嫌々通う習い事が二重にもったいない理由


嫌々通う習い事は二重の意味でもったいないと思います。

1つは時間です。嫌々通っても身につくことが無いからです。習い事を楽しいと感じることが出来なければ、時間だけが過ぎていきます。嫌々習い事に通うくらいなら楽しく遊ぶ方が良いと私は思います。少なくとも時間を無駄にしているとは思わないでしょう。

2つ目はお金です。何も身につかないのにお金だけ減るのです。お金をかけて嫌なことをするのは非常にもったいないと思います。

将来役に立つ何か明確な目的があれば、その目的を伝えることで本人が納得することが大切です。目的もわからないまま嫌々習い事に通うのであればお金の無駄です。本人に目的がわかれば早く習い事をやめるために、早く習得するかもしれません。

子供が習い事に行くと言ったから行かせているとしても、それは親の行って欲しいという願望を感じ取って行くと言っているだけなのかもしれません。楽しいかどうか聞いてみてあげると良いのかもしれません。楽しいと答えても、何が楽しいか答えられなければ親の願望を感じ取って行きたいと言っているのかもしれません。親からの無言のプレッシャーを子供なりに感じ取って、親の望む答えを選んでいるのかもしれません。

嫌々通う習い事で得るものはありません。時間とお金を失うだけもったいないと思います。

夜勤をするとニキビが出来る理由

夜勤をするとニキビが出来る方がおられました。夜勤が良くないから仕方ないと思われていました。

良く聞いてみると夜勤では必ずカップラーメンを食べておられました。この方の場合、夜勤の際のカップラーメンがニキビの原因でした。お湯だけで手軽に食べることが出来るのが夜勤の際の食事に重宝されているようです。

今回はカップラーメンですが、おにぎりでも同じことです。糖質を食べ過ぎると翌日にニキビが出来るのですから、サンドイッチでも同じことです。

夜勤をするとニキビが出来る方は、夜勤の際の食事に注目してみてください。もしかしたら夜勤の際に食べる糖質が原因かもしれません。夜勤の際の食事に糖質を食べていなくてもニキビが出来るのであれば、睡眠不足自体でのニキビの新生かもしれません。睡眠不足が原因であれば、ゆっくり眠るしか対策はありませんが、夜勤の際の糖質であれば意識して避けることが出来ます。

良かったらお試しください。

もしどうしても糖質が避けられないのであれば、サラダやゆで卵やチーズやソーセージなどを食べてから糖質を食べるようにしてみるだけでもニキビは出来にくくなると思います。

夜勤をするとニキビが出来るのは、夜勤が原因ではなく、夜勤の食事が原因かもしれません。良かったら一度工夫してみてください。

 

俳優と女優にむいている人とむいていない人の違い

余計な御世話かもしれませんが、テレビドラマを見ていて気付いたことがあります。俳優や女優という仕事にむいている人とむいていない人の違いを考えてみます。以前はお笑いにむいている人とむいていない人の違いについて考えてみた延長です。

演技の上手・下手の違いとも言い換えることが出来ます。言い換えることは出来ますが、名俳優も名女優も演技をしている訳ではないと思います。

「0から思考」のように自分の個性や考え、経験などを一度リセットして、演じる人ならどのような立ち居振る舞いをするかを表現することが出来るのです。

俳優や女優は演じるというよりもその役になりきることの出来る人がする仕事で、イメージを真似ることを演技だと思っている人にはむかない仕事です。

具体的には、ある状況を設定されれば言葉が自然と出てくるような人は俳優や女優に向いていますが、言葉が出てこなければあまり向いていないのではないかと思います。

この違いを知らないまま俳優や女優の仕事をはじめる人は、しばらくすると見かけなくなってしまいます。逆に人気が出る俳優や女優さんは自然と出来るのか意識してなりきっているのかは別にして、演じる人の人格になっているのではないかと思います。

テレビドラマを見ていて思ったのは、本気で行動しているように見えるような演技の俳優や女優がいるなと思ったことです。逆に言えばカメラを意識して演技していますという作り物感満載の俳優や女優もいるということです。その差が余りに激しく違うことに気付いたので書いてみました。

人間よりも自動運転の方が優れている理由

まだ実用化には少し時間がかかりそうですが、実用化すれば人間が運転するよりはるかに安全なはずです。その理由を書いてみます。

人間は基本的に1つのことしか処理出来ません。前を見ながら後ろを見ることは物理的に不可能です。苦肉の策としてバックミラーやサイドミラーを活用して目の動きを最小限にすることで補っています。

