないことは間違いなさそうです。

味方は脂質にあり

カロリー説では目の敵にされる脂質ですが、カロリー説自体が間違っています。少なくとも食後血糖値に関してはカロリー説でコントロールしようとすることは明らかな間違いです(参考:おにぎり2個と唐揚げの食後血糖値(おにぎり2個だけより、おにぎり2個と唐揚げを食べる方が食後血糖値は低い)、おにぎり1個と唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い(同じカロリーにも関わらず、食べ方により血糖値が異なる)。

カロリー説が間違っているのですから脂質が悪者というのも濡れ衣かもしれません。

脂質と血糖値の関係

脂質は体内で消化されることで脂肪酸とグリセリンに分解されて身体に吸収されます。直接ブドウ糖にはなりませんので、脂質を食べても食後血糖値は上昇しません。むしろ脂質は糖質が消化されたブドウ糖分子が腸管壁に衝突し吸収されることを邪魔してくれます。結果として食べ物の中に脂質が多く含まれると食後血糖値の上昇を妨げてくれます(参考:たまごサンドの食後血糖値(脂質たっぷりのセブンイレブンのたまごサンドは食後血糖値がほとんど上がりません))

食後血糖値において脂質は味方なのです。出来るだけ多く食べる方が食後血糖値は上昇しにくいのです。

脂質と死亡リスクの関係

脂質摂取は多ければ多いほど死亡リスクが下がるという驚くべきデータが発表されました(参考:Lancet 炭水化物の摂取増加で死亡リスクが上昇)。13万5千人もの解析により明らかにされたデータです。

これまで目の敵にされていた脂質が実は味方だった1つの証拠です。

脂質を控えるのは勿体ない

これらのことから脂質を控えるのは勿体ないことがわかります。一番勿体ないと考えるのは、カロリーオフのマヨネーズです。脂質をカットしてカロリーを抑えたマヨネーズですが、血糖値の上昇を抑え死亡リスクを下げてくれる脂質を控えるのですから勿体ないと私は思います。

実は私も以前はマヨネーズはカロリーオフのものを使っていましたが、今では普通のマヨネーズをたっぷり使っています(塩分には気をつけながらですが)。

またノンオイルでヘルシーを売りにするドレッシングもありますが、わざわざノンオイルにすることに意味は無さそうです。ノンオイルドレッシングが美味しいと感じるのであれば構いませんが、健康のために選択しているのであれば一度立ち止まって考えてみるべきです。ノンオイルにすることで砂糖や塩が多ければ、むしろ不健康に向かいます。

塩分を楽しむ料理

世の中には塩分を楽しむ料理があります。具体的には味噌汁やスープなどの汁物、漬物や明太子・塩鮭などの塩漬けのことです。料理ではありませんが、塩を楽しむお菓子にはポテトチップスやじゃがりこなどがあります。

世間一般では塩分の摂り過ぎは身体に悪いとは思われてはいますが、塩分の摂り過ぎで発症すると指摘されている具体的な病気は高血圧くらいです。しかし塩分の摂り過ぎで多くの病気を発症することがわかってきました。

味噌汁を2日連続で飲んだだけで症状が悪化した方もおられました。

塩を楽しむ料理がある理由

塩分が多い料理のある理由

味噌や漬物や明太子など塩気の多い料理があります。その理由は塩漬けが冷蔵庫などの保存手段がなかった頃の保存手段だったからです。そのままでは腐ってしまう食べ物を季節をこえて食べるための知恵として、仕方なく塩漬けにしていたのです。

冷蔵技術が発達した現在、わざわざ塩漬けにする必要はありません。敢えて塩漬けにして食べるのは人間の身体の特徴によるものです。塩を求める人が多く、売れるので作るという具合です。

人間の身体の特徴

そもそも塩は人間の身体に必ず必要なものです。ほとんど塩分の含まれていない野菜だけを食べる場合には塩として塩分を摂取しなければ生きてはいけないでしょう。しかし人間の身体に塩分が含まれているように動物の身体にも塩分が含まれています。つまり動物の肉を食べるこもである程度塩分は摂取出来るのです。その証拠に狩猟採取生活をしている人達で塩を全くとらない部族もいるそうです。

長年特殊な環境で塩をとらないことに慣れた人達以外は、何らかの形で塩をとるように進化しています。他の食事同様身体に必要だから、塩気を美味として感じるように進化しています。

