食パン2枚とふわたまオムレツの食後血糖値

かなり以前にフリースタイルリブレを使って実験していた内容をパソコンの中で見つけたので掲載することにします。

以前は食パン2枚とこだわりたまごのサンドの血糖値を比較してみましたが、今回は食パン2枚とふわたまオムレツとスライスチーズを食べた血糖値を調べてみました。

食べたもの

5枚入りのセブンブレッド

このうちの2枚を食べてみました。

卵2個で電子レンジで作るオムレツです。
スライスチーズも1枚一緒に食べてみました。

食パン・オムレツをそれぞれ食べるとタイミングがずれるだけで血糖値が上昇することが予想されるため、同時に食べるように心がけました。

水分の影響(参考:おにぎりとお茶の食後血糖値食パンと水500ml・牛乳500mlの食後血糖値)を避けるため食後2時間は水分を摂らずに実験を行いました。

結果

このままでは高いのか低いのか判断がつかないため、食パンだけとふわとろオムレツだけと比較してみます。

食パンだけ食べるよりも下がりました。
163mg/dlまでは上昇しています。

考察

おにぎりと唐揚げを食べた場合(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による食後血糖値の違い)と同様に、糖質だけ食べると血糖値が上昇し、糖質以外のものを一緒に食べると血糖値が上昇しにくいことがわかりました。

食後血糖値はブドウ糖の元となる糖質の量によって決まりますが、ブドウ糖の腸での吸収速度を緩めてくれる(邪魔してくれる)タンパク質・脂質を同時に食べることも影響するようです。ブドウ糖の吸収を邪魔するタンパク質や脂質・食物繊維が少量だとほとんど邪魔できない可能性が高いため、タンパク質や脂質・食物繊維を出来るだけ多く同時に摂取する方がよさそうです。具体的には厚切りの食パンにスライスチーズ一枚だと恐らく血糖値が上がってしまうだろうということです。

食後血糖値に興味が有る方は、今ではアマゾンでフリースタイルリブレを購入することが出来ますので買ってご自分で試してみてください。

しばらくリブレでの実験を控えていましたが、リブレの使用期限が切れてしまったため使用できるか試しに使ってみました。いくつか実験になる食べ方をしてみたので少しずつ掲載していきたいと思います。

フリースタイルリブレがアマゾンで

血糖値が病気に与える影響はそれほど大きくはないのとがわかってきたため、最近では血糖値を測ることはありませんでした。
いつのまにか私が装着して血糖値の推移を報告していたフリースタイルリブレをアマゾンで購入出来るようになっていました。

フリースタイルリブレは装着したままお風呂に入ることも出来るので安心です。

2個組みもありますが、掲載時点で何故か上記の製品2個より高くなっています。

フリースタイルリブレを起動するためにはリブレリーダー・読み取り装置が必要です。

血糖値が気になる方はフリースタイルリブレを装着してみることをお勧めします。
食後の高血糖を目の当たりにすると怖くて糖質を食べることは出来なくなります。
少なくともおにぎりとお茶という組み合わせは絶対に出来なくなるでしょう(参考:おにぎりとお茶の血糖値)

ちなみに糖尿病と診断されても主食をやめるだけで血糖値は速やかに下がります(参考:糖尿病が薬なしで治りました)

血糖値が気になる方は購入してみてください。
どんな食べ物や食べ方が血糖値を押し上げられるか目に見えてわかるため、対策が立てやすいです。

血糖値の上がりにくい食べ方2018年版

以前は血糖値の上がりにくい食べ方2017年版として糖質だけ食べるのは勿体ないことをお伝えしました。何故なら糖質だけ食べると血糖値が上がりやすいからです。吸収を邪魔してくれるものがないため、血糖値が急上昇するからです。糖質と糖質以外の食材を同時に食べることで糖質の吸収を邪魔して血糖値の急上昇を抑える食べ方を提案しました。具体的にはおにぎりだけ、パンだけ、麺類だけという食べ方が血糖値を押し上げてしまうようです。おにぎりに唐揚げを一緒に食べると血糖値は上がりにくくなります(参考:おにぎりと唐揚げの食べ方による血糖値の違い)し、食パンだけ食べると血糖値が上がりますが、サンドイッチだと血糖値が上がりにくくなります(参考:食パンとたまごサンドイッチの食後血糖値の違い)。

