ギリシャ問題の本質

ギリシャがヨーロッパから世界を揺るがしています。

民主主義の原則に則り、国民の意向に沿って政治を行うのは良いことです。良いことですが、国内だけで問題が解決するなら国民の機嫌をとるだけで終わっては大変です。

債権者の意向を無視し自由奔放に振る舞っているのが問題の本質です。

国民負担を軽くするか重くするかで、国民が選べば軽くすることを選びます。国民は軽くすることが何を『意味』するのか理解しないまま首相を選んでしまったのです。

そして首相は選挙で勝ったことの『意味』を勘違いしたようです。選挙に勝ったから、債権者のことは考えず、国民の負担を軽くする方針が正解だと誤解しているのです。かつて日本で徳政令発令が頻発し経済が混乱したことからも、借りたものを返さないことが許されると非常に混乱します。

そして国民は今までの生活を確保したまま、軽くすることを望んでいます。そんな魔法のような方法はありません。

子供の論理

物事は全て何らかの対価の上に成り立ちます(トレードオフの関係)。負担を軽くするなら何かを我慢しなくてはなりません。そのことを差し置いて要求だけするのは子供と同じです。

お手伝いは嫌だけどおもちゃは買ってという子供の要求と何ら変わりません。子供は要求には対価が必要だというを常識をまだ知らないのですから仕方がありません。子供の場合は教えてあげればいいのです。

何かを欲しいなら何かを我慢するか、何かをして欲しいなら変わりに何かをするのかを身をもって知る必要があるのです。

国の場合は…。1人のカリスマ指導者が現れるのを待つか、大問題と引き換えに、要求には対価が必要だと実感するかでしょう。

ギリシャの場合

ギリシャの場合周辺国や債権者たちは何度も改善策を提案していました。そしてこのままいくと経済的に破綻してしまうことも説明していました。

ギリシャはヨーロッパ諸国がユーロ圏の離脱を認めないと思い込んでいたのです。つまり最悪の事態はありえないと高を括っていたのです。

もしくは治ると思い込んで病院を訪れる患者さんに、どれだけ治らない病気だと説明しても、治らないことの意味が理解できない心理と似ているのかもしれません。

そして子供と同じで、どんなことがあっても見捨てられるわけがないと甘えているのです。見捨てたらヨーロッパも困るから、ユーロ離脱は選択肢にないと勝手に思い込んでいたようです。

期限の2015/6/30までに国民投票を提案されたのに、期限後に国民投票を行うのは物事を論理的に考える人間にとっては意味不明です。

子供の理屈でユーロから放り出されないはずだという根拠のない思い込みがあったと仮定すれば何とか理解できます。

もしかしたらギリシャ首相が常人の常識を遥かに超える『知恵』の持ち主で、現時点の全ての物事を計算し尽くしていて、実は計算通りに事が進んでいることを密かに祈っています。そして世界中のみんなが納得する形で、事態の収拾を図ってくれることを祈っています。

どこかの国のかつての首相のように、思いつきで発電所を地獄にしたようなことにならないことを心から祈っています。

銀行からお金を引き出せない事態で、国民は悪夢から覚めたのかもしれません。もしかしたら本当の悪夢は始まったばかりかもしれませんが、

ヨーロッパ諸国・債権者の誤算

ヨーロッパ諸国の誤算は、ギリシャを大人扱いしてしまったことです。

自分達で賢い判断ができると自分達の価値基準でギリシャを判断したことです。自分達と同じ大人扱いしてしまったのです。ギリシャの人達を貶めるつもりはありません。ただ要求には対価が必要といあ常識、世界中では当たり前のことを、余り理解できていないように見受けできることを表しているのです。

財政破綻は嫌だけど年金は温存、支援して欲しいけど税金はそのままなど。

誰の問題か?(問題論)

誰の問題化を考えるのは簡単です。放置したら誰が困るかを考え、困る人の問題です。
もしかしたらギリシャの人達はヨーロッパの人たちの問題だと勘違いしたのかもしれません。
ギリシャがユーロを離脱するとヨーロッパの人達も困るからギリシャの人達と同じつもりで、ユーロ圏に残るように助けてくれると思っているのではないでしょうか?