自動運転の利点 並列処理

自動運転は同時にいくつでも作業を行うことが出来ます。コンピュータの性能さえあげればいくつでも同時に処理することが出来ます。前を見ながら後ろを見ながら左右の確認も同時にすることが出来ます。しかも人間には不可能な程、細い頻度で時々刻々と変わる状況をチェックすることが出来ます。極端な話コンピュータのスペック次第で、1秒間のうちに10回も20回、あるいはそれ以上確認することが出来ます。その都度最適な判断をすることが出来ます。人間には絶対に出来ない判断です。

人間は同時に処理することが出来る能力には限りがあります。お金という制約を取り払えば機械には能力的な制限がありません。このことこそが人間より自動運転の方が優れている理由なのです。まだ人間より劣る面もありますが、近い将来実現する時には人間を明らかにこえることが出来たことを意味すると思います。

自動運転は超ベテランドライバー

人間より自動運転が優れている理由に、経験があります。人間は基本的に自分で経験しなければ身につきません。人から聞く経験も多少は参考にはなりますが、誤差の範囲内程度です。一方自動運転では得られた経験が全ての自動運転車に共有されます。全ての自動運転車がベテランドライバーなのです。しかも何台も同時に経験を積み重ね、その経験を集約することが出来るのだす。1人では決して経験することの出来ない経験年数1000年という超ベテランドライバーの運転が出来るのです。1台で1000年ではなく1000台で1年の経験を合わせるのです。そして自動運転車が全て、経験を共有することで危険回避の可能性を飛躍的に高めることが出来るのです。

同時に様々なことを処理する運転という、本来なら人間には不向きな作業は機械に任せる時代がやってきます。長距離トラック、タクシーの運転という仕事は比較的早い段階で自動運転に置き換わると思います。

自動運転車がすぐにあらわれることはありませんが、10年はかからないと私は思います。自動運転が実現すると免許という概念は必要なくなりますし、もしかしたら車を所有するという概念が無くなるかもしれません。

説得マンを送り出す説得会社

ある営業マンの人と話をしていて驚いたことがあります。会社の方針でとにかく営業をかけろという指令が出ているそうです。営業成績が悪いと営業の仕方が悪いとして上司から責められるそうです。かと言って具体的には営業の仕方は教えてもらえないそうです。営業成績は上げなさい。その方法は自分で考えなさいという方針のようです。上司の方は本来なら営業の仕方を具体的に教えてあげることが仕事ではないかと私は思います。責め立てただけで営業成績が上がるのであれば苦労はしません。責め立てられた営業マンは説得マンになって会社から送り出されます。相手を説得して商品を購入してもらおうとします。一度や二度なら説得に応じてくれる人もいるかもしませんが、長続きする訳がありません。

その会社の方針で驚いたのが、とにかく新規に営業をかけるように説得マンを送り出すそうです。相手が求めていようと求めていなくてもとにかく営業するように言われるそうです。正に説得して営業成績をあげる説得マンの行動です。

相手が求めていなければ新規で商品を買ってくれる可能性はありません。相手が興味を持ってくれて初めて営業する意味があるはずです。商品の良さを知ってもらえれば買ってくれるはずというのは売る側の勝手な思い込みです。商品の良さを知ってもらうことと、説得することを混同して売り込む営業マンもいます。買う可能性が全くない相手に営業をかけるのはお互いに時間の無駄です。

魚がいないのに網を下す漁師

相手が求めていないものを面会して売り歩くのは、まるで魚がいない漁場で網を下している漁師のようなものです。

営業マンは新規に営業しなければ売れないから、相手が興味がなくても仕方ないと考えているのかもしれません。誰に売り込むべきか先に考えるべき(どこに魚がいるか)ですが、とにかく営業をかける(とにかく網を下す)という効率の悪い方法をとっているのです。下手をすれば海の魚を捕ろうしているのに湖に網を下す的はずれなことをしているかもしれないのです。そこまで極端ではなくても、瀬戸内海でいるはずもないマグロを追いかけているのかもしれません。同じ海だからいるはずだとしてとにか網を下しているのかもしれません。魚を捕ろうと考えるならば、まず一番にすることは捕ろうとする魚の生態を知り、どこで網を下すのが一番かを考えるべきです。

