花粉症の本当の原因と治し方

花粉症は花粉が原因だと誤解されている方が多くおられます。実は花粉は原因ではありません。原因は糖質による粘膜に対する自己免疫反応です。その証拠に糖質を食べなければ花粉症はあっけなく治ります。花粉が原因であれば、花粉が飛んでくる限り治らないはずです。例えばスギの花粉症であればスギの花粉が飛んでくる季節が過ぎるか引っ越さない限り治ってはおかしいはずです。実際には糖質を食べないだけで治ることが花粉が原因ではない客観的証拠です。ただし花粉が無関係ではありません。悪化因子なのです。そのことを解説していきます。

花粉症の本当の原因

花粉症の本当の原因、病態は鼻粘膜・眼粘膜に対する自己免疫反応です。
本来人間には細菌やウイルスから身体を守るために免疫という防御システムを備えています。この防御システムは間違って自分の身体を攻撃しないために、自分の身体に対する防御システムのスイッチを切る仕組みが備わっています。だから細菌やウイルスの侵入を防ぎながら、自分の身体を攻撃することなく快適に生活することができるのです。
自己免疫反応とは本来備わった防御システムが誤作動を起こしてしまい、自分の身体を攻撃してしまう状態です。その攻撃対象が鼻粘膜・眼粘膜になってしまっているのです。鼻粘膜・眼粘膜を攻撃するだけであればそれほど激しい反応にはなりませんが、攻撃されて粘膜が傷んだ状態で花粉が付着すると花粉を侵入者と誤解してしまうのです。粘膜に付着した花粉を侵入者だと誤解しているので、必死で排除しようとして通常の免疫反応を生じるのです。これが血液検査で測定されるスギ花粉に対するIgEと言われるものです。このIgEが原因だと誤解されているのですが、病気の本質は鼻粘膜・眼粘膜に対する自己免疫反応です。

様々な花粉症が知られていますが、鼻粘膜・眼粘膜の自己免疫反応による傷み具合によって花粉の大きさや数、反応性の違いを生じているのだと思います。

花粉は無数に飛んでいるため、みんなの鼻粘膜や眼粘膜に付着しています。しかし花粉症を発症する人と発症しない人がいるのは、自己免疫反応を起こしているかどうかの違いです。

昔スギを多く植樹したから花粉症に悩む人がいると訴える人がいますが、的外れです。何故なら糖質を食べていることが原因だからです。たまたまスギの花粉が多く飛んできて反応してしまったに過ぎません。

花粉症が治らないと誤解された理由

一言でいえば主食を食べているからです。主食である糖質が病気の原因ですから、いくら治療しても原因を食べている限り治ることはありません。糖質を食べないという発想がなかったため治らなかったに過ぎません。

糖質を食べるというアクセルを踏みながら、ブレーキである抗アレルギー剤で止めようとしても止まりません。車であればブレーキよりもアクセルを緩めるあるいは踏まないことが大切なのは、車を運転する人にとっては常識でしょう。

みんなが主食を食べるという常識に捉われ食べ続け、主食に原因があったので治らなかったのです。

花粉症の治し方

鼻粘膜・眼粘膜に対する自己免疫反応を引き起こす原因は糖質です。糖質を一度に摂り過ぎると症状を引き起こす糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種のようです。病態の仮説は考えているものの、どのような機序で起こっているのかまだ詳しくわかっていませんが、免疫システムが誤作動を起こしていることに間違いはありません。
治すためには糖質を食べないようにするか、糖質を食べるのであれば病気を避ける理想の食べ方がお勧めです。

飛んでくる花粉の量により症状が悪化する傾向があることは確かですが、必ずしも花粉の量と症状が一致しません。糖質を多く食べると悪化しやすく糖質をそれほど食べていなければ花粉が多く飛んでいても反応しにくいのです。
糖質と花粉が足し算になり一定値をこえると発症しているようです。
だからスギ花粉が飛んでいない夏は糖質を食べても発症しませんが、スギ花粉の飛ぶ春先に糖質を同じように食べていると発症するのです。特にスギ花粉が多く飛ぶ前に糖質を控える方がお得です。

