某テーマパークが再建できた理由

18年間赤字だった某テーマパークが社長が変わっただけで再建できた理由を考えてみます。

一言でいうとテーマパークのこれまでの常識を打ち破ったことです。

赤字の理由が自分達でテーマパークのイメージを勝手に作り、そのイメージの枠から出ようとしなかったからだと思います。自分達はテーマパークを作っている。そのテーマパークの良さがお客さんに分からないなら仕方がない。で終わっていたのです。

言い換えるとお客さんの視点が無かったのです。あれば18年間赤字にはならなかったと思います。

社長さんがしたことは社員からお客さんが喜びそうな様々な意見を掘り起こし、面白そうなものを実現させていったことだと思います。

様々な可能性を考えて行動していることがこのテーマパークが再建できた理由です。社員一人一人がお客さんのためになることを考えるようになるだけで、これだけ変わることができるという新たな常識を生み出しました。

他のテーマパークにも波及効果をもたらし、最初から無理と諦めるのではなく、できることを探してみるという大きな流れを生み出しました。

某テーマパークの社長さんが言葉により社員の心を動かす言葉の魔法をかけてお客さんに広がったように思うのは私だけでしょうか?

まだまだこの魔法は広まりそうで楽しみです。

無意識の情報処理の活用法

人は無意識のうちに情報処理をしていることをご存知ですか?

考え事をしたり難しい問題を解いていてもなかなか解決策が見つからないことはよくあります。他のことをしている際に思いがけず解決策に思い当たることがあります。このことを経験されたことがある方には、無意識のうちの情報処理を理解しやすいと思います。

人は意識して考えているときはもちろん解決策を探していますが、実は意識していない時にも無意識のうちに解決策を探すのです。

この無意識の情報処理の有効な活用法は、なかなか解けない難しい問題に直面したら、ひとまず他の問題に取り掛かることです。無意識のうちに情報処理することで、時間の経過とともに問題に対する認識が変わってきます。受験勉強でも同じことです。

一定期間毎に次々別の問題に取り組むと並列して情報処理を行うことができるようです。

寝ている間にも無意識の情報処理が行われることがあるらしく、ケクレによるベンゼン環の発想など大発見が夢の中で発想を得た実例もあるようです。

仕事や勉強で行き詰まったら、気分を変えるためにも別の問題に取り掛かると捗る可能性があると思います。

ニュースの報道の改善策

事件、事故の報道を見てふと思います。
私がテレビ局の社外取締役なら野次馬的な事件事故の結果ではなく、対策を報道します。

事件事故の報道は野次馬的で興味をひくため視聴率はとれるかもしれませんが、視聴者は解決策を知ることは出来ません。視聴者が対策を自分で考える必要があります。原因を探ろうとする番組はあっても、対策を教えてくれる番組が少ないのが現状です。
実際には責任の追及を逃れようとして、本当の原因を隠そうとしますし、原因を追求しても過去に戻ることは無理なので、それを取り除く事は今更できません。
であれば今後の報道は、同じような事故事件を避けるために分析し、解決策を報道するべきではないでしょうか。
例えば信号無視の車にはねられたと言う事故があれば、信号は青でも左右をみましょうとか、歩道を歩いていて後からはねられたと言う事件事故があれば、できるだけ道路から離れて歩きましょう。などの対策を報道するべきではないでしょうか?
実は徒歩圏内が生活圏だった頃には、他人が失敗すると相対的に自分が食料やパートナー探しに有利になるため、無意識のうちに喜んでしまう心理が働くようです。テレビの中の出来事で自分の生活が直接変わることはありませんが、生活圏が徒歩圏内だった名残りで、他人の失敗に興味を抱いてしまうのです。だからテレビで事件事故をついつい見てしまう心理が働き、視聴率に影響を与えるのです。

いつになったら野次馬的な報道を終え、視聴者にとって意味のある対策を伝える報道が始まるのか私は楽しみにしています。

そろそろ昭和の報道が21世紀の報道に変わることを心から望みます。

わかりやすい例えは、振り込め詐偽の報道を例にとると、振り込め詐偽を防止するには本人確認のための合言葉を家族で決めておきましょうと報道することです。合言葉で本人確認だけでも被害を減らすことができると思います。

示し合わさなくても家族なら当然知っているペットの名前でも構わないわけですから。

振り込め詐偽の防止には合言葉を
とかのわかりやすい防止策を振り込め詐偽の報道の最後に毎回報道するだけでも、犯罪防止に役立つと思います。対策を伝えることで、犯罪の報道は21世紀の報道に近付くと思うのですがいかがでしょうか?