普通の漁は

漁師さんからすれば網を下さなければ決して魚が獲れることはないと考えることに似ています。しかし魚がいないところに何度網を下しても、決して魚が獲れることはありません。何故なら魚がいないのですから当たり前です。そこで漁師さん達は海鳥などをヒントに経験と勘を頼りにして魚のいるところに網を下すのです。当然魚のいるところに網を下すのですが、外れることもありますので最近では魚群探知機を使って確実に効率良く網を下して魚を捕まえます。

漁師さんは魚がいる可能性が低いとわかっていてわざわざ網を下すことはしないはずです。何故なら網を下すお金と時間が惜しいからです。少しでも魚がいる可能性の高いところで網を下すはずです。

しかし説得マンを送り出す説得会社は、闇雲に網を下すように誰彼構わず説得します。聞かされる方は元から興味がないのに…と思いながら聞きますし、説得する方はこれだけ説得しているのに良さがわからないんだと考えるのです。客観的に第三者の視点から見るとお互いが時間を無駄にしていることがわかります。

効率的な営業

私の考える効率的な営業は、漁師さん達が海鳥や魚群探知機を使って魚がいる可能性の高いところを探すような営業です。

つまり自社商品を買ってくれそうな人を探すのです。決して手当たり次第に説得したりはしません。

例えば車の営業マンの場合、2人乗りのスポーツカーを得ることを想定してみてください。どこに買ってくれそうな人がいるかを考えるのが、魚がいそうな漁場を探すことになります。2人乗りのスポーツカーを家族連れに売り込もうとしても時間の無駄でしょう。会社がセカンドカーとしての市場を想定していたとしても、現実に2人乗りのスポーツカーを買ってくれる可能性があるのは独身の人でしょう。もしくは子育ての終わった中高年の方かもしれません。家族連れを狙って説得しても徒労に終わるでしょう。逆にミニバンを売るのであれば、家族連れに売り込むのが効果的です。

営業マンは営業するのであれば、闇雲に営業(説得)するのではなく、前もって誰に得るのかが一番重要だと思います。

そして会社がまず誰に得るのが一番効率的かを絞り込むべきです。会社としてどこに網を下すのが効果的かを考えて、社員を指導するのが本来の上司の役目だと私は思います。

説得会社の行く末

説得マンを送り出す説得会社が成り立つのは、まだまだ説得するという無駄なことをする余裕がある会社なのだと思います。これだけ情報が行き渡り始めると説得会社の存続は近い将来危うくなると私は思います。

21世紀に未だ説得マンを平気で送り出す説得会社があるのに驚いたため書いてみました。実は業績の芳しくない企業は営業と称して説得して回っているから、業績が上がらないのかもしれません。

最低賃金が時給1500円になるとおこること

最低賃金を上げることを目指して行動している人達がいるようです。

企業に対して賃上げ要求をするのならわかりますが、最低賃金を上げることを要求するのが私には理解出来ません。何故なら時給1500円分働いていると考えているのであれば、雇用者に要求すべきことです。雇用者に要求しないのは、要求しても認められないことがわかっているからでしょう。ただ最低賃金を時給1500円にして欲しいと主張することは自由です。自由ではありますが、まるでお金の仕組みを知らない子供がお小遣いを上げてくれと駄々をこねているようです。他の子はお小遣い1500円もらっているから僕も1500円にしてと主張しているようです(外国の例をあげて日本での時給1500円を主張)。しかもお小遣いを出す親ではなく学校に最低お小遣いを上げるように主張しているように受け取れます。(現実には学校で最低お小遣いなどという決まりはないのでただの例え話ですが…)

要求通り最低賃金が時給1500円になるとおこることを考えてみます。最低賃金を上げても売り上げが上がる訳ではありません。アルバイトの給料を払うために値上げは出来ませんから、同じ売り上げを維持するためには労働生産性を1.5倍に引き上げる必要があります。つまり働く能力・能率を引き上げる必要があります。具体的には機械化が一気に進むでしょう。

例えばファーストフードでは注文はタッチパネルになり支払いまで自動清算になるのではないかと思います。商品の製造も自動化する機械化が進むでしょう。現実に競争の激しい回転寿司ではタッチパネルが当たり前でシャリを作るロボットも当たり前になっています。タッチパネルを導入出来ない回転寿司は淘汰されつつあります。居酒屋でもタッチパネルが導入されつつあります。注文を受けることに人手を費やすのは非常に効率が悪いからです。お客さんが商品を選ぶ間お客さんの前でただ立って選ぶのを待つのは時間の無駄です。しかも店員が端末のボタンを押すだけであれば、お客さんにタッチパネルとして押してもらうだけのことです。まだタッチパネルが導入されていない業種は、経営陣がその意味を理解していないのか、まだそこまでしなくても良いだけの経営に余裕があるのです。