デザートの食べ方

今回2018年版は食後のデザートの食べ方の提案です。実は以前から患者さんにはお伝えしていましたので、このサイトにも載せていると思い込んでいましたが載せていなかったため改めて載せた次第です。

少なくとも食事の前後60分以上時間をあけてからデザートを食べることを提案します。血糖値は一度に食べた糖質の量と糖質以外の食べ物の割合で決まるようです。食事で糖質を食べる上にデザートで糖質を食べると糖質の量も割合も増えるため血糖値が上がるのは当たり前のことです。そのことを解説していきます。

デザートを食べられる方の多くは食事の後すぐにデザートとしてケーキや果物を食べておられると思います。それは血糖値の上がる食べ方だと思います。根拠はこのグラフです。

おにぎり1個の食後血糖値 食べ方での違いに書きましたがおにぎりを半分にわけて同時に食べる(つまり1個そのまま食べる)、30分後に食べる、60分後に食べることを実験してみました。
結論は同時と30分後は血糖値が同じように上がりましたが、60分後に食べた場合には血糖値がそれほど上がりませんでした。

最初に食べたおにぎり半個が食事、後で食べたおにぎり半個がデザートと考えれば食後30分以内だと足し算になってしまいますが、60分以上間をあけると足し算にはならないことが推測できます。
恐らく最初に食べたおにぎり半個が消化吸収され血糖値が上がりはじめますが、インスリンが分泌されることで下がりはじめます。30分だとインスリンで抑えきれないのだと思いますが、60分間があいていると血糖値が下がりはじめるところに重なるため単純な足し算にはならないようです。

更に追加実験をしました。おにぎり半個を食べてから1時間後に半個ではなく1個食べてみました。

1個だけ食べた場合より、先に半個食べた後で1個食べるとピークが低めに抑えられています。恐らくおにぎり半個食べた結果、インスリンが分泌され、次のおにぎりに対して血糖値が低めに抑えられることが考えられます。

実際にデザートを食べる場合には果物など果汁成分などは速やかに血糖値を押し上げる可能性も考えられるため、もっと時間をあける方が良いのかもしれません。
まだ実験が出来ていないためどれくらいの時間をあけるとよいのか確かなことはいえませんが、食直後に食べることは絶対に避ける方が良いと思いますし、食べる量にもよりますが少なくとも1時間以上時間をあける方がよいと思います。

デザートの概念が出来た経緯

日本でも普通にデザートとしてお菓子や果物を食べることがあると思いますが、デザートという概念はそもそもヨーロッパで時間をかけて食事をする人達が生み出した文化だと思います。1時間とか2時間の時間をかけて食事をした後で最後にお菓子や果物を食べるという食べ方です。時間をかけて食べているのですから血糖値の急上昇をすることなく経過し、最後にお菓子や果物を食べても最初の食事は消化され血糖値が下がり始めているところで食べるため血糖値が急上昇しないようです。
血糖値を測ることはできなかったはずですが、経験上最後にお菓子や果物を食べると食べやすかったことを経験的に知っていたのではないでしょうか?

デザートを食べるなら食後1時間以上経ってから

今の忙しい人達の多い日本では日常の食事に時間をかけている人は少ないと思います。食事で主食・糖質を食べなければ血糖値は上がりませんが、多くの方は主食である糖質を食べていると思います。糖質だけが血糖値を押し上げますが、1回の食事の糖質が多いと血糖値が急上昇してしまいます。時間をあけて食べるとインスリンの働きで血糖値の上昇がおさえられます。

1時間以上時間をかけて食事を食べるか、食後1時間以上経過してからお菓子と果物を食べるようにする方がお得です。何故なら糖質が足し算にならないからです。1時間経過していると先に食べた糖質が消化吸収され、インスリンが働くことで血糖値が下がりはじめるためです。