肥厚性瘢痕・ケロイドを治す方法

肥厚性瘢痕・ケロイドは簡単に治ります。実は病院に行く必要はありません。何故なら原因は食べ物ではなく食べ方です。その証拠に食べ方を変えるだけで治ります。治らないあるいは治りにくいという医者に何度受診しても、どれだけ長く通院しても意味はありません。答えは食事にあるからです。

簡単に言えば糖質の食べ方に気を付けるだけです。具体的な食べ方は病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。以前も肥厚性瘢痕・ケロイドは糖質回避で治る肥厚性瘢痕・ケロイドの違いとその原因と治し方で書いてみましたが、検索で『肥厚性瘢痕』でヒットしていたことがわかりました。肥厚性瘢痕の検索順位が104位と決して上位ではありませんでしたが、当サイトにアクセスして頂いたので悩まれている方が多いと考え、改めて書いてみることにします。

肥厚性瘢痕・ケロイドの病態

病態(病気の起こる過程)は他の自己免疫反応と同じです。本来なら身体に浸入した細菌やウイルスを攻撃する免疫は、自分の身体は攻撃しない仕組みが備わっています。その仕組みが誤作動を起こしてしまい、本来なら攻撃してはいけない自分の細胞を攻撃してしまうのです。糖質を沢山食べることで免疫システムが誤作動を起こし、自己免疫反応を引き起こすようです。自己免疫反応のターゲットが鼻や目の粘膜であれば花粉症、気管支粘膜であれば気管支喘息、皮膚であればアトピー性皮膚炎を引き起こすに過ぎません。他の対外に露出していない細胞が自己免疫反応のターゲットの場合には膠原病と言われていますが、その病態は同じです。引き金は糖質がひいているのです。その詳しい病態は分かってはいませんが、糖化産物が発症に関わっている仮説を考えています。いずれ解明されるでしょう。
肥厚性瘢痕・ケロイドは創傷治癒細胞に対する自己免疫反応によるものです。肥厚性瘢痕とケロイドの違いは自己免疫反応の強さの違いです。肥厚性瘢痕とケロイドは違う病気だと分類している人達もいますが、残念なことに糖質による自己免疫反応を知らない人達が治療にあたっているからでしょう。糖質を一度にたくさん食べれ続ければケロイドを発症し、糖質をそれ程食べなければ肥厚性瘢痕で済むようです。

恐らく肥厚性瘢痕・ケロイドも糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種です。血糖値の一時的な上昇を引き金として自己免疫反応が起こるようです。一回だけ糖質を一度に摂り過ぎることで発症する狭義の糖質一度に摂り過ぎ症候群ではなく、糖質を一度に摂り過ぎることを何度も繰り返すことで発症する広義の糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種のようです。

肥厚性瘢痕・ケロイドの治し方

肥厚性瘢痕・ケロイドの病態は創傷治癒細胞に対する自己免疫反応のため、治療には免疫抑制剤であるステロイドがある程度有効です。外用はそれ程効果は期待出来ませんが、局所注射は炎症反応をある程度抑えてくれるため、それなりに効果はあります。しかし原因である糖質を控える糖質回避以外の治療法は対象療法に過ぎません。自己免疫反応とステロイドによる免疫抑制の綱引きになるためすっきりと治らないのです。いわばアクセル(糖質)を緩めず、ブレーキ(治療)だけ踏んでいる状態のようなものです。

医者によっては肥厚性瘢痕とケロイドを区別していますが、反応の程度が違うだけで病態は同じです。区別する時点で病気の本質を見誤っています。区別に意味はありません。肥厚性瘢痕は傷痕が盛り上がるだけで元々の傷痕の範囲をこえないものをいいます。傷痕の範囲をこえて盛り上がりが広がってしまうものをケロイドと呼んでいるに過ぎません。