最低賃金が時給1500円になった時点でタッチパネル化が一気に進みます。今は3人でしている仕事を2人か場合によっては1人でこなさなければなりません。そして時給1500円支払う価値のある気の利く人だけが残ることが出来るでしょう。ファミリーレストランでも同じことが起こります。まだ店員が端末を操作して注文を受けていますが、タッチパネルが導入されるのは時間の問題です。効率化すればタッチパネルで注文し料理が出来た時点で席に案内される時代が来るかもしれません。

時給1500円になることで無駄が省かれて効率化されるので、消費者にとっては便利になるので良いことです。一方アルバイトする人にとっては自らの首を絞めるような要求のように思います。

ちなみに外国で時給1500円で成り立つのは、そもそも物価が高い国か、チップの廃止の代わりに高い時給にしているからです。物価に対して妥当だから成り立つのです。物価が変動し、経営陣が時給1500円が高いと考えれば、タッチパネルなど機械化されていくでしょう。その過渡期だから成り立っているだけのことです。

将来医者が余るなら薬剤師は?

将来医者が余ることは既定路線です。

それぞれ人工知能、糖質回避による予防医学の発達、インターネット、医学部の定員が多過ぎることなどが原因で医者が余る時代がやってきます。いつ余るかの時間の問題であって、どのように考えても今のように不足したままということはなさそうです。

では薬剤師はどうでしょうか?一言で言えば医者よりも余るでしょう。今の薬剤師さんのお仕事は人工知能も必要がありません。インフラの整備で現在の技術で安全に機械が代替出来るのではないかと思います。法律の問題だけです。

処方箋からお薬を出すのですが、副作用の確認と飲み合わせの確認が主な仕事です。オンラインで全ての処方内容を一元管理すれば飲み合わせの確認の必要はほとんどありません。ほとんどというのは保険診療以外の自由診療の分はカバー出来ないからです。

今でも法律が許さないので、宅配が実現しないだけです。処方箋をあらかじめファックスしておいて、処方薬を自宅に届けてもらって処方箋と交換する仕組みを法律が認めればすぐにでも薬剤師は余ってしまうでしょう。

インターネットが活用されれば更に加速されるでしょう。将来は恐らく診断すら人工知能が行うことが出来る時代がやってきます。医者の処方した処方箋に従って薬を選ぶ薬剤師の仕事を機械に置き換えるのは医者よりは容易に思います。いつまで生身の人間を求めるのかですが、生身の医者が余るよりも早く薬剤師が余る時代がやってくるでしょう。雇用を守るために必死で薬剤師会は抵抗すると思いますが、多数決で決める民主主義の仕組みからは薬剤師以外の仕事の人が大多数なので結果は明らかでしょう。

機械が薬剤師の代わりをしはじめても、もちろん生身の薬剤師さんを希望される患者さんも大勢おられると思います。しかし時代の流れからするといずれは機械に置き換わると私は思います。

資格があればいつまでも安心して働ける時代はもうすぐ終わります。薬剤師の資格を取れば安心して働けるのはいつまで続くかはわかりません。法律が宅配を認めてしまえばたった数年で余るようになると思います。(すぐに法律が変わることはないとは思いますが、薬剤師免許を取れば一生安泰だとは思わない方が私は良いと思います。)

現在医者が足らないと言われるのは、診療科が細分化されているからです。歯科は細分化されていないので既に余っています。薬剤師も医者の診療科のように細分化されていないことを考えると、余る時代はみんなが思っているよりも早くやってくるのかもしれません。

20年後・30年後に仕事がどのように変わっているかはわかりません。想像力と創造力を働かせて、考えるしかないと私は思います。

みんな余り気づいていませんが、実は凄い時代に生きていますね。

意識高い系は自意識高いだけ

意識高い系と言われる人がいるようです。何かに対して意識していることをしきりと周囲にアピールすることを、少し揶揄した意味合いを含む表現のようです。

何かとアピールするので周囲の人達から敬遠されることもあるようです。

意識高い系とは、自意識高いだけなのではないかと思います。自意識とは人から自分がどのように見られるかを意識することです。自意識が高いとは人からの評価が、人より気になることです。

意識高い系の人は人からの評価が気になるので、自分が意識していることをアピールします。人から評価してもらうことが目的で行動しているので、自意識高いだけと考えると理解しやすい人だと思います。