塩気は美味だからこそ多くの人が求めてしまうのです。かつては塩は貴重で手に入りにくかったため、通常摂り過ぎることはありませんでした。

しかし人間の知恵の蓄積により塩を安価に大量に作り出すことが出来るようになり、好きなだけとることが出来るようになってしまいました。

本来なら摂り過ぎを抑えるために塩辛いと感じることで、摂り過ぎない仕組みがあるはずです。しかし糖質依存における糖質の場合と同様に依存の仕組みが働いて、塩分依存に陥っているのです。

味噌汁が好きでやめられない方や、漬物や明太子が大好きな方は塩分依存の可能性が高いと思います。何も病気がなければ構わないとは思いますが、何らかの病気でお悩みであればこれら塩分を楽しむ料理は控えてみることをお勧めします。塩分は当たり前過ぎて誰からも疑われていないだけで、様々な病気を引き起こしているからです。

塩分を楽しむ料理との付き合い方

塩分の摂り過ぎは高血圧だけでなく様々な病気を引き起こしてしまうようです。であれば塩分を楽しむ料理自体控える方が良さそうです。下手に減塩をしようとして少しだけ塩分を摂ると、余計塩分が欲しくなってしまいます。それこそが塩分依存の怖いところです。丁度糖質依存において、糖質を少しだけ食べると余計お腹が空くのと同じです。

塩分を楽しむ料理は控える方がお得です。少なくとも毎日塩分を楽しむと病気になる確率が高まります。どうやら塩分が免疫機能に異常を来すようです。免疫が関わる病気でお悩みの方は、塩分を楽しむ料理は控えるようにしましょう。

塩分によって引き起こされる病気は既にいくつか見つけていますが、全て免疫の関わる病気です。時期をみて公表していきたいと思います。

花粉症の新しい治し方

様々な花粉症は治すことが出来ないというのが一般的な常識です。スギ花粉症ではスギ花粉のエキスを継続的に摂取して慣れさせる(免疫寛容)という特殊な治療により治すことが出来るようになってきましたが、年単位での治療が必要です。長くかかっても良いと考える方は受診されても良いとは思いますが、私は別の治し方を提案したいと思います。

新しい花粉症の治し方

一言で言えば糖質回避です。糖質を食べなくなれば花粉症は治るようです。現実に私が糖質を控えると花粉症が改善することをお伝えし、糖質を食べなくなった方は花粉症の薬が要らない状態、つまり治りました。

他の医者も糖質制限をすれば花粉症が治るとしています。

完全に主食をやめる食べ方が出来れば比較的簡単に花粉症は治るようです。

逆に糖質を食べることで急速に悪化するようです。私が患者さんから聞いた印象的な話では、糖質をたくさん食べて寝ると朝鼻詰まりで目覚めることがあるそうです。花粉症の対策として花粉の量が報道されていますが、花粉症が花粉の量に必ずしも相関しないのは食べている糖質の量に依存するようです。突き詰めると血糖値が上がると花粉症が悪化してしまうようです。

そのため糖質を食べる場合には血糖値の上がりにくい食べ方(参考:血糖値の上がりにくい食べ方 2017年版血糖値に関する画期的な発見)をすれば、花粉症は治るようです。

確かにスギ花粉症が治るとは言え年単位の減感作薬を試す前に、食べ方を工夫してみることをお勧めします。

花粉症の発症原因

花粉症の発症原因は糖質による一時的高血糖のようです。では花粉はというと原因ではなく悪化因子のようです。何故なら花粉が飛んでいても食べ方を工夫するだけで治る人がいるからです。逆に同じように花粉を吸い込んでも発症する人と発症しない人がいるのは、食べ方とその人の体質によるようです。

一時的高血糖が免疫機能に誤作動を起こし、本来なら攻撃しないはずの鼻粘膜を攻撃することで発症します。鼻粘膜が攻撃されている状態で花粉が付着すると、免疫機能が敵の攻撃と誤解して活性化され一連の花粉症の症状を引き起こします。

飛散している花粉の量と症状が必ずしも一致しないのは食べ方によります。一度に食べる糖質の量(実際には食後血糖値の上昇により発症するため食べ方により発症する糖質の量は異なります)と花粉の量の足し算で、一定量をこえると発症するようです。理屈の上では飛散する花粉が多ければ糖質を減らすと良さそうです。