ただケロイドを発症する方は傷痕の反応性が激しいため、気付かない程の小さなニキビなどの小さい傷でも傷痕が増大してしまうようです。ケロイドは遺伝性が認められるため、ケロイド体質という言葉もあります。このことから創傷治癒細胞に対する自己免疫反応の起こりやすさに遺伝性があることがわかります。

ケロイド体質であれば自己免疫反応の反応性が激しいため、糖質の食べ方を特に気を付ける方が良いようです。特にケロイドが現在進行形で増大しているのであれば、主食をやめてしまうのが良いと私は思います。ただし糖尿病や肝臓疾患や腎臓疾患などで治療中の方は糖質の控え方と食べ方を主治医の先生に相談してください。特に糖尿病で治療中の方が突然糖質を控えると低血糖を生じることがあるため危険を伴います。

基礎疾患のない方の場合、肥厚性瘢痕やケロイドを治すためには主食として糖質を食べないことをお勧めします。何故なら早く治るからです。糖質を食べるのであればオカズから食べる、一度にたくさん食べない、小分けで食べるという病気を避ける理想の食べ方をご参照下さい。

ニキビ痕の赤みの治し方

ニキビ(尋常性ざ瘡)の痕は赤くなり、なかなか治りません。
ニキビ痕の赤みは少し前までは美容皮膚科でレーザーで血管を焼灼するしかありませんでした。

今では糖質の食べ方に気を付けるだけで簡単に治すことができます。
考え方としては糖質回避です。
ニキビ痕の病態はケロイドや肥厚性瘢痕と同じようです。傷が治る際の創傷治癒細胞に対する自己免疫反応のようです。他の多くの自己免疫疾患同様が糖質回避により改善が期待できます。逆に言えば糖質を摂り過ぎているから治らないようです。糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種なのか、一度に限らず糖質摂取を頻回に繰り返すことで発症するのかはまだわかりません。少なくとも糖質を控えなければ何年も赤いままであることは紛れもない事実のようです。
恐らく一度に一定量の糖質を摂ることで自己免疫反応のスイッチが入るため、糖質一度に摂り過ぎ症候群の一種だとは思います。ただしアトピー性皮膚炎やニキビのように一度だけの糖質の摂り過ぎで発症する、狭義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とは異なり、一度に糖質を摂り過ぎることの繰り返しで起こる広義の糖質一度に摂り過ぎ症候群とでもいうべき疾患のようです。
病態を考えると、血糖値の一時的な上昇により自己免疫反応の引き金を引くようです。血糖値の一時的な上昇がなくなることで、自己免疫反応が引き起こされなくなり、既に起こってしまっている自己免疫反応が収まると赤みがひいてくるようです。
自己免疫反応を避ける食べ方は、病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

ニキビ痕が治るまでの期間

ニキビ痕が盛り上がりのない多少の赤み程度であれば数週間の糖質回避で改善が期待できますが、盛り上がる程の強い炎症であれば数か月の時間を要すこともあります。
盛り上がる程のニキビ痕であれば、盛り上がりがなくなり赤みがなくなるまで主食をやめてしまう方が早くよくなってお得だと思います。
今でも糖質回避によりニキビ痕が改善することを知らなければ、レーザー治療しか治す手段がないと思われている人も多いでしょう。保険適応のないレーザー治療に何万円ものお金を支払うことを考えれば、何万円分かの糖質の我慢と考えればお得だと私は思います。
おまけで痩せることもできます

2・3週間経ってもニキビ痕の赤みが改善しないのであれば、まだ糖質が多い可能性があります。少なくともニキビが新生しているのであれば、糖質を一度に食べる量が多い警告を身体がしてくれているのです。ニキビ痕の前にニキビの出来ない糖質量に控えることをお勧めします。

小さいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ注意報、大きいニキビであれば糖質一度に摂り過ぎ警報です。注意報や警報が出ている状態ではニキビ痕も治りません。病気を避ける理想の食べ方を参考に、出来れば主食をやめるようにしてみましょう。ただし既に糖尿病で治療中あるいは腎臓疾患、肝臓疾患にて食事制限のある方は食べ方に注意が必要です。主治医の先生に相談してみてください。

 

減塩が難しい理由、減塩に失敗する理由

塩分が高血圧の一因であることは間違いないため、一部の先生が減塩に盛り上がっています。ただ減塩!減塩!と声を張り上げるだけで具体的な方法は薄味にすることを提案しているだけに過ぎません。どうやら糖質依存塩分依存の共依存の関係を知らないようです。依存状態なのですから、その仕組みを理解することなく依存から抜け出すことは非常に困難です。塩分が身体に悪いとわかっていても食べてしまうのは、依存状態そのものです。依存の診断基準にも身体に悪いとわかっていても摂ってしまうという項目があります。これこそが塩分依存の証拠です。

減塩が難しく、減塩に失敗する理由は塩分依存という依存状態だからです。
糖質依存において糖質を少し食べると余計お腹が空くのと同様、塩分依存の状態で少し塩気を摂ると余計摂りたくなるのです。塩気が好きだと誤解している人が多いのですが、塩気に騙されて操られているのです。本来の塩気を感じる味覚の設定値が狂っている状態なので、普通の味付けで塩気を感じにくくなります。そのため必要以上に塩気を求めてしまうのです。

減塩の仕方

塩分依存は糖質依存と共依存の可能性が高いため、まずは糖質依存から抜け出すことです。糖質回避という考え方です。
糖質依存の上手な抜け出し方は糖質を食べる食事と糖質を食べない食事をはっきりさせることです。具体的には1食主食をやめてオカズだけ食べる。慣れてくると2食主食をやめてオカズだけ食べる。可能であれば3食オカズだけにするという食べ方です。

糖質の甘味を打ち消すために塩気がほしくなるのです。糖質を食べなければそれほど塩気を必要としないはずです。

糖質制限をしていると味覚が変わったという人達がいるのは、糖質依存から抜け出すと同時に塩分依存からも脱出できるからのようです。塩分依存に陥っていると味覚の設定値が変わってしまうため、塩気を感じにくくなり塩気を求めてしまうためです。

減塩をしたいと思えば、まず糖質依存から抜け出してみましょう。

糖質依存から抜け出しても減塩が難しい場合には、塩気を減らすという発想をやめて、塩気を0にするつもりで減塩してみるとやりやすいと思います。胡椒の辛味やうま味など塩気とは違う味覚にすり替えるのです。もしよかったら塩分依存という状態から抜け出す発想で減塩を考えてみてください。

食生活を見直して血糖値改善SPが残念

食生活を見直して血糖値改善SPなる番組がありました。偶然見てみましたが、内容が残念なことになっていました。
糖質を食べることで上がる。糖質を食べなければ上がらない。という理屈を基本としながらも、少しずらして放送されていました。

血糖値に関して、血糖値を直接上げない脂質・タンパク質をカウントする点で無意味なカロリー説を元に、説明が組み立てられていました。
更に糖質だけ食べる場合と糖質以外のものと共に食べる場合(オカズから食べる)の血糖値の違いの説明もありませんでした。カロリー説では血糖値が上昇するはずのアイスクリームを二個食べても大して血糖値は上昇しません

更に太る理由がお肉の脂肪だとされていました。私は糖質依存により糖質の食べ過ぎにより太ると考えています。糖質依存無しで太る程お肉を食べ続けるお肉依存あるいは脂肪依存は考えにくいと思います。

血糖値において食事で意味があるのは糖質の量とタンパク質・脂質とのバランス・濃度です。糖質の量が多くてもタンパク質・脂質が多く含まれていれば吸収が邪魔されるので急激な血糖値の上昇が抑えられます。逆に糖質だけを食べてしまえば少量でも血糖値は急激に上昇します(参照:おにぎり1個の血糖値 ~血糖値持続測定~)。