ギリシャのユーロ離脱は確かに混乱はしますが、ギリシャの人達の困難より他の国々は遥かに小さな混乱です。その温度差を余り理解できていないように思えます。

もう一つ問題があります。もし財政破綻しても首相は命を失うだけではありません。職を失うだけです。失業してしまう他の国民と同じくらいしか困らないのです。そのためあまり先のことは考えていないのではないかと疑ってしまいます。アナログ思考とデジタル思考でいうと圧倒的アナログ思考で、デジタル思考で考えると明らかに取り返しのつかないデッドラインを越えているのに、デッドラインが理解できずまだ挽回できる可能性がどこかにあるはずだと存在しない可能性を模索しているのかもしれません。

どこかの国の元首相のように、国の運営が目的ではなく、元首相の肩書きを目的に腰掛けで首相になっていないか心配になります。

自分達の問題だと捉えていれば、国民投票は2015/6/30の返済期限までに行うはずです。

私の頭では正直ギリシャの情勢が理解できませんが、理解できる余地があるとすれば上述した子供の論理だけです。私などの常人の考え及ばないような解決方法を、ギリシャ首相が準備されていることを心から祈っています。

幸いギリシャが財政破綻しても私の生活に直接影響はないので、私の問題ではありませんが、世界恐慌を引き起こすことになれば私の問題にもなります。
世界恐慌に陥ることがありませんように。

人が人を騙す理由

人が人を騙す理由。
それは騙す隙があるからです。
騙してもばれないと思うから騙すのです。

そして騙した人が得をするのです。

隙がなければ騙そうとはしません。
得しなければ騙すなんて面倒なことはしません。
明らかに自分より賢い人を騙そうとはしないものです。
何故なら嘘がすぐにばれるから。
嘘がばれないと思える相手にだけ、嘘をつくのです。

実はある種のお猿さんは嘘をつくのです。詳しくはこちらを。
お猿さんですら嘘をつくのですから、人間も嘘をつくのが当たり前だと考えた方がよさそうです。
しかし通常人は嘘をつきません。何故なら人間は嘘を見破る知恵を持ち合わせているからです。
そして嘘は良くないという倫理観を通常人は持ち合わせており、人間社会では嘘つきは相手にされなくなるのです。
(ちなみにお猿さんは嘘をつかれても見破れません。お猿さんは嘘つきも相手にされるのです。)
そのため人は嘘がばれないと思った相手に嘘をつくのです。(希に嘘に罪悪感を抱かない人がいるので注意が必要です)

最初から狙って嘘をつく場合と、話をしているうちに相手の隙に気づいて出来心で嘘をつく場合とがあります。
出来心での嘘は悪気なくついついてしまうものです。
しかし一度ついてしまった嘘は取り返しがつかなくなり、嘘の連鎖に陥ります。
最初から狙った嘘は巧に練り上げられ辻褄が合わされています。
見破るにはそれなりの知恵が必要となります。

騙されない対策

騙されない対策は簡単です。本当かどうか確認することです。
かかってきた電話なら合言葉で家族確認をする
相手の言っていることを第三者に確認するということです。

アナログ思考とデジタル思考

アナログ思考とデジタル思考という分類を考えました。
何もアナログが古くてデジタルが新しいとか、アナログが遅くてデジタルが進んでいると表現したわけではありません。
思考方法の明らかな違いを表している言葉ではないかと思います。
というのがアナログとデジタルというのは明確な違いがあります。
アナログは境界が明確ではなく全てが連続していることを意味し、デジタルは境界が明瞭で一つ一つが非連続です。

どうやら人によりアナログ思考とデジタル思考の2種類の思考方法があるようです。
以前はアナログ思考が文系、デジタル思考が理系と考えていましたが、必ずしもそうとは限らないようです。

アナログ思考とデジタル思考でどちらが優れているとは一概にはいえません。
芸術などの感性ではアナログ思考の方が有利かもしれません。
芸術家の頭の中をのぞいたことがありませんので、明確にはわかりませんが様々なことの境界が不明瞭で連続的な考え方をしているのではないかと思います。
アナログ思考の方は明確な境界が自分でもわからないので、物事を言葉で人に伝えることが苦手な傾向があります。
物事の境界を自分でも明確にはわからないため、人にうまく伝えられないからです。
人には伝えられないけれども自分にはわかるというのがアナログ思考の人の特徴かもしれません。
明確に言葉に変換するのは苦手でも、絵や音楽など連続した表現が得意です。