具体的な食べ方の提案

具体的には炭水化物だけ食べる、おにぎりだけ、パンだけ、うどんだけ、カップラーメンだけという食べ方は避けるべきです。炭水化物だけ食べる食べ方は血糖値が急上昇するため、様々な病気を引き起こします。少なくとも炭水化物だけ食べるのはやめましょう。コンビニで手軽に買って食べるのであれば、おにぎりよりもサンドイッチをお勧めします(参考:たまごサンドの食後血糖値おにぎり1個とおにぎり2個の食後血糖値)。おにぎりを食べるのであれば、唐揚げを一緒にしかも同時に食べることをお勧めします(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)。

まだお菓子・果物での実験出来てはいませんが、理屈の上ではお菓子や果物を食前食後に食べることも血糖値が上がるため勿体ない食べ方のようです。お菓子や果物など糖質を追加で食べるのであれば少なくとも1時間、出来れば2時間あけて食べるようにしてみてください(参考:おにぎり1個を分けて食べた食後血糖値の違い)。

診断的食事療法の勧め

食事の仕方による病気の可能性が高い場合や現時点で原因がわかっていない病気の場合、診断的食事療法を提案しています。患者さんにわざわざ『診断的食事療法』という言葉を使って説明してはいませんが、食事によって病気が引き起こされている可能性があるため、食事の仕方を変えてみて症状が変わるかどうか確かめてみてもらう考え方を提案しています。

診断的食事療法という言葉には診断と治療を兼ねて食事の仕方を変えるということです。食事の仕方を変えることで症状が良くなれば、原因は食事だったということがわかります。治療にもなるし原因の特定も出来ます。更に食べ方を元に戻して再発すれば、確定診断だと思います。何故なら除去試験を行い症状が消え、負荷試験を行い症状が再現されるからです。

試しに食事の仕方を変えてみると予想外の病気が治ることもあります。

診断的食事療法の対象疾患

診断的食事療法が『意味』があるのは食事による症状が疑われる病気全てです。例えばアトピー性皮膚炎や花粉症などの各種アレルギー、ニキビなどです。他にもイボやその他の皮膚腫瘍も食事療法により改善が期待出来ます。数え切れないほど様々な病気に診断的食事療法を行なってみる意味がありますが、特にアトピー性皮膚炎やニキビは効果が実感しやすく、逆に診断的食事療法から外れると1日で症状が悪化します。

診断的食事療法の方法

いくつか食事療法の対象を見つけていますが、既に公表しているのは血糖値を上げない食べ方マルチビタミンミネラルです。そして最近見つけたのは食後血糖値についての画期的な発見 に書きました食後血糖値を上げない方法、糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べることと食前でも良いので運動をするということです。

血糖値を上げないように行動することで、症状が改善すれば血糖値が上昇することが原因だとわかります。

マルチビタミンとミネラルを飲むことで症状が改善すれば、ビタミン不足かミネラル不足が原因ということがわかります。マルチビタミンやミネラルは食事から摂ることが理想ではありますが、不足しているビタミンやミネラルを特定し、その不足したビタミンやミネラルを狙って補給することは困難です。であれば一通り内服して症状が変わるか試すのです。(ただし何らかの病気を治療中でビタミンの摂取を制限されている方は主治医に相談してから内服するようにしてください。)

原因不明であればまずは診断的食事療法を

病院を受診し診断を受けたとしても原因が特定されていない病気であれば、診断的食事療法を試してみても良いと思います。例えばガンであっても試してみる価値があると私は考えています。残念ながらまだ血糖値を上げないだけでは治らないとは思いますが、マルチビタミン・ミネラルを併用することで何人かの方は治ると考えています。従来の手術や化学療法に併用して上記の方法を試してみても良いと考えています。

自己免疫という病態がわかっているだけで、原因が特定されていない膠原病なども診断的食事療法を試してみても良いと思います。自己免疫疾患である円形脱毛症の一部の人が改善するため、他の自己免疫疾患も治る可能性があると考えています。