食前にお菓子や果物を食べる場合には、お菓子・果物を食べた後で1時間待ってから食事を始めることをお勧めいたします。

今回の食べ方(デザートは食後1時間以上経ってから)と血糖値の上がりにくい食べ方2017年版の食べ方(糖質だけ食べず、糖質と糖質以外の食べ物を同時に食べる)を組み合わせることで血糖値が上がりにくくなります。糖質一度に食べ過ぎ症候群(一時的高血糖症候群と称したときもありますが、必ずしも血糖値が上がるとは限らないようです)や糖尿病の数値(HbA1c等)が改善します。
もしよかったらお試しください。

ある男性患者さんの松屋の牛丼(並)の血糖値

リブレ 血糖値持続測定器を使い様々な食事と血糖値の関係を掲載しています。
私は現在ダイエット中のため糖質を食べないためリブレを装着していません。
ある患者さんに御協力いただき食事と血糖値の関係を解析出来ましたので掲載してみたいと思います。

 

松屋の牛丼(並)

松屋の牛丼(並)、みそ汁、生卵、おしんこを食べられたようです。

 

食後血糖値

食後60分で153mg/dlまで上昇しその後緩やかに下がりました。
180分後にごく軽度ですが再上昇し緩いM字型になっていました。

私の牛丼(特盛)の食後血糖値

男性患者さんは松屋の牛丼(並)で私が食べたのはすき家の牛丼(特盛)なので単純に比較すること出来ませんが、参考までに掲載してみます。

私の場合は60分後に180mg/dl程度まで上がり、一度下がって再度上昇するM字型のカーブになりました。

面白いのはおにぎりだけ食べた場合よりわずかですが、牛丼の方が血糖値のピークが低く抑えられていることです。

 

花粉症との関連

この日の花粉症の症状は比較的楽で目のかゆみがなかったそうです。

食後血糖値が150mg/dl程度で済む牛丼(並)だと痒くなりにくいのかもしれません。

 

今後の検討課題

出来れば松屋で同じメニューで私も食べてみたいと思います。
私の食後血糖値と比較比較してみることで男性患者さんの耐糖能をある程度類推することが出来るからです。

別の患者さんのこだわりたまごのサンドの血糖値

リブレ 血糖値持続測定器を使い様々な食事と血糖値の関係を掲載しています。
以前私がこだわりたまごのサンドを3個食べてみましたがほどんと血糖値が変化しませんでした。

今回前回こだわりたまごのサンドの食後血糖値を測定させてもらった患者さんとは別の患者さんにリブレを装着し食後血糖値の実験に御協力いただける機会があり、いくつかわかったことがあるため掲載していきたいと思います。

実験をした経緯

私自身が血糖値が非常に上がりやすい体質のようなので(75gOGTTは優に200mg/dlをこえました。近いうちに掲載したいと思います)、私と同じように食後血糖値の上がりやすい他の方でもこだわりたまごのサンドは食後血糖値が上がりにくいと考えています。しかし他の方でも実験してみない限り、私自身が特異体質で偶然食後血糖値が上がらない可能性が否定できないため調べてみることにしました。

今回は日頃の食後血糖値が150mg/dlをこえることがほとんどない正常型の方の血糖値です。

こだわりたまごのサンド1個

タンパク質量10.3g
脂質22.5g
炭水化物18.3g

 

別の患者さんのこだわりたまごサンド1個の食後血糖値

前回こだわりたまごのサンドの食後血糖値を測定させていただいた方が女性で、別の患者さんは男性のためある女性患者さんを前回、今回の別の患者さんをある男性患者さんとして掲載してみたいと思います。

グラフを見ていただくとわかる通りほどんとあがりません。
真っ平らとまではいきませんが、食後60分で119mg/dlまで上昇し食前の105mg/dlから14mg/dl程上がりました。

実験の主旨をご理解頂き、水分なしで食べてくださいました。
そのため水分なしで純粋にこだわりたまごのサンドの食後血糖値となっています。

私のたまごサンドの食後血糖値との比較

私のグラフと比較してみます。

私の場合は90分後に食後血糖値が下がりましたが、患者さんはわずかに上がっています。
私の場合食後血糖値が下がっているのはわずかな糖質に反応してインスリンが出たことで下がったのではないかと考えられます。