意識高い系で自意識高いだけの人が周りにいれば、評価して欲しいのです。その心理を理解した上で、生暖かい目で見守ってあげると良いと思います。

 

 

空腹感を我慢していると空腹に慣れる理由

空腹感を我慢していると空腹に慣れるように感じます。このことには二つの意味があります。一つはピークをこえた感覚、もう一つは何回も繰り返すことで余りお腹が空かなくなることです。前者は糖質依存の禁断症状、後者は糖質依存から抜け出すことを表します。それらのことを解説していきます。

余りお腹が空かなくなるのです。糖質依存の概念を知っていれば理由の説明は簡単です。空腹感を我慢することで糖質依存から抜け出すことが出来た結果、空腹感を感じにくくなるのです。そもそも我慢出来ない程の空腹感は糖質依存の禁断症状なのですから、糖質依存がなくなれば禁断症状が消えるのは当然です。糖質依存の禁断症状である証拠に空腹感を我慢しているとピークをこえた感覚を経験します。禁断症状ではないと仮定すると排尿や排便しない限りおさまらない尿意や便意のように、食べない限り空腹感がおさまらないはずです。現実にはピークをこえた感覚があるので禁断症状です。

糖質依存のことを理解すると解決策も簡単にわかります。糖質回避をするだけです。タンパク質と脂質はお腹いっぱい食べることが出来るので比較的簡単です。

乳酸菌とアレルギー

ある種の乳酸菌がアレルギーに効果があるというデータがあります。にわかには信じがたいデータですが、本当だとしたら何が起こっているのか考えてみます。

アレルギーの原因はまだ特定はされてはいませんが糖質を控えることで改善し、糖質負荷で再燃することから糖質の関与は間違いないでしょう。糖質を食べる順番で症状が変わることから血糖値の上昇が原因だと考えます。「0から思考」で考えると血糖値が上昇すると何らかのの反応を引き起こすと考えます。血糖値はブドウ糖の血中濃度ですが、ブドウ糖は分子が小さいため直接何かを引き起こすことは出来ないはずです。であるならばブドウ糖が何かと反応することで症状が起こるはずです。ブドウ糖は濃度が上がる程様々なタンパク質と結合する糖化という反応を起こし、糖化産物といわれるものを生じます。この糖化産物が何らかの反応を引き起こす可能性が考えられます(参考:アレルギーと糖化産物による病気の関係)。ちなみによく知られている糖化産物にHbA1c(ヘモグロビンA1c)があります。HbA1cは糖尿病の長期間のコントロール状態を知るための検査として活用されています。

糖化産物とアレルギーの関係は今の所仮説の域を出ませんが、糖質を控えること(糖質回避)で多くのアレルギーが改善するのは間違いない事実です。

ある種の乳酸菌とアレルギーの関係(仮説)

ある種の乳酸菌がアレルギーを抑えるのであれば何が起こっているのか考えてみます。

腸内細菌が肥満を起こす可能性があるのですから、腸内細菌がアレルギーを引き起こすと考えてもあながち的はずれではないかもしれません。元々アレルギーは腸内細菌が引き起こし、その腸内細菌の割合を変えることでアレルギーが改善すると考えれば納得出来る仮説です。ただ私の知る限り、肥満のように腸内細菌を入れ替えてアレルギーが引き起こされるというデータは見たことがありませんので可能性があるだけです。

今の所分かっていることから「0から思考」で考えてみます。現時点でわかっていることは血糖値が上昇するとアレルギーが引き起こされる可能性が高いこと。ある種の乳酸菌を摂取するとアレルギーが改善すること。このことから考えると、ある種の乳酸菌が血糖値を上げないのか、アレルギーを引き起こす反応を抑えるのかどちらかだと思います。糖質の吸収を緩やかにすると考える方が可能性が高いように思います。

データを見る限り症状が出なくなる訳ではなく、改善する程度のようです。またインターネットに掲載されている内容では作用機序までは触れていませんでした。有意に改善するという相関関係があるようです。

糖質回避をすればアレルギーそのものが失くなるので、わざわざお金を出して飲む必要はないと思いますが、糖質がやめられない人には有効な手段かもしれません。ちなみに腸内細菌の割合が変わることがアレルギー改善の理由であれば、継続して飲み続ける必要はないと思います。アレルギー症状が改善した時点で飲むことをやめても、症状緩和は持続できると思います。再び悪化すれば再度飲み始めれば良いと思います。