どうやら私のように理屈で考えたことを実際に測定して理論の検証はされていないようです。

肝心の糖質を食べなければ血糖値の変動がないことは説明されませんでした。
糖質を食べなければ2型糖尿病でも治ることも説明はされませんでした。

糖質のことに触れないのでおかしな説明だなと思い、CMを見てみるとパン屋さんとハンバーガー屋さんのCMが流れました。
スポンサーに都合の良いことを説明してくれる先生を探してこられたようです。

最後のテロップも非常に残念でした。
身体の悩みに関する原因とそれに対する解決策の1つです。
事例により別の原因・学説があることをご承知ください。

真実は一つだと思います。
糖質が血糖値を上げる。
糖質以外は血糖値の上昇を邪魔してくれる。
血糖値を上げないためには糖質を控える。糖質を食べるなら糖質以外のものと共に食べる。小分けで食べる。詳しくは病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。血糖値の上がりにくい食べ方と病気を避ける食べ方は同じです。血糖値の上昇が病気を引き起こしているからです。
糖質の正しい食べ方を伝えるべきだと私は思いますが、スポンサーの意向が優先されるようです。

色々な意味で残念な番組でした。

食欲は敵ではないから戦わない

以前食欲は敵ではない。食欲と戦っても勝てないに書きましたが食欲は人類の進化の歴史において命を繋いだ味方です。食欲が無ければ全ての生物は子孫を残すことなく死に絶えるでしょう。
しかし多くの人は食欲を敵だと誤解しているのです。その理由は食欲のせいで太ってしまっていると考えているからです。実際には食欲のせいで太っている訳ではありません。糖質依存禁断症状である強い空腹感のせいです。糖質依存の禁断症状として食欲が必要以上に増強されているのです。本来の空腹感は空腹を我慢してピークをこえた空腹感です。食べても食べなくても済むような空腹感です。本来の食欲はその程度にもかかわらず、糖質依存の禁断症状として強い空腹感を感じさせるのです。

本来の食欲は命をつなぐためのもので、人類の進化の歴史においてお腹が空くから命の危険をおかしてでも食料を確保してきたのです。食欲がなければ命の危険をおかしてまで食料を確保するようなことはしなかったでしょう。食べなければ死んでしまうから食べていたのです。命を繋ぐためであって、太る程食べることはありません。何故なら太ってしまうと他の肉食動物に食べられてしまったからです。太る程食べない仕組みが備わっていたはずです。太る程食べてしまった人は肉食動物から逃げ遅れて食べられてしまうことで子孫を今に残すことはできなかったでしょう。
しかし糖質依存に陥ると糖質の量を自己抑制できなくなるのです。満腹中枢が騙され、胃が物理的にいっぱいになるまで食べ続けてしまうのです。
つまり食欲が敵だと思ってしまうのは、糖質依存が原因です。
糖質を食べなければお腹が空かなくなります。少なくともピークをこえた空腹感しか感じなくなるのです。何故なら糖質依存から抜け出すことができるからです(参考:糖質依存の上手な抜け出し方)。

食欲と戦わない方法

食欲とは戦わない方法は簡単です。お腹いっぱい食べることです。ただし糖質以外のものでお腹を満たすことです。肉・魚・野菜でお腹を満たすことです。
食事時以外に小腹が空いた際には、ゆで卵・チーズ・ソーセージ・枝豆・ナッツ類などを食べることをお勧めします。
とにかくお腹いっぱいにしてしまいましょう。
それだけで食欲と戦う必要がなくなります。

糖質を控えていると食欲に襲われることがなくなるため、糖質依存から抜け出すまでの短い間です。食欲とは戦わず糖質以外の物を食べることでやり過ごすイメージです。食欲とは戦わず糖質以外の物をお腹いっぱい食べてやり過ごしましょう。

低血糖は糖質を食べるから?食べないから?