ある患者さん達と私のこだわりたまごのサンドの食後血糖値の比較

以前掲載したある女性患者さんと今回のある男性患者さんの食後血糖値を比較してみました。

ほぼ変わらないグラフとなりました。
多少の変動はありますが耐糖能が異なる3人の食後血糖値がほとんど上がらないことがわかりました。

花粉症との関連

こだわりたまごのサンドを食べられた時には偶然かもしれませんが花粉症の症状はそれほど激しくはなかったようです。

症状が激しいと抗アレルギー剤を倍量飲まれることもあるそうですが、少なくともこだわりたまごのサンドを食べた際には抗アレルギー剤を追加で飲む必要はなかったそうです。

1回や2回では偶然の可能性を否定できはしませんが、花粉症の方はこだわりたまごのサンドを食べてみて症状が軽減するか試してみても良いのかもしれません。

今回の実験でわかったこと

こだわりたまごのサンドは食後血糖値が他の方でも食後血糖値が上がりにくい

・こだわりたまごのサンドを食べた場合は花粉症はそれほど激しくはならなかった。

少なくともセブンイレブンのこだわりたまごのサンドは食後血糖値が正常型の方が1個食べたとしても血糖値をそれほど上げないようです。こだわりたまごのサンドは呉からの風が認定する血糖値を上げにくい理想食です。今のところ全ての方の血糖値を上げないことを保証する訳ではありません。しかし耐糖能の低い私がこだわりたまごのサンドのパンだけを食べてみても血糖値が上がらないくらい糖質が少ないため、1型糖尿病の方のようにインスリンが働かない方を除き、インスリンが多少なりとも働いてくれさえすれば、食後血糖値は上がりにくいはずです。
少なくとも私と2人の患者さんの場合はこだわりたまごのサンドを食べても血糖値は上がりませんでした。他の方が食べた場合も必ずほぼ一定に保たれるとは限りませんが、他のコンビニの食べ物と比較すると食後血糖値が上がりにくいことは間違いないと思います。

間違いなく同じ重さのパンだけを食べるよりは、たまごサンドを食べる方が食後血糖値は上がりにくいはずです。何故なら糖質の量が遥かに少なくなるからです。

こだわりたまごのサンドを食べた場合には血糖値が上がりにくいためか、花粉症の症状もそれほど激しくはならなかったようです。

 

卵サンドイッチの食後血糖値が上がらない理由

こだわりたまごのサンド1個に炭水化物(計算上食物繊維は含まれずすべて糖質のようです)は18.3g含まれてはいますが、タンパク質量10.3g、脂質22.5gが糖質に比して多くあることで吸収が邪魔されている可能性があります。
そもそもこだわりたまごのサンドに含まれる炭水化物の量が少ないと考え、調べてみました(参考:こだわりたまごのサンドのパンだけの食後血糖値)がパン自体が少なく食後血糖値が上がりにくいようです。

炭水化物が少ないため血糖値が上がりにくい上に、タンパク質と脂質が多く邪魔していることで、ほとんど変わらないようです。

糖質回避ダイエット生活46〜50日目

リブレによる血糖値の糖質を食べる実験のため太ってしまい、ダイエットをはじめました。

ダイエット生活をはじめて50日の経過を書いてみたいと思います。少し書き込みが遅れておりますので、46〜50日をまとめて書いてみたいと思います。これまでの糖質回避ダイエット生活30日間のまとめはこちらをご覧ください。

私にとってダイエットとは糖質回避(人から制限される訳ではなく、自分の意思で避けること)が当たり前なのでダイエットの前の糖質回避という言葉を省略していましたが、世間一般では当たり前ではないと考えて糖質回避ダイエット生活と書くことにしました。

この書き込みは糖質回避をやめないように自分自身に言い聞かせるために書いているのかもしれないことに気付きました。目標体重達成まで断続的にでも継続していきたいと思います。