ニキビ(尋常性ざ瘡)やイボ(尋常性疣贅)などの慢性感染症も診断的食事療法で改善が期待出来るため、副鼻腔炎などの他の慢性感染症も改善が期待出来ると思います。

原因不明であれば、改善しない可能性を説明した上で、診断的食事療法を提案します。

良性腫瘍・悪性腫瘍の違い

腫瘍とは身体の一部の組織や細胞が病的に増殖し大きくなるなものです。
腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があります。その違いを一言で言えば命に関わるかどうかです。患者さんと話をしていると良性は大きくならず悪性は大きくなると誤解されていることがありますが、良性・悪性ともに大きくなるため大きさの変化では一概に区別はつきません(一般的に良性は緩やかに大きくなり、悪性は急速に大きくなる傾向はあります)。良性腫瘍は大きくなることはあっても直接命に関わることはありません。悪性腫瘍は直接命に関わるため悪性といわれます。では具体的に何が違うのかを書いていきます。

良性腫瘍と悪性腫瘍の違い

先程良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは命に関わるかどうかだと書きました。次に何故命に関わるかを書いていきます。

良性腫瘍

良性腫瘍はただ大きくなるだけ身体に害を与えません。他の組織や臓器を押し退けることはあっても、食い込んでしまうことはありません。ましてや離れた臓器に飛んでしまうことはありません。

良性腫瘍も免疫をすり抜けてしまった結果発症するようですが、全ての免疫をすり抜けている訳ではなさそうです。良性腫瘍は増殖のスピード自体が遅いことと増殖した良性腫瘍細胞に対する免疫で駆逐するため、緩やかに増大するか大きさが変わりません。

悪性腫瘍

悪性腫瘍はただ大きくなるだけではありません。他の組織や臓器に食い込んでいきます(浸潤性)。そして他の臓器に飛んでしまいます(転移性)。この二つを兼ね備えたものが悪性といわれます。稀に浸潤性のみで転移性がない腫瘍があります。浸潤性のみで悪性とするか転移性がないため悪性とみなさないかは医者により見解がわかれています。主要な臓器への浸潤がなければ直接命には関わらないため悪性とは言い切れないと考える医者が多いようです。

では何故浸潤性や転移性があると悪性とされるのでしょうか?それは他の臓器へ浸潤、転移することで他の臓器の働きを妨げてしまうことで生命が維持できなくなるからです。特に生命の維持に欠かすことのできない肺や肝臓、脳への転移が起こり、悪性細胞が増殖することで元々の臓器の働きが出来なくなることで命を繋ぐことが出来なくなってしまいます。

言い換えると悪性腫瘍が直接命を絶つ訳ではなく、転移した悪性腫瘍が正常細胞と勢力争いをして正常細胞の働きを妨げてしてしまうことで命に関わるのです。

悪性腫瘍は無限に増殖する特徴があります。本来であれば腫瘍細胞を駆逐するはずの免疫をすり抜けてしまっているため、急速に増大してしまいます。

悪性腫瘍に対する免疫はほとんど働いていません。というよりは免疫の働かないパターンの腫瘍細胞が偶然発生すると腫瘍を発症し、その腫瘍細胞が無限増殖・浸潤性・転移性を持っていると悪性腫瘍を発症するようです。悪性腫瘍には免疫が働かない訳ではなく、免疫が働かないから悪性腫瘍が免疫により駆逐されず生き残ることで発症するようです(参考:人間がガン(癌・悪性腫瘍)を発症するメカニズム)。

良性腫瘍と悪性腫瘍の見分け方

良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは浸潤性と転移性の有無だと書きました。転移していれば間違いなく悪性だとわかりますが、その判断だと転移するまで良性・悪性がわからないことになります。そこで腫瘍の特徴から良性・悪性を見分ける方法が見つかっています。

画像診断

体内の腫瘍であればCTやMRIなどの画像診断が助けとなります。腫瘍が周囲の臓器に食い込んでいれば悪性の可能性が高いと判断出来ます。また腫瘍の種類によってはPETという特殊な画像診断では細胞へのブドウ糖の取り込み具合により細胞の活動性から悪性腫瘍を見つけ出す方法など特殊な画像診断も助けになります。

皮膚腫瘍で直接目で見える場合には腫瘍の形により良性腫瘍か悪性腫瘍かの大まかな判断をすることが出来ます。悪性腫瘍では免疫による腫瘍細胞の一部は駆逐されるため、境界が歪な形になる傾向があります。皮膚表面の反射光を偏光レンズにより除去することで皮膚深部を観察することの出来るダーマスコープという画像診断により、肉眼だけよりも精度が高まります。