アナログ思考では思考が連続なため、変化がどこで区切るかわかりにくく、物事を変化させるきっかけを捉えにくい傾向があります。
そのため物事を論理的に考えることが苦手な傾向があります。全く別の物事の関係も連続的に捉えようとする傾向があり、理解するのに時間を要する傾向にあります。論理も連続的に考える傾向があるため、非連続の論理展開は苦手な傾向があります。
自分がアナログ思考型だと思われた場合、人への説明される場合は物事の境界を意識するようにされると説明がわかりやすくなると思います。

人に説明するのは圧倒的にデジタル思考をする人が有利です。
何故ならデジタル思考の場合境界が明瞭なため、2つの物事をはっきりと区別して理解しているからです。
境界からこちらはAであちらはBという具合に説明するため、聞いている人が理解しやすい傾向があります。
そしてデジタル思考の場合、AがBに変わるきっかけも理解しているため、どうすればBになるのかも人に容易に説明できます。
その理屈を組み合わせることで、物事を論理的に理解することができます。
論理は言葉で伝えることができるので、人に考えていることを説明できます。

私自身の脳は完全デジタル思考なのでアナログ思考に関しては、恐らくアナログ思考だろうと思う方のことから想像して書いています。間違いがあるかもしれませんがご了承ください。

話が噛み合わない場合、デジタル思考の人とアナログ思考の人がお互いが同じ思考だと思い込んでいて、やり取りが噛み合わないのかもしれません。

アナログ思考とデジタル思考の話は今後掘り下げていきたいと思います。

直感的・感情的思考と論理的思考もご覧ください。

私の速読の方法(短縮読み)

時間の使い方を考えてみました。
1日は24時間は誰にでも平等に与えられた時間です。
しかし使い方は人それぞれ異なります。
やりたいことが山ほどあるので、少しでも時間を有効活用する方法を考えました。
方法は三つです。

  1. 文章の入力速度を上げる
  2. 文章を読む速度を上げる
  3. 思考を抽象的に行うこと。

1.に関しては20代のころからトレーニングをしていました。幸いタイピングゲームが訓練に最適だったので、楽しみながら入力速度を上げました。3.に関してはできるだけ思考を抽象的に行うようにしました。何故なら物事を具体的に考えることは一つ一つの違いを考えなければならず、時間がかかるからです。できるだけ一般化し、抽象的に物事の本質をとらえて考えるようにしました。このことを文章で説明することは今の私には困難なので割愛します。

私の速読法のやり方

私の速読のやり方は至ってシンプルです。
恐らく頭の使い方を変更することが得意な方はごく簡単に速読できるようになると思います。頭の使い方を変えるという概念自体がない方はこの速読法は困難かもしれません。

やり方はワープロの入力の際、何度も出てくる単語登録をする方法を活用します。
例えばアメリカ合衆国という単語が何度も出てくる文章を入力する際、『あめ』と入力して『アメリカ合衆国』と入力できるように単語登録を行います。これを速読に応用します。

繰り返し出てくる長い単語を最初の2・3文字から予測する
短縮読み

文章を読む際
『アメリカ合衆国』という単語が何度も出てくれば、『アメ』まで読んで後が続いていれば、頭の中で『アメリカ合衆国』だと短縮読みして読み飛ばすのです。何度も出てくる単語をこの容量で読み飛ばすことで、読む速度を速めます。長ければ長い単語を短縮して読み飛ばすことで早く読むことができるようになります。いくつもの単語を組み合わせて速読を行うことで、速度はドンドン上がっていきます。文章の意味が通じなければ予測が間違っているので、元に戻って読み返せばよいのです。

日本語は表意文字のため、漫画のような絵として一瞬で意味を読み取ることのできることを利用した速読だと思います。
全員の方ができるようになるかどうかわかりませんが、理屈は難しくない速読だと思います。
良かったらお試しください。

空想日本史 もし織田信長が刀狩をするなら

織田信長が本能寺で倒れず、生きながらえていればと考えてみました。
必ず行ったであろうと考えられるのが、実際には豊臣秀吉が行った武器を取り上げる刀狩です。

豊臣秀吉が行った力ずくでの刀狩であれば、隠す人間が必ず一定数いたはずです。
織田信長は物事を常識に捉われず、非常に合理的に考える人物だと認識しています。
合理的に考えると、刀を隠されてしまうような制度の隙はなくすと思います。
信長であれば、刀を買い取ったのではないかと思います。