健康診断で高血糖を指摘されたら

健康診断で高血糖を指摘されたら、これまでは病院に行くしかありませんでした。
肝臓病や腎臓病など他の基礎疾患がなければ、これからは米・パン・麺類などの主食である炭水化物(糖質)を控えるだけで、病院に行く必要はないと思います。糖質回避教のおすすめです。具体的には主食をやめて、おかずだけだべるというものです。まずは1食主食を抜くことからはじめて、慣れてきたら2食・3食と主食をやめるようにしていくといいと思います。
健康診断で指摘された血糖値やHbA1cの値にもよりますが、2・3ヶ月してから血液検査をすればかなり改善していると思います。食事内容が問題ないか(知らない間に糖質を食べていないか)を確認する目的です。
これまでは一度糖尿病と診断されれば、服薬のため一生献血はできないと考えられてきましたが、炭水化物を食べなければこれからは献血も気軽にすることができます。
2型糖尿病でお悩みの皆さんも、炭水化物を食べなければ2型糖尿病を治すことができます。(2型糖尿病の原因は炭水化物・糖質を食べることだからです。)
ただし糖尿病の治療薬の内服やインスリン注射をしている方・肝臓病・腎臓病治療中の方は、突然炭水化物を減らすと低血糖を来たす可能性がありますので主治医の先生と良くご相談の上はじめて下さい。

人に任せるより自分がやったほうが早いと考える心理

比較的仕事のできる人が陥りがちな、人に任せるより自分でやったほうが早いと考えてしまう心理を考えてみます。

人に頼んでも自分の求めている結果がかえってこないので、人に任せず自分でやったほうが早いと考えてしまうのです。
このことに二つの問題がはらんでいます。
一つは人に頼んでも結局自分でやってしまうのであれば、頼まれた人も真剣にはやりません。最終的に頼まれた人が困らない仕組みなので、頼まれた人がどこか他人事で対応してしまうのです。
一つは人に頼んだ頼み方の問題です。頼みたいことを正確に伝えることができていないコミュニケーション能力の問題のため、求めている結果がかえってこないのです。頼みたい内容を、全く予備知識がない人に説明するつもりでたとえ話を使いながら説明することで求めているものに近づくと思います。

そして人に頼むより自分でやった方が早いと考えている人は、自分が優秀だからだと内心思っているのです。
頼み方に問題があるということが原因なので、『人に頼むより自分でやった方が早い』と周囲に言っているのは、物事の伝え方・仕事の頼み方が下手ですよと周りに言って回るようなものですから実は恥ずかしいことだと思います。しかしその本質(自分が優秀だと勘違いしていること。頼み方が下手であること)に気づいていないので2重の意味で私は恥ずかしいと思います。

確かに人に頼むより自分でやった方が早いと思うこともあると思いますが、どうしたら人に自分の思う通りにやってもらえるかを考えるとよいと思います。
人に頼むことを前提として、頼み方を工夫するということです。

わざとゆっくり仕事や行動する心理

わざとゆっくり仕事や行動する人の話を書きました。
今回は心理を考えてみます。
何故わざとゆっくり仕事をするかを考えてみます。
人の行動には必ず目的があります(目的論)。
わざとゆっくり仕事をすることにも目的があります。
その目的は楽をすることと、ゆっくり仕事をすることで見かねた誰かが手伝ってくれるのを待っているのです。
一度でも誰かに手伝ってもらった経験があれば、手伝ってもらうことを狙ってわざとゆっくり仕事をするのです。迷っているふりをしたり、困っているふりをするのです。その目的は二つ。一つは迷っていること・困っていることで仕事が進まないことをアピールし、仕事がゆっくりなことを仕方ないだと思ってもらうこと。
もう一つは助けてもらうことを暗に要求しているのです。