低血糖とは血液中のブドウ糖濃度である血糖値が下がってしまうことです。単純に考えれば糖の濃度なので、糖質を食べないと低血糖を生じるように考えてしまいがちです。確かに糖質を食べないと低血糖になると主張する人もいます。人によってはお腹が空いてくると手がしびれるという人までいました。
しかし現実には私のように糖質を食べるから低血糖を生じる人がいるのです(参照:私の不眠の原因は低血糖!不眠の原因は再び低血糖)。糖質を食べることで低血糖になる理屈を書いていきます。

糖質を食べない生活をすれば以下のグラフのように血糖値はほぼ一定です。

主食を食べない血糖値の推移を示したものです。

糖質を食べることで血糖値が急上昇し、上昇した血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。そのインスリンが効きすぎた状態が低血糖です。

睡眠時低血糖

私の睡眠時の低血糖は、昼間に糖質を食べた影響で過剰に分泌されたインスリンの影響が考えられます。

夜8時以後の血糖値が100mg/dlを切っているのもその前に食事に含まれた糖質の影響だと考えられます。
身体はもっと糖質を食べると期待したにも関わらず、糖質の量が身体が予想した量より少なかったため血糖値が必要以上に低下してしまうのです。

私は糖質依存状態ではないため食事をしなければ通常血糖値は下がりませんが、糖質を日頃から食べているといつもなら糖質を食べる時間にはあらかじめインスリンを分泌して血糖値を下げてしまうようです。血糖値が下がるためお腹が空くのです。糖質依存の糖質切れの状態のため、糖質を求め禁断症状である強い空腹感を引き起こすのです。

人類が糖質を好きなだけ食べることができるようになったのは、農耕がはじまってからなので数千年、余るほど食べることができるようになったのはここ数十年です。身体が急激な血糖値の上昇を繰り返すことに適応していないのです。更に人類の進化の歴史から考えると、食べ物を食べられるときに好きな時間に食べていたはずです。みんなで農耕をはじめたことからみんなでそろって食べるようになったに過ぎません。みんなが同じ生活リズムをするために2食あるいは3食で食事をするようになったのです。人類の共通祖先であるお猿さんが2食あるいは3食しか食べないという話は聞いたことがありません。お腹が空けば食料を見つけて食べるし、満腹になれば食料は探さず食べないだけだと思います。絶えず少しずつ食べる生活の中で進化してきたと私は思います。にも関わらず人間は社会生活をおくるために2食あるいは3食という食生活を選択しているに過ぎません。その上糖質を大量に食べることで低血糖を引き起こしているのです。その低血糖が糖質依存の禁断症状を引き起こし、強い空腹感を感じさせるのです。

糖質を食べないから低血糖を生じるのではありません。人間をはじめ動物には血糖値を一定に保つ仕組みが備わっています。糖質を食べるから血糖値が急上昇し、下げようとする際に下げ過ぎた結果低血糖に陥るのです。

低血糖になるから糖質を食べなければというのは本末転倒なのです。
糖質を食べているから低血糖になって頭がぼうっとしてしまうのです。
ご参考まで。

専門医は病気を治さない?治せない?

様々な病気に対して専門医という制度があります。例えば糖尿病の治療に対しては糖尿病専門医、高血圧の治療に対しては高血圧専門医、皮膚病に対しては皮膚科専門医という制度です。
学会が一定の診療レベルを認定する仕組みのため、少し前までは専門医の有無が患者さんにとっては医者を選ぶ目安になっていました。少し前までというのは、今では専門医は既得権益を守るために病気を治さないための方法を模索している組織かもしれないからです。

糖尿病に関しては炭水化物が人類を滅ぼすに糖尿病専門医と病気の関係が書いてありますので読んでみてください。一言でいえば糖質を控えるだけで糖尿病を予防でき、治すこともできます。糖尿病は糖質依存症に過ぎないのです。しかしそんなことが広まると糖尿病という病気が無くなって、糖尿病専門医が生活に困るため患者さんには糖質を食べることを推奨しているという現代の会談のような恐ろしい話です。