ダイエットの方法

一言でいえば糖質を自分の意思で避ける糖質回避と軽い運動です。

食事は私の場合リブレの実験をしない時には、朝ごはんは食べないので通常1日2食です。35日目はお腹が空かなかったので昼食も抜きで夕食のみ食べました。

46日目

昼食は定番のサラダと茄子の煮浸しです。

少し物足らなかったのでチョコレートゼロを食べました。

食前の体重で75.5Kgでした。

安定してきました。

ホタテの炒め物、サラダ、豚肉と玉ねぎの煮物、茄子の煮浸しです。

47日目

食前で75.3Kgでした

47日目はお昼は食べませんでした。夕食は魚民に行きました。これらの食べ物を全て食べた訳ではありません。

48日目

 

48日目はあるイベントを訪れたので外出でした。屋台の料理を食べました。

夕食はお馴染みの焼き鳥屋さん鳥三郎を訪れました。

他にも食べましたが写真を撮り忘れました。

家に帰ってデザートを食べました。

家に帰って測ったので食後で77.5Kgでした。

49日目

お昼は定食屋さんでロースカツの単品と豆腐サラダを食べました。

食前の体重で76.3Kgでした。

夕食は豆腐に茄子、オニオンスライスと焼肉でした。

50日目

先日行ったばかりですが機会があったので鳥三郎の別店舗に行ってきました。

美味しそうだったのでデザートを買って食べてしまいました。

食後で77.3Kgでした。

参考

砂糖ゼロのチョコレートは血糖値が上がりにくいことも実証済みです(参考:砂糖の有無によるチョコレートの食後血糖値の違い)。

勿論ダイエットの面では食べない方が、食べるより良いのですが、ダイエット中に甘味が欲しい時には最適です。何故なら糖質依存糖分依存には陥りにくいからです。

運動

基本的に毎日朝起きてからすぐに膝立伏せ(四つん這いの状態で腕立て伏せをすること)をするようにしています。5回3セットの腹筋運動も追加しました。時間があればどこでも出来るスクワットを中心に、運動を追加するようにしています。43日目からは膝立伏せを7回3セット、腹筋を10回3セットに増やしています。

歩行距離は31日目は4Km、32日目は4.2Km、33日目は5.4Km、34日目は3.6Km、35日目は1.9Km、36日目は3Km、37日目は2.3Km、38日目は3.8Km、39日目は3.8Km、40日目は2.5Km、41日目1.8Km、42日目3.8Km、43日目7Km、44日目5.5Km、45日目3.9Km、46日目3.3Km、47日目5.1Km、48日目3.7Km、49日目3.4Km、50日目4.6Kmでした。

目安の4Kmが歩けていないことがわかります。出来る限り歩くようにしたいとは思いますがなかなか難しいですね。

30日目までの歩行距離についてはこちらをご覧ください。

ダイエットの実感

まとめて振り返ってみると、体重はようやく減り始めましたがかなりゆっくりとした減り方です。

今少し前の食べたものと体重を振り返りながら書いていますが、体重が一進一退の理由は外食のようです。

ダイエットを進めるためには外食を控えるべきなのかもしれません。

体重測定


体重測定はアマゾンで買った体重計で行なっています。スマホと連携させると体重や脂肪率や筋肉量などをグラフにしてくれるので便利です。

引き続き食べる量に気をつけて、筋トレを続けて散歩で少なくとも1日4Km程度歩くようにしたいと思います。

 

ラーメンの食後血糖値

私は研究者ではなくただの医者ですが、糖質回避により花粉症やアトピー性皮膚炎、ニキビなど様々な病気を治すことの出来る可能性に気付き、手探りで病気になりにくい食べ方を探しています。血糖値の上がりやすい食べ方が病気と関連があることがわかりつつあるため、血糖値持続測定器 リブレを使って食べ物と血糖値の関係を調べています。ラーメンの食べ方で気付いたことがあるため書いてみたいと思います。

一言で言えば意外にもお店のラーメンは血糖値が上がりにくいことです。

カップラーメンと尾道ラーメン

尾道ラーメンとカップラーメンの食後血糖値の違い

記事を書いた際には公表していませんでしたが、この尾道ラーメンは行列が出来る朱華園です。

血糖値を上げないチャーシューやメンマなどの具材があることで糖質の吸収を邪魔してくれるおかげで、尾道ラーメンはカップラーメンに比較して血糖値が上がりにくいようです。背脂も血糖値の上昇を抑えてくれている可能性があります。