子供の宿題もそうです。一度親に手伝ってもらうと、ゆっくりしていると手伝ってもらえると無意識のうちに認識してしまうのです。わざとゆっくりして見かねた親に手伝ってもらうことが目的なのです。だからわざと親にアピールするようにゆっくりするのです。

心理学的に共通しているのは、結局誰が困るかということです。
誰かが手伝ったことがあるということは、仕事でも宿題でも誰か他の人が困ると考えているのです。さすがに意識はしていないと思いますが、無意識のうちに最終的に他の人が困るというようにどこか他人事のように感じているのです。
最後まで自分がやるしかないという自覚に乏しいため、ゆっくりするのです。困るのは手伝う人だと誤解しているのです。

対策

対策はどうすればよいでしょうか?
それは自分の問題だと理解させることです。
今後はどれだけ困っても直接助けない。
やり方やわからないことをアドバイスをすることはあっても、代わりには決してやらないし手助けもしない。
このことを理解させるだけで意識がガラッと変わります。
またできない言い訳をすることも多いですが、できない言い訳とはやらない理由を探してくるだけなので聞いても意味がありません。できるようになる言い訳をするように仕向けるのです。

どうしても時間に追われていると、代わりにやってしまいたくなりますが、そこはぐっと我慢しないと相手の思うツボです。
作業工程の目安時間を設定し、細かくチェックすると少し意識が変わります。

またゆっくり仕事しても早く仕事をしても評価が変わらないことも、ゆっくり仕事をするメリットと考える一因です。ゆっくり仕事をして目標時間に仕事が終わらないと、その時点でほかの人に仕事を割り振り、給料やボーナスが下がる、働く時間が減らされるなど金銭的損失となる仕組みを考えるのも一つの対策かもしれません。

いずれにしてもわざとゆっくり仕事や行動をする人の対策は、お金にしろ時間にしろ作業にしろ、当事者が困る仕組みを考えることだと思います。

言葉の魔法 人はまだその威力と使い方を知らない

あまり知られてはいませんが、人々は魔法が使えるのです。
ただ普通まだその本当の力とその正しい使い方を知らないだけなのです。
魔法がだということを意識しているかしていないかの違いです。
その魔法とは言葉です。
みんなが当たり前に使っているので、特別な能力だと意識することはありませんが、動物と比べてみてください。人間は考えていることを人に伝えることができます。人類が大きく発展した元となりました。
ただまだその本当の力と正しい使い方を知らないから、人を傷つけてしまうこともあるのです。

まるで映画の主人公が魔法の使い方を知らず、知らない間に人々を傷つけてしまったように、まだ本当の使い方を知らないだけなのではないでしょうか?
言葉も自分の意図しない受け取られ方をしてしまい、人々を傷つけてしまうことがあります。そして傷ついた心を癒すことができるのも、人の言葉なのです。
人を傷つけてしまう黒魔法、人を癒すことのできる白魔法。
言葉にはそんな魔力が秘められていると考えてみるといかがでしょうか?

適切な時に適切な言葉を使うことで、誤解を解くこともできますし、真意を理解してもらうこともできます。
適切な言葉を選ぶことができなければ、政治家の失言のように取り返しのつかない黒魔法として広まってしまうのです。

実は言葉は人によって受け取り方が違うのです。
受け取る人の知識や経験、想像力によっても異なりますし、好意的に受け取る傾向のある人と批判的に受け取る傾向のある人とでは受け取りは全く異なります。
その言葉の受け取り方に違いがあることを知っている人と、知らない人がいるも実は言葉の魔法の怖いところでもあるのです。いわば言葉の魔法の聞き方・効き方に違いがあるのですが、そのことがあまり認識されていないのです。
この言葉の受け取り方に個人差があることを知らないとわかるのが、政治家の失言です。
何故なら彼らは自分の頭の中で考えたことを言っているだけだから、自分の言っていることはわかるはずだと勘違いしているのです。自分はわかっているから人もわかるはずと誤解しているのです。人がどのように受け取るか、人によってはどのように受け取るかという想像力に欠けるので、失言してしまうのです。
確かに悪意を持って言っているわけではないことが多いとは思いますが、騒ぎになる受け取られ方をするということは、常識の外だったのでわからないのです。失言だと言われること自体理解できないのです。