画像診断は、痛みを伴う侵襲的な組織診断・病理診断をする前に集めるあくまでも状況証拠です。

組織診断・病理診断

悪性腫瘍は無限に増殖する特徴から細胞分裂を繰り返しているため、組織の一部を顕微鏡で確認し、細胞分裂中の細胞の数やその他の所見から良性腫瘍か悪性腫瘍かを判断しています。通常の病理診断で判断が難しい場合には細胞の種類を見分ける染色という手段により見分けます。

手術の後リンパ節に転移がある、あるいは取り残しがあると判断されるのも病理診断によります。

良性腫瘍か悪性腫瘍かの判断は最終的に組織診断・病理診断の診断により下されます。画像診断という状況証拠に対して組織の一部あるいは全てをとって細胞の検査をする組織診断・病理診断は直接証拠です。

治し方

『理屈』や具体的な方法など詳しくは後日改めて書きたいと思いますが、どうやら血糖値が一時的に上昇することが原因の一つのようです。良性腫瘍・悪性腫瘍を問わず、腫瘍がある方は少なくとも血糖値を上げにくい食べ方をすることをお勧めします(参考:病気を避ける理想の食べ方)。現時点ではまだお二人ですが、子宮頚がんの前癌病変を食事の仕方により治しました。

また塩分も免疫に関わるようです。一時的な塩分濃度の上昇が免疫の誤作動を招くようなので、味噌汁やスープなどは控える方が良さそうです。

ビタミンやミネラル不足が免疫に関わる状況証拠を見つけています。不足していることの確認は困難ですが、全てセットになっているマルチビタミン・ミネラルを飲んでみられることをお勧めします。

悪性腫瘍での実績は子宮頚がんの前癌病変をお二人治したいだけですが、良性腫瘍であるイボ(尋常性疣贅)はかなりの確率で治すことが出来ます。対症療法である現代医学で治せないからと諦める前に食事を中心にお試しいただけますと幸いです。

人間には利き手が存在する理由

利き手とは左右の手で細かな作業のできる方の手のことです。
一般的には字を書く方の手であり、箸を持つ方の手のことです。
小さいうちに矯正された場合などは、左右同じように使うことが出来る方がおられ両利きと言われます。

右利きと左利き 利き手の矯正という記事を書いていましたが、改めて利き手のある理由を考えてみます。

類人猿には利き手がありますが、実はカンガルーにも利き手がありほとんどが左利きだそうです(参考:ナショナルジオグラフィック)。全ての足を同じように使う四足歩行をする動物には利き手は認められないそうです。二足歩行をすることで手が細かな作業をする余裕が生まれたたことから、利き手があるようです。

人間に利き手がある理由を一言で言えば脳の能力と熟練の時間を節約のためです。脳は基本的に面倒なことを嫌がります。両手を同じように使う理由がないから片手を主に使うだかです。両手を同じように両手を熟練させるためには利き手を作るよりも約2倍の時間を要するはずです。その分だけ脳の回路も余計に必要になります。試しに右利きの人が左手で同じように綺麗に字を書こうとすれば、非常に時間がかかります。片手で出来る作業ではいつも同じ手だけを使うことで、手を使う慣れを両手に分散するよりも片手に集中する方が効率よく手を動かすことが出来るようになるのです。

単純に考えても右手でも左手でも上手に字を書けるように練習するよりも、片手に集中させた方が効率的です。利き手に怪我をしたり失ってしまわない限りは、わざわざ利き手と反対の手で字を書く必要がないからです。

生まれたばかりの赤ちゃんに利き手はありません。生まれたばかりの赤ちゃんにとっては自分の手という感覚がないため利き手という感覚は無いと思います。何故なら成長とともに自分の手を認識するとじっと自分の手を見つめる時期があるからです。成長とともに自分の手の存在を発見するくらいですから、生まれつき利き手が決まっているということはないと私は考えています。成長してからであっても利き手の矯正が出来ることも生まれつき決まってはいないということを示唆します。

一歳くらいになり、物をつかんだり受け取ったりするようになりますが、手の使い始めに左右差は無さそうです。このことも生まれつき利き手が決まっていないことを示唆します。赤ちゃんが使っているうちに右手を使うか左手を使うか使いやすい方の手を優先して使うようになることで利き手が決まるようです。ということは一歳の頃から右手に手渡すようにしていれば脳の発達の段階で自然と右利きに仕向けることが出来そうです。