カップラーメンの中では具材の多い謎肉でさえ、血糖値の上昇を邪魔するには全く足らないようです。

天下一品ラーメンとチャーシュー麺

糖質つまり麺だけが血糖値をあげる働きがあり、具材は血糖値の上昇を邪魔してくれることがわかってきました。ということはこってりの天下一品ラーメンはけが上がりにくいとの仮説を立てて調べてみました。

誘惑に負けて通常のラーメンではなくチャーシュー麺とゆで卵を食べてしまいました。

すると驚くべきことに血糖値が上がりにくいことがわかりました。あのこってりスープのおかげで血糖値が上がりにくいのかもしれません。

天下一品の通常のラーメンの食後血糖値が気になったため検査してみましたが、チャーシュー麺+ゆで卵2個よりも上がってしまいました。

天下一品 チャーシュー麺の食後血糖値

天下一品ラーメンの食後血糖値

カップラーメンとの比較はリンクをご覧下さい。

一般的なイメージとして身体に悪そうな天下一品のこってりのチャーシュー麺が、血糖値の視点では実は身体に良いという面白い結果となりました。天下一品ラーメンはラーメンが出来上がるまでゆで卵食べ放題ですが、ゆで卵のおかげもあって血糖値が上がりにくいようです。

カロリー説が信じられている現代において、こってりの天下一品ラーメンは身体に悪いイメージがありますが、実は身体に良い食べ物なのかもしれません。何故なら血糖値が上がりにくいだけでなく、脂質を多く摂る方が死亡率が下がるというデータがあるからです(参考:Lancet 炭水化物の摂取量増加で死亡率上昇)。

これまでの常識を疑ってみる必要があるのかもしれませんね。

上のグラフでもわかるようにカップラーメンは血糖値が急上昇してしまいますが、次回カップラーメンの血糖値の上がりにくい食べ方を提案したいと思います。

広島ブログ

花粉症と血糖値

花粉症の患者さんにご協力頂いて血糖値持続測定器リブレを装着してもらいました。正確にはリブレProを装着して頂きました。詳細な解析は行なっておりませんが、簡易結果を掲載します。

まず結果は血糖値が正常型でほぼ150以下で推移していましたが、花粉症の症状は悪化してしまうことがわかりました。必ずしも血糖値が上昇する訳ではないのとがわかりました。ということは私が考えた仮説、糖化産物が原因という可能性はかなり低くなることがわかります。血糖値が上がらなくても糖化産物が影響している可能性は残りますが、他の可能性を考えるようになりました。一時的高血糖症候群という疾患概念も間違っていることがわかりました。糖質一度に食べ過ぎ症候群が適切な概念のようです。

少なくとも私の場合には血糖値の上がりやすい食べ方があります。私の血糖値が上がるのと同じ食べ方を他の方がされると、アトピーや花粉症が悪化するようです。ということは糖質が関係あることは間違いありませんが、患者さんの血糖値の推移からは血糖値そのものが原因ではなさそうです。

恐らく体内に分泌されたインスリンが犯人のようです。仮説としてインスリン原因説を考えました。改めて詳しく書きたいと思いますが、現時点でわかっていることと考えたことを簡単に書いてみたいと思います。

花粉症のインスリン原因説

糖質を食べると高血糖を生じますが、高血糖は様々な問題を引き起こすためインスリンにより血糖値を下げようとします。血糖値を下げるために分泌されたインスリンに反応してトラブルが起こっている可能性があるようです。

花粉症の原因が一時的な高血糖であれば、極端な話インスリンを注射することで食後の高血糖を避けると症状が抑えられる可能性が考えられましたが、インスリンが原因であればそのような対策では症状は抑えられません。あるいは体内のインスリン分泌を促すような糖尿病治療薬による一時的高血糖対策も花粉症の治療に役立つ可能性を考えていましたが、インスリンが原因であれば治療薬とはなり得ないようです。