だからこそ○○というつもりで言っただけで△△という意図はありませんでしたという釈明会見を聞いても、みんな納得できないのです。そんなわけはないだろうと。

△△と解釈される可能性を考える想像力(常識)を持ち合わせていませんでした。
今後は言葉の受け取られ方も考えた発言を心がけます。

と伝えると理解できるのではないかと思います。

言葉の受け取られ方を考える話し方をすることができる人とできない人がいること自体が問題だと私は思います。今後はみんなが自分の言葉が相手にどのように受け取られるかを考えて話すようになる世の中になるとよいと思います。
言葉の魔法の本当の使い方について書いていきたいと思います。
まだみんな知らないようです。言葉の魔法には人を生まれ変わらせる力を秘めていることを。
ちなみにお一人2型糖尿病が治ったのも言葉の魔法の一つです。薬も使わず、言葉の魔法で考え方を変えてもらっただけです。
もしかして言葉の魔法は存在すると思いませんか?
その使い方を広めていきたいと思います。

言葉の正しい使い方 ~誤解の少ない伝え方~

言葉の正しい使い方 ~誤解の少ない伝え方~

言葉の受け取り方、受け取られ方(言葉の感受性)が人によって異なることを表す例え話を考えてみます。
『Aはいいよ。』
という話を聞いた場合、この言葉からはAはOKです。
国語の教科書的にはAだけOKです。何故なら他のことは言及していないからです。

ただ言葉の感受性が高い人は、じゃあBは?、Cは?と考える人も出てくるのです。
同じカテゴリーで同様に選択肢になりえるBとCは駄目なの?と考えるのです。
逆に言葉の感受性の高い人が考えた上で話をしていると、(BとCもダメで)Aはいいよということを一言で表している場合もあるのです。

ここで『Aはいいよ。』という一言でも2通りの解釈があることがわかります。
他も検討された結果AはOKなのか、他が検討されていないけどAはOKなのか。
この言葉では言葉の感受性により受け取り方が異なるので誤解のもとです。
無意識のうちに言外の検討されたかされていないかを『Aはいいよ。』から感じ取ってしまう余地があるのです。
他の人に伝える際、勝手に情報を付け足してしまうことも考えられるのです。

  • 他も検討された結果Aはいいそうです。
  • 他はわかりませんがAはいいみたいです。

他が検討されていれば後で選択が変わる可能性は低いですが、他が検討されていなければ後で他の選択肢を検討すれば選択が変わる可能性もあります。実は他が検討されているかどうかというのは物事を決める上で重要な要素なのですが、あまり意識されていないようです。
伝言ゲームで少しずつ言葉がずれていくのは、記憶が曖昧ということと人によって受け取り方が違うことを表しているのだと思います。

私は言葉の揺れと表現しますが、言葉には曖昧さを秘めています。
『Aはいいよ』だけ見ても、曖昧さが内包されています。
日本の学校では、国語の授業で書いてあることだけが全てと習うため、言葉の揺れの違いが認識されにくいことが原因なのかもしれません。
実際には日常生活では問題にならないほどの曖昧さですが、何かを決める際にはその曖昧さが争いを招くこともあります。
いわゆる言葉による勘違いです。この勘違いの余地をなくすことが言葉の魔法の正しい使い方につながると思います。

私の言葉の使い方は
A・B・Cの選択肢があった場合。
『Aはいいよ』とした場合、B・Cの可能性はまだわからないけれどもとりあえずAはいいよという意味を内包しています。つまりAはOK、B・Cは保留という意味です。
既にB・Cを検討した上でAを選んだとすれば、
『Aがいいよ』と使い分けています。
この場合AはOK,B・CはNGです。

ただしこの使い方は相手次第で受け取ってもらえない可能性もあります。同じ言葉の使い方・感受性を持ち合わせていないと通じないのです。
そこで私の言葉の魔法の使い方は誤解のできるだけ少ない方法で伝えます。
『BとCはまだわからないけれども、Aはいいよ』
『BとCはダメだけど、Aはいいよ』
と誤解の余地をなくすように言葉の揺れの範囲を狭めるように話します。
ここで重要なことはA以外の選択肢を検討しているということです。その情報のあるなしで今後の展開の可能性がかなり変わるからです。