高血圧は塩分を控えることで改善が期待できますが、糖質依存と塩分依存の共依存に陥っていることを理解している人が少ないため減塩に苦労するのが現実です。しかし糖質依存から抜け出すことで塩分依存も抜け出すことができるため味覚が変化することで、過度に塩気を求めることがなくなるため容易に減塩することができるようになります。糖質依存による糖質の過剰摂取で肥満を生じるため、肥満による高血圧も改善が期待できます。糖質を控えることで高血圧が治るのですが、そんなことになっては専門医の意味がなくなるので減塩は言っても糖質を控えることは言わないのです。

皮膚病の多くも糖質一度に摂り過ぎ症候群に過ぎず、糖質を控えるだけで多くの病気が治ります。しかし専門医の人達は最後まで受け入れないでしょう。そんなことで治ってしまわれると自分達の存在意義がなくなってしまうからです。

専門医の人達は病気を治したい訳ではないと思います。治療がしたいのです。専門医の中にも病気を治したいと考えている医者も少しはいるとは思いますが、大半の医者は自分達の生活と自己満足のために治療をしたいのだと思います。そのため病気を食事で治す方法があっても、最後まで信じようとはしないでしょう。何故なら食事で病気が治ってしまえば、自分達の存在意義を失うからです。自分達が専門医であり続けるために病気を治そうとはしないでしょう。これまでと違う食事は危険だとして、必死で抵抗することでしょう。

私が現時点で知っている食事(糖質回避)で治せる病気は、2型糖尿病、高血圧、花粉症などの各種アレルギー疾患、アトピー性皮膚炎ニキビ(尋常性ざ瘡)、円形脱毛症などの各種自己免疫性疾患や膠原病、イボ(尋常性疣贅)などの慢性感染症、子宮頸がんなどの腫瘍性病変など多岐にわたります。原因不明で何らかの形で免疫が関わっている病気は糖質依存から抜け出すだけで免疫が正常化することで改善が期待できます。

多くの医者は病気を治したい訳ではありません。治療をしたいのです。
食事による病気を生じる病態を知らない勉強不足で治せないのか、商売のために治さないかのどちらかです。
特に専門医は何年もかけて資格をとっています。その資格が患者さんの食べ方一つで無意味なものになってしまうのです。そんな食べ方は必至で避けてもらおうとすることでしょう。

病気を避ける理想の食べ方により病気を避けることをお勧めします。
少し前までは病気は病院で治療するしか選択肢がありませんでした。その医者を選ぶ一つの目安が専門医という制度でした。しかし病気の本当の姿がわかってきた今、専門医を受診することが必ずしも正しいとは限りません。
もしかしたら専門医を受診したら病気になる!と言われる時代が来てしまうかもしれません。急を要さない病気であれば、まずは糖質回避あるいは病気を避ける理想の食べ方をしてみましょう。それでも治らなければ病院を受診することをお勧めします。
ただし現在食事制限を伴う病気で治療中の方は主治医に相談することをお勧めします。食べ方と薬の加減の相談にのってくれない医者であれば、正に上記の医者だと思います。他の医者にかかる方が良いかもしれません。
食事を変更する際、糖尿病治療中の方は低血糖を生じる可能性があるため、いきなり糖質0にせず徐々に糖質を減らすようにしてみてください(糖質依存の場合糖質を少しだけ食べると余計食べたくなるのですが・・)。

果汁100%ジュースとコーラ、病気になるのは?