  • 平和になったので今後刀が必要がなくなること。
  • 刀は必要がなくなったので、更に治安を維持するために買い上げること。
  • 最初は高く買い上げ、次第に買い取り額を下げること
  • 最終的に隠していることが判明すればただで没収されること
  • 数多く隠していれば打ち首にすること

以上を周知徹底するのです。
実際に打ち首にするほど徹底するかは別にして、刀を早く差し出すと得をし隠すと損をする仕組みを考えだしたのではないかと思います。

歴史のやり直しはききませんが、織田信長が何年か余分に生きていれば、もっともっと日本は合理化が進んでいたと思います。
織田信長のような合理的で剛腕な政治家が表れて、日本を私利私欲が差し挟まれる隙の全くない、合理的な世の中に変えてくれるといいんですけどね。

自分を騙す?依存のメカニズム

一時期の私は糖質に対する依存の診断基準を完全に満たしていました。
自分が太っていたのは依存なんだと知ると非常に衝撃を受けました。
昨年11月に本を読んでいて気づきました。

そこで依存症について考えてみました。
自分自身が依存に陥ったことを振り返ってみると、ゲーム、パチンコやアルコール、外食や電気製品の買い物など様々です。
幸い日常生活に支障をきたすほどの病的な依存ではありませんでした。
学生時代は依存という概念自体知りませんでしたし、依存しているなどと思いもしませんでした。ただ楽しいから行動しているだけだと思っていました。今考えるといつからか、やらないといけないという強迫観念に追いまわされていたと思います。
その時は自分自身で気づくことはできませんでした。

働き出してからアルコールに対して依存しているか自分で疑ったことはありますが、仕事の合間に飲み始めるほどではなかったため違うだろうと楽観的に自己判断していました。今当時の自分のことを診断基準に照らし合わせるとアルコール依存だったことがわかります。幸い私は仕事に支障をきたすほどの病的な依存にまでは陥りませんでしたが、仕事に支障をきたすほどだと入院の適応なのかもしれません。
他のことははまっているだけで依存だとは思いもしませんでした。
ただ楽しんでいるだけだと思っていました。一度はまると一つことにのめり込むなとは思っていましたが、今振り返るとゲームもパチンコも買い物や外食も依存状態でした。

依存が引き起こされる理由

何故依存は起こるのでしょうか?
自分が陥ったので反省を込めて、最近得た『知恵』を使って振り返ってみました。
元々依存にいたるメカニズムでは、欲しいものを実際よりもより魅力的に感じる仕組みが原因のようです。
大昔の人類を思い浮かべてみてください。
川の向こう岸に美味しそうな果物を見つけました。
溺れるかもしれないので泳いで渡るか躊躇しています。
脳は無理してでも食べた方がお腹いっぱいになれるため、自分自身を騙します。
美味しそうな果物を見た目以上に大きく魅力的に感じる魔法をかけるのです。
(一種の錯覚、勘違い。自己暗示のようなものだと思ってください)
大きな果物で食べないといけない・食べるしかないと思うようになってしまうのです。
そこで川に飛び込んで果物を食べることに成功します。
私たちはこのようにして、川の向こうの果物を食べることの出来た人類の子孫なのです。

衝動買いのメカニズム

同じことが衝動買いでも起こります。
一目見て欲しくなります。
頭の中で魅力が駆け巡ります。
どんどん魅力が増大するドーパミンの魔法がかかります
冷静な判断は無理です。
何しろ昔は溺れるかもしれない程の命がけでも、川を渡るほどの魔法なのですから。
結果として何故買ったかわからないものが家にいくつもある状態に陥るのです。
依存ではこの魔法の繰り返しが起こってしまうのです。
一度欲求が膨らんで手に入れたものや経験は、忘れられません。
そして一度経験したことは慣れてしまうので、同じ喜び・ドーパミンを得るために欲求がエスカレートしてしまうのです。
ゲームではやればやるほど難しく設定されており、上手にクリアできると達成感を味わうことができます。その達成感を味わった後で更に難しいものに挑戦したい欲求にかられてしまいます。この達成感という御褒美を元に、更にゲームをやりたいという欲求を生み出し、脳がその欲求を快楽物質であるドーパミンが大量放出され欲求を肥大化させるます。この大量放出されたドーパミンの欲求に抗うことが出来る人などいないのではないかと思います。
ゲームにはまっていましたが、はまるという現象は今振り返れば依存だったのだと思います。
パチンコも同じです。
パチンコはお金を得ることもありますが、大半が失うことになります。冷静に考えれば誰にでもわかることですが、
今振り返ればわくわくするドーパミンを放出する仕掛けがあちこちに散りばめてあります。
冷静に考えればただの娯楽なのですが、やらないといけないと自分自身で思い込んでしまう強迫観念にかられるのも自分自身の脳が騙しているのだと思います。