幼稚園児や小学生になって脳が利き手を決めてから利き手を矯正しようとすると、利き手とそうではない手の使い方に非常に差がついているため負担が大きくなってしまいます。もしお子さんが左利きになった場合、右利きに矯正しようと考えておられるのであれば一歳か二歳の頃から右手に物を渡すようにしましょう。

高血圧と塩分と糖質の関係

高血圧の犯人、主犯は塩分だと思います。共犯が糖質です。その理屈を説明していきます。

以前糖質を控えると高血圧が改善する実例から、糖質を控えることで糖質依存塩分依存の共依存が解消され、結果として塩分の摂取量が減ることで高血圧が改善すると説明しました(参考:糖質制限で高血圧が治る理屈)。

糖質を控えることで糖質依存と塩分依存が解消される仕組みが働き塩分摂取量が減ることで高血圧が治る人がいるのは間違いありませんが、今回は別の視点から書いてみます。

糖質が高血圧を招く

糖質を摂ると消化されブドウ糖として身体に吸収されることで血糖値(血中ブドウ糖濃度のこと)が上昇します。血糖値が上昇すると身体にとって有害なブドウ糖と身体のタンパク質が結合する糖化という反応が生じます。身体にとっては不都合なのでインスリンにより血糖値を下げようとしますが、様々な理由によりインスリンがうまく働かなくなるのが糖尿病です。このインスリンのおかげで血糖値が抑えられるのですが、血液中のインスリンが腎臓に働きかけると一旦尿として排泄したナトリウムを再吸収する仕組みが働いてしまいます。糖質を摂ることで血糖値が上がり、インスリンが働き、腎臓からナトリウムを捨てさせる働きを妨げる。つまり糖質を摂るとナトリウムが体内に貯留する仕組みが働いてしまうのです。糖質を食べなければインスリンが過度に分泌されることがなくなるため、体内にナトリウムが貯留されなくなって高血圧が改善するという道筋です。

肥満の方が高血圧になりやすいのはこの仕組みが働くからではないかと思います。肥満の多くは糖質依存による糖質の摂り過ぎで発症します。糖質を多く摂っているということは糖尿病になっていなくても、それだけインスリンが働いていることが考えられます。その分余分な塩分が身体に貯えられた結果、塩分濃度を薄めるために水分も溜め込むため高血圧になるという理屈です。

糖質によりナトリウムが貯留するのですからいくら塩分を控えたとしても、高血圧が改善しない可能性があります。

糖質依存と塩分依存の共依存

ましてや糖質依存と塩分依存の共依存に陥っていれば、依存から抜け出す知識なしに魅力溢れる両方抜け出すことは非常に困難です。おにぎりに塩をするのもパンにバターを付けるのも糖質という甘みを打ち消すために塩分が求められ、糖質依存だけでなく塩分依存にも陥ってしまいます。高血圧の患者さんに対して減塩が叫ばれる中、なかなか減塩出来ないのは塩分依存だからです。少し塩分を摂ると止まらなくなって結果として塩分を多く摂ってしまいます。減塩醤油などを使っても上手くいかないのはそのせいです。減塩した料理を美味しく感じることが出来ないのは塩分依存により塩気の感じ方が狂わされているからです。

まとめ

当初は糖質を控えることで高血圧が治るのは、糖質依存が解消され共依存状態の塩分依存も解消されることで塩分摂取量が減り、高血圧が改善されると考えていました。

腎臓でのナトリウムの排泄に関して、インスリンが関わることからインスリンが多く分泌される状態では、ナトリウムを体内に溜め込んでしまう可能性が考えられます。インスリンが働くのは糖質を食べた場合です。糖質を食べることでインスリンを介して高血圧に陥る可能性が考えられます。

上記の理由により高血圧に対して塩分を控えることだけ行っても大して意味はなく、糖質を控えることをしなければ改善しにくいと思います。

副鼻腔の存在する理由

私が学生時代、副鼻腔は様々な憶測はあっても存在する理由が分からないと言われていました。自然淘汰の理屈から副鼻腔が存在しなければ子孫が残せない理屈を考えてみると、存在理由がわかりました。副鼻腔が無ければ命に関わるあるいは子孫が残せない状況を想像してみれば良いのです。副鼻腔が無くても命に関わらないあるいは子孫が残せるのであれば、副鼻腔の存在する合理的理由とはなりません。