患者さんと話をしていてふと気づいたことがあります。
それはジュースを飲む人が多いことです。そして果汁100%ジュースだから大丈夫という思い込みがあるようです。そこでジュースの選び方として書いた内容を書き方を変えて記事を書いてみようと考えました。結論を先に言えば果汁100%ジュースでもコーラでも糖質の入っているものは病気を引き起こす可能性があります。そのことを書いていきます。

私の考えている理屈からすると糖質を摂ると病気を引き起こします。しかも一度にたくさん摂ると症状を引き起こします。糖質が足し算になり一度にたくさん摂ると症状を引き起こすようです。そこで糖質一度に摂り過ぎ症候群という疾患概念を提案しています(当初は糖質一度に食べ過ぎ症候群としていましたが、飲み物でも引き起こすことがわかったため糖質一度に摂り過ぎ症候群に変更しました)。

タイトルの結論は果汁100%ジュースは糖質が入っているため問題です。コーラは砂糖入りのものは病気を引き起こし、糖質0のものは病気を引き起こしません。コーラとしたのは身体に悪そうなイメージがあると考えたため、たとえとして出してみました。コーラの砂糖入りと砂糖なしの比較映像を見ると明らかですが、砂糖が入っているものを一度にたくさん摂れば糖質一度に摂り過ぎ症候群を引き起こします。

自然のものが安心・安全で、合成したものは危険という考え方があります。自然のものでも糖質や砂糖は明らかに様々な病気を引き起こします。そもそも果物で病気を引き起こしている人もたくさんおられます。その一つのきっかけが果汁100%ジュースです。果汁100%だから大丈夫というのは自然のものなら安心という幻想にすぎません。砂糖が入っていないコーラが絶対安全かと言われれば、その保証を出来る程の知識は今の私にはありませんが、少なくとも砂糖・果糖の入ったジュースが病気を引き起こすのは明らかです。

果物は身体によいというのは残念ながら幻想だと私は思います。糖質同様毒ではないとは思いますが、少なくとも摂り過ぎると病気を引き起こすものだと理解することをお勧めしています。その果物を絞った果汁100%ジュースも同様です。飲み過ぎれば糖質一度に摂り過ぎ症候群を引き起こすきっかけとなります。ご注意を。
ちなみに水分補給にはスポーツドリンクという誤解もあります。糖質の入ったジュースは糖質一度に摂り過ぎ症候群を引き起こす可能性があります。詳しくはジュースの選び方をご参照ください。

主食を食べない血糖値推移 ~血糖値持続測定~

日頃私は糖質を食べない食生活を送っています。
当初の目的はダイエットでしたが、たまに糖質を食べると睡眠の質が悪くなるためダイエット成功後も引き続き糖質を食べない食生活をしています。
血糖値持続測定を行うことで、糖質を食べると睡眠の質が悪くなる理由が発覚しました。私の場合糖質を食べた反動で睡眠時低血糖を生じていたのです(参考:私の不眠の原因は低血糖!不眠の原因は再び低血糖)。食事と低血糖の関係から、私の場合糖質を食べて一気に血糖値が上がったにも関わらず、その後糖質を食べない夜中に低血糖を引き起こしているようです。昼間や夕方に糖質を食べるなら夜も食べなければ夜中に低血糖を引き起こす可能性が高まるようです。このことに気を付けながら糖質を食べるようにしています。
今は自分の身体で血糖値の変化を調べる実験しているため糖質を食べています。

逆に糖質を食べない血糖値をあげておきます。

主食を食べない血糖値の推移

面白くないくらい真っ平らです。
日頃から朝食は摂りませんが、昼夜は食べています。主食であるお米やパン、麺類は食べず、おかずだけ食べています。

この日の実験は夜食後3時間してからアイスクリーム二個を食べましたが多少上昇する程度で目に見えて血糖値が上昇することはありませんでした。

主食を食べなければ血糖値は上昇しないことがはっきりとわかりました。
アイスクリームを2個食べれば多少上昇する程度です。この程度であれば反動で低血糖を引き起こすこともありませんでした。

血糖値においては主食が大敵のようです。
お米、パン、麺類でどのように血糖値の違いが出るかも調べてみたいと思います。
これまでわかっているのは、同じランチメニューでお米とパンでの血糖値の違いです。お米の方が上昇しました。重さがそろっていないのでいずれはお米とパンの重さそ揃えて実験してみたいと思います。