依存の対策

対策としては依存のメカニズムと脳の働きと錯覚を理解し、やらないと気が済まないのは脳が騙されているからだと認識して、別のことをするように気をそらします。
スイッチを切り替えることができる方法をさがします
今ならゲームやパチンコをしても脳が騙されるだけであり、時間がつぶれる以外得るものがないので最初からしないのが一番だと理解しています。
気分転換という意味はあるとは思います。
一度はまってしまっているとすれば、10分我慢すれば欲求が減るらしいので10分をやり過ごすために、気を紛らわせる方法を探します。
依存の理屈の詳しい話は参考文献:スタンフォード自分を変える教室をご参照ください。

医師・弁護士が難しかった理由

医師・弁護士は昔から難しい職業の1つでした。

その理由を考えてみました。

医師・弁護士共に莫大な量の知識を覚える必要があったため、その確認方法である国家試験は難しいものとまりました。国家試験の合格が難しいため、医師・弁護士は難しいものとされました。また独占業務があるため、需要と供給のバランスから高報酬となり、不況の影響もあって希望者が殺到して更に難しくなりました。弁護士は需要が増えることを見越して合格者を増やしましたが、予想された程需要は増えず、余りつつあります。人工知能がかつての弁護士の仕事を肩代わりしていることも一因だと思います。

では何故膨大な量を覚える必要があったのでしょうか?つまり国家試験が難しかった合理的理由を考えてみました。

人間の頭脳以外に検索システムが無かったから

医師の診察や弁護士の弁護には、医学書や判例集など本にして何冊にも及ぶ膨大な情報から適切な情報を探し出す必要がありました。処理する内容が多く瞬時に探し出す必要に迫られるため、この要件を満たす検索システムとしては人間の頭脳しかなかったのです。

医師は患者さんの病状から当てはまる病気を過去の情報から探し出す必要があるのです。

弁護士は依頼者の要望から過去の判例の中の適切なものを探し出して、依頼者の利益になる方法を見つけることが仕事です。

昔の中国の公務員試験、科挙が暗記を重視したのも同じ理由です。

これからの医師・弁護士に求められる能力

他に選択肢が無かったから止むを得ず、人間の頭脳による検索システムに頼っていただけで、科学技術の進歩により人間の頭脳に頼る必要は無くなりつつあります。優れた検索システムが人間の代わりになりつつあります。事実弁護士の仕事での過去の判例の検索においては、人工知能が活用され始めているそうです。

最善の検索システムの地位は人間の頭脳では無くなった今、医師・弁護士に求められる能力は別のものになるべきだと思います。残念ながらまだ多くの人達が気付いていないのかもしれません。

素朴な疑問 2型糖尿病の理想の食事療法

素朴な疑問を書いていきます。これまでの常識や先入観にとらわれることなく頭の体操として素直に考えてみて下さい。

血糖値を上げるのは糖質だけ

たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)のうち血糖値を上げるのは糖質だけです。たんぱく質はアミノ酸、脂質は脂質酸とグリセリン、糖質はブドウ糖に消化され吸収されるのは学生時代に習った通りです。血糖値とはブドウ糖の血中濃度のことで、アミノ酸・脂肪酸・グリセリンはブドウ糖とは異なるため血糖値に影響はありません。

身体の仕組みとしてはアミノ酸などからブドウ糖を作り出す方法があるため、いつもブドウ糖が作られていると誤解されたようです。実際には血糖値が下がってしまった場合だけ、アミノ酸などからブドウ糖が作り出される仕組みです。糖質を食べていると血糖値が下がらないのでアミノ酸などからブドウ糖を作り出す必要がありません。

血糖値は糖質を食べた分だけ上がります。

2型糖尿病は血糖値が高いまま下がらない病気です

2型糖尿病は血糖値が下がらない病気です。家族に同じ2型糖尿病の方が多いため、遺伝的な体質だと思われていました。

血糖値が高くなると、血糖値を下げる唯一のホルモン、膵臓から分泌されるインスリンが働いて血糖値を下げようとします。度重なる血糖値の上昇により、何度もインスリンが出続けることで働き過ぎて膵臓が働けなくなったか、インスリン自体の効き方が悪くなった状態が2型糖尿病です。

血糖値が下がらなくなった病気ではありますが、血糖値が何度も上がったことによる結果だと捉えることができます。

ここで問題です。

2型糖尿病の理想の食事療法は?