花粉症の症状と血糖値

日頃花粉症の対策のため抗アレルギー剤は飲まれていますが、3/12はお昼にラーメン半チャーハンセットを食べられた後は症状悪化して3時間半後に追加で抗アレルギー剤を内服されました。

丁度グラフで血糖値が下がり始める15時前に追加で抗アレルギー剤を飲まれました。

興味深いことに血糖値は150前後ですが、しばらく持続していることが症状悪化になんらかの関係があるのかもしれません。勿論花粉症の症状は花粉の量にも左右される可能性もありますが、食事の影響もありそうだということです。花粉の量は花粉症の患者さんにはコントロール出来ませんが、食事の量はコントロール出来るので因果関係あるいは相関関係の有無は気をつけてみても良いのではないかと思います。

このグラフからは高血糖(この方の場合150前後)が持続すると症状が悪化するようです。高血糖そのものが原因か高血糖に反応して分泌されるインスリンが原因かは現時点ではわかりません。しかし私が以前考えていた糖化産物が原因と考えるには、血糖値が低すぎると思える(糖化産物は血糖値の高さに依存して増えるため、糖化産物が増えるにしては血糖値が低すぎることと反応が早すぎる)ため、インスリンが原因の可能性が高いと考えています。この方にとっての高血糖によってインスリンが分泌され続け、そのことに反応して免疫異常が起こる可能性が高いと私は考えています。

インスリンが原因であればインスリンが分泌されにくい食べ方(食後高血糖を避ける食べ方)をするのが花粉症の根本的な治療法だと思います。

もし御興味あれば、血糖値の上がりにくい食べ方2017年版病気を避ける理想の食べ方をご参照ください。

あくまでもお一人の方の血糖値と花粉症の関係に過ぎませんが、様々なことがわかりました。装着一週間の途中経過なのでまだまだわかることがあるかもしれません。一つの謎が解けると次の謎が生まれる。全ての謎を解くにはまだまだ時間がかかりそうです。

糖質回避ダイエット生活41〜45日目

リブレによる血糖値の糖質を食べる実験のため太ってしまい、ダイエットをはじめました。

ダイエット生活をはじめて45日の経過を書いてみたいと思います。少し書き込みが遅れておりますので、41〜45日をまとめて書いてみたいと思います。これまでの糖質回避ダイエット生活30日間のまとめはこちらをご覧ください。

私にとってダイエットとは糖質回避(人から制限される訳ではなく、自分の意思で避けること)が当たり前なのでダイエットの前の糖質回避という言葉を省略していましたが、世間一般では当たり前ではないと考えて糖質回避ダイエット生活と書くことにしました。

この書き込みは糖質回避をやめないように自分自身に言い聞かせるために書いているのかもしれないことに気付きました。目標体重達成まで断続的にでも継続していきたいと思います。

ダイエットの方法

一言でいえば糖質を自分の意思で避ける糖質回避と軽い運動です。

食事は私の場合リブレの実験をしない時には、朝ごはんは食べないので通常1日2食です。35日目はお腹が空かなかったので昼食も抜きで夕食のみ食べました。

41日目

昼食はサラダと茄子の煮浸しです。

夕食前の体重は75.7Kgでした。

夕食は焼肉とサラダと茄子の煮浸しです。

物足らなかったためチョコレートゼロを食べました。

42日目

昼食は茄子の煮浸しとサラダです。


体重は食前で59.9Kgでした。

サラダと茄子の煮浸し、野菜炒めとハンバーグを食べました。

夕食後口寂しくなったので、チョコレートゼロを食べました。

43日目

昼食はさらを食べました。

少し物足らなかったためチョコレートゼロを食べました。

夕食はあるお店で食べることにしました。

これらの一部を食べました。

危うく食べすぎるところでした。何とか我慢して食べ過ぎを回避しました。

幸い体重はそれ程上がらずに済みました。

44日目

お腹がすかなかったので昼食抜きです。

夕食前の体重で76.2Kgでした。

茄子の煮浸し、野菜の煮たもの、ハンバーグ、サラダを食べました。

45日目

昼食は茄子の焼いたものとサラダです。

別の自体実験を並行して行っているため茄子料理が多くなっています。

夕食前で75.5Kgでした。

エビの唐揚げ、茄子の炒め物、サラダ、肉野菜炒め、玉ねぎの卵とじを食べました。

昼食は茄子の煮浸しと野菜サラダを食べました。

 