これまで考えられていた副鼻腔の存在意義です。

  1. 頭蓋骨の軽量化
  2. 声を共鳴させて音量を増幅
  3. 加温・加湿に関して鼻腔の補助
  4. 顔面への衝撃から脳を守る緩衝エリア

生物の進化の歴史から考えて、生き残る際に無駄な物は無くなっていきます。逆に生き残る上で必要だったからこそ残ったはずです。現在必要かはともかく、人類の進化の歴史においては副鼻腔があることが生き残る上で重要な役割があったはずです。これらのことを踏まえ自然淘汰の理屈から、生存に有利なものを検証してみます。

1.頭蓋骨を軽くするためという理由が言われていましたが、決め手に欠ける理由でした。何故なら軽くするだけであれば無駄な副鼻腔を削り落とし、その分顔が凹むことで副鼻腔が無くなるはずだからです。副鼻腔がある方が生存に有利なことが考えられます。

2.声を共鳴させて声を遠くまで飛ばすことを考えてみます。遠くまで声を届けることが出来ても生存に有利になる理由はありません。敵がいることを伝えるとしても、大きな声で伝えることで生き残るのは他の人です。更に付け加えるなら聞く人の耳が良ければ大きな声で伝えるよりも有利です。生き残るためには聴力が優れている必要がありますが、声が大きくても自身の生存には有利にはなりません。よって副鼻腔の存在理由にはなり得ません。ただし声が大きいと配偶者を見つけやすいという理由は考えられます。これは声が大きいと、本来の副鼻腔の存在理由が優れていること(副鼻腔が発達していること)が他人にもわかるため配偶者が声が大きい人を選ぶのです。あくまでも副鼻腔の発達が生き残りに有利だから、副鼻腔が発達している人が選ばれるだけで、声が大きいことは副鼻腔の発達している人を選ぶ手段でしかありません。

3.加温・加湿において鼻腔の補助をする。補助が無ければ生き残ることが出来ない程過酷な環境であれば鼻腔その物が発達するはずです。わざわざ副鼻腔が存在する理由にはなりません。副鼻腔が別の理由で存在するので、加温・加湿に利用しているのと考えるのが妥当です。

副鼻腔の存在理由

今の私にははっきりと存在する理由が分かります。先入観にとらわれることなく物事を考える「0から思考」で考えると簡単でした。副鼻腔があるのが頭の前面というのも大きなヒントです。軽くするのが目的なら頭の周囲に満遍なく存在しなければ理屈が成り立ちません。何故前面だけに副鼻腔という空間があるか?それは4.脳を守るための衝撃を吸収するための衝撃吸収エリア、つまり頭部を衝撃から守るバンパーのようなものだったのです。今の平和な世の中では想像がつきませんが、他の動物や他の人間との争いにより怪我をするのが当たり前だった遥か昔、脳を守ることが最重要課題でした。怪我をすることが前提で脳にまでダメージを受けないことが重要です。木の棒や拳で殴られても副鼻腔があることで衝撃を吸収することが出来ます。副鼻腔が車のバンパーのように働くのです。ちょうどバンパーが物にぶつかることを想定して作られているように、人の頭も進化の歴史の中では、頭に衝撃を受けることを前提で脳を守るように進化した可能性が高いと思います。他の動物や他の種族との戦いにおいて顔面に強い衝撃を受けた場合、副鼻腔が無ければ脳に直接衝撃が加わります。脳が身体の動きの司令塔ですから副鼻腔の小さな者は直接衝撃を脳に受け、動けなくなって殺されてしまいます。衝撃の際事故時のバンパーのように副鼻腔が潰れることで脳に直接衝撃が加わることを抑えることが出来ます。結果として脳に損傷がないためすぐに動くことが出来、命を守ることが出来るのです。

車のバンパーは前後にありますが人間の頭部には副鼻腔は前面にしかありません。この理由を考えてみます。自然界では後ろから衝撃を受けることはほとんどありません。車は一方向に並んで進むという自然界では考えられないような特殊な状況で、後ろから追突されることに備えたものです。人間が頭の後ろから衝撃を受ける場合には、副鼻腔のようなものがあったとしても守りきれないので後頭部にはバンパーは存在しないようです。その代わり後頭部の頭蓋骨の厚みが厚く作られています。