以上の情報から、実際に出来るかどうかは別問題にして、理想の食事療法を考えてみて下さい。そもそも上記が信じられなければ、御自身でも調べてみて下さい。

先入観にとらわれない小学生の方が、簡単に答えに辿り着くかもしれません。

私の考える答えはこちら

理想の食事を実践された実例はこちらです。

振り込め詐欺(電話による詐欺)の簡単な対策

振り込め詐欺や電話による詐欺の簡単な対策を考えてみました。

詐欺師の狙いは家族と勘違いさせてお金を引き出すことです。

家族と勘違いしなければ詐欺にあいません。

勘違いしないためには、家族で合言葉を決めるのです。

家族を名乗る電話があれば『合言葉は?』

と聞くのです。詐欺師は無駄なことはしないはずなのですぐに電話を切ると思います。切らなければ合言葉を確認すれば良いだけです。

合言葉は家族ならではの内容が笑いも誘えて、話のタネになっていいかもしれませんね。例えば子供の頃の呼び名や愛称を答えさせるとかですね。

詐欺防止に合言葉!

簡単な対策だと思いますがいかがでしょうか?

騙す人と騙される人 どっちが悪い?

性善説と性悪説なんて意味がないに引き続き、善悪について考えてみたいと思います。

世の中には人を騙しても平気な人がいます。騙すことを商売にしている詐欺師の方々だけでなく、日常生活において自分が有利になるためにちょっとした嘘で人を騙す人がいます。

人に嘘をついて不快な思いをさせることは好ましいことではありませんし、当然人を騙して利益を得ることは犯罪ですからやってはいけません。今の世の中では犯罪を犯すと捕まることを抑止力として、犯罪を防止しようとしています。逆にそのことが誤ったメッセージとして受け取っている人達がいます。捕まらなければ犯罪を犯しても良いと考える人達です。嘘をついてもバレなければ嘘にならないと考える人種もいるようです。

嘘つきや犯罪者を擁護するわけではありませんが、自然界を通して騙すと騙されるを考えてみたいと思います。

自然界では騙すと騙されるの勝負は騙したものが圧倒的に勝ちです。騙された生き物は騙したことを責めたくても、騙した生き物に食べられて既にお腹の中です。自然界では騙されないように気をつけるものであって、騙しては駄目という価値観はどうやら人間界だけのようです。

だからといって騙された人が悪いと主張するつもりはありません。ただ自然界において騙されることは即死を意味しますから騙されないように必死です。騙されて不快な思いをしたかもしれませんが、自然界の動物のように命までとられなくてよかったと考えることもできます。
そして自然界の動物から学ぶことは、如何に騙されないように気を付けるかということです。

実はある種のお猿さんは嘘をつくそうです。
(参考文献:現実を生きるサル 空想を語るヒト―人間と動物をへだてる、たった2つの違い
エサを見つけた際、敵が来た鳴き声を上げて仲間が逃げ出した間に自分一匹だけエサを食べるそうです。つまりエサを独り占めするために敵が来たと嘘をつくそうです。仲間がかえってきて、一匹だけでエサを食べていることを責められるかというと責められないそうです。
いわば一番知恵があるのが嘘つき猿なのかもしれません。
どうやら嘘を見抜けるのは知恵のある人間だけのようです。
人が嘘をついてしまうのはまだお猿さんの名残なのかもしれません。

騙された後で騙した人を責めてもお互いが嫌な思いをするだけです。
(騙した人は覚悟の上かもしれませんが)
騙されてお金を奪われてしまうと、そのお金の多くが返ってきません。自然界で騙されて一度奪われた命が二度とかえってこないように。
騙す人がいる以上騙す人がいなくなるまでの間は、人間界で生きていくには騙されない知恵を身に着けるしかないのではないかと思います。

騙されないためには本当かどうか確認することです。
例えば糖質回避でダイエットできるとこのサイトでは書いていますが、本当かどうかはご自分で確かめてみることです。
インターネットの発達のおかげもあって、様々な情報が飛び交っています。
その情報の真偽(正しいか嘘か)を確認することが大切です。
この呉からの風が真偽を確かめる一助になることができれば幸いです。