参考

砂糖ゼロのチョコレートは血糖値が上がりにくいことも実証済みです(参考:砂糖の有無によるチョコレートの食後血糖値の違い)。

勿論ダイエットの面では食べない方が、食べるより良いのですが、ダイエット中に甘味が欲しい時には最適です。何故なら糖質依存糖分依存には陥りにくいからです。ダイエット中に甘味が欲しい方はお試しください。

運動

基本的に毎日朝起きてからすぐに膝立伏せ(四つん這いの状態で腕立て伏せをすること)をするようにしています。5回3セットの腹筋運動も追加しました。時間があればどこでも出来るスクワットを中心に、運動を追加するようにしています。43日目からは膝立伏せを7回3セット、腹筋を10回3セットに増やしています。

歩行距離は31日目は4Km、32日目は4.2Km、33日目は5.4Km、34日目は3.6Km、35日目は1.9Km、36日目は3Km、37日目は2.3Km、38日目は3.8Km、39日目は3.8Km、40日目は2.5Km、41日目1.9Km、42日目3.8Km、43日目7Km、44日目5.5Km、45日目3.9Kmでした。

目安の4Kmが達成できていない日が多いことがわかります。出来る限り歩くようにしたいとは思いますがなかなか難しいですね。

30日目までの歩行距離についてはこちらをご覧ください。

ダイエットの実感

まとめて振り返ってみると、体重はようやく減り始めましたがかなりゆっくりとした減り方です。

幸いなことに不思議と運動することがそれほど苦ではなくなってきました。多少なりとも筋肉がついたのかもしれません。運動といっても腕立て伏せではなく、四つん這いでする膝立伏せなど緩い運動ですが身体を動かすことで筋肉がつくのがわかるのが楽しいです。また痩せるのが実感出来るのも運動を楽しく感じる一因のようです。

体重測定


体重測定はアマゾンで買った体重計で行なっています。スマホと連携させると体重や脂肪率や筋肉量などをグラフにしてくれるので便利です。

引き続き食べる量に気をつけて、筋トレを続けて散歩で少なくとも1日4Km程度歩くようにしたいと思います。

 

糖質回避ダイエット生活で変わったこと

血糖値持続測定器リブレを装着し糖質負荷試験を繰り返した結果、太ってしまいました。流石にまずいと考え、ダイエットを思い立ちました。ゆっくりではありますが、現在順調に体重が落ちています。

糖質回避ダイエット生活で変わったことがあります。それはコンビニに行かなくなったことです。リブレによる血糖値の実験では誰でも、どこでも手に入る食材での実験を心がけていたこともありコンビニの食材を多く扱いました。

また糖質負荷試験により食後極端な高血糖をきたした場合、夜糖質を取らずに寝ると夜間低血糖をきたして眠りが浅くなるため、高血糖になるような食べ方をした場合には実験以外にも食べるようにしていました。そのことも体重増加につながったと思います。

私の場合夜よく眠れるように低血糖を避ける目的で甘いものを食べたりもしていました。その甘い物を求めてコンビニに立ち寄ることが良くありました。糖質を摂らないとわざわざコンビニに行く必要がありません。

コンビニが厄介なのはついでに様々な物を買ってしまうことです。そもそもコンビニに行かなければついで買いもありませんので、お金の節約にもつながります。

糖質回避ダイエット生活はダイエットという健康に良いのは勿論、トータルでみるとお金の節約にもつながります。

糖質回避ダイエット生活自体は、単価の安い糖質を食べない訳ですから、短期間で考えるとお金は余計にかかります。しかし長期的にみるとわざわざ糖質を買いにいくという行動が無くなるため、トータルで考えるとお店に行く機会が減るためお金の節約につながります。

もしダイエットやお金の節約に興味があれば糖質回避ダイエット生活をはじめてみてください。