これまでわからなかった理由

何故このような簡単なことがわからなかったかと考えてみました。副鼻腔の使い方を考えてしまったようです。研究者達が常識にとらわれてしまい「0から思考」が出来なかったことに起因します。何故なら木や拳での殴り合いの時代が何万年・何十万年も続いたことが抜け落ちているのです。剣や銃など武器が発達してしまった今となっては、研究者には副鼻腔があることで生存に有利だとは想像出来なかったのだと思います。剣や銃では副鼻腔を簡単に突き抜けてしまうからです。木の棒や拳であれば副鼻腔が衝撃吸収のバンパーの役割を果たしてくれるのです。

簡単な思考実験でも容易に理解出来ることですから、恐らく今ならコンピュータシミュレーションで上記のことを計算すれば簡単に証明できると思います。

「0から思考」は文字通り0から物事を考えます。0から考えてみると、如何に日常的に常識にとらわれて思考しているかが良くわかります。

人が物事に飽きる仕組み

人には同じ物事を繰り返していると、飽きる仕組みが備わっています。

何故人は飽きるのでしょうか?

飽きることで別の物に興味を持たせるため

飽きるというのは様々な状況で障害になります。例えば勉強に飽きてしまえば、他の物事に興味をうつしたいのに、状況が許しません。勉強に飽きているのに勉強しなければならない状況は苦行とも言える我慢の時と化します。同じことの繰り返しの仕事に飽きてしまえば、それはお金と引き換えの作業でしかありません。

本来人間は知らないことやわからないことに対して興味を持つようです。興味を抱いた物事を知ることで脳の報酬系(脳に対するご褒美みたいなものです)が活性化されます。この脳の報酬系は記憶とも連携しており、記憶の分報酬が差し引かれるように設計されているようです。初めて知ることや経験に対しては過大な喜びが得られますが、記憶にあることは記憶の分差し引かれて報酬が与えられます。だから同じことを二度体験しても感動が少ないのです。何度も経験するうちに十分記憶した時点で、報酬系が報酬を与えなくなります。いわゆる飽きたという状態になります。

これは同じことに執着することで、他の物事を経験する機会を逃さないようにする仕組みだと思います。様々な物事を経験しておく方が、一つのことに執着しているより環境の変化に適応できる可能性が高く、生き残りに有利だからです。

飽きない仕組みの獲得

飽きない仕組みの獲得とは二つの意味があります。自分で獲得したもの。意図的に仕組みを作ったものです。

自分で飽きない仕組みを獲得してしまうのは、依存のメカニズムです。脳の報酬系が錯覚を起こし、飽きるのとは逆の反応でやり過ぎてしまうのです。

飽きない仕組みとは様々なゲームです。本来は同じことを何度も経験していると飽きるはずですからゲームのやり過ぎは起こりません。しかしゲームメーカーは飽きない仕組みの作り方を経験的に知っているため、ゲームから逃さない仕組みを作り上げてしまうのです。ゲームの問題はこの飽きない仕組みを意図的に作り出してしまったことだと思います。本来人間のもつ飽きる仕組みを回避するのですから、ズルいとも言えるかも知れません。

人間の遊び本来の意味から逸脱しているので、将来的にはある程度規制が必要になるのかも知れません。

一度飽きてもまたやりたくなる理由

一度飽きても再びやりたくなるには理由があります。一言で言えば覚えているかどうかです。もう一度やるかどうか考えた際に記憶が薄れていれば、再度報酬系が活性化されることが期待できますから魅力的に思えます。記憶が鮮明なら報酬系は活性化されませんから魅力的に思えません。

子供が一旦飽きた遊びを再び何度もやりたがるのは、以前の記憶が報酬系を差し引けなくなっているからです。

勉強・仕事などで飽きるのを防止するには?

同じことの繰り返しだと飽きやすいので、時間毎に区切って勉強や仕事をする。毎回新しい発見を探すようにする。例えば覚え方の工夫をし、覚えやすい覚え方を楽しみながら試す等。仕事であれば同じ作業なら時間短縮するための工夫をして何時もとは少しずつ変えていく。

何らかの工夫などを考えることで少しでも改善することを見つけ出す。世の中に完璧なことなどあり得ないので、探せば何かしらの改善点を見つけることが出来るはずである。