言葉とは情報のやり取りです。
相手にとって有用な情報を話すことができるのかどうかが重要となってきます。
これまでは相手にとって意味のあることを話すかどうかは問われていません。聞かれたことをこたえるだけでした。言葉の魔法の正しい使い方とは、その言葉の意味が何を目的にしているかを考えて話すことです。
そのことはまた改めて書いていきます。

魔法の話

映画館やテーマパークで話題になった魔法の話です。通常魔法は映画や夢の国の中だけの話で、現実にはあり得ない例え話のような話です。

少し想像してみてください。みんなが魔法を使うことが出来るとしたら?今はまだその本当の力とその使い方を知らないだけだとしたら?

魔法なんてあり得ないと思われると思います。でももしかしてと考えてみて下さい。

実はみんなが魔法を使えると思います。多くの人が、みんなが持つ魔法の本当の力とその正しい使い方をまだ知らないだけなのです。正しい使い方により心を動かし人を生まれ変わらせることもある一方、使い方を間違って人を傷つけてしまうこともあります。人はみな魔法つかいなのです。まだ魔法も持つ本当の力とその正しい使い方を知らないだけなのです。

その魔法とは言葉の魔法です。言葉なんて当たり前で魔法でも何でもないと思われると思いますが、動物からすれば考えていることを伝えることができるなんて、魔法以外の何物でもありません。動物に出来るのはせいぜい前もって決めた内容を合図するくらいのことです。人間には複雑な情報を仲間同士で伝えることの出来る、言葉という魔法をもっています。そして時代をこえて情報を伝えることの出来る文字という魔法により科学技術の蓄積・発展により、人類は正に魔法のような生活を手に入れているのです。

ただ残念なことは多くの人が言葉が通じることで、考えていることを全て伝えることが出来ていると勘違いしていることです。そういう『意味』で言葉の魔法の本当の正しい使い方を知らないのです。

言葉には魔法ともいえる力を秘めています。話をしても相手に理解してもらえないのは、もしかしたら言葉の魔法の本当の使い方を知らないだけかもしれません。そんな不思議な魔法の話を書いていきます。

そしてみんなに別の魔法がかかっていることもまだ多くの人が知らないのです。

例えば言うなればタダの石ころを有り難がったり、タダの紙切れ(実際にはタダではありませんが)を有り難がる魔法にかかっているのです。国が紙切れに魔法をかけてその価値を保証してくれているおかげで、生活を便利で豊かにしてくれています。ただしその紙切れのために人を傷つけたり、人を騙したり場合によっては人を殺めたりするのは、本当にタチの悪い魔法にかかっているようなものです。そんな魔法に多少なりともみんながかかっているお話も書いていきたいと思います。

言葉の魔法 ~人はまだその威力と使い方を知らない~
言葉の正しい使い方 ~誤解の少ない伝え方~

 

直感的・感情的思考と論理的思考

思考方法には直感的・感情的思考と論理的思考があります。

直感的・感情的思考

直感的・感情的思考は即座に答えが出せる利点がある反面、様々な要因によって状況が変わるため再現性に乏しく、人に説明し理解してもらうことが困難です。理由を求められても何となくとしか答えられません。

論理的思考

一方論理的思考は状況が同じなら同じ理屈に辿り着くため再現性が保たれ、論理的に説明できるので人に説明することも容易で理解してもらえる可能性が高まります。理由を求められても詳しく説明することができます。

直感的・感情的思考は動物的で、人と考え方を正確には共有しにくいため人との議論や意見交換には不向きです。成功したカリスマ経営者の中に直感的・感情的思考をする人がいます。考え方を伝えるのが苦手なことが多く、周囲の人達は意図や目的・真意を読み取ることに苦労するようです。
論理的思考は思考過程・考える途中経過・判断理由を人に説明できるので、考え方を共有しやすく人間的で話し合いに向いています。思考過程に問題や検討不足があれば、周囲の人達が修正することができるので直感的・感情的思考よりも成功する確率が高くなります。

思考方法の区別にアナログ思考とデジタル思考という思考方法も提唱しています。